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2024大河ドラマ「光る君へ」光源氏役キャストとモデルは誰?

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2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』が放映されるなか、主人公まひろ(紫式部)が描く『源氏物語』の主人公「光源氏」が注目されています。

こちらでは、光源氏がどのような人物で、実在するモデルは誰なのか、そして大河ドラマ「光る君へ」では誰が演じるのかを考察しています。




 

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2024大河ドラマ「光る君へ」|光源氏(ひかるげんじ)とは

光源氏は、平安時代に紫式部が執筆した長編小説『源氏物語』の主人公です。

父は桐壺帝(天皇)、母は桐壺更衣(美女)の間に生まれた皇子。源氏姓を賜り、キラキラと光輝くような容姿から「光源氏(ひかるげんじ)」と呼ばれました。
物語ではプレイボーイとして描かれています。

では、光り輝くような絶世のイケメン、光源氏にモデルはいたのでしょうか?

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光源氏のモデルといわれる源融(みなもとのとおる)とは

光源氏のモデルの一人は平安時代初期の貴族、源融(みなもとのとおる)だと言われています。

(他にも稀代のモテイケメン「在原業平」や紫式部を愛人にしていた「藤原道長」(⇐系図集「尊卑分脈」の記述)など、容姿が美しく女たらしの貴族はみんな光源氏のモデル候補といわれています)


源融(生没年822年〜895年)は、嵯峨天皇の第十二皇子として生まれ、源氏姓を賜り(嵯峨第十二源氏)左大臣になった人物。
歴史物語『大鏡』では皇位への野心を見せていたと書かれています。
作者不詳である「竹取物語」の作者という説もあります。

鴨川のほとり東六条でけたはずれに豪壮な大邸宅「河原院(かわらのいん)」に住み、その生活は華美で風流。”河原左大臣(かわらさだいじん)”とも呼ばれていました。

源融の「棲霞観(せいかかん)」と呼ばれた嵯峨の山荘は、現在の「清涼寺(嵯峨釈迦堂)」、
宇治にある別荘は、のちに10円玉でおなじみの「平等院(びょうどういん)」となります。


平等院は「光る君へ」の主人公の一人、藤原道長の息子藤原頼通(渡邊圭祐さんが演じられます)が受け継ぎ仏寺として1052年に創建し、現在は世界遺産に指定されています。
出典:宇治市観光協会

 

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光源氏のモデルが源融(みなもとのとおる)だといわれる5つの理由

生い立ちが一致

源融は嵯峨天皇の皇子として生を受け、左大臣にまで昇進しますが、天皇にはなれません。
歴史物語『大鏡』の中では、源融が皇位に意欲と野心を持っていたけれど叶わなかったと書かれています。
光源氏も天皇の子供であり栄華を極めながらも天皇にはなれず…。
人生そのものが似ている点が光源氏のモデルが源融だったといわれる所以です。

容姿が一致

源融もかなりの美男子だと言い伝えられています。
「棲霞観(せいかかん)」の阿弥陀如来像は現在、嵯峨の「清涼寺」というお寺にありますが、実は源融とそっくりに作られたということです。
阿弥陀如来はふくよかな円満なお顔立ちをされており、光源氏も『源氏物語絵巻』の中では少し丸顔に描かれています。

邸宅の場所・大きさ・豪華さが一致

(源融のけたはずれの豪邸「河原院」の跡)

物語の中の光源氏の豪邸「六条院(ろくじょういん)」はたいへん豪奢ですが、その描写は源融の邸宅「河原院(かわらのいん)」とそっくりです。
広さは普通の貴族の邸宅の4倍の面積(4町)で庭園に趣向を凝らし、調度品にもこだわった大邸宅。
なにより場所も一致しています。

 

嵯峨野の御堂が一致

源氏物語「松風」の巻に光源氏が嵯峨野に御堂を作っているエピソードが描かれており、その場所は源融の山荘「棲霞観」のあった場所とぴったりと一致します。
源融が「棲霞観」の敷地に阿弥陀堂を建てていることから光源氏の嵯峨野の御堂はこの阿弥陀如来堂だと言われています。

「棲霞観(せいかかん)」と呼ばれた嵯峨の山荘は
現在は「清涼寺」となっています。
出典:清凉寺公式ホームページ

「夕顔」のエピソードが一致

源氏物語「夕顔」の巻には光源氏を慕う”六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)”の生霊の話が描かれています。
一方、源融の死後、大邸宅「河原院(かわらのいん)」は息子の昇が相続、さらに宇多上皇(藤原道長の嫁・源倫子の祖父)に献上されたものの急激に廃れ、源融の幽霊が現れるようになったという噂が広まっていました。
源氏物語「夕顔」の巻は、このエピソードを基に書かれたと推測されています。

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2024大河ドラマ「光る君へ」|光源氏役のキャストは誰?

