朝ドラ『ばけばけ』
第1週(1話、2話、3話、4話、5話)
「ブシムスメ、ウラメシ。」
初回からのあらすじをご紹介いたします。
予習をして『ばけばけ』をもっと深く楽しみたい方
『ばけばけ』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
| 全話あらすじ | ||||
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朝ドラ『ばけばけ』第1週(1話、2話、3話、4話、5話)放送日

朝ドラ『ばけばけ』第1週(1~5話)放送日は
2025年9月29日(月)〜2025年10月3日(金)
です。
『ばけばけ』初回1話あらすじ

『ばけばけ』1話あらすじです。
プロローグ
明治30年代後半、東京市大久保の薄暗い部屋。

和尚は叫んだ。
「芳一!どうしたのだ!?」
芳一の耳はもぎ取られ…

OH…すばらしいの話…
ママさん、ありがとうの心です。
ヘブンにわからない日本語を問われ、辞書を引いて答えるトキ。

わたしにもっと学があれば…

ママさん、これ、誰のおかげで生まれましたの本ですか?
学のある人ならば、幽霊の話、お化けの話、前世の話、皆ばからしのものと、あざ笑うでしょう。
世界で一番の良きママさんです。
そんな2人を、蛇と蛙が庭から見守っています。
松野家
時は遡り、明治初期の島根県松江市。
世を呪い、丑の刻参りをしている元上級武士の松野家の朝は、一杯のしじみ汁から始まります。
無職の父と祖父。彩色の内職をする母。
トキは小学校で丑の刻参りをする松野家を見た同級生から

呪っちょる暇あったら親父働かんか
とからかわれ、教師の谷川原(岡部ひろき)にも批判されますが、話を聞いた母フミは

明治の世になって、戸惑って…それからずっと立ち尽くしちょるの。
と父に寄り添い、トキを抱きしめます。
『ばけばけ』2話あらすじ
『ばけばけ』2話あらすじです。
雨清水家
トキがお茶などを習う格式の高い雨清水家は、松野家と遠戚です。
学校で、親友サワに感化され「教師」になる決心をしたトキ。

おば様、本日でお稽古ごとを終わりにしたく存じます。
私、大人になりましたら、小学校の先生になりたく存じます。そして一家の暮らしを支えたく。
先生には茶の湯も要りませんし、三味線もお花も要りません。だけん…

お待ちなさい。
武士の娘は、金を稼いだりいたしません。
奥方の雨清水タエは、きっぱりといいました。
その時、部屋に入ってきたのは、主の雨清水傳。
その姿を一目見て、タエは倒れ、フミは悲鳴を上げています。

あっ髷がない。ざんぎり頭!

近い内に織物の工場を始めようと考えておる。
傳は、武士の時代と決別した様子です。
家に帰ると、トキは

おじ様のような父上がよかったな〜
そんな独り言を司之介に聞かれてしまいます。
司之介はわけを聞きショックを受けています。

おじ様はおじ様、父上は父上でございますけん。
どうか武士をお続けになってごしなさい。
うさぎ
そんなある日のこと。
下校したトキに、元部下の金成初右衛門(田中穂先)を連れてきた司之介が、かごに入ったうさぎを見せました。
『ばけばけ』3話あらすじ
『ばけばけ』3話あらすじです。
司之介の商い
1羽5円の舶来うさぎが最高で600円で売れると聞き、商売を始める気まんまんです。

おトキみちょれ。
父は傳様には負けんぞ。
応援する妻子ですが、勘右衛門は激怒。
トキは慌てて父の横に正座し、頭を下げました。

私があれこれ申したせいできっと…

…おじょに免じてぞ。
数週間後。
さっそく200円という大金を儲けた司之介。
「うさぎ長者」になるとはりきり、金貸しから可能な限りの借金をしてしまいます。
司之介の失踪
ある日の縁日の帰り。
トキと司之介が松江大橋あたりを歩いていると、仲買人(仲野毅)に連れていかれる若い女性(さとうほなみ)に出くわしました。
松江は、大橋川を挟んでトキたちが住む旧武家の町と商人や貧しい人が住む町に分かれていて、町と町を松江大橋がつないでいます。

