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【滋賀県】2024『光る君へ大河ドラマ館』・ロケ地・ゆかりの地6選

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滋賀県大津市では2024年大河ドラマ

『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』

が開催されており

琵琶湖の北西側にある高島市ではロケが実施されました!

こちらのページでは、そんな聖地としての滋賀県をご紹介します。

ロケ地(京都)

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滋賀県と『光る君へ』の関係

なぜ滋賀県に『大河ドラマ館』が開催されるのか
紫式部と滋賀県の関係はかなり深いといえます。

①京都で生まれ育った紫式部ですが、父親の仕事に付いて福井県に向かう際には琵琶湖を船で渡ったと考えられています。琵琶湖には海岸を思わせるような美しい浜がたくさんありますし、穏やかな水面も美しいのですが、若き紫式部は不安な気持ちを詩に詠んでいます。

②日本では女性作家初といわれる長編小説『源氏物語』の着想を得たのが滋賀県大津市の石山寺だと伝えられています。そこで石山寺の中に「大河ドラマ館」が催されることになりました。

③『光る君へ』でも石山寺で『蜻蛉日記』の作者である”道綱の母”と出会うシーンがあり、紫式部が日常的に参詣していた様子が描かれています。

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石山寺(いしやまでら)大河ドラマ館・源氏物語誕生の地

滋賀県の中心部からほど近い「石山寺」は、奈良時代747年、聖武天皇の勅願によって創建された真言宗の大本山です。西国三十三所観音霊場の代十三番札所。

この石山寺で源氏物語の構想が練られたとされています。

1004年、紫式部は中宮である藤原彰子の要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠したのですが、

本堂から松や建物ごしに琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、12帖須磨(すま)の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが源氏物語の始まりだったと石山寺に残る「石山寺縁起絵巻」という巻物の4巻に記録されています。

このことにちなんで、石山寺境内の明王院では「大河ドラマ館」が2024年1月29日から1年間にわたり開館します。
内容は、オリジナル映像の4Kシアターでの上映、ドラマの衣装や小道具の展示、「光る君へ」の世界観を楽しめるようです。

境内の世尊院では「源氏物語 恋するもののあはれ展」も同時開催。「恋」をテーマに、源氏物語の和歌を題材にしたイラストを展示したり、色・花・香りを通して平安時代の文化を体感できるスペースを設けたりするそうです。

【光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館】
石山寺境内明王院・世尊院
2024年1月29日(月) ~ 2025年1月31日(金)
9:00~17:00(入場16:30まで)・原則無休

 

さらに石山寺境内 の豊浄殿では

石山寺と紫式部展

と題しまして、石山寺が所蔵する紫式部や源氏物語にちなんだ展示も3期に分けて開催します。

石山寺と紫式部展
石山寺境内豊浄殿
2024年3月16日(土)~12月1日(日)
[春季]2024年3月16日(土) ~6月30日(日)
[夏季』2024年7月6日(土) ~8月25日(日)
[秋季]2024年9月1日(日) ~12月1日(日)
10:00 ~ 16:00(最終入館 15:45)

石山寺の見どころは、運慶と息子・湛慶の作った仁王像のある石山寺の正門である「東大門」。
源頼朝の寄進により建立された日本最古の「多宝塔」。
また、保元年間、後白河上皇の行幸の際に建立されたとされる「月見亭」は眺望抜群です。

全体的にとても美しいお寺ですが、桜や紅葉の季節にはなお一層華やかに彩られます。

安産・福徳・厄除・縁結のご利益があるそうです。

近くには琵琶湖はもちろん、ボート競技の盛んな瀬田川や、瀬田の唐橋(日本三古橋)もありますよ!

名称 石山寺 (Ishiyamadera Temple)
営業時間 8:00~16:30(最終入山16:00)
地図
住所 滋賀県大津市石山寺1−1−1
アクセス ■JR京都駅からJR石山駅まで新快速で13分→11系統「京阪石山寺バス停」下車 徒歩1分
■京阪石山寺駅から徒歩10分
■名神高速「瀬田西」「瀬田東」インターから10分
入場料 【入山料】600円(小学生250円)
【本堂拝観料】500円(小学生250円)
【大河ドラマ館】
前売り:500円(小学生250円)+入山料
当日券:600円(小学生300円)+入山料
または、石山寺セット券1,000円(小学生450円)
【石山寺と紫式部展】
300円(小学生150円)+入山料
TEL 077-537-0013

