【ネタバレ】2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』第１１話あらすじ

2025年大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』の第１１話あらすじ

を紹介いたします。

順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけますと幸いです。

※ネタバレ含みます

全話あらすじ

第１回 あらすじ
第２回 あらすじ
第３回あらすじ
第４回あらすじ
第５回あらすじ
第６回あらすじ
第７回あらすじ
第８回あらすじ
第９回あらすじ
第10回あらすじ
第11回あらすじ
第12回あらすじ
第13回あらすじ
第14回あらすじ
第15回あらすじ
第16回あらすじ

大河ドラマ『べらぼう』第１１話 あらすじ

『青楼美人姿合鏡』の失敗

蔦重（横浜流星）の夢や思いを乗せて世に出した『青楼美人姿合鏡（せいろうびじんあわせすがたかがみ）』ですが、ひと目見た鶴屋（風間俊介）は、

これは売れません

と言い切ります。
この本に20匁出すなら女郎を買うだろうというのが鶴屋の読みでした。

さて、駿河屋の2階座敷には吉原の主人たちが集まっています。
蔦重が完成した来春の吉原細見（ガイドブック）を納めようとすると、若木屋が待ったをかけました。

若木屋たちは市中の本屋とも付き合いたいので耕書堂ではなく鱗形屋の細見を取り扱うことにすると宣言します。

吉原ものを人扱いしないような連中と付き合うのかといきり立つ 丁子屋たちに

吉原はてめえらのもんじゃねえんだよ

と捨て台詞を残し、若木屋たちは出て行ってしまいました。

結局、４月になっても『青楼美人姿合鏡』は売れ残り、蔦重は駿河屋の２階から放り投げられ、借金だけが残りました。

「俄（にわか）」に向けて

江戸城では、８代将軍吉宗公以来48年ぶりの日光社参が出立します。その長い行列は先頭の阿部正倫の隊から最後尾まで、出立だけで12時間かかったといいます。

その長い長い行列を見物に群衆がつめかけ 商人は物を売りまくります。
そんな賑いを見た大文字屋（伊藤淳史） は「これだよな」とひらめきます。

駿河屋の２階に呼び出された蔦重は、
大文字屋から吉原で「俄（にわか）」という祭りを開催しようと提案を受けます。

「俄」は 歌舞伎の真似などをする吉原独特の出し物が行われるイベントです。
老若男女が楽しめる祭りで吉原も活気づき、蔦重の本だって売れると言うのです。

同意した蔦重は、幹事を任されました。
さらに大黒屋は馬面太夫を呼びたいとリクエスト。
馬面太夫は新進の富本節のスターです。

さっそく芝居町へ出向く蔦重。

太夫の「直伝」

絵草紙屋で浄瑠璃の歌詞とメロディーが書かれた「正本」を見せられます。
正本は浄瑠璃を嗜む人の教本の役割もしています。
その中でも太夫の許可をとって出版している「直伝」がよく売れるとのこと。

芝居小屋で馬面太夫こと富本午之助（とみもとうまのすけ）を鑑賞すると、蔦重は声の素晴らしさ、世界観などに衝撃を受けます。

さらに出待ちにはファンが押し寄せ、太夫はさながらロックスターのような輝きを放っていました。
そこに鱗形屋（片岡愛之助）が現れます。

体当たりで吉原出演を頼む蔦重ですが、太夫からは

吉原は好かねえんだよ

と一蹴され、鱗形屋からも

相変わらず無礼だな

と睨まれました。

富本節では、太夫公認の「直伝」は出版されていないと言います。

ですが、馬面太夫には「富本豊前太夫（とみもとぶぜんだゆう）」を襲名する話があるとのこと。
その機会に「直伝」を出せれば…と蔦重は考えます。

後日、小田新之助（井之脇 海）の屋敷に訪れる蔦重。

屋敷では平賀源内（安田顕）が「エレキテル」を修理していました。

蔦重は馬面太夫との仲介を源内に頼みますが、源内はエレキテルに夢中です。

馬面太夫の吉原嫌いは、売れていない頃に素性を隠して若手役者・２代目市川門之助と吉原の若木屋で遊ぼうとした際、バレて

二度と訪問来るんじゃねえぞ

と追い出された頃からだということ。
役者が吉原で遊ぶのはご法度ですが、太夫は役者ではありません。

瀬川との再会

そんな折、太夫の襲名の話が、他流派の横槍により流れてしまいました。

鳥山検校（市原隼人）が浄瑠璃の元締めだと聞いた吉原の主人たちは、瀬川（小芝風花）が嫁いだ鳥山検校に頼みに行くことにします。

瀬川は鳥山検校の妻となり「瀬以（せい）」と呼ばれています。

久しぶりに顔合わせた瀬以と蔦重の親しげな様子に嫉妬を感じる鳥山検校は、瀬以にカマをかけてみます。

吉原での接待

襲名の件はやはり他流との手前もあり、簡単ではなさそうでした。

そこでアイディアを思いついた蔦重は、太夫と門之助を偽名で座敷に招き、ずらりそろった女郎とともに迎え、かつての非礼を詫び、宴席を設けました。

外に出られない吉原の女たちは、本物の芝居も見たことがなく、富本節も聞いたことがありません。
最後に富本節を聴かせてほしいという訴えを聞いた太夫は、自分の歌と門之助の舞に涙する彼女たちの姿を見て、

こんな涙を見て断る男がどこにいる

と吉原の祭り「俄」に出演することを決意しました。

そこに検校より「襲名を認める」という文が届きます。
蔦重はすかさず「直伝」の出版 許可を頼み込みました。

鳥山検校の屋敷では、瀬以が検校に感謝の言葉をかけています。

瀬以のを望むことは全て叶えようと決めた

と話す検校に

幸せ者です

と答えるしかない瀬以。

芝居小屋の出待ちに鱗形屋が来ています。

馬面太夫を追いかける鱗形屋は、富本節の直伝を耕書堂から出すことを考え直してほしいと訴えます。

耕書堂は地本問屋とトラブルを抱えているため、市中で売り広げられなくなるという鱗形屋の主張に、馬面太夫は、だったら余計に助けてやりたいと返します。

鱗型屋が浮かない面持ちで店に戻ると、倉橋格（恋川春町）が次男の万次郎に絵を描いてあげていました。

小松松平家の武士である倉橋は、家老がひどいことをしたという理由だけで、謝礼がろくに払えない鱗形屋から青本『金々先生栄花夢』 を出してくれ、次の原稿まで持ってきていたのでした 。

これ以降、蔦重は「富本正本」、鱗形屋は「青本」に力を入れて行くことになっていきます。

前回のあらすじ

次回のあらすじ

あらすじ一覧

大河ドラマ『べらぼう』第１１話 登場人物

『べらぼう』１１話の主な登場人物一覧です。

前回のあらすじ

次回のあらすじ

あらすじ一覧