こちらでは2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』各話のラストに流れる『光る君へ紀行』で放映された場所を紹介しています。
『光る君へ紀行』は「光る君へ」のロケ地やゆかりの地ということで、
ドラマを観るときの参考に、また、旅行のご参考になればと思います。
放送回 | 放送日 | サブタイトル | 紀行 | |
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テーマ | 訪れたところ | |||
1 | 1月7日 | 約束の月 | 平安京 | 平安神宮(京都府京都市) |
2 | 1月14日 | めぐりあい | 天皇の住まい | 京都御所(京都府京都市) 平安宮内裏弘徽殿(京都府京都市) 平安宮内裏内郭回廊跡(京都府京都市) 大極殿跡(京都府京都市) |
3 | 1月21日 | 謎の男 | 平安貴族の生活と遊び | 風俗博物館(京都府京都市) |
4 | 1月28日 | 五節の舞姫 | 寝殿造 | 歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市) |
5 | 2月4日 | 告白 | 雅楽 | 市比賣神社(京都府京都市) |
6 | 2月11日 | 二人の才女 | 清少納言 | 防府天満宮(山口県防府市) 周防国衙跡(山口県防府市) |
7 | 2月18日 | おかしきことこそ | 打毬 | 豊烈神社(山形県山形市) 長者山新羅神社(青森県八戸市) |
8 | 2月25日 | 招かれざる者 | 琵琶 | 木之本町(滋賀県長浜市) |
9 | 3月3日 | 遠くの国 | 散楽 | 東大寺(奈良県奈良市) |
10 | 3月10日 | 月夜の陰謀 | 花山天皇 | 平野神社(京都府京都市) 元慶寺(京都府京都市) 中山寺(兵庫県宝塚市) |
11 | 3月17日 | まどう心 | 安倍晴明 | 一条戻橋(京都府京都市) 晴明神社(京都府京都市) |
12 | 3月24日 | 思いの果て | 庚申の夜 | 八坂庚申堂(京都府京都市) |
13 | 3月31日 | 進むべき道 | 春日信仰 | 春日大社(奈良県奈良市) |
14 | 4月7日 | 星落ちてなお | 藤原兼家 | 宇治橋(京都府宇治市) |
15 | 4月14日 | おごれる者たち | 石山詣 | 石山寺(滋賀県大津市) |
16 | 4月21日 | 華の影 | 墨 | 興福寺(奈良県奈良市) |
17 | 4月28日 | うつろい | 祇園祭 | 八坂神社(京都府京都市) 神泉苑(京都府京都市) |
18 | 5月5日 | 岐路 | 藤原道兼 | 石清水八幡宮(京都府八幡市) 粟田口(京都府京都市) |
19 | 5月12日 | 放たれた矢 | 筆 | 安曇川町(滋賀県高島市) |
20 | 5月19日 | 望みの先に | 検非違使 | 検非違使庁址(京都府京都市) 賀茂御祖神社(下鴨神社)(京都府京都市) 賀茂別雷神社(上賀茂神社)(京都府京都市) |
21 | 5月26日 | 旅立ち | 枕草子 | 伏見稲荷大社(京都府京都市) 清水寺(京都府京都市) |
22 | 6月2日 | 越前の出会い | 京から越前への旅路 | 白鬚神社(滋賀県高島市) 深坂古道(滋賀県長浜市) 氣比神宮(福井県敦賀市) 気比の松原(福井県敦賀市) |
23 | 6月9日 | 雪の舞うころ | 藤原行成 | 石清水八幡宮(京都府八幡市) 旧嵯峨御所 大本山大覚寺(京都府京都市) |
24 | 6月16日 | 忘れえぬ人 | 越前国府 | 本興寺(福井県越前市) 總社大神宮(福井県越前市) 紫式部公園(福井県越前市) |
25 | 6月23日 | 決意 | 越前和紙 | 岡太神社・大瀧神社(福井県越前市) 越前和紙の里(福井県越前市) |
26 | 6月30日 | いけにえの姫 | 藤原宣孝 | 離宮八幡宮(京都府大山崎町) 廬山寺(京都府京都市) |
27 | 7月14日 | 宿縁の命 | 藤原彰子 | 大原野神社(京都府京都市) 飛香舎(京都御所内)(京都府京都市) |
28 | 7月21日 | 一帝二后 | 藤原定子 | 六波羅蜜寺(京都府京都市) 鳥辺野陵(京都府京都市) 泉涌寺(京都府京都市) 今熊野観音寺(京都府京都市) |
29 | 7月28日 | 母として | 藤原詮子 | 真正極楽寺(真如堂)(京都府京都市) 元真如堂(換骨堂)(京都府京都市) 宇治陵一号墳(総拝所)(京都府宇治市) |
30 | 8月4日 | つながる言の葉 | 和泉式部 | 圓教寺(兵庫県姫路市) 貴船神社(京都府京都市) |
31 | 8月18日 | 月の下で | 源氏物語 | 源融河原院址(京都府京都市) 宇治十帖モニュメント(京都府宇治市) 宇治十帖の古蹟「総角」「早蕨」「夢浮橋」(京都府宇治市) 紫式部像(京都府宇治市) |
32 | 8月25日 | 誰がために書く | 赤染衛門 | 長谷寺(奈良県桜井市) |
33 | 9月1日 | 式部誕生 | 藤原定家 | 小倉百人一首の歌碑(京都府京都市) |
34 | 9月8日 | 目覚め | 曲水の宴 | 平城京左京三条二坊 宮跡庭園(奈良県奈良市) 毛越寺(岩手県平泉町) |
35 | 9月15日 | 中宮の涙 | 御嶽詣 | 金峯山寺(奈良県吉野町) |
36 | 9月22日 | 待ち望まれた日 | 貴族の屋敷 | 土御門第跡(京都府京都市) |
37 | 9月29日 | 波紋 | 紫 | 万葉の森船岡山(滋賀県東近江市) |
38 | 10月6日 | まぶしき闇 | 呪詛 | 京都市考古資料館(京都府京都市) 須磨の関跡碑(現光寺)(兵庫県神戸市) 関守稲荷神社(兵庫県神戸市) |
39 | 10月13日 | とだえぬ絆 | 藤原惟規 | 居多神社(福井県越後市) 大学寮址(京都府京都市) 逢坂山関跡碑(滋賀県大津市) |
- 平安神宮(京都府京都市)
- 京都御所(京都府京都市)
- 風俗博物館(京都府京都市)
- 歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市)
- 市比賣神社(京都府京都市)
- 防府天満宮(山口県防府市)
- 豊烈神社(山形県山形市)
- 長者山新羅神社(青森県八戸市)
- 長浜市木之本町(滋賀県長浜市)
- 東大寺(奈良県奈良市)
- 平野神社(京都府京都市)
- 元慶寺(京都府京都市)
- 中山寺(兵庫県宝塚市)
- 一条戻橋(京都府京都市)
- 晴明神社(京都府京都市)
- 八坂庚申堂(京都府京都市)
- 春日大社(奈良県奈良市)
- 宇治橋(京都府宇治市)
- 石山寺(滋賀県大津市)
- 興福寺(奈良県奈良市)
- 神泉苑(京都府京都市)
- 石清水八幡宮(京都府八幡市)
- 陽明文庫(京都府京都市)
- 安曇川町(滋賀県高島市)
- 検非違使庁址(京都府京都市)
- 賀茂御祖神社(下鴨神社)(京都府京都市)
- 賀茂別雷神社(上賀茂神社)(京都府京都市)
- 伏見稲荷大社(京都府京都市)
- 清水寺(京都府京都市)
- 白鬚神社(滋賀県高島市)
- 旧嵯峨御所 大本山大覚寺(京都府京都市)
- 紫式部公園(福井県越前市)
