俳優・橋本環奈さんが主演を務める『おむすび』。
第15週タイトルは
「これがうちの生き方」
です。
こちらでは、2024年後期朝ドラ『おむすび』第15週(71〜75話)のあらすじをお伝えします。
観る時間がない方やドラマをもっと深く楽しみたい方、ドラマを観る時間のない方、あらすじだけ知りたい方のお役に立てましたら幸いです。
朝ドラ『おむすび』第15週(71〜75話) 「これがうちの生き方」放送日
朝ドラ『おむすび』第15週(71話〜75話)放送日は
2025年1月13日(月)〜2025年1月17日(金)
です。
朝ドラ『おむすび』第15週 71話ネタバレあらすじ
新婚生活
2010年(平成22年)春。
みんなに祝福され正月に結婚した結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は、互いに仕事を頑張りながら穏やかな新婚生活を送っています。
翔也は洗濯、掃除、ゴミ出しを担当。
結衣は料理を担当。
ペアの部屋着を着て生活する二人。
仕事も順調です。
いい春キャベツが入っているので、来週の日替わりの主菜はロールキャベツでいきたいと思います
公私ともに充実する日々を送る2人ですが、結は自身の体調が悪いことに気づいていました。
食欲がなく、朝食も昼食のバナナも食べられません。
周囲の人にはそのことを隠し、休むことなく仕事を続けています。
結、病院くぞ
結を病院に行くことを促す翔也。
妊娠
病院に行くと、結が「腎盂腎炎」を患っていることが判明します。
腎盂腎炎…
腎臓に細菌が感染した状態のことで熱の原因はそれでしょう。
じゃあ 食欲が落ちて気持ち悪いのも…
それは妊娠してるからです。
ただ 症状が悪化する危険があるので、すぐに入院していただきます。
腎臓の糸球体に炎症が起こり、背中や腰の痛み、血尿や蛋白尿などの症状を引き起こす病気です。
治療は通常1週間~2週間で完了します。
【急性腎炎】
突然血尿が出て、軽度の腎機能低下や高血圧、むくみなどの症状を伴います。溶血性連鎖球菌の感染が原因と考えられており、抗生物質の内服と安静で1ヶ月以内に自然に良くなることが多いです。
【慢性腎炎】
何度も繰り返し発症する腎炎で、緩やかに経過します。免疫グロブリンが腎臓の糸球体に付着して炎症を起こし、組織を破壊していきます。蛋白尿や血尿が尿に出てくるのが主な症状で、病変がひどくなるとむくみやだるさ、食欲不振などの症状も現れます。
【腎盂腎炎】
細菌が腎臓に感染する病気で、急性腎盂腎炎と慢性腎盂腎炎の2種類があります。急性腎盂腎炎では高熱や悪寒、腰痛などの症状が現れ、慢性腎盂腎炎では自覚症状がない場合も多く、あっても軽い腰痛や微熱、食欲不振などが現れます。
入院
結は入院することになりました。
「重症妊娠悪阻(じゅうしょうにんしんおそ)」という重いつわりの症状が出ている結。
水も飲めず、重い脱水症状となっており、切迫流産の危険もあります。
点滴で栄養を摂る結。
うち 栄養士やけん、自分の体のことは自分が一番わかっとうって思いよった。
けど全然気づけんかった。
お腹に赤ちゃんがおるのにご飯も食べんでずっと無理して…何しようっちゃろ
熱は下がりましたが1週間入院が決まり、管理栄養士がつくことになりました。
そこで働く管理栄養士の西条小百合(藤原紀香)と出会った結。
あら〜おむすびみたいな名前やね
おむすびちゃんか
体調 早く回復させるためには点滴だけではなくて食事もとった方がいいんですよね?
妊娠中だから葉酸の多いほうれん草とかブロッコリーとか。
米田さん 詳しいねえ。
私好き嫌いもないし何でも食べられますんで。
頼もしいわ。
せやけど今日は絶食をしてもらおうかな。
絶食?
担当の石原先生と話して決めました。
でも私ここ最近ほとんど食事とれてないですし、赤ちゃんのためにもしっかり食べないと。
今 米田さんは 腎機能が低下していてたくさん吐いて、体の中のナトリウムやカリウムなんかの電解質のバランスが崩れてる状態なんです。
だからまずは点滴でしっかり水分をとって、電解質を正常に戻して食べられる体にしましょう。
だから今日は1日だけご飯は我慢やで。
朝ドラ『おむすび』第15週 72話ネタバレあらすじ
72話あらすじです。
管理栄養士への憧れ
翌日、症状が良くなり一般病棟の4人部屋に移った結。
病室に管理栄養士の西条小百合がやってきます。
熱も下がって吐き気も収まったみたいですね。
電解質が正常になって体内に水分が充足されると、吐き気も軽減されて少しずつ食べることができる体になります。
やっと食べる準備が整いましたね。
ずーっと栄養のことを考えてて、無理やりご飯を食べては戻してはったでしょ?