あのおなごたちは、借金のカタに売られたんじゃろう
司之介はその夜から帰ってこなくなりました。
『ばけばけ』4話あらすじ
『ばけばけ』4話あらすじです。
司之介発見
数日後、トキは宍道湖で何かを見つけて駆け出します。
湖に入っていく司之介に抱きつき

帰るよ。何があったかなんてどうだってええ。
生きちょっただけで十分だけん。

あなたがいないと美味しくないのよ。
大好きなしじみ汁がちっとも。
駆けつけたフミも説得します。
司之介の頼み

そげか。しじみ汁が美味しければよいか?
しじみ汁飲んで「あ〜」と言えばそれで良いか?
父が帰って一家4人で楽しく暮らせればそれでよいか?
おトキ、良き娘に育ってくれた。
では…働いてくれるな?明日から。

え…でも明日は学校が…

学校は、もうない。
うさぎ相場が崩れ、膨大な借金を負った松野家には、学費などありません。
その場で気を失うトキ。
夕飯は、しめこ汁。
勘右衛門の可愛がっていたウサ右衛門(うさぎ)が材料です。
夜、半泣きでお話をせがむ幼いトキの姿がありました。
物語は、いつもトキのうらめしい悲しみに寄り添ってくれるのでした。
この頃、レフカダ・ヘブンは異国で自殺を考えていました。
2人が出会うまで5612日。
『ばけばけ』5話あらすじ
『ばけばけ』5話あらすじです。
松野家その後
1886年。
あれから約10年。
18歳になったトキは、傳の織物工場で働きながら借金を返し続けており、家は、武家の町から遊郭街の隣の長屋に引っ越していました。
酔っ払った客を迎えに来た遊女なみは、その様子を見ていたトキとサワに
「おなごが生きていくには、身を売るか男と一緒になるしかないんだけんね」
と言い捨てます。
借金取りの森山善太郎も同意見。

娘遊郭にやるか、首くくるか、物乞いになるか、よう考えちょけ!

心配はいらん、遊郭にやるようなことはないけん。

婿様をもらいましょうか!
恋占い
トキは、女工仲間のチエとせんを縁結びで有名な八重垣神社に誘います。
鏡の池に一厘銭を乗せた紙の舟を浮かべる3人。
船が早く沈むほど早くご縁があり、遅いほど縁遠い。
近くで沈めば近くの人とご縁があり、遠くに沈めば遠方の人と縁がある。
そんな言い伝えがある池でした。
チヨとせんの舟は早々と沈みましたが、トキの舟は池の向こう岸まで流され、まだまだ沈みません。

沈め、沈め、沈め、沈め〜
朝ドラ『ばけばけ』第1週あらすじの向こう側
松野家・雨清水家の屋敷の場所

松江城
松野家・雨清水家のモデルの稲垣家・小泉家は、どちらも上級士族の屋敷が立ち並ぶ松江城の堀の横にありました。
小泉家は、侍町東隅の南田町にある、間口32メートル、奥行き60メートルの大きな屋敷。
稲垣家も、城下である内中原町、松江城の西の内堀と外堀(四十間堀)との間の堀の東側の土手に面していたと考えられています。
ただ、稲垣家は、トキのモデル小泉セツさんが8歳の時、父の事業の失敗により、西南の外れの中原町に引っ越しています。
家のすぐ北に大雄寺川という小川が流れ、釣り人が糸を垂らしながら安来節を歌っていた光景をセツさんが記憶されています。
八重垣神社
(出典:八重垣神社公式サイト)
八重垣神社には、実際にトキの実在モデル・小泉セツさんが女友達2人と訪れ、鏡の池でドラマと同じ占いをしました。
この池の水はとてもきれいに透き通っており、底に住むイモリまでもはっきり見ることができました。
一厘銭と紙に染み込んだ水の重みで舟が沈み、水底のイモリがその舟に触れてくれれば、神社の神々に良縁祈願が聞き届けられたと言い伝えられています。
(出典:八重垣神社公式サイト)
小泉八雲さんは、この八重垣神社の聖木である玉椿の老木や鏡の池に興味を抱き、その様子や神社を訪れる人々の様子などについても書き残しています。