- 越前和紙の里(福井県越前市)
- 離宮八幡宮(京都府大山崎町)
- 廬山寺(京都府京都市)
- 大原野神社(京都府京都市)
- 六波羅蜜寺(京都府京都市)
- 泉湧寺(京都府京都市)
- 真正極楽寺(真如堂)(京都府京都市)
- 宇治陵(総拝所)(京都府宇治市)
- 貴船神社(京都府京都市)
- 源融河原院址(京都府京都市)
- 紫式部像(京都府宇治市)
- 宇治十帖モニュメント(京都府宇治市)
- 長谷寺(奈良県桜井市)
- 小倉百人一首の歌碑(京都府京都市)
- 平城京左京三条二坊 宮跡庭園(奈良県奈良市)
- 毛越寺(岩手県平泉町)
- 金峯山寺(奈良県吉野町)
- 土御門第跡(京都府京都市)
- 松尾大社(京都府京都市)
- 大堰川(京都府京都市)公任ゆかりの地
- 岩倉長谷朗詠谷の碑(京都府京都市)公任ゆかりの地
- 平等院(京都府宇治市)
- 比叡山延暦寺(滋賀県大津市)
平安神宮(京都府京都市)
第1回、第17回の「光る君へ紀行」ではクランクインの場所”平安神宮”が紹介されました。
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して1895年(明治28年)に創建されました。市街地が幕末の戦乱で荒廃した上、首都が東京に遷ったことにたいへんなショックを受けた京都の人々。そこで古き良き京都の復興と平安の祈りを込めて創建されたのです。
日本三大大鳥居の一つである大鳥居、境内の入り口にある応天門、本殿南側の大極殿(だいごくでん)、東西の蒼龍楼と白虎楼は必見。
(蒼龍楼と白虎楼は、第一話で道長(柄本佑)が弓矢の鍛錬を始めるシーンに登場していました)
美しい日本庭園は「細雪」の作者、谷崎潤一郎をはじめ多くの著名人が愛でた桜の名所としても有名です。6月上旬の無料開放日には花菖蒲も見頃を迎えます。
また、歴史的には、臥竜橋(がりゅうきょう)という飛び石の橋(中神苑)が見どころで、
実は、豊臣秀吉が京都の鴨川にかけた三条大橋・五条大橋の橋脚を輪切りにしたものを並べて作られています。歴史的事件と関わる橋が使われているとは感慨深いですね。
周辺には美術館も立ち並び、文化的な雰囲気が漂う人気スポットです。
名称 | 平安神宮 (HEIANJINGU SHRINE) |
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営業時間 | 8:30~17:30 |
地図 | |
住所 | 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約20分 (三条通りを西へ進み、「神宮道」交差点を北へ右折) ■地下鉄東西線「東山駅」徒歩10分 ■京阪鴨東線「三条駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分 ■JR「京都駅」より約30分 (市バス5系統・100系統・110系統) ■阪急「河原町駅」より約20分 (市バス5系統・46系統・32系統) |
入場料 | 大人600円、小人300円(6月上旬、9月19日無料開放) |
TEL | 075-761-0221 |
京都御所(京都府京都市)
第二回目の「光る君へ紀行」では京都御所が紹介されました。
794年に平安京に遷都されてから明治維新までの間、天皇一家が住まわれていたのが京都御所です。
紫式部にとっては職場です。
中宮に仕え、雅な貴族社会の中で生きた現場でもあります。
この旧皇居は大火事の翌年1855年に再建され一般公開されています。
御所の周りの京都御苑も公園として憩いの場となっています。
見どころ満載の京都御所ですが、御車寄(おくるまよせ)、諸大夫の間(しょだいぶのま)、新御車寄(しんみくるまよせ)、紫宸殿(ししんでん)、清涼殿(せいりょうでん)、御常御殿(おつねごてん)、御台所跡(おだいどころあと)を回る、宮内庁の職員によるガイドツアーが無料で行われています。予約不要で効率的に回れると好評です!
出典:宮内庁ホームページ
また、清所門を入ってすぐの休憩室では、ここでしか買えないお土産があるのでぜひ立ち寄ってみていただければと思います。
(当時の御所は現在の京都御所より西の「千本丸太町」あたりに在り、今でも「大極殿跡」「平安宮内裏跡」などの印が町中にあります。隠れミッキー的な要素満載です!)
名称 | 京都御所 (KYOTO IMPERIAL PALACE) |
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営業時間 | 9:00~17:00(月曜定休) |
地図 | |
住所 | 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3 京都御苑 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約30分 ■地下鉄烏丸線 「丸太町」より徒歩20分 ■京阪鴨東線「出町柳駅」「神宮丸太町駅」より徒歩13分 ■市バス「烏丸今出川」より徒歩5分 ■JR京都駅から約23分 (市バス4・17・205系統) |
入場料 | 無料(事前申し込み不要) |
TEL | 075-211-1215 |
風俗博物館(京都府京都市)
第三回『光る君へ紀行』では、京都市にある風俗博物館が紹介されました。
風俗博物館では「年中行事絵巻」という貴重な資料をもとに、平安時代の文化や衣裳が人形によって美しく表現され
「源氏物語~六條院の生活~」
と題して『源氏物語』の様々なシーンを再現しています。
『光る君へ紀行』では、女性の着物の襟元に注目。
梅かさね(早春)、松かさね(祝いの日など)、女郎花かさね(秋)など、季節やTPOに合わせた装束に、日本の美意識や感性を感じます。
西本願寺の斜向かい、東本願寺側のビルにあります。
名称 | 風俗博物館 (COSTUME MUSEUM) |
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営業時間 | 10:00~17:00(日祝お盆定休) |
地図 | |
住所 | 〒600-8468 京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階) |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約30分 ■阪急京都線 「四条大宮駅」から市バス28番、西本願寺前下車すぐ 「烏丸駅」で地下鉄烏丸線乗換え「五条駅」下車徒歩15分 ■京阪&市バス 「七条駅」から市バス206番、七条堀川下車徒歩6分 ■JR京都駅から市バス9番、西本願寺前下車徒歩3分 |
入場料 | 一般:800円 中高大:300円 小学生:200円 |
TEL | 075-351-5520 |
歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市)
第四回『光る君へ紀行』では、ロケ地でもある岩手県奥州市にある歴史テーマパークえさし藤原の郷が紹介されました。
(出典:『えさし藤原の郷』公式ホームページ)
映画やドラマの撮影にもよく使われていて「みちのくのハリウッド」ともよばれているそうです!
