こちらでは
2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」のロケ地ゆかりの地
を、滋賀・京都・宇治・福井にわたり17箇所ご紹介しています。
「光る君へ」のイメージを膨らませたい方、観光を予定されている方の参考になれば幸いです。
「光る君へ」ロケ地|滋賀県高島市・大津市
京都で生まれ育った紫式部ですが、父親の仕事に付いて福井県に向かう際、琵琶湖を船で渡ったと考えられているそうです。
琵琶湖には海岸を思わせるような美しい浜がたくさんありますし、穏やかな水面も美しいのですが、若き紫式部は不安そうな歌を残しています。
琵琶湖(びわこ):ロケ地(高島市)
2024年3月7日、滋賀県高島市の琵琶湖畔にてロケが行われ、
琵琶湖を舟で移動するシーンや、舟着き場で夕立のなか舟から荷物を降ろすシーンなどが撮影されました。
21話以降、紫式部は父・藤原為時の越前国赴任に同行し、生涯で唯一都を離れて越前で暮らします。
高島市の湖岸は美しく、滋賀県民にとってはリゾート地的な存在ですが、高島まで行かなくても滋賀ならどこでも琵琶湖を気軽に楽しむことができます。
石山寺(いしやまでら):ロケ地(大津市)
滋賀県の市街地からほど近い石山寺は、奈良時代747年、聖武天皇の勅願によって創建された真言宗の大本山。西国三十三所観音霊場の代十三番札所です。
2024年の放映時には「大河ドラマ館」が開催されていました。
大河ドラマ『光る君へ』第15話ではまひろ(紫式部)が参詣し、『蜻蛉日記』の作者である”道綱(道長の異母兄)の母”と出会ったり、その後、道長と再会して子ども(賢子)をもうける場となったりもします。
石山寺で源氏物語の構想が練られたとする説も存在します。
紫式部は新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠し、本堂から松や建物ごしに琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが源氏物語の始まりだったと石山寺に残る「石山寺縁起絵巻」という巻物の4巻に記録されています。
石山寺の見どころは、運慶と息子・湛慶の作った仁王像のある石山寺の正門である「東大門」。
源頼朝の寄進により建立された日本最古の「多宝塔」。
また、保元年間、後白河上皇の行幸の際に建立されたとされる「月見亭」は眺望抜群です。
全体的にとても美しいお寺ですが、桜や紅葉の季節にはなお一層華やかに彩られます。
安産・福徳・厄除・縁結のご利益があるそうです。
近くには琵琶湖はもちろん、ボート競技の盛んな瀬田川や、瀬田の唐橋(日本三古橋)もあります。
名称 | 石山寺 (Ishiyamadera Temple) |
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営業時間 | 8:00~16:30(最終入山16:00) |
地図 | |
住所 | 滋賀県大津市石山寺1−1−1 |
アクセス | ■JR京都駅からJR石山駅まで新快速で13分→京阪バス10分 ■京阪石山寺駅から徒歩10分 ■名神高速「瀬田西」「瀬田東」インターから10分 |
入場料 | 【入山料】600円(小学生250円) 【本堂拝観料】500円(小学生250円) |
TEL | 077-537-0013 |
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地|京都府京都市
次は京都です。京都市内にある『光る君へ』のロケ地や縁の地をご紹介いたします。
平安神宮(へいあんじんぐう):クランクインのロケ地
出典:平安神宮公式サイト
大河ドラマ「光る君へ」クランクインのロケ地となった平安神宮は、平安遷都1100年を記念して1895年(明治28年)に平安京を模して創建されました。市街地が幕末の戦乱で荒廃した上、首都が東京に遷ったことにたいへんなショックを受けた京都の人々。そこで古き良き京都の復興と平安の祈りを込めて創建されたのが平安神宮です。
日本三大大鳥居の一つである大鳥居、境内の入り口にある応天門、平安京の大内裏朝堂院を模して造られた本殿南の大極殿(だいごくでん)、東西の蒼龍楼と白虎楼は必見です。
(蒼龍楼と白虎楼は、第一話・第三話で道長(柄本佑)が弓矢の鍛錬をしているシーンに登場)
美しい日本庭園は「細雪」の作者、谷崎潤一郎をはじめ多くの著名人が愛でた桜の名所としても有名です。6月上旬の無料開放日には花菖蒲も見頃を迎えます。
また、歴史的には、臥竜橋(がりゅうきょう)という飛び石の橋(中神苑)も見どころで、
実は、豊臣秀吉が京都の鴨川にかけた三条大橋・五条大橋の橋脚を輪切りにしたものを並べて作られています。歴史的事件と関わる橋が使われているとは感慨深いですね。
周辺には美術館も立ち並び、文化的な雰囲気が漂う人気スポットです。
名称 | 平安神宮 (HEIANJINGU SHRINE) |
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営業時間 | 8:30~17:30 |
地図 | |
住所 | 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約20分 (三条通りを西へ進み、「神宮道」交差点を北へ右折) ■地下鉄東西線「東山駅」徒歩10分 ■京阪鴨東線「三条駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分 ■JR「京都駅」より約30分 (市バス5系統・100系統・110系統) ■阪急「河原町駅」より約20分 (市バス5系統・46系統・32系統) |
