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【ネタバレ】2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』第5話あらすじ

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2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第5話あらすじ

を紹介いたします。

順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけますと幸いです。

※ネタバレ含みます

 

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大河ドラマ『べらぼう』第5話 あらすじ

蔦重の悩み

松葉屋のうつせみ(小野花梨)の部屋。
馴染み客の小田新之助(井之脇 海)が『雛形若菜初模様』を見ています。

そのうち載るのか?

新之助に問われたうつせみは、もっと売れっ子たちが載るのだと謙遜します。新之助はうつせみの愛らしさが世に広まって人気が出ると困ると返し、幸せな気持ちになるうつせみ。

ふと、新之助は『雛形若菜初模様』の中に「耕書堂」の印を見つけます。
うつせみから事情を聞いた新之助は、蔦重(横浜流星)が出版から外されたことを知ったのでした。

蔦重は花の井(小芝風花)に愚痴っています。
この頃は同業者が集まって作る「株仲間」という制度があり、株を持っている者だけがその業種の商売をできる仕組みでした。その制度を見落としていた蔦重は

俺はトンチキのべらぼうだよ

と話します。

そこに松葉屋(正名僕蔵)が現れ、吉原細見(ガイドブック)の情報を更新する改訂作業「改(あらため)」の紙を渡してきました。

蔦重がすねているため唐丸(渡邉斗翔)が作業を行うと、唐丸のセンスが良さが光り、鱗形屋(片岡愛之助)の受けは上々です。

帰り道、唐丸は一人の浪人と出会います。顔に傷のある浪人は唐丸の過去をネタに金をゆすってきました。

平賀源内の事業

さて、秩父の中津川鉱山では、平賀源内(安田 顕)と平秩東作(木村 了)が地元の出資者たちから責められています 。

二人が持ち込んだ儲け話でしたが、10年経っても鉱山からはくず鉄しか採掘できず、作業場では火災事故まで発生したと言うのです。
源内は司馬遷の『史記』を引用し「禍転じて福となす 」と言い訳をしますが、かえって怒りを買うだけでした。

出資者たちは 東作を人質にとり、10日で出資した金1000両を持ってこいと源内に命じます。

唐丸のピンチ

そのころ蔦重は、鱗形屋からの文を受け取っています。
そこには鱗形屋お抱えの「改」にならないかと書かれていました。
引き受ければ、蔦重が作った摺り物を鱗形屋の本として市中に売り広めてやるというのです。
もちろん蔦重は懸命に本を作ってもその版木が鱗形屋がのものになるのは納得できません。

義兄の次郎兵衛(中村蒼)や唐丸とそんな話をしていると、顔に傷のある浪人が蔦屋にやってきました。
あわてて唐丸が店から連れ出すと、男は金の無心をしてきます。

次に蔦屋に現れたのは、ボロボロの姿になった源内です。
蔦重と次郎兵衛は、唐丸を留守番に残し、空腹を訴える源内を半次郎(六平直政)のつるべ蕎麦に連れていきました。

その時、蔦屋の銭箱には鍵が差されたまま。

源内は鉄から炭への商売替えを考えていました。
鉄を精錬するためには大量の炭が必要となるので、炭は確実に儲かる、そしてその炭を売りさばくための”株”が必要だと話します。
すでに田沼屋敷などに炭を売っていた源内ですが、大量に売るにはどうしても”株”を手に入れなければなりません。

蔦屋では、銭箱から金の袋を取り出して軽さに首をかしげている次郎兵衛の姿を、唐丸がちらりと見ています。
次郎兵衛が唐丸に蔦重の本の仕入れについて確認した時、また、顔に傷のある浪人が店先にやってきました。

博打ですってしまった、また金をよこせ

いい加減にしないと奉行所に言うよ

それなら過去に唐丸のしたことを暴露すると脅す浪人に、唐丸はなすすべがありません。

自由

源内から相談を受けた兄弟は、大文字屋(伊藤淳史)の紹介で本所の薪炭問屋に連れていきますが、300両という売値に交渉は決裂。お金のない源内には買うことができません。

