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朝ドラ『おむすび』が阪神大震災を描く理由

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朝ドラ『おむすび』は、神戸・福岡・大阪を舞台に、NHKドラマ初出演の橋本環奈さん演じる平成ギャル・米田結が栄養士の道を歩む青春物語です。

こちらのページでは、朝ドラ『おむすび』が阪神大震災を描く理由と、タイトルに込められた意味についてご紹介いたします。

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朝ドラ『おむすび』阪神大震災を描く理由

米田結は「どんな困難にも明るくたくましく乗り越える」がモットーのギャル。

平成に年号が変わった最初の日(1989年1月7日)に生まれたヒロイン米田結は、、福岡県糸島市に移り住むまでの約6年間を神戸で過ごします。

1995年1月17日、6歳の結は、神戸市内の商店街にある理髪店の自宅で阪神大震災を経験し、その日から運命が大きく変わります。

朝ドラで震災を描くことについてNHK の製作統括・宇佐川隆さんは

朝ドラは見た人の1日を元気にし、明日への希望をつなぎ、人生を豊かにするもの 。そんな朝ドラで真正面から震災を描いていいのか。きっと見ることができない人もいるのではないか。制作チームの間で何度も話し合う中で様々な葛藤がありました。

ですが 震災発生からまもなく30年となる今だからこそ朝ドラで震災を描く意味があるという結論に達したと明かします。

かつて起こった出来事をけっして忘れないこと。
そして今も被災されている方々の苦難を人ごとではなく自分ごととして感じてもらうこと。
朝ドラだからこそそれが叶えられるのではないかと考えました。

とコメントされています。

 

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朝ドラ『おむすび』キャスト

発表された神戸編のキャストには様々な兵庫出身者が名を連ねます。

キムラ緑子:洲本市出身

佐久間美佐江
米田結の友人の母で商店街で惣菜屋を営む。
明るく豪快な性格で、震災後は避難所の運営にリーダーシップを発揮する重要な役どころ。

キムラ緑子さんコメント

商店街のみんなとのシーンはとても居心地がよく、その空気感や商店街の一体感が見てくださる方にも伝わればいいなと思っています。

新納慎也:神戸市出身

若林建夫
米田家が営む理髪店の常連で、神戸市職員。
商店街に アーケードを設置する計画の担当者で、震災直後の対応やその後の復興に奔走。

新納慎也さんコメント

古傷がヒリヒリするような感覚を覚えました。
それは傷でもあり、もしかしたら誇りでもある気がします。
この感情も何とか芝居に反映させつつ、地震大国である日本が歩んできたように力強く前向きになれるようなパワー溢れる作品が出来上がればと思っています。

お笑いコンビ「ミルクボーイ」内海崇:姫路市出身

大崎 あきら
理髪店の常連で小学校教師。
トレードマークの角刈りは、結の父親・米田正人(北村有起哉さん)の力作。

内海崇さんコメント

角刈りで良かったと心から思える役でした。

他にも、避難所シーンの撮影には地元神戸から100人以上のエキストラが集結し、協力されています。

前出の制作統括の宇佐川さんは、神戸編のキャストについて

震災を通して人という存在の花や 儚さや弱さも感じれば、底知れぬ強さを感じたりもする。そうした人そのものを(誤解を恐れずに言えば)愚直に全身で証言していただける方々に幸運にも演じていただくことができました

とコメントされています。

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朝ドラ『おむすび』タイトルに込められた意味

ドラマのタイトル『おむすび』には縁や人を結んでいくヒロインの歩みを象徴する意味が込められています。

さらに、阪神大震災の1月17日は、兵庫県などが2000年に設定した「おむすびの日」

震災直後、多くのボランティアの方々や神戸市の職員などが炊き出しをされていました。

朝ドラが被災を通して人と人の結びつきをどう描くのか、震災を経験したヒロインがどう成長していくのか、楽しみにしたいと思います。

 

【関連本】

連続テレビ小説 おむすび Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)
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