しっかりと時代考証された史実に厳密な建物などを再現しており、奥州藤原氏の軌跡を巡ることができます。奥州藤原氏といえば源義経を平家から匿って養育したことでも有名ですね。
平安貴族の屋敷など大小約120棟の建物を見ることができます。
寝殿造と呼ばれる平安時代や鎌倉時代の貴族たちが暮らしていた住宅の建築様式が素晴らしいと口コミ評価も高いです。
(出典:『えさし藤原の郷』公式ホームページ)
また、桜、藤、紫陽花、睡蓮、萩など四季折々の花も目を楽しませてくれます。源氏物語のテーマである「藤」もきっと「光る君へ」を彩っていそうですね。
(出典:『えさし藤原の郷』公式ホームページ)
時代衣装・鎧の着付けや、トリックアート体験など大人から子どもまで広い年齢層が楽しめる場所のようです。
住所岩手県奥州市江刺岩谷堂字小名丸86-1
定休日 | 無休 |
開園時間 | 9:00〜17:00 |
料金 | 入園大人1000円、高校生800円、小・中学生500円 |
アクセス | JR水沢江刺駅→車15分東北道水沢ICから県道8号経由15分 |
駐車場 | あり |
市比賣神社(京都府京都市)
第五回『光る君へ紀行』では、京都の神社市比蕒神社(いちひめじんじゃ)の雅楽会の紹介がされました。
『光る君へ紀行』では雅楽を日本の伝統音楽として世界に広めていく活動が映し出されています。
市比蕒神社の御祭神は女性の守り神とされ、特に「女人厄除け」の神として厄除け女性の参拝者が全国から訪れています。
平安時代は東市、西市といった市場の守り神でした。
昭和2年に日本で初めて「中央卸売市場」が京都に開設された折、分社として「市姫神社」が祀られています。
健やかな成長を祈り子供の口に含ませる”お食い初めの発祥地”としても知られています。
源氏物語など多くの古典文学にも描かれ、歴史にその名を残しています。
使い終わったカードを祓い清める「カード塚」も見どころの一つです。
名称 | 市比蕒神社 (ICHIHIME SHRINE) |
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営業時間 | 9:00~16:30(無休) |
地図 | |
住所 | 京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約30分(駐車場なし) ■京阪五条駅 徒歩5分 市バス河原町五条正面 3分 ■地下鉄 烏丸線「五条」より徒歩10分 ■JR京都駅 バス10分 205・特17、徒歩15分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-361-2775 |
防府天満宮(山口県防府市)
『光る君へ』第六話では、山口県防府(ほうふ)市の防府天満宮が紹介されました。
防府天満宮のキャッチコピーは”日本最初の天神さま”。
菅原道真が九州大宰府へ左遷されて西下の途中、本州である山口県にずっといたいと言っていたことから、この地に建立日本で最初に創建された天神さまと称しているそうです。
清少納言の父親は清原元輔(きよはらのもとすけ)という百人一首の歌で知られる歌人です。
山口県防府(ほうふ)市は、赴任した元輔とともに清少納言が多感な少女時代を過ごしたとされる地です。
『枕草子』には、船から見た情景などが生き生きと描写されており、
これは、京都と防府を往復した船旅での実体験が生かされていると考えられています。
名称 | 防府天満宮 |
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営業時間 | 8:30~20:00 |
地図 | |
住所 | 〒747-0029 山口県防府市松崎町14−1 |
アクセス | JR防府駅から徒歩15分 |
入場料 | 無料 |
豊烈神社(山形県山形市)
第7回の『光る君へ紀行』は、打毬の紹介です。
宮内庁以外に打毬が受け継がれ、行われている場所が2箇所あります。
豊烈神社(ほうれつじんじゃ)に伝わる古式打毬は、文政4年神社創建以来例祭に神事として奉納され、現在まで185年間継承されてきました。
平成4年には市無形文化財に、平成18年には県無形文化財に指定されています。
名称 | 豊烈神社 |
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営業時間 | 24時間 |
地図 | |
住所 | 〒990-0045 山形県山形市桜町7−47 |
アクセス | JR山形駅から徒歩10分 |
入場料 | 無料 |
023-642-7108 |
長者山新羅神社(青森県八戸市)
長者山新羅神社(ちょうじゃさんしんらじんじゃ)は青森県八戸市の長者山山上に鎮座する神社です。重要無形民俗文化財の「八戸三社大祭」や八戸の「えんぶり」で知られています。
境内で行われる「加賀美流騎馬打毬」は八戸の夏の風物詩の一つ。
かつて名馬の産地として名をはせたこの長者山では打毬の伝統を守るため今も日本在来種の馬が飼育され、八戸の騎馬打毬に活躍しています。
宮中で花開いた打毬という文化ですが、京都から離れた東北の地で大切に守られています。
名称 | 長者山新羅神社 |
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営業時間 | 8:30~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒031-0021 青森県八戸市長者1丁目6−10 |
アクセス | JR本八戸駅から徒歩25分 |
入場料 | 無料 |
0178-22-1769 |
長浜市木之本町(滋賀県長浜市)
8回目の『光る君へ紀行』では滋賀県長浜市で作られた琵琶が紹介されました!
琵琶は、7世紀から8世紀ごろ、中国大陸から日本に伝来しました。
『源氏物語』では、琵琶を演奏する場面がたびたび登場し、貴族たちに愛されていたことがうかがえます。
雅楽の琵琶は、伝来当時の弾き方が伝承され、その音色は、千年以上たった今も変わらないといいます。
北国(ほっこく)街道の宿場町、木之本町(きのもとちょう)。
この辺りでは良質の生糸が取れることから、琵琶など和楽器の弦が生産されてきました。
まゆから糸をとる技術は、渡来人によってもたらされ、その歴史は古く、4世紀ごろだと伝えられています。
この地域では、昔ながらの糸を撚(よ)る伝統的な技法が守り継がれています。 古(いにしえ)の響きを今に紡いでいるのです。
アクセス
JR「木ノ本」下車、すぐ
東大寺(奈良県奈良市)
『光る君へ紀行』第9回では奈良県奈良市の東大寺が紹介されました。
「奈良の大仏さま」で知られる「東大寺」は、鹿で有名な奈良公園の中に在ります。
国宝や重要文化財に指定される歴史的建造物が多く、奈良を代表するお寺です。
728年、仏様のお力で国を守ってもらおうと考えた聖武天皇は、東大寺の前身であるお寺を建立し、752年、東大寺の大仏が建立されました。
開眼供養(かいげんくよう)が行われた際、音楽や舞が披露され、その中には散楽も奉納されたといわれています。
見どころは、
・大仏様(盧舎那仏坐像)と大仏殿(世界最大級の木造建造物)
⇨大仏様の鼻の穴と同じ大きさだという穴の空いた柱があります。
・正倉院
⇨古代の美術工芸の粋を集めた文化財の一大宝庫(平日のみの公開)
・法華堂(東大寺でもっとも古い建物)
⇨「三月堂」とも言われます。
などなど。
写経や写仏などの仏教体験にも気軽に参加できます。
名称 | 東大寺 (Tōdai-ji Temple) |
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営業時間 | 4月〜10月 7:30~17:30、 11月〜3月 8:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406−1 |
アクセス | ■名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分 ■京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km ■第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km ■西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km ■近鉄奈良線「奈良駅」から徒歩20分 ■JR「奈良駅」・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分 ■近鉄奈良線「奈良駅」からぐるっとバス(大宮通ルート・奈良公園ルート)「大仏殿前駐車場」下車すぐ |