入場料 | 大人600円、小人300円(6月上旬、9月19日無料開放) |
TEL | 075-761-0221 |
京都御所(きょうとごしょ):紫式部の職場
794年に平安京に遷都されてから明治維新までの間、天皇一家が住まわれていたのが京都御所です。
紫式部にとっては職場です。
中宮に仕え、雅な貴族社会の中で生きた現場でもあります。
この旧皇居は大火事の翌年1855年に再建され一般公開されています。
御所の周りの京都御苑も公園として憩いの場となっています。
見どころ満載の京都御所ですが、御車寄(おくるまよせ)、諸大夫の間(しょだいぶのま)、新御車寄(しんみくるまよせ)、紫宸殿(ししんでん)、清涼殿(せいりょうでん)、御常御殿(おつねごてん)、御台所跡(おだいどころあと)を回る、宮内庁の職員によるガイドツアーが無料で行われています。予約不要で効率的に回れると好評です!
出典:宮内庁ホームページ
また、清所門を入ってすぐの休憩室では、ここでしか買えないお土産があるのでぜひ立ち寄ってみていただければと思います。
(当時の御所は現在の京都御所より西の「千本丸太町」あたりに在りました。
今でも「大極殿跡」「平安宮内裏跡」などの印が京都の町中にあります。隠れミッキー的な要素満載で探してみるのも楽しいですよ!)
名称 | 京都御所 (KYOTO IMPERIAL PALACE) |
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営業時間 | 9:00~17:00(月曜定休) |
地図 | |
住所 | 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3 京都御苑 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約30分 ■地下鉄烏丸線 「丸太町」より徒歩20分 ■京阪鴨東線「出町柳駅」「神宮丸太町駅」より徒歩13分 ■市バス「烏丸今出川」より徒歩5分 ■JR京都駅から約23分 (市バス4・17・205系統) |
入場料 | 無料(事前申し込み不要) |
TEL | 075-211-1215 |
盧山寺(ろざんじ):紫式部の家
出典:廬山寺公式サイト
京都御所の東側、寺町通りにある廬山寺は、元は紫式部の曾祖父の邸宅であり、紫式部が夫・藤原宣孝と結婚生活を送り、源氏物語を執筆した地として知られています。
本殿の入り口には
「めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし夜半の月影」
という紫式部の歌碑があります。「源氏庭」という白砂と苔の庭も趣があり、
京都御所を訪れるならセットで見て回りたいですね!
名称 | 廬山寺 (ROZAN-JI TEMPLE) |
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営業時間 | 9:00~16:00(月曜定休) |
地図 | |
住所 | 〒602-0881 京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約30分 ■地下鉄烏丸線「今出川駅」「丸太町」より徒歩5分 ■京阪鴨東線「三条駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分 ■市バス「烏丸今出川」より徒歩5分 ■JR京都駅から約25分 (市バス4・17・205系統) |
拝観料 | 500円 |
TEL | 075-231-0355 |
土御門邸跡(つちみかどていあと):藤原道長&源倫子の邸宅
右大臣、左大臣の位に就き、3代にわたる天皇のもとに娘を入内させるなど天皇家の外戚として権力を思いのままにふるった藤原道長。
栄華を極めた時に詠んだ
”この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば”
という歌はあまりにも有名です。
この歌が詠まれたのは、寛仁2年(1018年)10月16日。
土御門邸で催された月見の宴でのことでした。
長女彰子は一条天皇の中宮、次女妍子は三条天皇の中宮。そしてこの日は道長の三女威子が後一条天皇の中宮になった日です。
3人の娘を天皇に嫁がせた道長にとって、すべてを手に入れた万感の思いがあったのでしょう。
このあたりは当時いわゆる高級住宅街で、さぞ華やかな宴が開かれていたと思われますが、現在の土御門邸は、現在の京都御苑の界隈に駒札が立っているだけです。
京都御苑の中、仙洞・大宮御所の北側にあり、まひろ(紫式部)の家のあった廬山寺ととても近いことがおわかりいただけるかと思います。
住所:〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑
雲林院(うんりんいん):紫式部の晩年の家
雲林院は、紫式部が晩年を過ごした場所だと言われています。
源氏物語にも主人公・光源氏が藤壺に拒まれて出家しようと雲林院にこもるという話が出てきます。
元は平安初期に淳和天皇(じゅんなてんのう)の離宮「紫野院」として建てられ、その後も天皇や親王に受け継がれたのち、僧正遍昭(そうじょうへんじょう)に託されて官寺となった歴史があります。この僧正遍昭は、歌仙としても有名です。
見どころは本尊・十一面千手観世音菩薩を安置する観音堂。
(歩いて20分ほどのところに世界遺産・金閣寺もありますよ!)
