こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第26話のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『光る君へ』第26話 あらすじ
天変地異
長徳4年(998年)10月1日。
日食と地震が同じ日に都を襲いました。
藤原為時(岸谷五朗)の屋敷も地震の被害を受けましたが、まひろ(吉高由里子)の夫となった藤原宣孝(佐々木蔵之介)の経済力のおかげですぐに修繕が行われました。
宣孝は贈り物を抱えてたびたびまひろを訪ねてきており、2人は仲睦まじく過ごしています。
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毎度の贈り物はもう…
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わしがしたいのじゃ
ふふふ
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うふふふ
その日の贈り物は鏡です。
自分の顔を初めてしっかりと映し見たまひろ。
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我ながらかわいいであろう
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まあ、思ったとおりでございます
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自信があったのじゃな
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またそのようなお戯れを
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もっと戯れよう
ふふふ
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あっ…
「良きもの」とは
大水と地震による都の死者数は100人を超えます。
天文密奏(異常な天文現象が起きた時の占い結果)が一条天皇(塩野瑛久)に手渡されます。
天文密奏は天皇以外の者が読むことは許されませんでした。
そこで一条天皇は、異常な現象が自分のせいだと知ります。
道長(柄本佑)は被災者の救援のための仕事に追われて
安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に聞きます。
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天変地異 はいつまで続くのか?
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一条天皇の心の乱れが収まれば、天変地異 も収まります
一条天皇はあいかわらず中宮・藤原定子(高畑充希)がいる職御曹司に通い詰めていました。
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左大臣様は良きものをお持ちと申しました
良きものとは、左大臣様の一の姫・彰子様(見上愛)にございます
彰子を一条天皇に入内させれば事態は好転すると晴明は言います。
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できぬ
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私には見えまする
彰子様は朝廷のこの先を背負って立つお方
道長は驚き戸惑います。
彰子はまだ11歳と幼く、大人しく無口な娘です。
とても晴明の言うような力があるとは思えません。
話を聞いた道長の姉・藤原詮子(吉田羊)は
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身を切れ
と即答。
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むごいことを仰せになりますな
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道長もついに血を流す時が来たということよ
これまでの道長は自らの手を汚すことなく幸運が重なって地位を手に入れてきただけだと言うのです。
先のことはわからない
土御門邸では子どもたちがにぎやかです。
彰子だけは言葉を発さず、弟・田鶴にも軽んじられている様子。
妻の源倫子(黒木華)に
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世の安寧のために娘の彰子を入内させるつもりだ
と切り出した道長。
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いやでございます
それでは彰子が不幸になりまする
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これは生贄だ
手塩にかけた尊い娘ならばこそ値打ちがある
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どうしても彰子を生贄になさるのなら、私を殺してからにしてくださいませ
倫子は母・藤原穆子(むつこ・石野真子)の居室を訪ね、涙ながらに訴えました。
すると穆子は
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入内すれば不幸になると限りませんよ
と答えます。
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ひょっこり中宮様が亡くなったりしたら?
何がどうなるかはやってみなければわからないわよ
目を丸くする倫子に穆子は続けます。
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中宮様は帝よりも4つもお年が上でしょ?
今は首ったけでもそのうちお飽きになるんじゃない?
先のことは分かりませんよ
3人目の”あきこ”
娘の入内を藤原実資(さねすけ・ロバート秋山)にも期待されます。
彰子本人に入内の件を伝えると、驚く様子もなく
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仰せのままに
と答えるばかり。
事の重大さが分かっていないようにも見えますが、表情が乏しく口数も少ないのでよくわかりません。
そんな彰子を入内させることに道長は内心不安を覚えていました。
血筋のために
内裏では、一条天皇が体調を崩し
側近である蔵人頭・藤原行成(渡辺大知)が看病しています。
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責を負って譲位して、定子と静かに暮らしたい
と一条天皇は漏らしますが
在位のまま政に専念すべきだと行成は進言します。
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さらに中宮様以外の女御様方をまんべんなく愛でられ、1日も早く皇子をもうけられませ
帝に皇子が生まれなければ、東宮・居貞親王様の息子である敦明親王が次の東宮となり、一条天皇のお父上・円融院様の血筋は途絶えてしまいます
行成にその説き伏せられ、一条天皇は譲位を思いとどまりました 。
この行成の説得は、道長からの命令によるものでした。
入内に向けて
道長の進言で「長保」と改元された正月。
都は雪景色。
一条天皇が密かに中宮・定子を内裏に招き入れた結果、安倍晴明から定子が懐妊したようだと知らされる道長。
11月頃に皇子が生まれるだろうと安倍晴明は言います。
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呪詛いたしますか?