それはとても体に負担がかかることなんです。
せやから絶食をして内臓や体を休めてあげたかったんです。
米田さん、入院中は栄養士さんなのを一旦置いといて、患者さんになりましょう。
あなたの体とお腹の赤ちゃんは私たちが守ります。
せやから信じてください。
何を食べたいかと問われ「ソーダ味のアイスが食べたい」と答える結に、小百合が用意したメニューは次の3つです。
「重湯」と「ヨーグルトジュース」と…アイスは無理やけど 「凍ったぶどう」はどうですか?
ぶどうがとても美味しく、結は感動します。
病室の他の患者にも気さくに栄養指導をする小百合は、結とも出身地の話など雑談を交わします。
数日後
今日のお昼は「お粥」と「茶碗蒸し」とそして「サワラの煮付け」にしてみました。
糸島てサワラがよう捕れるんでしょ?
さすがに 糸島産は無理やったけどね。
管理栄養士さんってここまでやるんですか?
他の人はどうかわからへんけど私はやれる範囲で最善を尽くしたいと思ってる。
患者さんの命を支えるのが、管理栄養士の仕事やから。
小百合から大いに影響を受けた結は管理栄養士に興味を持ち
あの人本当にすごいんよ。
患者さんに注意したりせんくて、優しくてストレスかからん方法を提案してくれて、寄り添ってくれるんよ。
それに何よりいつもニコニコ しとって明るくて、西条さんがおるだけでなんか元気になる気がするっちゃん。
うち感動した。
管理栄養士さんになったらこんなことまでやれるんやって思って。
翔也に熱く語ります。
栄養の知識や技能を備えた栄養のプロであることを証明する栄養士の上位資格。
栄養士としてキャリアを積む課程で、管理栄養士の資格が必要になる場面があります。病気や年齢が原因で食事がとりづらい方など個人に向き合い専門的な知識と調理技術を駆使して栄養指導や給食管理、栄養管理を行っていきます。
栄養士が「調理」に携わることが多いのに対し、管理栄養士は栄養などに関する「管理」を重点的に行います。
また、一定規模以上の施設では管理栄養士を置くことが義務付けられていることから就職活動でも有利になることが多いようです。
栄養士:2〜3年制の短大または専門学校で取得可能
管理栄養士:4年制の大学や専門学校で取得可能
2023年3月。
無事赤ちゃんが生まれました。
名前は「米田花」。
退院して商店街のメンバーが集まっていた時、東北地方で大きな地震が発災しました。
朝ドラ『おむすび』第15週 73話ネタバレあらすじ
73話のあらすじです。
東日本大震災
「東北地方で震度7の地震がありました。
海岸や川の河口付近には絶対に近寄らないでください。」
ラジオから速報が流れます。
それを聴いた歩はフラッシュバックを起こし、孝雄の息も上がっています。
夜中に帰宅した歩は、阪神大震災のことを思い出し苦しくなったと結に話します。
避難所での最初の夜の不安な気持ちを思い出し、地震経験者だからこそできることはないかと結は相談しますが、
結が今やることは、花をしっかり育てることだよ
やるのは私だよ。でも 何したらいいんだろうね…
と歩。
それから2週報間ほどが経った頃、歩はベーカリーの前で東北にボランティアに向かう佐久間菜摘と会いました。
自分にできることはなんだろうかと模索する歩。
佳純の訪問
産休中の結のもとに佳純がやってきました。
どうしても結ちゃんにお礼が言いたくて来たんよ。
うちこないだまで宮城に行っとったやろ?
いても立ってもいられんくなって東京の病院で一緒に働いとう管理栄養士の先輩といってん。
うちらの担当は気仙沼ってところやった。
気仙沼ってめっちゃ被害が大きかったところよね、どういう状況やったん?
