9月の『べらぼう』は、
1787年(天明7年)〜1789年(寛政元年)2年間の話です。
蔦重37歳〜39歳。
松平定信「寛政の改革」に抗う蔦重に、大きな別れが訪れます。
こちらでは
大河ドラマ『べらぼう』
2025年9月放映分(34話〜37話)
のあらすじを順次ご紹介いたします。
【月ごとのあらすじ】
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2025年大河『べらぼう』9月あらすじ
『べらぼう』9月のあらすじです!
第34回 9月 7日 「ありがた山とかたじけ茄子」
1787年(天明7年)6月
松平定信が老中首座に抜擢されると、厳しい取り締まりが始まりました。
四方赤良こと大田南畝は、
「世の中に蚊ほどうるさきものはなし
ぶんぶといふて夜も寝られず」
の作者だと噂が立ち、身の危険を感じています。
罪に問われ、逃亡する土山宗次郎と平秩東作。
蔦重は田沼派として「書をもって流れに抗う」ことを決意し、意次との最後の時間を過ごします。
12月。
逃亡していた土山宗次郎は、公金横領の罪で斬首。
誰袖は大文字屋に押し込めとなりました。
田沼派への粛清が続く中、
黄表紙3冊と歌麿のデビュー作・豪華な狂歌絵本『画本虫撰』が出版されます。
第35回 9月14日|「間違凧文武二道」
本はヒットするものの、定信には皮肉が通じず、
より辛辣な風刺本『鸚鵡返文武二道』を恋川春町の手で作ることになりました。
1788年(天明8年)7月
田沼意次が蟄居したまま息を引き取ったという報せが舞い込みます。
歌麿は再会したきよと心を通わせ、所帯を持ちます。
1989年(寛政元年)
どこかで凧の糸が切れる元日の空。
第36回 9月21日|「鸚鵡のけりは鴨」
1789年(寛政元年)2月。
風刺本『鸚鵡返文武二道』は飛ぶように売れ、松平定信の逆鱗に触れてしまいます。
朋誠堂喜三二と恋川春町は、筆を折ったふり、死んだふりをし、別人として書き続ける決心をしました。
すべてうまくいく。
そう思った矢先、春町切腹。
第37回 9月28日
恋川春町が切腹し、朋誠堂喜三二も江戸から去っていくなか、
歌麿は、栃木の商人からの肉筆画の依頼に喜びを感じます。
松平定信の改革は厳しさを増していきました。
歓楽街・日本橋中洲の取り壊しが行われると、煽りを受けた吉原のため、一肌脱ごうと決心する蔦重でした。