入場料 | 2024年3月31日まで:中高生以上600円、小学生300円 2024年4月1日から:中高生以上800円、小学生400円 |
TEL | 0742-22-5511 |
平野神社(京都府京都市)
第10回の『光る君へ紀行』では、花山天皇ゆかりの場所が紹介されました。
平野神社では花山天皇が桜をお田植えしたことから、毎年4月10日に「桜花祭」が行われています。
毎年、見事な桜が咲き誇ります。
名称 | 平野神社(hirano-shrine) |
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営業時間 | 6:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒603-8322 京都府京都市北区平野宮本町1 |
アクセス | ■JR「京都駅」から市バス[205][50]系統「衣笠校前」下車北へ徒歩3分■京福電鉄北野線「北野白梅町」駅 北へ徒歩7分 ■京阪「三条」駅 市バス[10]系統「北野白梅町」下車北へ徒歩7分 市バス[15]系統「衣笠校前」下車北へ徒歩3分 ■阪急京都線「河原町」駅から市バス[205」系統「衣笠校前」北へ徒歩3分 |
拝観料 | 無料 |
TEL | 075-461-4450 |
元慶寺(京都府京都市)
868年(貞観10)歌人としても有名な遍昭僧正が建立した天台宗のお寺、元慶寺(がんけいじ)。
花山天皇が若くして出家した寺として知られています。
花山天皇は”花山法皇”となられ、こちらに宸影を安置しています。
本堂扉の菊花の紋章をぜひご覧ください。
菊花の紋章が花山法皇のゆかりの寺だと言うことを指し示しています。
(当時のお寺は応仁の乱で罹災し現在の建物は安永年間の再建とされています。)
毎月8日に写経会を行っているそうです(9:00~16:00 随時1000円)
※北側にあるJRの線路を越え20分ほど歩けば大乗寺があります☆
名称 | 元慶寺(gankeiji-temple) |
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営業時間 | 8:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒607-8476 京都府京都市山科区北花山河原町13 |
アクセス | ■地下鉄東西線「御陵」下車、出口3番より徒歩20分 ■京阪バス(1時間1本)「北花山」下車、徒歩5分 |
拝観料 | 無料 |
TEL | 075-581-0183(電話はお控えください) |
中山寺(兵庫県宝塚市)
関西では、妊娠5ヶ月の戌の日に詣でる安産祈願や子授け祈願のお寺として親しまれている兵庫県宝塚市の中山寺。
聖徳太子が創建したといわれています。
花山天皇が出家して花山院となった後に巡礼で訪れた中山寺。
この寺で、仏を表す宝印を見つけ出し、廃れていた西国三十三所の霊場を再興したといわれています。
名称 | 中山寺(nakayamadera-temple) |
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営業時間 | 9:00~16:00 |
地図 | |
住所 | 〒665-8588 兵庫県宝塚市中山寺2丁目11-1 |
アクセス | ■阪急電鉄宝塚線「中山観音駅」から北へ徒歩1分 ■JR宝塚線 「中山寺」から北西へ徒歩10分 ■宝塚ICを川西方面(東)へ、約500m先の安倉中交差点を左折(北へ)、約1km先の中山寺西交差点(右側にダイエーがある)を右折すると、阪急中山観音駅 南側 |
拝観料 | 無料 |
TEL | 0797-87-0024 |
一条戻橋(京都府京都市)
第11話の『光る君へ紀行』では一条戻橋と晴明神社が紹介されました。
いずれも陰陽師・安倍晴明ゆかりの地です。
一条戻橋は、京都堀川にかかる石橋です。
平安時代は、ここから先は葬送地であり、この世とあの世の境目として捉えられていたそうです。
「戻橋」という名前の由来については『撰集抄』巻七で、延喜18年(918年)12月に漢学者三善清行の葬列がこの橋を通った際、父の死を聞いて急ぎ帰ってきた熊野で修行中の子浄蔵が棺にすがって祈ると、清行が雷鳴とともに一時生き返り、父子が抱き合ったという話から。
昔の素材を使ったミニチュアの橋(旧一條戻橋)が、晴明神社内に再現されています。
〒602-8067 京都府京都市上京区主計町 一条通り
晴明神社(京都府京都市)
(出典:晴明神社公式サイト)
晴明神社(せいめいじんじゃ)創建は、寛弘4(1007)年。
平安時代中期の天文学者である安倍晴明の偉業を讃えた一条天皇の命により、安倍晴明の屋敷跡に社殿が設けられました。
「光る君へ」ではユースケ・サンタマリアさんが安倍晴明を演じられます。
安倍晴明は一条天皇を993年に禊を行うことで治したり、1003年に藤原道長から雨乞いを命じられ雨を降らせたり、信頼を集めるようになったことが道長の日記『御堂関白記』などの当時の貴族の日記にかかれています。
(出典:晴明神社公式サイト)
晴明が念力により湧出させた井戸「晴明井」は病気平癒のご利益があるとされ、湧き出す水は現在でも飲むことができます。
※晴明の邸宅は『大鏡』によると土御門町口付近、『今昔物語集』によると土御門西洞院北東(現在の京都市上京区土御門町・菊屋町)にあったとされています。
生誕地とされる大阪市阿倍野区にも「安倍晴明神社」があるように、各地に晴明を冠する神社があります。
晴明神社 (SEIMEI SHRINE) | |
営業時間 | 9:00~17:00(授与所は16:30まで) |
地図 | |
住所 | 〒602-8222 京都府京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル) |
アクセス | ■地下鉄烏丸線「丸太町」より徒歩12分 ■京阪鴨東線「三条駅」より市バス 12番59番「堀川今出川」下車 徒歩約2分より ■阪急 烏丸駅、地下鉄 四条駅より 市バス12番「一条戻橋・晴明神社前」下車 徒歩すぐ ■JR京都駅より 市バス9番「一条戻橋・晴明神社前」下車 徒歩すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-441-6460 |
八坂庚申堂(京都府京都市)
まひろたちが夜通し眠らずに過ごした、庚申(こうしん)の夜。 「庚申」とは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせた60種類で構成される“干支(えと)”のひとつ、庚(かのえ)・申(さる)を意味します。
平安時代の貴族たちの日記にも、庚申の夜についての記述が残されています。 貴族たちは、この夜は外出をすることなく、ふだんよりも慎み深く過ごしながら、朝が来るのを待ったといいます。
第12回の『光る君へ紀行』では京都府京都市東山の八坂庚申堂が紹介されました。
京都でだれもが写真に収めるであろう五重塔(八坂の塔)のすぐそばにある八坂庚申堂(やさかこうしんどう)。
金剛寺とも呼ばれています。
手足を縛られた猿を表す「くくり猿」と呼ばれる色鮮やかな玉がインスタスポットにもなっています。
こちらには今でも庚申の日を特別な日と捉える風習が残っており、60日に一度めぐってくる庚申の日には、本堂で護摩焚(ごまだ)きや、無病息災を願うこんにゃく焚きが行われています。
庚申の夜の風習は、その後、武士たちの間で広まり、江戸時代には民衆にまで広がっていったと伝えられています。
名称 | 八坂庚申堂 (yasakakousinndou) |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒605-0828 京都府京都市東山区金園町390 |
アクセス | ■名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分 ■JR「京都駅」から市バス「東山通北大路バスターミナル行き」15分 「東山安井」下車 徒歩6分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-541-2565 |
春日大社(奈良県奈良市)
第13回の『光る君へ紀行』では春日大社が紹介されました。
平安時代前期に現在の規模になった春日大社(かすがたいしゃ)。
皇室の尊崇だけでなく庶民の信仰も厚い神社です。
境内の国宝殿には、国宝352点、重要文化財971点を含む約3000点を収蔵、公開。
朱塗りの社殿は美しく植物園には万葉集に登場する草花が植えられています。藤の名所として有名な世界遺産です。
名称 | 春日大社 (KASUGATAISYA SHRINE) |