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父上のようなことはしたくない
道長は敢えて同じ月に彰子を入内させようと決め、帝に申し入れをしました。
定子に執着し続ける一条天皇は思い悩みますが、道長の影響力の大きさを考え承諾します。
道長は倫子に彰子の入内が11月1日に決まったことを伝えます。
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中宮様のお加減がお悪いとの噂がございますが、まさかご懐妊ではありませんわよね
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ご懐妊であろうとも、入内は決行する
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ご懐妊ならばその子を呪詛したてまつってくださいませ
呪詛は殿のご一家の得手でございましょう
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そのようなことをせずとも、彰子が帝も内裏もお清め致す
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生贄として?
殿の栄華のためではなく、帝や内裏を清めるためなのでございますね
それならば自分も腹をくくると言う倫子。
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中宮様の邪気を払いのけ、内裏にあでやかな彰子の後宮をつくりましょ
夫婦の思いは一つになりました。
長保元年(999年)2月9日。
入内に先駆けて彰子の裳着(もぎ・女性の成人の儀)の儀式が盛大に行われました。
宣孝とまひろ
宣孝はまひろのもとへ通い続けていましたが、
まひろが災害孤児たちに食べ物を分け与えていることにいい顔をしません。
そして、まひろから受け取った文を持ち歩き「ある女」に見せたと言い出しました。
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わしはお前のような学に優れたおなごを妻にしたことを皆に自慢したいのだ
それを聞いたまひろは、これまでに送った文をすべて返してほしいと迫ります。
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そうでなければお別れいたします
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何を言うておるのかわからぬ
まひろが腹を立て宣孝を追い返すと、この日から宣孝の足は遠のきます。
ある日、まひろの弟・藤原惟規(のぶのり・高杉真宙)が清水の市で宣孝を見かけたと知らせます。
とても若い女性に絹の反物を買ってやっていたとのこと。
夫婦の間では、許す許さない、別れる別れないという文が飛び交います。
久しぶりに訪れた宣孝の手には絹の反物がありました。清水の市で見つけたとのこと。
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若いおなごに反物を買われたついでに私にも…
ありがとうございます
多淫は体に良くないそうでございますよ
皮肉たっぷりのまひろと
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わしが悪かった
せっかく久しぶりに来たのだ
もっと甘えてこぬか
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わたしは殿に甘えたことはございませぬ
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お前のそういう可愛げのないところに左大臣様も嫌気がさしたのではないか?
分かるなあ
地雷を踏む宣孝。
まひろは宣孝に香炉の灰を投げつけます。
これ以降、宣孝はますますまひろから足が遠のくことになったのでした。
石山寺へ
いとはまひろに宣孝への詫び文を書くよう勧めます。
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想いをいただくばかり、己を貫くばかりでは誰とも寄り添えませぬ
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…己を曲げて誰かと寄り添う…
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それが愛おしいということでございましょう
まひろは、石山寺で出会った藤原寧子(やすこ・財前直見)を思い出します。
『蜻蛉日記(かげろうにっき)』を書いた寧子は、道長の父・藤原兼家(段田安則)の妾であり、その日々についてまひろに語ってくれました。
まひろは、また石山寺に参詣してみようと思い立ち、乙丸、福丸、きぬを誘って旅にでます。
久しぶりの石山寺。
まひろは一心にお経を唱えます。
そこで運命の再会を果たします。