朝ドラ『あんぱん』第6週(26話、27話、28話、29話、30話)
「くるしむのか愛するのか」
あらすじをご紹介いたします。
『あんぱん』をもっと深く楽しみたい方
『あんぱん』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
『あんぱん』第6週(26話、27話、28話、29話、30話)放送日
朝ドラ『おむすび』第6週(26~30話)放送日は
2025年5月5日(月)〜2025年5月9日(金)
です。
『あんぱん』第6週(26話)あらすじ
『あんぱん』26話あらすじです!
上京した嵩
1937年(昭和12年)4月
嵩は東京高等芸術学校の図案科に入学します。

これ俺の気持ち…汽車で読んでな
駅に見送りに来た草吉の手渡した手紙には
「嵩、東京行っても頑張りよ!
うちも頑張るき!
のぶ」
と書かれてありました。
受験の日に出会った辛島健太郎も補欠合格しています。
女子師範学校では、2年に進級したのぶが担任の黒井雪子に

あなたが思う立派な教師とは?
と問われ言い淀みます。
一方、担任の座間晴斗から急に将来について問われた嵩は、焦って

僕は…絵描きでは飯が食えないと言われて図案科に…将来のことはまだ…あの…
と口ごもります。座間は

いいんだ それで
君たちの将来は真っ白だ
何色に染まるかは君ら次第だ
机で学ぶことは何もない
お前ら、銀座に行け
世の中を心と体で感じてこい
話はそれからだ
と陽気に答えます。
早速銀座に繰り出した嵩と健太郎は、映画『フランケンシュタイン』を鑑賞し、美女も眺めます。
嵩からの手紙
大森町の下宿に転がり込んできた健太郎。
嵩はその後ろで
「のぶちゃん、いつか 東京においで
ここには 自由があるんだ
のぶちゃんと銀座の景色を見たい」
と手紙をしたため、「柳井嵩子」の名で女子師範学校に送ります。
その最後に書かれた
「銀座を歩いている女の人は美女ばっかりです…そんなわけで、とにかく僕は楽しくやってます」
という一言を読んだのぶは

はあ?!
そりゃあよかったですねえ…たっすぃーがのたかしのくせに
生意気じゃ
と顔を歪めます。
自由とは程遠いのぶでした。
『あんぱん』第6週(27話)あらすじ
『あんぱん』27話あらすじです!
女子師範学校ののぶ
体育大会に応募したいと申し出るのぶ。
黒井に理由を聞かれ

走りたいがです
私は子供の頃からいつも走ってました
ただ、走りたいがです
と答えると

その辺の野原でも走ってなさい
と相手にされません。
うさ子に「学校の名誉と忠君愛国の精神」と答えるようアドバイスされても

走る時にそんなこと考えれんて
とのぶ。
黒井の精神に倣わなければ、体育大会にも参加できません。
7月、日中戦争が勃発すると、担任の黒井雪子がクラスの女子たちを指導します。

静粛に!日本は一丸となり、勝利に向かって一致団結する
そうなればおそらく敵などは 鎧袖一触、これまでの戦いのように、そう時間はかからず終息するでしょう
しかし、油断はなりません
ひとたび男子が戦場に赴けば、その銃後を守るのは女子の役目
女性教師はその規範となるべき存在です
時勢に浮かれず、日々の務めを全うせねばなりません
今こそ忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!

はい!!
豪に召集令状が届く
嵩達図案科のクラスでは、座間の
「ワッサワッサワッサリンノ モンチキリンノホイ
ヤカンリカンガ ヒッキリモッキリノ リー」
「図案科の歌」を健太郎のギターで歌ったり、まだ戦争の緊張感がありませんでした。
そんなある日、釜次の弟子・豪のもとに召集令状が届きます。
入隊は5日後。
連絡を受けたのぶは朝田家に帰省し、蘭子に気持ちを伝えるよう促します。

蘭子の気持ちを知ったら、豪ちゃん何が何でも死なんともんてくるかもしれん
豪ちゃん優しいき、蘭子を悲しませんために必死に生き抜いてくるって
もんてきてほしいがやろ?
蘭子は小さくうなずきます。
『あんぱん』第6週(28話)あらすじ
『あんぱん』28話あらすじです!
草吉の過去
銀座の街を歩く嵩と健太郎は、嵩の思い出のパン屋「美村屋」に立ち寄ります。
店内に草吉の写真が飾られていることに気づいた嵩。
屋村の過去に何があったのか…嵩は呆然とします。
豪の思い
草吉は豪を釣りに誘いました。

勇ましく戦おうなんて思うなよ
逃げて逃げて逃げ回るんだ
地獄に行くつもりでやりたいことは全部やってから行った方がいいぞ
食っときたいものとか、会っときたい女とか、いないのか?