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営業時間 | 6:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160 |
アクセス | ■JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで 春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ ■市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩10分 |
入場料 | 境内自由回廊内特別参拝: 500円 国宝殿:大人500円、大学300円 、高校300円 、中学200円 、小学200円 春日大社 萬葉植物園: 大人500円:小中学200円 |
TEL | 074-222-7788 |
宇治橋(京都府宇治市)
第14回『光る君へ紀行』では京都府宇治市が紹介されました。
宇治橋(うじはし)は646年(大化2年)に奈良元興寺の僧道登によって架けられたという宇治川に架かる古い橋。
「瀬田の唐橋(大津市)」「山崎橋」とともに”日本三古橋”に数えられています。
熾烈(しれつ)な権力争いの中で、一族の栄華の礎を築いた一人・藤原兼家。
兼家の妻の一人、藤原道綱母によって書かれた『蜻蛉(かげろう)日記』からは、若き日の兼家の姿をうかがい知ることができます。
『蜻蛉日記』には、道綱母が長谷寺へ詣でた帰り道、都からわざわざ迎えに来た兼家と、現在の宇治橋付近で、川をはさんで歌を詠みあったことが記されています。
『蜻蛉日記』中盤に書かれている鵜飼いは、宇治川の夏の風物詩として今も行われています。
このころの日記には、出世し栄華を極めていく兼家の姿が多く記されています。
『蜻蛉日記』の中には、一人の妻の目線から見た兼家のさまざまな表情が残されています。
幾多の合戦や洪水で壊れては架替えられてきました。現在のものは1996年に改修され、ヒノキの高欄に青銅の擬宝珠を冠し、平安時代の趣を感じるデザインです。
紫式部の銅像は橋の西詰、夢浮橋ひろばにあります。
この像は2003年に建立されました。こちらもフォトスポットですね!
また、上流側に張り出した「三ノ間」は、豊臣秀吉がそこから茶の湯に使う水を汲ませたとも言い伝えられています。宇治の茶まつり「名水汲み上げの儀」では、この宇治橋三ノ間で行われます。
宇治橋の周辺には、源氏物語の宇治十帖の各帖それぞれにちなんだ古跡が点在しています。『夢浮橋之古跡』にある筏や舟を水上に浮かべ、その上に板を渡しただけの橋「浮橋」は源氏物語の無常感が感じられるでしょう。十三重の石塔のある浮島からさらに喜撰橋を渡ると宇治川西岸の道に出て、「源氏物語」にまつわる「宿木」の石碑も出てきます。
JR「宇治」下車、徒歩10分
石山寺(滋賀県大津市)
第15回『光る君へ紀行』では滋賀県大津市の石山寺が紹介されました。
15話でまひろとさわが訪れ、『蜻蛉日記』の作者(藤原道綱の母)と出会った、石山寺。
滋賀県の中心部からほど近い石山寺では、
大河ドラマ放映のある2024年、『大河ドラマ館』が開催されます。
石山寺は、奈良時代747年、聖武天皇の勅願によって創建された真言宗の大本山です。西国三十三所観音霊場の代十三番札所。
源氏物語はこの石山寺で構想が練られたとされています。
紫式部は中宮である藤原彰子の要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠したのですが、
本堂から松や建物ごしに琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが源氏物語の始まりだったと石山寺に残る「石山寺縁起絵巻」という巻物の4巻に記録されています。
石山寺の見どころは、運慶と息子・湛慶の作った仁王像のある石山寺の正門「東大門」。
源頼朝の寄進により建立された日本最古の「多宝塔」。
また、保元年間、後白河上皇の行幸の際に建立されたとされる「月見亭」は眺望抜群です。
全体的にとても美しいお寺ですが、桜や紅葉の季節にはなお一層華やかに彩られます。
安産・福徳・厄除・縁結のご利益があるそうです。
近くには琵琶湖はもちろん、ボート競技の盛んな瀬田川や、瀬田の唐橋(日本三古橋)もありますよ!
名称 | 石山寺 (Ishiyamadera Temple) |
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営業時間 | 8:00~16:30(最終入山16:00) |
地図 | |
住所 | 滋賀県大津市石山寺1−1−1 |
アクセス | ■JR京都駅からJR石山駅まで新快速で13分→京阪バス10分 ■京阪石山寺駅から徒歩10分 ■名神高速「瀬田西」「瀬田東」インターから10分 |
入場料 | 【入山料】600円(小学生250円) 【本堂拝観料】500円(小学生250円) 【大河ドラマ館】 前売り:500円(小学生250円)+入山料 当日券:600円(小学生300円)+入山料 または、石山寺セット券1,000円(小学生450円) ※現地受付・コンビニのオンライン端末で販売 【石山寺と紫式部展】 300円(小学生150円)+入山料 |
TEL | 077-537-0013 |
興福寺(奈良県奈良市)
第16回『光る君へ紀行』では奈良県奈良市の興福寺が国産の油煙墨発祥の地として紹介されました。
藤原氏の氏寺・興福寺。
国産の油煙墨(ゆえんぼく)はこの地で初めて作られたと伝えられています。
主に公文書の作成や写経に使われた墨ですが、平安時代に仮名文字が生まれ、文字が普及したことで墨の需要が高まり「油煙墨」が作られるようになりました。
興福寺の周りには墨職人が多く集まり、奈良では今も伝統的な墨づくりが行われています。
名称 | 興福寺 |
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営業時間 | 9:00~17:00(受付終了16:45) |
地図 | |
住所 | 〒630-8213 奈良県奈良市登大路町48 |
アクセス | ■近鉄電車 近鉄奈良駅から徒歩5分 |
入場料 | 大人・大学生700円、高中学生600円、小学生300円 |
TEL | 0742-22-7755 |
神泉苑(京都府京都市)
第17回目、もともとは平安京大内裏の南にあった天皇の庭「神泉苑」が祇園祭の起源として紹介されました。
天変地異や疫病は、怨霊の仕業と考えられ、八坂神社から神泉苑に神輿を送っておはらいを行ったのが祇園祭の起源と伝えられています。
(出典:神泉苑公式サイト)
二条城の南に位置する神泉苑。
794年(延暦13)の平安京を造った際に桓武天皇が大内裏の南の沼沢に造った天皇の庭です。
つねに清泉が湧き出すことから神泉苑と名づけられ、大池、中嶋や釣殿などが設けられました。
苑内には,空海が雨乞いの際に勧請した善女龍王をまつるほこらがあり、 毎年5月初めの神泉苑祭が開催されます。
名称 | 神泉苑(SHINSEN-EN) |
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営業時間 | 7:00~20:00 寺務所(授与所・御朱印):9:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒604-8306 京都府京都市中京区門前町166 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約20分 ■阪急四条大宮駅より徒歩10分 ■JR二条駅より徒歩10分 ■JR京都駅→地下鉄→地下鉄東西線「二条城前駅」下車徒歩2分 ■市バス15 「神泉苑前」 からすぐ ■市バス9、50 「堀川御池」 から徒歩5分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-821-1466 |
石清水八幡宮(京都府八幡市)
第18回、第23回の『光る君へ紀行』では、京都府八幡市の石清水八幡宮が紹介されました。
大分県の宇佐神宮・福岡県の筥崎宮とともに日本三大八幡宮のひとつに数えられる石清水八幡宮。
「はちまんさん」として親しまれています。
道兼のエピソードにあるように、朝廷との関係が深く、勅祭(ちょくさい=天皇の使者が派遣される祭り)というお祭りが行われています。
一条天皇の使者として、道兼が石清水八幡宮の行幸を取りしきっていました。
藤原道兼ゆかりの神社としても知られています。
石清水祭は、京都の葵祭、奈良・春日大社の春日祭とともに三大勅祭のひとつとされています。
道兼は、粟田に山荘を構えたことから「粟田殿」と呼ばれていました。