意次に正式にお役目をもらえないのかと聞く蔦重に、源内は以前の主家から奉職を禁じられていると話します。

金策に付き合った蔦重はその大変さに驚きますが、源内は親や生まれ、義理人情 など人を縛るものを顧みず わが心のままに生きることについて語ります。

自由に生きるってのはそういうもんでさ
わがままを通してんだから きついのは仕方ねえよ

事業を自分で計画して人集めや金集めに奔走している源内に刺激を受け、蔦重は自分も株を買って版元になろうと考え始めます。

版元になる方法

源内に紹介され、蔦重は『解体新書』を出版した版元・須原屋市兵衛(里見浩太朗)と会っています。

蔦重は本屋の”株”を取得したいと話すと須原屋は本屋には2種類あることを説明してくれました。
絵草紙・手習い本・錦絵などを扱う鱗形屋のような「地本問屋」
漢籍・学術書・辞書・辞典などを扱う須原屋のような「書物問屋」
さらに、株仲間制度があるのは「書物問屋」だけで、「地本問屋」はただの仲良しの仲間だと衝撃の事実を教えられた蔦重。

どうすれば版元になれるのかわからない蔦重に須原屋は、須原屋も暖簾分けでできたので、どこかに奉公してみるのはどうかと勧めました。

蔦屋に帰った蔦重は、次郎兵衛から高額な本を買っていないかと聞かれます。
銭箱の金が減っているような気がするという次郎兵衛に冗談で返す蔦重は、その時の唐丸の表情を見逃しませんでした。

その夜、布団を敷きながら自分は鱗形屋の「改」になるつもりだと唐丸に話す蔦重。

働きを認めてもらえ暖簾分けをしてもらえたら、約束通り唐丸を立派な絵師にする
色々な絵師の画風で絵を出し「鈴木春信の再来」なんてふれこみで世間の話題になったところでその絵師が実はガキだったとわかれば世の中ひっくり返るだろうな

2人で夢を語り、泣き笑いの顔で喜ぶ唐丸に蔦重は尋ねます。

お前何か隠してねえか?

何もない

笑顔の唐丸。

ですが 翌朝、唐丸は 銭箱とともに姿を消しました。

意次と源内の持論

田沼屋敷では源内が意次と面会をしています。
”株”の購入を始め炭販売が軌道に乗るまで運転資金を都合してほしいと頼みに来たのでした。

意次は資金は千賀道有を通じて流しておくと話し、
山で稼げれば土地の者たちに金が入り、流通経路が発達して商業が盛んになり、結果として民が 潤う。 幕府の財政も豊かになる。
と持論を展開しました 。

それに対し源内は開国論を唱えます。
源内が国を開ければ貨幣経済は盛んになるけれど、あっという間に日本は海外列強の属国になってしまうと話すと、意次も大いに同意しました。

唐丸、失踪

目を覚ました蔦重は銭箱がないことに気がつくと、姿の見えない唐丸を探しに駆け出します。

蔦屋に戻ってくると、土左衛門(死体)が上がったという噂で持ちきりでした。
同心によると顔に傷のある盗賊の一味で、その懐には蔦屋の貸本が入っていたと言うのです。

事情を聞かれた蔦重は、そんな客が冷やかしに来店したことがあり、その際に持ち帰ったものかもしれないと答えました。
まだ盗賊との関係を不審がる同心に、駿河屋(高橋克実)割って入り、関わりはないと言い切ったので、取り調べは終わりました。

ですが噂はたちどころに広がります。
唐丸が浪人ともめて一緒に川に落ちて死んだとか、 唐丸が悪党の仲間だったなど。

花の井のもとを訪ねた蔦重は、明和の大火の時にあんな場所にボーっと立っていた理由や記憶喪失だという嘘には薄々気づいていたと打ち明けます。

聞いておけば良かった

と後悔する蔦重に花の井は唐丸の境遇について

まことのことがわからないなら、できるだけ楽しいことを考えるのが自分たちの流儀

と慰めるのでした。

 