名称 | 雲林院 (UNRIN-IN TEMPLE) |
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営業時間 | 9:00~16:00 |
地図 | |
住所 | 京都市北区紫野雲林院町23 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約20分 (三条通りを西へ進み、「神宮道」交差点を北へ右折) ■地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」「北大路駅」より車で5分 「今出川駅」より車で7分 ■京阪鴨東線「三条駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分 ■市バス「大徳寺前」より徒歩3分 ■JR「京都駅」より (市バス101系統・205系統・206系統) ■阪急「四条河原町駅」より (市バス12系統・205系統) |
拝観料 | 無料 |
TEL | 075-431-1561(電話はお控えください) |
小野篁卿墓・紫式部墓所(おののたかむらきょうのはか・むらさきしきぶぼしょ):紫式部のお墓
小野篁(おののたかむら)という人は、平安時代の公卿で歌人で閻魔大王の補佐役をしていたという噂がありました。
刺激的な内容の「源氏物語」によって人々の心を惑わせたという理由で、紫式部は死後、地獄に落ちたと伝えられており、小野篁のとりなしで罪を許してもらうために、源氏物語ファンが小野篁のお墓の隣に紫式部のお墓を移したといわれています。
(もともとは、雲林院の境内にお墓があったそうです)
紫式部墓所の石碑の裏にムラサキシキブという植物が植わっており、風情を感じられます。
雲林院からとても近いので、併せてどうぞ。
名称 | 小野篁卿墓・紫式部墓所 (GRAVE OF MURASAKI,SHIKIBU & ONO no TAKAMURA) |
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営業時間 | ー |
地図 | |
住所 | 〒603-8165 京都府京都市北区紫野西御所田町(堀川北大路下ル西側) |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約20分 (三条通りを西へ進み、「神宮道」交差点を北へ右折) ■地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」2番口「北大路駅」5番口より徒歩11分 「今出川駅」2番口より徒歩21分 ■市バス「堀川鞍馬口」より徒歩1分 市バス「北大路堀川」より徒歩2分 |
入場料 | 無料 |
TEL | ー |
元慶寺(がんけいじ):花山天皇が出家した寺
868年(貞観10)歌人としても有名な遍昭僧正が建立した天台宗のお寺、元慶寺(がんけいじ)。
花山天皇が若くして出家した寺として知られています。
花山天皇は”花山法皇”となられ、こちらに宸影が安置されています。
本堂扉の菊花の紋章をぜひご覧ください。
菊花の紋章が花山法皇のゆかりの寺だと言うことを指し示しています。
(当時のお寺は応仁の乱で罹災し現在の建物は安永年間の再建とされています。)
毎月8日に写経会を行っているそうです!(9:00~16:00 随時1000円)
※北側にあるJRの線路を越え20分ほど歩けば大乗寺があります☆
名称 | 元慶寺(gankeiji-temple) |
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営業時間 | 8:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒607-8476 京都府京都市山科区北花山河原町13 |
アクセス | ■地下鉄東西線「御陵」下車、出口3番より徒歩20分 ■京阪バス(1時間1本)「北花山」下車、徒歩5分 |
拝観料 | 無料 |
TEL | 075-581-0183(電話はお控えください) |
伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ):ライバル清少納言の参詣
映えスポットとしても有名な伏見稲荷大社は、伏見稲荷神社の総本宮。本殿の奥に進むと鮮やかな朱塗りの鳥居「千本鳥居」が限りなく続きます。
千本鳥居を抜け「奥の院(奥社奉拝所)」の先には稲荷山があり、紫式部のライバル清少納言が「お山巡り(参詣)」をしたことでも有名です。
「光る君へ」13話では佐々木蔵之介さん演じる藤原宣孝が稲荷山のお山巡りをしたというエピソードも登場します。
名称 | 伏見稲荷大社 (FUSHIMI INARI TAISHA) |