石山寺公式サイト

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高島市の琵琶湖(びわこ):ロケ地

2024年3月7日、滋賀県高島市の琵琶湖畔にてロケが行われました。

琵琶湖を舟で移動するシーンや、舟着き場で夕立のなか舟から荷物を降ろすシーンなどが撮影されました。

紫式部は父・藤原為時の越前国赴任に同行し、生涯で唯一都を離れて越前で暮らします。第21話以降に登場します。

高島市の湖岸はたいへん美しく、滋賀県民にとってはリゾート地的な存在です。

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白鬚神社(しらひげじんじゃ)紫式部の歌碑

大鳥居が琵琶湖に浮かぶ光景から”近江の厳島”の異名を持つ白鬚神社
境内には紫式部にちなんだ歌碑が立っています。
歌碑には、長徳2年(996年)に越前国司として赴任する父・藤原為時に同行して三尾崎を通った際に詠まれた歌が刻まれています。

社務所前にある展望台からは湖中大鳥居を一望できます。
本殿は、豊臣秀吉の遺命により息子・秀頼が造営したものです。

 

名称 白髭神社 (Shirahige Shrine)
営業時間 9:00~17:00
地図
住所 〒520-1122 滋賀県高島市鵜川215
アクセス ■JR湖西線 近江高島から車で5分(徒歩40分)
■京都・大阪方面より
京都東ICから湖西道路・国道161号を北上 40㎞
■東京・名古屋方面より
米原JCで北陸道へ、木之本ICから国道8号・303号・161号を南下 45㎞
入場料 無料
TEL 0740-36-1555

白鬚神社公式サイト

 

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三上山(みかみやま)紫式部も愛でた近江富士

標高432m 四季ごとに美しい表情を見せる三上山
山麓には御上神社が鎮座し、古くから 神が宿る清浄な地とされてきました 。
富士山に例えられ、”近江富士”と呼ばれています。

紫式部の

打ち出でて 三上の山を詠れば 雪こそなけれ 富士のあけぼの

という歌でも有名です。

【住所】
〒520-2323 滋賀県野洲市三上
【アクセス】
JR野洲駅からバスで8分「山出前」下車すぐ⇨登山道入口

 

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石山紫の道(いしやまむらさきのみち)

京阪石山寺駅から石山寺まで800mほどの参詣道を「石山紫の道」(いしやまむらさきのみち)といいます。

この道は「おもてなしエリア」「和歌エリア」「源氏エリア」「せせらぎエリア」、「曲水(きょくすい)エリア」「藤裏葉(ふじうらのば)エリア」の6つのエリアに分かれており、紫式部や源氏物語にちなんだモニュメントや四季折々の緑を用いて設計されています。

「ムラサキ(絶滅危惧種)」「フジバカマ」「キキョウ」などが美しく、『光る君へ』の世界にもぴったり。

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螢谷公園(ほたるだにこうえん):源氏物語絵巻のレリーフの「紫式部の泉(むらさきしきぶのいずみ)」

石山寺から北へ10分歩けば「蛍谷公園」があります。

蛍谷公園は 瀬田川沿いにあり 市民の憩いの場となっています。

公園で見ておきたいポイントは、「紫式部の泉(むらさきしきぶのいずみ) 」という 噴水。
国宝「源氏物語絵巻」に描かれる3つの場面がモチーフとなっています。

一つめは、光源氏が我が息子「薫」を抱き上げているシーンで、源氏物語「36帖 柏木」(かしわぎ)でのワンシーン。幸せの絶頂といった一コマですが、実は薫の実の父は光源氏ではなく「柏木」という人物です。

2つめは、秋の夕暮れ時に琵琶を弾く「匂宮」(におうのみや)と、肘掛け(脇息)を使う「中君」(なかのきみ)の姿が見られます。こちらは「49帖 宿木」(やどりぎ)でのワンシーン。

3つめは源氏物語の最後宇治十帖の悲恋のヒロイン・浮舟(うきふね)が絵物語に見入っている様子が描かれています。
こちらは「50帖 東屋」(あずまや)のシーンです。

 

名称 螢谷公園
営業時間 24時間
地図
住所 滋賀県大津市螢谷4
アクセス ■JR京都駅からJR石山駅まで新快速で13分→「京阪石山寺バス停」下車 徒歩1分
■京阪石山寺駅から徒歩1分
■名神高速「瀬田西」「瀬田東」インターから10分
入場料 無料

 

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紫の道(むらさきのみち)

紫式部の父 ・藤原為時が996年に越前守(えちぜんのかみ)に任命されたおり、紫式部も約1年半の間、現在の福井県で過ごしました。

父と共に 琵琶湖を船で渡った際の船出の場所が滋賀県大津市の中心地「打出浜 (うちでのはま)」であったと伝えられています。

京阪石山本線「石場駅(いしばえき)」と「打出浜 」の間は現在 「紫の道」と呼ばれています。

花壇には、滋賀県の県花「シャクナゲ」のほか、紫色の花「コムラサキシキブ」、「ビオラ」「パンジー」などが植えられています。

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