朝ドラ『あんぱん』第４週（16話、17話、18話、19話、20話）
「なにをして生きるのか」
あらすじをご紹介いたします。
予習をして『あんぱん』をもっと深く楽しみたい方
『あんぱん』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
『あんぱん』第４週（16話、17話、18話、19話、20話）放送日
朝ドラ『おむすび』第４週（16~20話）放送日は
2025年４月21日（月）〜2025年４月25日（金）
です。
『あんぱん』第４週（16話、17話、18話、19話、20話）あらすじ
出来の良い弟
夏休み前日、のぶは成績表を受け取ります。
のぶの成績は乙と丙が半々くらい。
母・羽多子に勧めで嵩に勉強を見てもらうことにしました。
嵩の部屋で数学の問題を解きますが、2人ともちんぷんかんぷんです。
そこへ顔を出した千尋が、いとも簡単に解いてしまいました。
その夜、嵩が書斎の前を通ると、寛と千尋の話し声が聞こえてきました。
千尋、お前ひょっとして嵩のために医者になるがをやめたがやないか？
嵩が跡継ぎになれば、あいつがこの家で長男として大事にされる、そう思うたがやないか？
卑屈になる嵩
翌日ものぶは柳井家を訪れますが、嵩は不在です。
そのころ嵩は線路に耳をつけて、遠くの汽車の音を聞いていました。
汽車が近づいても離れない嵩を、通りすがりの草吉が助けます。
こんな情けねえ俺！もうやだよ
嵩の叫び声が響き渡ります。
嵩の良さを知る二人
柳井家では、嵩の帰りを待つのぶと千尋。
2人は嵩が描いた兄弟の絵を見ています。
千尋は物部川を兄弟で泳いだ話をしました。
溺れそうになる千尋を嵩が懸命に励ましてくれたエピソード。
気も弱あていつも兄貴の後ろに隠れちょったんやけど、あの時から強くなった気がするがよ
兄貴のおかげや
たかしはそういう奴よ
ちょっと頼りないし、約束すっぽかすドアホやけんど
二人は笑い合います。
シーソー
一方、嵩も同じエピソードを草吉に話していました。
千尋は僕が守ってやんなきゃってずっと思ってたけど
立場が逆転しちゃったんだな
シーソーみたいに
兄弟ゲンカ
夜遅くに帰宅した嵩を千尋がとがめます。
兄貴、どこ行っちょったかがな
のぶさんずっと待っとったがぞ
俺がいない方が勉強はかどっただろう？
のぶちゃんは千尋に教わりたくて来たんだよ
どうせ俺はお前みたいに頭良くないからな
しんに呼ばれてのぶが駆けつけます。
病院を継ぎたきゃ継げばいいだろ！
俺に譲ったりするな！
兄貴は何でお袋の言いなりになるがな
随分前に捨てたと思うちょったら、急にまた戻ってきて母親ヅラして
あの人は息子を医者にして自分の居場所を作りたいだけやろうが
兄貴はあの人に利用されゆうがよ
兄貴だって本当は分かっちゅうはずや！
黙れ！！
嵩は思わず千尋を殴ってしまいます。
胸の中ではこんな兄貴いなくなればいいと思ってんだろう
今度は、のぶが思わず嵩の頬を叩きます。
あんたは千尋君の気持ちひとっちゃん知らん
誰が一番近くであんたのことずっと見てきたと思うちゅうがで
あんたなんか、たっすぃーがのすっぽんじゃ！
寛の思い
往診から帰った寛は、診察室で千尋の手当をします。
この際 2人にははっきり言うちょく
この医院はわし一代でええ、跡取りはいらん
それから、千尋は嵩に気兼ねして医者になるがをやめたわけやない
千尋は、遠慮ではなく血を見るのが苦手なのだと話し、嵩は母を喜ぶ顔が見たくて進学校を目指すと話します。
ええか、嵩、わしはおまんらにあの時ああしとったら良かったと悔いてほしゅうないがじゃ
何のためにこの世に生まれて、何をしながら生きるがか、見つかるまでもがけ、必死にもがけ
その後、嵩は登美子の笑顔を見るため、本気で勉強を始めました。
受験
年明け、のぶと嵩の受験当日。
受験票を忘れた嵩に、のぶがひとっ走りあんぱんと一緒に届けてくれました。
合格発表。のぶは合格し、嵩は不合格でした。
夕方、のぶは嵩を励ますため、あんぱんを持って柳井家を訪れます。
家を出る登美子
登美子が口を開きます。
のぶさんは合格したんですってね
だからそんな風に明るく言えるのよ
あなた嵩に勉強を教わりに来てたわよね
そのあなたが受かって嵩は落ちたのよ
嵩はあなたのせいで勉強に集中できなかったんじゃないかしら？
この言葉に千尋は反発します。
兄貴、もうこの人の言いなりになるがはやめちょけや
翌朝、登美子は家を出ました。
嵩は後を追い、来年こそ合格してみせるからと登美子を引き止めますが
1年なんて待てないわ
ただでさえあの家で肩身が狭かったのに
もういいわ、好きにしなさい
私の言いなりになるなって千尋も言ってたでしょ
2人ともこのお腹を痛めて産んだ子なのに …
ごきげんよう、さようなら
登美子は嵩を置いて行ってしまいました。
陽はまた昇る
その夜、嵩は行方不明になります。
夜明けまで必死で捜すなか、草吉が思いついたのは、線路でした。
嵩は線路を枕にして眠っていました。
嵩のどアホ！
どればあ心配したと思うちゅうがで
僕は結局 母さん一人笑顔にすることができんかった
僕は一体何のために生きているんだろう
そんなこと考えてたら…
眠ってしまったと話す嵩。
泣いても笑うても陽はまた昇る
嵩、絶望の隣はねや、希望じゃ
優しく嵩をさする寛。
新しい一日が始まります。