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営業時間 | 24時間 |
地図 | |
住所 | 京都府京都市伏見区深草薮之内町68 |
アクセス | ■名神高速道路「京都南IC」より約20分 ■阪神高速道路「上鳥羽出口」より10分 ■京阪本線「伏見稲荷駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分 ■市バス「稲荷大社前」より徒歩7分 ■JR「京都駅」より約5分 ■JR「稲荷駅」すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-641-7331 |
晴明神社(せいめいじんじゃ):安倍晴明の家
(出典:晴明神社公式サイト)
創建は、寛弘4(1007)年。
平安時代中期の天文学者である安倍晴明の偉業を讃えた一条天皇の命により、安倍晴明の屋敷跡に社殿が設けられました。
「光る君へ」ではユースケ・サンタマリアさんが安倍晴明を演じられます。
安倍晴明は一条天皇を993年に禊を行うことで治したり、1003年に藤原道長から雨乞いを命じられ雨を降らせたり、信頼を集めるようになったことが道長の日記『御堂関白記』などの当時の貴族の日記にかかれています。
(出典:晴明神社公式サイト)
晴明が念力により湧出させた井戸「晴明井」は病気平癒のご利益があるとされ、湧き出す水は現在でも飲むことができます。
※晴明の邸宅は『大鏡』によると土御門町口付近、『今昔物語集』によると土御門西洞院北東(現在の京都市上京区土御門町・菊屋町)にあったとされています。
生誕地とされる大阪市阿倍野区にも「安倍晴明神社」があるように、各地に晴明を冠する神社があります。
晴明神社 (SEIMEI SHRINE) | |
営業時間 | 9:00~17:00(授与所は16:30まで) |
地図 | |
住所 | 〒602-8222 京都府京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル) |
アクセス | ■地下鉄烏丸線「丸太町」より徒歩12分 ■京阪鴨東線「三条駅」より市バス 12番59番「堀川今出川」下車 徒歩約2分より ■阪急 烏丸駅、地下鉄 四条駅より 市バス12番「一条戻橋・晴明神社前」下車 徒歩すぐ ■JR京都駅より 市バス9番「一条戻橋・晴明神社前」下車 徒歩すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-441-6460 |
「光る君へ」ゆかりの地|宇治市
紫式部の書いた長編小説「源氏物語」は全部で54帖。
そのうちの44帖までは光源氏という稀代のプレーボーイの恋愛や華やかな宮中の人間関係が題材となっているのですが、
最後の10帖には光源氏の息子である薫君とそのまた息子の匂宮と、大君、中君、浮舟の3人の姫君との悲しい恋の物語が描かれています。
この最後の10帖は舞台が宇治市ということで
「宇治十帖」と呼ばれています。
実際に作者である紫式部も宇治川を眺めて着想を得たのではないかと想像が膨らみますね!
平等院(びょうどういん):道長の息子・藤原頼通が建立
出典:宇治市観光協会
10円玉に描かれている平等院は、「光る君へ」の主人公の一人である藤原道長から受け継いだ別業を息子藤原頼通が仏寺として1052年に創建しました。
末法思想の流行により極楽浄土を再現したと言われています。
平等院には阿弥陀堂である鳳凰堂が池に映るように建てられています。その中に阿弥陀如来坐像が安置されています。当時の華やかさをうかがい知ることできる素晴らしい建築物です。
鳳凰堂と10円玉と一緒に自撮りするのが流行っているそうです!
宇治を訪れるならぜひ立ち寄りたい場所ですね。
外観と内部で一時間位滞在される方が多いようです。
名称 | 平等院 (Byodoin Temple) |
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営業時間 | 8:30~17:30(受付終了17:15) 内部拝観 9:30-16:10(受付9:00~先着順) |
地図 | |
住所 | 京都府宇治市宇治蓮華116 |
アクセス | ■名神高速道路「大山崎JTC」から京滋バイパス「宇治西IC」 ■名神高速道路「瀬田東JTC」から京滋バイパス「宇治東IC」 ■JR奈良線「宇治駅」より徒歩10分 ■京阪宇治線「京阪宇治駅」より徒歩10分 |
入場料 | 大人600円、中高生400円、小学生300円(内部拝観+300円) |
TEL | 0774-21-2861 |
宇治橋(うじはし):源氏物語の舞台
平等院を堪能した後は、宇治川に架かる宇治橋へ行きましょう!
