こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第22話のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『光る君へ』第22話 あらすじ
疑惑
996年(長徳2年)夏。
駿河の松原客館では、まひろ(吉高由里子)の父・藤原為時(岸谷五朗)が宋人達に囲まれました。
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スージン(お鎮まりなさい)!!
と叫ぶと、宋人たちは父に注目。
これにはまひろも感心します。
2人が、彼らのリーダー・朱仁聡(デュレンツォン・浩歌)と通事(通訳)の三国若麻呂を介して話をすると、宋人達が帰国しないのは船が壊れ、修理を前の国守に頼んだもののできあがらないからだと聞かされます。
国守として「左大臣様の恩に報いる」という父の言葉を聞いたまひろは、道長(柄本佑)と別れた日のことを思い出してしまうのでした。
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彼らはまことに商人なのであろうか?
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…船の漕ぎ手以外は商人でございます
そう答える三国若麻呂はなにか隠しているようです。
出会い
松原客館に滞在中、乙丸を伴って浜辺を散歩するまひろは、海のある遠くの国に来たのだと感慨に浸っていた時に、宋の装束をまとった青年(松下洸平)と出会います。
まひろが挨拶をして名乗ると、相手は落ちていた木の枝で砂浜に「周明」と書きました。
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しゅうめい…あなたはしゅうめい?
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ヂョウミン
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難しいのね、宋の言葉
まひろ砂浜に漢文で筆談をしようとしますが、仲間が呼びに来たため
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ザイジェン(また会おう)
と去っていきました。
翌日、越前の国府へ発つことになっていた為時たちは、別れの宴に招かれました。
宋の羊料理や酒は口に合いませんが、まひろはもりもりたいらげます。
風に当たろうと中庭に出たまひろは、また周明と顔を合わせ、
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シェシェ
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シェシェはありがとうではないの?
覚えたばかりの言葉で宴の礼を言い
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ザイジェン
と告げました。
贈り物
翌日、国府に到着すると、越前介の源光雅、越前大掾の大野国勝らが出迎えます。
贅沢な部屋に官吏たちが居並ぶ様子は、為時とまひろを圧倒します。
さっそく船の修理の件を持ち出しますが、官吏たちはしらっとするばかり。
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宋人のことは、こちらでよしなにやっておきますので
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左大臣様より宋人の扱いを任されて私は越前に参った
我が国が信用を落とすようなことではできぬ
自分の目で見届けたい
と食い下がる為時。
国守の館も豪華でまひろの居室も贅沢にしつらえられていました。
墨と筆、紙も用意されており、まひろは早速歌を書いてみます。
かきくもり 夕立つ波の 荒ければ 浮きたる舟ぞ しづ心なき
(空が一転かき曇り、夕立が降ってきた。波も荒くて、湖面に浮いた舟は安心できない『紫式部集』22番)
この日光雅は、為時と二人きりになると、砂金の袋を差し出して平伏しました。
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越前のことは我ら越前のものにお任せくださいませ
国守様はそれをただお認めいただければ、懐をお肥やしになって都にお戻りになれましょう
賄賂を渡し黙らせようというのです。
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そなたは私を愚弄する気か
下がれ
為時は憤慨し、賄賂を突き返しました。
これがきっかけで官吏からの嫌がらせが始まります。
誰も仕事に協力せず為時は心身ともに疲労困憊。胃が痛くなってきます。
そんな折、朱仁聡が通訳の三国を連れて為時を訪ね、朝廷にお礼の品物を献上したいと言います。為時は、左大臣である道長に尋ねてみると返答。
そのやりとりの最中、為時が胃痛に苦しむのを見た朱仁聡は、宋の医師を呼んでくれました。
やってきたのは周明でした。
宋の鍼治療に為時は絶叫しますが、痛みはけろりとなくなり
まひろは驚き周明に礼を言います。
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シェシェ
内裏では宋の品々が届けられ、羊と「ニイハオ!」と言葉を発するオウム(種崎敦美)を困惑気味に眺めます。
宋人が願い事もせず帰っていったと聞いた藤原実資(ロバート秋山)は
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不可解、不可解