名称 | 石清水八幡宮 (IWASHIMIZUHATCHIMAN SHRINE) |
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営業時間 | 6:00~18:00 :9:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒614-8005 京都府八幡市八幡高坊30 |
アクセス | ■京阪電鉄「石清水八幡宮」からケーブル「ケーブル八幡宮山上」下車、徒歩5分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-983-3001 |
陽明文庫(京都府京都市)
第19話『光る君へ紀行』では、京都市の陽明文庫と琵琶湖(滋賀県高島市)が紹介されました。
藤原家に代々伝わる古文書や、美術品が保存されている陽明文庫。
藤原道長が20年以上にわたって書き残した日記『御堂関白記』が保存されています。
その多くが道長本人の直筆です。日々の政務や儀式について書かれた日記は当時の様子を知る貴重な史料です。
〒616-8252 京都府京都市右京区宇多野上ノ谷町1−2
安曇川町(滋賀県高島市)
平安時代の筆作りが、滋賀県高島市で継承されています。
また、2024年3月7日滋賀県高島市の琵琶湖畔にてロケが行われ、
琵琶湖を舟で移動するシーンや、舟着き場で夕立のなか舟から荷物を降ろすシーンなどが撮影されました。
高島市の湖岸はたいへん美しく、滋賀県民にとってはリゾート地的な存在です。
検非違使庁址(京都府京都市)
第20回『光る君へ紀行』では、京都市の検非違使庁跡と葵祭の下鴨神社・上賀茂神社が紹介されました。
平安絵巻さながら、優美な行列がいく「葵(あおい)祭」。 現在も行列の中に検非違使の姿をした人たちを見ることができます。
勅使が天皇からの供え物などをおくる際、下鴨神社と上賀茂神社へ向かう行列を先導し、勅使を警護するのが検非違使たちの役目でした。
平安京を守る彼らの姿は、葵祭を通して今に伝え継がれているのです。
平安時代、都の治安を守るために置かれた「検非違使(けびいし)庁」。
東を堀川小路(堀川通)、北を鷹司小路(下長者町通)、西を猪隈小路(猪熊通)、南を 近衛大路(出水通)に囲まれた範囲に平安京の検非違使庁がありました。
弘仁6(815)年頃に創設された、現在の警察や検察の役割を担った機関です。
犯罪者の取締りから疫病などによる遺体処理まで、さまざまな仕事を任せられていました。
藤原実資は、検非違使庁の最高責任者、別当を務めていました。 実資の日記『小右記』には、花山院に矢を射かけた嫌疑により、藤原伊周の屋敷を捜索したことが記されています。
平安時代後期には検非違使庁の事務は別当(長官)の邸宅で行われるようになり,この地の検非違使庁は廃絶。
この石標は検非違使庁の所在を示しています。
場所:京都市上京区葭屋町通出水上る西側
アクセス:JR「京都」からバス「堀川下立売」下車、徒歩3分
賀茂御祖神社(下鴨神社)(京都府京都市)
名称 | 下鴨神社(賀茂御祖神社)(SHIMOGAMO SHRINE) |
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営業時間 | 6:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 |
アクセス | JR「京都」からバス「下鴨神社前」下車すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-781-0010 |
賀茂別雷神社(上賀茂神社)(京都府京都市)
名称 | 上賀茂神社(賀茂別雷神社)(KAMIGAMO SHRINE) |
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営業時間 | 5:30~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339 |
アクセス | JR「京都」からバス「上賀茂神社前」下車すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-781-0011 |
伏見稲荷大社(京都府京都市)
第21回『光る君へ紀行』では、清少納言ゆかりの地として伏見稲荷大社と清水寺が紹介されました。
映えスポットとしても有名な伏見稲荷大社は、伏見稲荷神社の総本宮。本殿の奥に進むと鮮やかな朱塗りの鳥居「千本鳥居」が限りなく続きます。
千本鳥居を抜け「奥の院(奥社奉拝所)」の先には稲荷山があり、紫式部のライバル清少納言が「お山巡り(参詣)」をしたことでも有名です。
お山の参道には今のような鳥居はなく、別の登り口から上がっていたようです。
「光る君へ」13話でも、佐々木蔵之介さん演じる藤原宣孝がお山巡りをしたというエピソードが登場しますね。
名称 | 伏見稲荷大社 (FUSHIMI INARI TAISHA) |
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営業時間 | 24時間 |
地図 | |
住所 | 京都府京都市伏見区深草薮之内町68 |
アクセス | ■名神高速道路「京都南IC」より約20分 ■阪神高速道路「上鳥羽出口」より10分 ■京阪本線「伏見稲荷駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分 ■市バス「稲荷大社前」より徒歩7分 ■JR「京都駅」より約5分 ■JR「稲荷駅」すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL | 075-641-7331 |
清水寺(京都府京都市)
出典:清水寺公式サイト
清少納言が籠もった清水寺は、世界遺産「古都京都の文化財」であり観音霊場の一つです。
「清水の舞台から飛び降りる」という言葉でも有名ですね。
舞台がある本堂には、参籠用の部屋がいくつもあり、他の部屋にも色々な人が籠もっていると僧侶が教えてくれたというエピソードが『枕草子』に綴られています。
宮仕えの日々のちょっとした息抜きという位置づけもあったのでしょうか。
そんな清少納言に対し、藤原定子がさみしくなって清少納言に歌を送ったというエピソードがあります。
舞台がある本堂以外にも、仁王門、三重塔、音羽の滝などの見どころがあります。
名称 | 清水寺 (KIYOMIZUDERA ) |
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営業時間 | 6:00〜18:00 |
地図 | |
住所 | 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294 |
アクセス | ■名神高速道路「京都南IC」より約20分 ■JR「京都駅」よりバス「五条坂」下車徒歩5分※境内への入山は、門前道の清水坂をのぼり仁王門の前からのルートと、茶わん坂をのぼり防災道路からのルートだけしかありませんので、ご注意ください |
入場料 | 500円 |
TEL | 075-551-1234 |
白鬚神社(滋賀県高島市)
第22回目の『光る君へ紀行』では、滋賀県高島市白鬚神社、滋賀県長浜市の深坂古道、福井県敦賀市の気比神宮が紹介されました。
大鳥居が琵琶湖に浮かぶ光景から”近江の厳島”の異名を持つ白鬚神社。
(NHKでは「白髭神社」と紹介されていますが、こちらでは神社公式サイトの表記に準じています)
境内には紫式部にちなんだ歌碑が立っています。
歌碑には、長徳2年(996年)に越前国司として赴任する父・藤原為時に同行して三尾崎を通った際に詠まれた歌が刻まれています。
社務所前にある展望台からは湖中大鳥居を一望できます。
本殿は、豊臣秀吉の遺命により息子・秀頼が造営したものです。
名称 | 白髭神社 (Shirahige Shrine) |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
地図 | |
住所 | 〒630-8013 奈良県奈良市三条大路1丁目5−38 |
アクセス | ■JR湖西線 近江高島から車で5分(徒歩40分) ■京都・大阪方面より 京都東ICから湖西道路・国道161号を北上 40㎞ ■東京・名古屋方面より 米原JCで北陸道へ、木之本ICから国道8号・303号・161号を南下 45㎞ |
入場料 | 無料 |
TEL | 0740-36-1555 |
旧嵯峨御所 大本山大覚寺(京都府京都市)
第23回の『光る君へ紀行』では、第18回と同じく
京都府八幡市の石清水八幡宮と嵐山の大覚寺が紹介されました!