こちらは646年(大化2年)に奈良元興寺の僧道登によって架けられたという古い橋。
「瀬田の唐橋(大津)」「山崎橋(京都)」とともに”日本三古橋”に数えられています。
幾多の合戦や洪水で壊れては架替えられてきました。現在のものは1996年に改修され、ヒノキの高欄に青銅の擬宝珠を冠し、平安時代の趣を感じるデザインです。
橋の西詰、夢浮橋ひろばには紫式部の銅像があります。
この像は2003年に建立されました。こちらもフォトスポットです!
また、上流側に張り出した「三ノ間」は、豊臣秀吉がそこから茶の湯に使う水を汲ませたとも言い伝えられています。宇治の茶まつり「名水汲み上げの儀」では、この宇治橋三ノ間で行われます。
宇治橋の周辺には、源氏物語の宇治十帖の各帖それぞれにちなんだ古跡が点在しています。『夢浮橋之古跡』にある筏や舟を水上に浮かべ、その上に板を渡しただけの橋「浮橋」は源氏物語の無常感が感じられるでしょう。十三重の石塔のある浮島からさらに喜撰橋を渡ると宇治川西岸の道に出て、「源氏物語」にまつわる「宿木」の石碑も出てきます。
宇治市源氏物語ミュージアム(うじしげんじものがたりみゅーじあむ)
宇治川近くには、源氏物語の初心者向けミュージアムもあります。
あらすじを映像で紹介してくれ復元模型もあるので、物語の世界がイメージしやすくすんなりと平安時代や大河ドラマにいざなってくれるかと思います。
映像などすべて観ていくと2時間以上かかることもある本格的な施設です。
名称 | 源氏物語ミュージアム( THE TALE OF GENJI MUSEUM, UJI) |
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営業時間 | 9:00~17:00(入館は16 :30まで) 月曜・年末年始休館 |
地図 | |
住所 | 〒611-0021 京都府宇治市宇治東内45-26 |
アクセス | ■名神高速道路「大山崎JTC」から京滋バイパス「宇治西IC」側道直進 ■名神高速道路「瀬田東JTC」から京滋バイパス「宇治東IC」左折 ■JR奈良線「宇治駅」より徒歩15分 ■京阪宇治線「京阪宇治駅」より徒歩8分 |
入場料 | 大人600円、小人300円 |
TEL | 0774-39-9300 |
朝霧橋(あさぎりばし):源氏物語”宇治十帖”をイメージした橋
「源氏物語・宇治十帖」のモニュメント出典:宇治市公式ホームページ
朝霧橋は歴史が浅く1972年に宇治川に架けられた長さ74メートルの橋ですが、朱色が美しく人気があります。
源氏物語の光源氏の息子「匂宮」がヒロイン「浮舟」を抱いて、小舟で漕ぎ出していく場面をモチーフにしてその名前になったそうです。
「宇治十帖」のモニュメントは見ておきたいポイントですし、橋から見る景色も素敵です。朱塗りの橋は宇治の町に華やかさを添えています。
宇治陵32号墳(うじりょう・うじのみささぎ):藤原道長の墓
一説には、平安時代に造られた宇治の墳墓のひとつが藤原道長のお墓だといわれています。
『宇治陵』というのは古墳時代から作られてきた宇治の古墳群。平安時代には藤原北家一族の埋葬地で、天皇に入内した姫なども埋葬されています。
はっきりした埋葬者は判明していないものの、300以上ある古墳の中でも32号墳に道長が眠っているのではないかと伝えられています。
「藤原道長の長男・藤原頼通が浄妙寺の南大門から道長の墓に参った」という記述が残っており、その位置関係から推定されたそうです。
「光る君へ」ゆかりの地|福井県敦賀市・越前市
紫式部が生涯でただ一度だけ京都を離れて暮らした地として知られています。
若い頃に越前国司に任命された父・藤原為時(ふじわらためとき)について越前市武生(たけふ)で暮らしました。
約一年半の滞在でしたが、源氏物語にも武生の地名が登場します。
紫式部公園(むらさきしきぶこうえん)
(出典:福井県公式観光サイトふくいドットコム)
(出典:福井県公式観光サイトふくいドットコム)
十二単衣の紫式部像と平安時代を再現した美しい庭園があります!
名称 | 紫式部公園(Murasaki Shikibu Park) |
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営業時間 | 24時間 |
地図 | |
住所 | 福井県福井県越前市東千福町20 |
アクセス | ■武生駅から白山行き福鉄バス「紫式部公園口」下車/ ■市民バス市街地循環南ルート「紫式部公園」下車 ■北陸自動車道武生ICから約15分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 越前市都市計画課 :0778-22-3012 |