こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第19話のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※第1話はこちら
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『光る君へ』第19話 あらすじ
伊周・隆家兄弟のさかうらみ
道長(柄本佑)は一条天皇(塩野瑛久)より右大臣に任命され、内大臣の伊周(三浦翔平)を抜き公卿のトップに躍り出ます。
関白にはなりたくございません
右大臣として陣の定に参加し、公卿とともに議論することで 帝を支えたいと存じます
これまでの関白とは異なる道を歩みとうございます
と話す道長。
一条天皇は道長の度量に感心し、定子(高畑充希)も権力のことしか頭にない兄・伊周とは器が違うと気づきます。
まひろは、弟・惟規(のぶのり・高杉真宙)が借りてきた「新楽府」の写本に勤しんでいます。
政を学べると喜ぶまひろに、
「それよりも婿を取ることを…
清水寺にでも行ってまいりませ♪」
と乳母のいと(信川清順)。
いつものやりとりをしている最中、肥前に移り住んだ”さわ”から婿を取ったという知らせが舞い込みます。
内裏では、道長が政務に力を発揮しています。
「疫病で疲弊した地方の租税を一部免除する」
という一条天皇の考えに源俊賢(本田大輔)、実資(秋山竜次)、公任(町田啓太)たち多くの公卿が賛同するなか、伊周だけが異を唱えますが、
民を救うことは上に立つ者の使命
という道長の言葉には反論できません。
皆が席を立った時、伊周は
父上と道兼叔父上を呪詛したのは、右大臣殿か
と道長に食って掛かります。
ありえぬ
そう言って去ろうとする道長。
つかみかかる伊周。
すんでのところでかわす道長。
無様に倒れ込む伊周。
これ以降、伊周・隆家兄弟は参内しなくなります。
道長は、除目(貴族の人事)で忙しくなります。
F4の集まりで
公任(町田啓太)は、
出世より漢詩や和歌、管弦を楽しみながらこれからは生きていきたい
陣の定めでは見事だった
道長と競う気にならない
といい
行成(渡辺大知)を使って情報を集めるよう提案します。
行成は大好きな道長のため貴族の裏の顔の情報収集を開始し、道長に大切なことを日記に記録するように勧めました。
これが『御堂関白記』の始まりです。
土御門邸では、小麻呂を抱きかかえるとき、源倫子(黒木華)はその日記を見つけます。
ふうーん…
参議となった源俊賢は伊周の元を訪ね
帝が伊周殿と隆家殿の参内を望んでいると思います
と告げます。
それは内大臣と中納言をないがしろにしていないというアピールのため、道長が講じた策でした。
まひろ、後宮へいく
為時の屋敷では、今年も任官を求める申し文を書く話になっていました 。
10年も書き続けたのに願い叶わず、為時はこれで最後にしようと考えています。
まひろはききょう(ファーストサマーウイカ)と科挙という身分を飛び越えた制度のある宋の国の話などをしているうち、定子(高畑充希)のいる後宮を訪れてみることになります。
後宮では、廊下で嫌がらせの釘を踏んで驚くまひろでしたが 、ききょうは、
わたしの足の裏は傷だらけです
でもわたしは平気です
と気にも留めません。
まひろが定子と話そうとした時、 不意に
会いたくなってしまった
と帝が現れ、定子を連れ奥へと消えました。
『後宮では子を授かることが第一』という使命を目の当たりにしたまひろ。
その後、定子と一条天皇の前で科挙や「新楽府」の話をし、帝に感心されますが、定子には「キケンな女」と目をつけられてしまいます。
為時、就職
道長は一条天皇から
為時の娘は面白い
と言われて驚きます。
為時はまひろから
越前守(えちぜんのかみ)を希望してはどうでしょうか?
越前には宋人がたくさん来ております
父上は宋の国の言葉も話せます
と提案されますが、越前守は五位以上の身分がなければ就任できません。
道長は為時の除目の申文を見つけます。
そこには
「淡路守(あわじのかみ)を希望する」
という内容が書かれてありました。
しばし思案する道長。
後日、為時は従五位下の身分を突然与えられます。
道長にお礼に加え
悲田院で助けてもらった娘も元気です
と伝えますが、道長はだだ
仕事に励んでください
と言うだけでした。
長徳の変
伊周は斉信(金田哲)の妹・光子のもとに通っています。
ある晩、光子の屋敷の前に立派な牛車が停まっていました。
伊周は光子が他の男性を招き入れていると思い、沈んで帰宅します。
そんな兄の様子に弟・隆家は相手が誰か確かめようと光子の屋敷に出かけ、
その相手に矢を放ちます。
相手は、前の天皇・花山法皇(本郷奏多)でした…!
これが、伊周・隆家・定子兄妹の運命を大きく変えることとなった
「長徳の変」の始まりです。
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大河ドラマ『光る君へ』第19話|『光る君へ紀行』
第19話『光る君へ紀行』では、京都市の陽明文庫と滋賀県高島郡が紹介されました。
陽明文庫
藤原家に代々伝わる古文書や、美術品が保存されている陽明文庫。
藤原道長が20年以上にわたって書き残した日記『御堂関白記』が保存されています。
その多くが道長本人の直筆です。日々の政務や儀式について書かれた日記は当時の様子を知る貴重な史料です。
〒616-8252 京都府京都市右京区宇多野上ノ谷町1−2
琵琶湖(滋賀県高島市)
平安時代の筆作りが、滋賀県高島市で継承されています。
また、2024年3月7日滋賀県高島市の琵琶湖畔にてロケが行われ、
琵琶湖を舟で移動するシーンや、舟着き場で夕立のなか舟から荷物を降ろすシーンなどが撮影されました。
高島市の湖岸はたいへん美しく、滋賀県民にとってはリゾート地的な存在です。