『大覚寺(だいかくじ)』真言宗大覚寺派の大本山の寺院。山号は嵯峨山。
876年、嵯峨天皇の離宮「嵯峨院」を寺に改め『大覚寺』と命名された皇室ゆかりの寺院であり、後宇多法皇がここで院政を行うなど、日本の政治史に深い関わりをもつ寺院としても知られています。
源氏物語「宿木」の巻で語られる薫の話では、晩年の光源氏は出家してこの「嵯峨院」で2〜3年過ごしたとされています。
宮廷風の建築や皇室ゆかりの建物を移築したものが多く、伽藍の中心部に歴代天皇が書写した般若心経を収める「心経殿」があるのが特徴です。
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に登場した『太秦映画村』もまあまあ近いです!
名称 | 大覚寺(DAIKAKUJI TEMPLE) |
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営業時間 | 9:00~17:00(受付は16:30まで) |
地図 | |
住所 | 〒616-8411 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 |
アクセス | ■京都縦貫自動車道 「沓掛IC」より25分 ■JR嵯峨野線 「嵯峨嵐山駅」より北へ徒歩20分 ■阪急電鉄「阪急嵐山駅」より北へ徒歩20分 ■嵐電「嵐電嵯峨駅」より徒歩20分 ■市バス 京都駅より28番嵐山大覚寺行 「大覚寺」より徒歩3分 四条烏丸より91番太秦映画村大覚寺行 「大覚寺」より徒歩3分 ■京都バス 京都駅より大覚寺行・清滝行にて「大覚寺」下車すぐ |
参拝料 | 境内無料 お堂エリア 大人 500円・小中高生 300円 大沢池エリア 大人 300円・小中高生 100円 |
TEL | 075-871-0071 |
紫式部公園(福井県越前市)
第24回の『光る君へ紀行』では、福井県越前市が紹介されました。
越前市武生は越前の政治・経済・文化の中心として栄えました。
(出典:福井県公式観光サイトふくいドットコム)
(出典:福井県公式観光サイトふくいドットコム)
紫式部をしのんで造られた紫式部公園には、平安時代を再現した美しい寝殿造の庭園が再現され、紫式部が暮らした時代の四季折々の風情を感じることができます。
十二単衣の紫式部像があります☆
名称 | 紫式部公園(Murasaki Shikibu Park) |
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営業時間 | 24時間 |
地図 | |
住所 | 福井県福井県越前市東千福町20 |
アクセス | ■武生駅から白山行き福鉄バス「紫式部公園口」下車/ ■市民バス市街地循環南ルート「紫式部公園」下車 ■北陸自動車道武生ICから約15分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 越前市都市計画課 :0778-22-3012 |
越前和紙の里(福井県越前市)
第25回の『光る君へ紀行』では福井県越前市で発展した越前和紙が紹介されました。
越前和紙の里「パピルス館」では和紙づくりを楽しむことができます。
和紙づくりの所要時間は20分〜40分。
紙漉き体験の料金は、紙の大きさによって600円〜2,000円となっています。また、自分だけの御朱印帳も作れるコースもあり、越前ならではの体験を楽しめます。
再三まひろが絶賛する越前の和紙。
作ってみたい方も、和紙の可愛いお土産目当ての方も満足できます◎
名称 | 越前和紙の里 |
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営業時間 | 9:00〜16:00 |
地図 | |
住所 | 〒915-0232 福井県越前市新在家町8−44 |
アクセス | ■武生I.Cから車で約10分 ◼JR越前たけふ駅から車で10分(レンタサイクルで20分) ◼ハピラインふくい「武生」からバス「和紙の里」下車すぐ |
入場料 | (卯立の工芸館:大人300円、高校生以下無料)要確認 |
TEL | 0778421363 |
離宮八幡宮(京都府大山崎町)
第26回の『光る君へ紀行』では大山崎町にある離宮八幡宮と廬山寺が紹介されました。
離宮八幡宮は、かつて紫式部の夫・藤原宣孝が任ぜられた「山城国府」があった地として紹介されました。
賀茂臨時祭(かものりんじさい)で、舞の奉納をたびたび行う雅な面を見せる一方、祭で馬をひく役目を怠り、処分を受けるといった豪快な面もあったといいます。
名称 | 離宮八幡宮 |
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営業時間 | 8:30〜17:00 |
地図 | |
住所 | 〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21−1 |
アクセス | ■JR京都線 山崎駅から徒歩1分 ◼阪急京都線 大山崎駅から徒歩3分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 0759560218 |
廬山寺(京都府京都市)
出典:廬山寺公式サイト
京都御所の東側、寺町通りにある廬山寺は、元は紫式部の曾祖父の邸宅であり、紫式部が夫・藤原宣孝と結婚生活を送り、源氏物語を執筆した地として知られています。
本殿の入り口には
「めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし夜半の月影」
という紫式部の歌碑があります。「源氏庭」という白砂と苔の庭も趣があり、
京都御所を訪れるならセットで見て回りたいですね!