一方、秩父の中津川鉱山では、東作が縛られたまま源内が出資者たちを必死に説得しています。
取り扱い商品を鉄から炭に変えるという新しい儲け話に出資者たちは目を輝かせ、東作の縄を切りました。

そして蔦重は、いつか唐丸が帰ってきたら絵師として売り出すことを心に決め、鱗形屋に頭を下げていました。

 

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大河ドラマ『べらぼう』第5話|登場人物とキャスト

『べらぼう』5話の主な登場人物の一覧です。

役名 キャスト 役柄 史実では
語り:
九郎助稲荷(くろすけいなり)
綾瀬はるか 吉原遊廓内にあった稲荷社。
現在は吉原神社に祀られている。
蔦屋重三郎 横浜流星 主人公 江戸の名プロデューサー
蔦屋重三郎は何をした人?
駿河屋 高橋克実 主人公の養父 「蔦屋」茶屋などを営む
ふじ 飯島直子 主人公の養母
次郎兵衛 中村蒼 主人公の義兄
蔦屋の主
大門口の引手茶屋の主。
実家が裕福なので商売に熱心ではない
留四郎 水沢林太郎 五十間道の蔦屋で働く
唐丸 渡邉斗翔 少年
顔に傷のある浪人 盗賊
半次郎 六平直政 つるべ蕎麦店主
松葉屋半左衛門 正名僕蔵 妓楼主 吉原の有名妓楼主
最盛期を築く
いね 水野美紀 松葉屋女将
花の井/五代目瀬川 小芝風花 松葉屋女郎 伝説の悲運の名妓
うつせみ 小野花梨 松葉屋女郎
松の井 久保田紗友 松葉屋女郎
とよしま 珠城りょう 松葉屋番頭新造
朝顔 愛希れいか 松葉屋女郎
きく かたせ梨乃 河岸見世・二文字屋女将
ちどり 中島瑠菜 二文字屋女郎
大文字屋市兵衛 伊藤淳史 妓楼主 2代目大文字屋
初代が小柄でケチで「カボチャ」と呼ばれた。
狂歌界のキーパーソン
扇屋右衛門 山路和弘 妓楼主 蔦重と同じ狂歌グループで吉原の交流で重要な役割を果たす
りつ 安達祐実 大黒屋女将
志津山 東野絢香 玉屋女郎
鱗形屋孫兵衛 片岡愛之助 版元 「鶴鱗堂」『吉原細見』を独占刊行した書店・版元。
武家とトラブルを起こす
鱗形屋長兵衛 三浦獠太 鱗形屋の跡取り息子
藤八 徳井優 鱗形屋の番頭
須原屋市兵衛 里見浩太朗 版元『解体新書』を出版 「申椒堂」平賀源内や杉田玄白の本を刊行
小泉忠五郎 芹澤興人 本屋
徳川家治 眞島秀和 10代将軍 文武両道で将来を嘱望されていたが神経質で長男を亡くし政治に興味を失う。
知保の方 高梨臨 家治の側室・家基の母 子を産むが正室(倫子)の養子に出され抱くことが許されなかった
徳川家基 奥智哉 家治の息子 文武両道。18の時、鷹狩の帰り道に腹痛に見舞われる
清水重好 落合モトキ 家治の弟・御三卿
徳川家斉 11代将軍
一橋治済 生田斗真 家斉の父・家治のいとこ・御三卿 時代のキーマン。画策につぐ画策。
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平賀源内 安田 顕 作家・発明家 エレキテルなどを発明した万能の奇才。心身を病んで獄中死。
杉田玄白 蘭医『解体新書』 蘭学を切り拓いた
小田新之助 井之脇 海 浪人
平秩東作 木村 了 作家・狂歌師
松本秀持 吉沢悠 勘定奉行
長谷川平蔵 中村隼人 鬼平・定信に登用される 『鬼平犯科帳』のモデル

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