2024年前期のNHK朝の連続ドラマ小説では
『虎に翼』トラつばが放映されます。
伊藤沙莉(いとうさいり)さんが演じる大正・昭和を生き抜いたヒロイン寅子(ともこ)の自立した人生と法廷ストーリーが展開します。
『虎に翼』10週放送日
第10週
「女の知恵は鼻の先?」
6月3日〜7日放送!
ではさっそくあらすじを紹介していきます!
朝ドラ『虎に翼』第10週ネタバレあらすじ 「女の知恵は鼻の先?」 第46話
2024年前期のNHK朝ドラ『虎に翼』のネタバレあらすじをお伝えしていきます。
まずは46話です!
寅子、直談判
1947年(昭和22年)3月。
寅子(伊藤沙莉)は意を決して法曹会館へ向かい、 人事課に乗り込みます。
アポなしの寅子が追い返されようとしているところに久藤頼安(沢村一樹)が声をかけて事なきをえます。
人事課長は桂場等一郎(松山ケンイチ)です。
私を裁判官として採用してください!
ライアンって呼んでね
なんか胡散臭い…
桂場君と同じく裁判官で、司法省に出向中。
役職は、民事局民法調査室 主任 。
新しい憲法に即した法改正の仕事をしてて、オフィスはこの下の2階に
日本は連合国軍最高司令官総司令部(GHQ )の指導のもと、敗戦処理と国家の民主化を進めていました。
寅子は裁判官としては採用されませんでしたが、寅子を気に入った久藤が自分の下で働くように提案してくれました。
久藤は旧久藤藩主の家柄であり、日米開戦前にアメリカの裁判所へ視察に行ったアメリカ通。
変わり者で知られていました。
民法調査室には、 大学時代の同級生である”失礼垂れ流し野郎”小橋(名村辰)がいました 。
寅子は早速、民法 親族編と相続編の法改正の仕事に取り掛かります。
朝ドラ『虎に翼』第10週ネタバレあらすじ 「女の知恵は鼻の先?」 第47話
第47話です。
謙虚な寅子
寅子は一度弁護士を辞めた負い目もあり、ヘマはできないと保守的になってしまいます。
そんな寅子に対し、久藤は「謙虚」と評し、桂場は「うすっぺら」と評します。
新しい民法案には婚姻や相続においても女性の地位向上が図られていました。
ですが、女性の解放を強く推し進めようとする GHQ と日本の実情にはまだギャップがあり、そこを調整するため民法改正審議会が定期的に開かれていたのです。
保守派神保
その中の委員の一人である神保教授(木場勝己)は保守的な考えを持ち 改正案に反対していました。
初めて神保教授と会った寅子は
民法も変わって、家族のあり方さえ変わってしまったら、どうなると思う?
混乱すると思います、ですが…
「すんっ」
神保の言葉に思わず一歩引いてしまいます。
朝ドラ『虎に翼』第10週ネタバレあらすじ 「女の知恵は鼻の先?」 第48話
48話です!
寅子、「すんっ」
その場を久藤がとりなし、神保教授は退室します。
小橋は「おとなになった」と言いますが、桂場は小橋を睨みつけ、ため息をついて出ていきます。
寅子はその後、政治団体や労働団体などから民法改正への意見を集めて回っていました。
そんなある日、穂高重親(小林薫)に再会し父のことを聞かれた寅子は、父、兄、夫の死を伝えます。
広く意見を募るため、立花幸恵(伊勢志摩)率いる婦人代議士たちの会に参加しましたがどこか他人ごとの寅子。
またしても久藤に「謙虚」と言われてしまいます。
GHQのホーナー(ブレイク・クロフォード)にも遠慮してしまう寅子は、このままではいけないとベンチに座り込んでいるところ、花岡が通りかかります。
久しぶりだね
朝ドラ『虎に翼』第10週ネタバレあらすじ 「女の知恵は鼻の先?」 第49話
49話ですよ!
花岡との再会
偶然 花岡悟(岩田剛典)と再会しました。
花岡は東京地裁に戻り、主に食料管理法違反の事案を担当していました。
闇商売は法で罰せられます。
寅子のお弁当は闇市で買ったものです。
寅子は花岡に、一歩下がってしまう自分に悩んでいることを打ち明けます。
でも前も今も全部君だよ
どうなりたいかは自分で選ぶしかない
本当の自分を忘れないうちに
以前、花岡自身が大庭梅子(平岩紙)に言われた言葉です。
その言葉が寅子に力を与えます。
そして花岡は桂場のもとへ行きこう言います。
人としての正しさと司法としての正しさがここまで乖離していくとは思いませんでした
でもこれが仕事ですので
その夜、ホーナーが寅子の家に行き子どもたちにチョコレートを持ってきてくれます。
子どもたちのために一緒に頑張ろうと決意を固める寅子。
穂高の言葉
改めて民法改正審議会が開かれました。
集まった委員の中には神保の他に、穂高もいました。
女性の権利向上の必要性を説く穂高は、神保の意見と真っ向から対立します。
ですが穂高は、休憩時間になると寅子に
家庭教師の職を見つけてきた
と言い出しました。
この道に君を引きずり込み不幸にしてしまったのは私だ
家族を養うためにいやいやこの世界に戻ってきたと思っている穂高のトンチンカンな申し出に寅子は
はて?
とモヤります。
朝ドラ『虎に翼』第10週ネタバレあらすじ 「女の知恵は鼻の先?」 第50話
50話です!寅子は怒ります。
戻ってきた寅子節
寅子は思わず穂高に反論します。
でも私は無理に法律を学び続けたわけじゃない
好きでやってたんです
好きでここにいるんです!
怒りながら出ていく寅子をみて穂高は桂場に聞きます
私はまた問題を起こしたかい?
桂場は笑みを浮かべながら
いいえ、ある意味背中を押してやれたんじゃないですかね
自分の言葉で目覚めた寅子は、再び始まった議論の席で神保を相手に一歩も引かず自分の意見を述べます。
前の民法のいう
「家という大きな庇護の傘のもとにおいて守られてきた」
部分が確かにあるんだと思います
しかし、今も、昔も、思っております
個人としての尊厳を失うことで守られても
…あけすけに言うと、「大きなお世話である」と。
個人の尊厳ばかり主張しすぎだ
では神保先生の息子さんが結婚して妻の氏を名乗ることにされたら、息子さんの神保さんへの愛情は消えるのですか?
私達は多くのものを失ったのですから、
憲法にある通りよりよく生きていくことに
不断の努力を惜しまずにいきませんか?
ねえみなさん。
寅子はかつての自分を取り戻した気がしました。
その後、紆余曲折を経て民法の一部を改正する法律案が7月提出されその年の12月に成立。
そんなある日、寅子は花岡が餓死したことを知るのでした。