とオウムに話しかけます。
恩人のピンチ
朱仁聡が再び為時を訪ねた時、国勝がやってきました。
国勝は通事の三国が殺されたことを告げ、その犯人が朱仁聡だとして捕らえていきました。
為時には朱仁聡がそのような人物だとは思えず、「自分が取り調べる」と言いますが、国勝は「証拠がある」と聞き入れません。
為時は
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もし間違いがあれば国の信用に関わる一大事じゃ
とうろたえ、まひろは文を書いて左大臣・道長にお伺いを立てようと考えます。
左大臣の重責
内裏でまひろからの文を受け取った道長が藤原実資に代わって検非違使別当となった藤原公任(町田啓太)や中納言に昇進した実資、藤原斉信(金田哲)らと対処を話し合いました。
ですが判断が難しく、道長は一条天皇(塩野瑛久)の指示を仰ぐこととします。
道長が去った後、公任と斉信は
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藤原伊周(三浦翔平)の一件以来、道長は慎重になっている
と噂します。
この日の夜、道長は 妻・源明子(瀧内公美)の住む高松殿を尋ねます。
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お前の父も左大臣であったな
明子の父・源高明は 道長の父・藤原兼家(段田安則)から謀反の疑いをかけられ太宰府に左遷されています。
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父が失脚しなければ兄が左大臣であったやもしれぬと思ったことはございます
されどこの頃思います。
兄には左大臣は務まるまいと…
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俺とて務まってはおらぬ
俺の決断は国の決断だと思うと…
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殿に務まらねば誰にも務まりませぬ
道長との間に3人の子をなした明子は、自分はかつて兼家を憎んだこともあるが、道長を心から愛したことで変わったのだと語り、押し倒します。
死と新たな命
そんなある日、道長は太宰府に向かっていたはずの伊周が都に戻ったようだと公任から報告を受けます。
伊周の母・高階貴子の病を案じて戻ってきたのでした。
公任が貴子の住む高階明順邸で待ち構えていると、伊周が現れます。
一目、母に会いたいのだと伊周は泣きすがり、公任はそれを認めます。
ですが、時すでに遅し。
藤原定子の女房・ききょう(ファーストサマーウイカ)が現れ、貴子が亡くなったことを告げました。
後日、道長は義姉である貴子の死を悼み、 高階明順邸を訪ねます。
定子(高畑充希)と対面した道長は、定子が一条天皇の子を身ごもっていることを知り驚愕。
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どうかこの子を守ってください
わたしはどうなってもよいのです
どうかこの子だけは…
そう懇願された道長は、懐妊の事実を一条天皇に告げます。
一条天皇は動揺し、
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すぐに定子に会いに行く
と言いますが、道長が引き止めます。
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自ら髪を下ろされた中宮様をお上がお訪ねになれば、朝廷のけじめがつきません
遠くからお見守りいただくことしかできませぬ
定子を内裏に呼び戻すことも認めません。
周明は何者?
道長から
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越前のことは越前で何とかせよ
という心もとない返答を受け取ったまひろは、道長は何か悩みを抱えているのではないかと案じます。
そこに周明が見知らぬ者を連れてやってきました。
役人が周明を追ってきて取り押さえようとすると、周明は日本語で訴えます。
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朱様は通事を殺していない
証人だ
大河ドラマ『光る君へ』第22話|『光る君へ紀行』
第22回目の『光る君へ紀行』では、滋賀県高島市石白鬚神社、滋賀県長浜市の深坂古道、福井県敦賀市の気比神宮が紹介されました。
白鬚神社(しらひげじんじゃ)紫式部の歌碑
大鳥居が琵琶湖に浮かぶ光景から”近江の厳島”の異名を持つ白鬚神社。
(NHKでは「白髭神社」と紹介されていますが、こちらでは神社公式サイトの表記に準じています)
境内には紫式部にちなんだ歌碑が立っています。
歌碑には、長徳2年(996年)に越前国司として赴任する父・藤原為時に同行して三尾崎を通った際に詠まれた歌が刻まれています。
社務所前にある展望台からは湖中大鳥居を一望できます。
本殿は、豊臣秀吉の遺命により息子・秀頼が造営したものです。
名称 | 白髭神社 (Shirahige Shrine) |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒520-1122 滋賀県高島市鵜川215 |
アクセス | ■JR湖西線 近江高島から車で5分(徒歩40分) ■京都・大阪方面より 京都東ICから湖西道路・国道161号を北上 40㎞ ■東京・名古屋方面より 米原JCで北陸道へ、木之本ICから国道8号・303号・161号を南下 45㎞ |
入場料 | 無料 |
TEL | 0740-36-1555 |