さまざまな予想が繰り広げられていますが、過去の光源氏役はこの方々が演じられました。

沢田研二さん:1980年ドラマ『源氏物語』
東山紀之さん:1991年ドラマ『源氏物語』
城田優さん:2017年ドラマ『源氏さん!物語』
天海祐希さん:2001年映画『千年の恋 ひかる源氏物語』
生田斗真さん:2011年映画『源氏物語 千年の謎』
千葉雄大さん:2020年ドラマ『いいね!光源氏くん』

いずれも納得の美形ばかりですね!
女性でありながら光源氏を演じられた天海祐希さんもぴったりだと思います。

ネットでは

平野紫耀さん
永瀬廉さん
目黒蓮さん
道枝駿佑さん
山田涼介さん
岸優太さん
高橋海人さん
神宮寺勇太さん
佐久間大介さん
松村北斗さん
中島健人さん
横浜流星さん
北村匠海さん
岩田剛典さん

などを推す声が高いようです!

事務所の事情を鑑みるとだいぶ絞られそうです。

※『光る君へ』キャストの事務所一覧はこちらにまとめてみました↓

横浜流星さんも2025年大河の主役なので外れるかと思います。

個人的には一条天皇役の塩野瑛久さんの一人二役もありかな?と予想しています

理由は3つ。

①血脈、面影に無理がない

一条天皇の先祖の嵯峨天皇は源融の父親なので、血統的にも充分。源融の面影が残っていても納得できます。

②藤原彰子のために書かれた物語である

紫式部が彰子のために源氏物語を書いたので、もしかしたら”彰子が一条天皇を想像して読むシーン”が出てくるのではないか?とも考えられます。
(もちろん、まひろがソウルメイトであり支援者の藤原道長役・柄本佑さんを想って物語を書く場面も想像できます)

③彰子が若紫(光源氏が恋に落ちた少女)のモデル

NHK『英雄たちの選択 紫式部』によると、夫を亡くした紫式部は『源氏物語』をまず「桐壺」の巻から順に書いたという前提で(諸説あります)、

桐壺更衣(光源氏の母)が、道隆(3兄弟の長男)の娘・定子をモデルに書かれたということです。

しかし道隆が亡くなり、道隆の息子たちが没落すると定子は出家します。
それでも一条天皇の寵愛は定子一筋。
そして定子は出産直後に亡くなってしまいます。

定子を忘れられない帝。
その気持ちを物語の力で道長の娘・彰子に向かせるため、道長は彰子をモデルとした人物を登場させるよう紫式部に言います。
紙や筆を用意したパトロンとも言える道長の言葉に従い、「若紫」が誕生した、と『英雄たちの選択 紫式部』の中では説明されています。
これが功を奏して、一条天皇はまだ幼い彰子に興味を抱き自分好みの女性に育てたということ。

このことからも、彰子の夫である一条天皇役の塩野瑛久さんが自然かもしれません。

みなさんは2024年NHK大河ドラマで光源氏を誰が演じると予想しますか?

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2024大河ドラマ「光る君へ」|脚本家が光源氏役について言及

2023年12月11日の初回試写会&囲み取材に出席した脚本家の大石静さんは
「源氏物語は描かない」
「紫式部の人生と源氏物語の源氏の人生は重なっていない」
と、劇中劇のようなものは考えていないことを明らかにされました。

とはいえ、『光る君へ』を観ていると「源氏物語」を彷彿とさせるシーンが散りばめられています。

『光る君へ』というタイトルの『光る君』は、光源氏ではなく『月🌕』かもしれません。
まひろと藤原道長が、いつもそれぞれ違う場所で同じ月を眺めていること。
ドラマの中で使われている曲には月にまつわる曲名が多いことからの推測です。

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2024大河ドラマ「光る君へ」|光源氏(ひかるげんじ)モデル・キャストまとめ

2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」で描かれる『源氏物語』の主人公「光源氏」は

源融(みなもとのとおる)モデル説が有力です。

理由は

「生い立ち」、「容姿」、「邸宅」、「嵯峨の御堂建立」、「夕顔のエピソード」

という5つの共通点。

大河ドラマで光源氏のキャストは未発表ですが、過去の作品例からかなり期待できます。

 

 

お読みいただきありがとうございました!

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