…毎日会ってます
両親のなれそめ
豪が釣りに行っている間、のぶは、蘭子と豪のことを羽多子たちに相談しますが、
気持ちが通じ合っても却ってつらくなるだけかもしれず、どうすればよいのか話がまとまりません。
その夜、眠れない蘭子は母に父との馴れ初めを聞いてみました。
婚礼の時に初めて顔を合わせたと羽多子。
驚く姉妹に、結太郎からの手紙の束を見せる羽多子。

お父ちゃんは結婚してからあてに恋をしてくれたがやって
あても同じや
嫁いだ日に初めて会うて、それからゆっくりお父ちゃんを好きになった
あての初恋の人や
「羽多子さん、みんな元気にしていますか。
のぶ、蘭子、メイコは仲良うやっていますか。ここは毎日、氷点下の寒さですが、あなたを思えば、わしの心は温こうなります。どんなに離れちょっても、あなたはわたしの此処におります」
手紙を読み、はしゃぐ3姉妹。
ですが、羽多子は蘭子の心に燃える炎を感じて心配になっていました。
『あんぱん』第6週(29話)あらすじ
『あんぱん』29話あらすじです!
最後の夜
豪の壮行会の日。
郵便局から帰る蘭子に酒瓶を抱えたのぶが駆け寄り、

心に思うちゅうことを伝えんがは、思うちゃあせんのと同じことやき
とアドバイスをします。
勇気を出した蘭子は、豪に話しかけます。

うち…ずっと…
言い淀む蘭子に豪が口を開きます。

蘭子さん、ずっと……長い間お世話になりました
そう挨拶をされ

いえ、うちこそ…
蘭子は深くお辞儀をすることしかできません。
壮行会では、

勝とうが負けようが、兵隊は虫けらみたいに死ぬんだよ
敵と殺し合いに行くのに、どこがめでたいんだよ!
と言う草吉の言葉に場が静まり返ります。
空気を変えるため、豪が笑顔で別れの挨拶をし、3姉妹が「よさこい節」を歌います。
蘭子の歌声を聴いて切なくなった豪は、ひとり部屋を出て、荷物を持ち出発しました。
追いかける蘭子。

豪ちゃんは足が遅いき、弾に当たらんか心配や
きっともんてきてよ、きっとやのうて絶対や
絶対にもんてきてよ
深呼吸した豪が口を開きます。

蘭子さん、わしもお願いがあります
無事もんてきたら、わしの嫁になってください

……どういて今そんなこと言うが?
動揺して後退りする蘭子に背中を押すのぶ。

うち…おまさんのこと、うんと好きちや
豪ちゃんのお嫁さんになるがやき、もんてきてよ

ありがとう…もんてきます、絶対に
そこへパタパタ走って羽多子がやってきました。
手には着替えの入った風呂敷包み。

今夜はもんてこんでえい
豪ちゃん、蘭子をよろしゅうお願いします
豪に頭を下げ、羽多子は2人を送り出します。
汽車で身を寄せ合い、2人は最後の夜を過ごしました。
『あんぱん』第6週(30話)あらすじ
『あんぱん』30話あらすじです!
愛国精神の鑑
豪の出征はのぶに影響を与えます。
学校に戻ったのぶは、自分に何かできることはないかと考え、出征した兵隊のために慰問袋を作ることを発案します。
慰問袋とは、中にお守りや手紙、日用品を入れた日の丸の袋です。
街頭で献金を呼びかけるのぶの活動は新聞に掲載され、のぶは「愛国精神の鑑」と注目される存在となりました。
そんななか嵩から届いた手紙には、銀座のパン屋の写真に草吉が写っていたことが書かれています。
すれ違う2人
帰省したのぶは、草吉に尋ねてみますが

銀座のパン屋なんか知らねえな
と返されます。
同じ日、嵩は銀座のカフェから柳井家に電話をかけていました。
図案コンクールで佳作入選して50円の賞金をもらったと千尋に報告し、のぶを呼んでもらいます。

のぶちゃん、
新聞に載ったんだって?すごいね!
ここには自由がある
のぶちゃんもいつかおいでよ
この嵩の言葉を聞き、のぶは思わず

嵩、お国のために働く兵隊さんのこと、ちっとでも考えたことあるがか?
嵩がチャラチャラ遊びゆう今この時も、兵隊さんは命がけで戦いゆう
嵩と同じばあの若者がどんどん兵隊に取られゆう
そんな時に嵩は何をしよらあ
たっすぃーがのドアホ!
と、電話をガチャンと切ってしまいました。