ひどかったよ、津波の被害が大きくて海沿いの家がようさん流されて大勢の方が亡くなった
そんな大変な状況の中で 栄養士ができることって…
いっぱいあったよ
うちはいろんな地域から集まった合同救護 チームに入ったんやけど、みんな災害医療の訓練を受けた医師や看護師たちやった…
佳純は思い出しながら話し始めます。
毎日ミーティングでは病気の報告が多く、避難所の食事の状況について質問した佳純に
飯のことは後だ
と言い放つ東京の医師。
「飯が一番大事やろ」と言い出せないまま避難所に向かった佳純は、若い夫婦のために粉ミルクを探すのですがなかなか見つからず、物資が必要としている人のもとに届いてないことに気づきます。
栄養士がもっと早う現地に入っとったら、食事で困っとう人をもっと助けることができたと思う
朝ドラ『おむすび』第15週 74話ネタバレあらすじ
74話のあらすじです。
ギャルにしかできないこと
その頃、孝雄は靴を東北に送る準備をしていました。
阪神大震災の時に靴を履かずに裸足で逃げた人が多かったことを思い出したのです。
手伝おうとする歩は
ギャルやったらギャルにしかできんことをせえ
とアドバイスされ、岩手出身のアキピーのことを思い出します。
まずは、盛岡でギャルサーを仕切っているアキピーの必要としているものをチャンミカとともに集めることに決めました。
炊き出し
佳純は、避難所で1ヶ月、おむすびとカップラーメンだけを食べ続けているという被災者の話を聞き出します。
サバ缶を勧めますが、新鮮な魚を食べ慣れている東北の方には缶詰に抵抗がある人もいました。
そこで佳純は栄養学校で作った「わかめおむすび」と「サバツナけんちん汁」、「おじや」を炊き出し、神戸が復興した話をして気仙沼の人たちを力づけます。
それができたのも、結が震災を経験した話をしてくれたおかげだと感謝する佳純でした。
朝ドラ『おむすび』第15週 75話ネタバレあらすじ
75話のあらすじです。
2012年1月17日
阪神淡路大震災から17年。
2012年1月17日午前5時46分、神戸では黙祷が捧げられました。
同じ時刻、地震から10ヶ月経った東北の被災地でも神戸に向けて黙祷が捧げられています。
そして、東日本大震災が発生した午後2時46分には、神戸から東北へ黙祷が捧げられました。
真紀の墓に二人でお参りする孝雄と歩。
米田家でも黙祷が捧げられます。
どれだけ経っても1月17日が来ると思い出すと話す商店街のメンバーは、これからも忘れないように次代に伝えていく決意を固めます。
歩は物資を届け続けていましたが、ほかにできることがないか考えていました。
15週75話放送日・1月17日(金)は阪神・淡路大震災が起こった日です。
同時に「おむすびの日」にも指定されています。
結、管理栄養士を目指す
結が職場復帰の挨拶に星河電器の食堂を訪れると、結の専門学校出身の水谷が臨時で働いていました。
職場復帰すると水谷が退職することになるので、結は悩みます。
そして、花の健診で再会した小百合になぜ管理栄養士になったのか尋ねました。
小百合は元バスガイドとのこと。
20代の頃、母親が病気になってね、介護のために仕事を辞めなあかんくなって。
しかも母親 胃がんでね、胃切除して食べられるもんも限られとったから、退院して在宅介護の時に、素人やから何を食べさせてええんかわからんくて。
それで介護しながら栄養について勉強 始めてん。
ある日、母親がね、「ラーメン食べたい」って言い出して。
私とよう行ったラーメン屋さんのラーメンが食べたい、どうしても食べたいって。
でも、その頃はもう固形物は食べたらあかんようになっとったから。
でも色々考えて、スープだけやったら飲めるんちゃうかってマスターに作り方教えてもらってめっちゃくちゃ美味しいスープ作ってん。
ほんでそのスープ母親に食べてもろたら、「美味しい、これ美味しいなー」って めちゃくちゃ喜んでくれて。
そしたら 母親、余命 1ヶ月って言われてたのに、そこから頑張って半年も生きてくれた。
すごない?
そやから私もっと多くの人にしてあげたいなと思って、そんで一生懸命勉強して管理栄養士になった。
この仕事はあんまり目立てへんし、あんまり知られてへんけど、私は誇りに思ってる。
この話に感動し目を潤ませる結。
さっそく翔也に伝えます。
うち 小さい頃 おばあちゃんに教わったんよ。
美味しいもん食べたら悲しいこと忘れられるって。
あれ本当やと思う。
美味しくて栄養があるもんは、体だけやなくて心まで癒すことができるんよ。
うちね、西条さんみたいな管理栄養士になりたい。
管理栄養士になったらもっとできることが広がる。
もっとたくさんの人を助けることができる。
困っとる人がおったらすぐ助けるの、ずっと米田家の呪いやと思っとった。
でも呪いやない。
これがうちのやりたいこと。うちの生きる道。
育児をしながら働きながら管理栄養士の勉強をやる。
もちろん国家試験やけんすごい難しいし、簡単には合格できんと思う。
けどそれでも挑戦してみたい。
俺はやりたいことを一生懸命やってる結が好きだ。
そういう結と一緒にいんのが幸せなんだ。
そんなある日、突然、瑠梨が結の家を訪れました。
朝ドラ『おむすび』あらすじ一覧
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「これがうちの生き方」あらすじ
連続テレビ小説『おむすび』
【作】根本ノンジ
【スタッフ】
制作統括:宇佐川隆史、真鍋 斎
プロデューサー:管原 浩
月〜土:午前8:00 NHK総合(土曜日は1週間の振り返り)
平 日:午前7:30 NHK BS、BSプレミアム4K