名称 | 廬山寺 (ROZAN-JI TEMPLE) |
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営業時間 | 9:00~16:00(月曜定休) |
地図 | |
住所 | 〒602-0881 京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397 |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より約30分 ■地下鉄烏丸線「今出川駅」「丸太町」より徒歩5分 ■京阪鴨東線「三条駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分 ■市バス「烏丸今出川」より徒歩5分 ■JR京都駅から約25分 (市バス4・17・205系統) |
拝観料 | 500円 |
TEL | 075-231-0355 |
大原野神社(京都府京都市)
第27回の『光る君へ紀行』では京都御所の飛香舎と京都の西山に鎮座する大野原神社が紹介されました。
大野原神社は、奈良の春日大社の分社ということで、藤原氏ゆかりの神社であり、紫式部の氏神様です。
ドラマ27回では、入内してすぐに女御の位を得た藤原彰子。
入内後、父・道長や紫式部らとともに大野原神社に参詣した行列は、たいへん華やかだったと伝えられています。
鎌倉時代の山水屏風(せんずいびょうぶ)は現存している最古のやまと絵屏風で、歌を書く色紙形も残っています。
道長が彰子のために用意した屏風を思い起こさせますね。
春は枝垂れ桜「千眼桜(せんがんざくら)」、夏は赤い太鼓橋のかかる「鯉沢の池」にモネにも例えられる蓮の花が美しく咲き誇っています。紅葉の名所としても知られています。
大河ドラマ放映中の2024年は紫式部の御朱印もあります◎
名称 | 大野原神社 |
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営業時間 | 8:30〜17:00 |
地図 | |
住所 | 〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1152 |
アクセス | ■京都第二外環状道路「大原野IC」から車で約7分 ■京都縦貫道「沓掛IC」から車で約10分 ■JR日向町駅からバス「南春日町」下車、徒歩8分 |
入場料 | 無料 |
TEL | 0753310014 |
六波羅蜜寺(京都府京都市)
第28回の『光る君へ紀行』では京都の六波羅蜜寺が泉湧寺などが紹介されました。
「空也の寺」として知られる六波羅蜜寺。
口から出る仏様が印象的な「空也上人立像」をご覧になれます。
空也上人の「南、無、阿、弥、陀、仏」と唱えた文字が、阿弥陀様に姿を変えたと伝えられており、それを表現した素晴らしい像です。
ご本尊様は、本堂に納められている「十一面観音立像」です。
秘仏であり普段観ることはできませんが、辰年のみ拝観可能です。
奇しくも2024年がその年に当たります。
境内には「六波羅探題(朝廷を監視する機関」の跡碑もあり、光る君への時代の後、栄華を極めた平家の邸宅が建ち並び、日本の中心として栄えていた土地です。
あの世の入口とされる「六道之辻」は六波羅蜜寺の近くにあります。東には、葬送地・鳥辺野が広がり、ミステリースポットとしても知られています。
名称 | 六波羅蜜寺 |
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営業時間 | 8:00〜17:00 |
地図 | |
住所 | |
アクセス | ■京都市バス 京都駅から206 系統「清水道」下車、徒歩7分 ■阪急電車 清水五条駅から徒歩7分 ■京阪電鉄 清水五条駅から徒歩7分 |
入場料 | 大人600円 中高大学生500円 小学生400 |
TEL | 0755616980 |
泉湧寺(京都府京都市)
真言宗泉湧寺派の総本山・泉湧寺(せんにゅうじ)。
境内に泉が湧いたことからこの名がつけられました。
清少納言は月輪山の麓にたたずむこの寺の近くで晩年を過ごしたと考えられています。
皇室にもゆかりが深く、皇族の方々がご参拝される際の休息される「御座所」(「旧・皇后御里御殿」を移築したもの)は白砂の白、苔の緑、秋には紅葉の赤が美しく映えます。
見どころは「聖観音像」。
玄宗皇帝が楊貴妃に似せて作ったと言い伝えられており、美しく、「楊貴妃観音像」とも呼ばれています。
または龍の鳴き声が聞こえてくる狩野山雪筆の「鳴龍」。
長さ約16m、幅約8mの「涅槃図」も一見の価値アリです。
名称 | 泉湧寺 |
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営業時間 | 9:00〜16:30 ※12月〜2月:9:00~16:00 |
地図 | |
住所 | 〒605-0977 京都府京都市東山区泉涌寺山内町27 |
アクセス | ■JR京都駅(烏丸口)から市バス(208)「泉涌寺道」下車、徒歩15分 ■阪急電車 河原町駅下車、四条河原町バス停から市バス(207)「泉涌寺道」下車、 徒歩15分 ■京阪電鉄 清水五条駅から徒歩7分 東福寺駅から徒歩20分 |
入場料 | 無料 伽藍拝観:大人:300円、小中学生:300円 特別拝観:中学生以上:500円 |
TEL | 0755611551 |
真正極楽寺(真如堂)(京都府京都市)
第29回の『光る君へ紀行』では京都市の真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)と宇治陵が紹介されました。
女院・藤原詮子の離宮の近くにあったとされている真正極楽寺。
「正真正銘、極楽の寺」という意味です。
御本尊の阿弥陀如来は平安初期に円仁が霊木で彫ったもので、完成直前に「比叡山の修行者の本尊となりたまえ」と言って白毫を入れようとすると、首を三度横に振って拒否。
「では京の都に下って、一切衆生をお救い下さい。中でも女人等を救いたまえ」と言うと、阿弥陀像は三度頷かれたという伝説があることから「うなずきの阿弥陀」と親しまれてきました。
桜や紅葉も美しいお寺です。
名称 | 真正極楽寺 |
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営業時間 | 9:00〜16:00 |
地図 | |
住所 | 〒606-8414 京都府京都市左京区浄土寺真如町82 |
アクセス | ■京都市バス ・JR京都駅から5 ・17系統「錦林車庫前」下車、徒歩8分 ・阪急四条河原町駅から5 ・17系統「錦林車庫前」下車、徒歩8分 ・京阪四条京阪駅から203系統「錦林車庫前」下車、徒歩8分 ◼JR京都駅からタクシーで25分※最寄りの「真如堂前」バス停からのルートは急な上り坂のため、 「錦林車庫前」バス停が便利です。 |
入場料 | 高校生以上500円 中学生400円 小学生無料 |
TEL | 0757710915 |
宇治陵(総拝所)(京都府宇治市)
『宇治陵』というのは古墳時代から作られてきた宇治の古墳群。平安時代には藤原北家一族の埋葬地で、天皇に入内した姫なども埋葬されています。
はっきりした埋葬者は判明していないものの、300以上ある古墳の中でも32号墳に道長が眠っているのではないかと伝えられています。
「藤原道長の長男・藤原頼通が浄妙寺の南大門から道長の墓に参った」という記述が残っており、その位置関係から32号墳が推定されたそうです。
道長に大きな影響を与えた藤原詮子のお墓もこのどこかに葬られたとされています。
名称 | 宇治陵32号墳(Uji Mausoleum 32) |
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営業時間 | ー |
地図 | |
住所 | 〒611-0002 京都府宇治市木幡檜尾25−2 |
アクセス | ■京滋バイパス「宇治東IC」より約3km ■JR「木幡」駅から徒歩8分 ■京阪電車「木幡」駅から徒歩10分 ■京阪バス「金草原」「木幡小学校」バス停 |
入場料 | 無料 |
TEL | ー |
貴船神社(京都府京都市)
第30回の『光る君へ紀行』では京都市の貴船神社(きふねじんじゃ)が紹介されました。
京都市内でも涼を取れる避暑地・貴船(きぶね)。
貴船川に沿って夏にだけ出現する川床(かわどこ)は京都市民も大好きなスポットです。
叡山電鉄も貴船行きは特別仕様になっており、道中、美しい自然を堪能することができます。
貴船の中心にある貴船(きふね)神社。
2人目の夫との復縁を願い、貴船(きふね)神社を訪れた和泉式部は、夫恋しさのあまり、
(蛍の光がまるで我が身からさまよい出た魂のようだ)
と詠んでいます。
これに対して、貴船明神が男性の声で和泉式部に返歌して慰めたと言われています。
(奥山の激しく落ちる瀧に飛び散る水玉のように、心を千々に乱してもの思いをしてはいけませんよ)
その後、和泉式部が復縁したことから、貴船神社は縁結びの神様として有名になりました。
湧き出る御神水に白紙のおみくじを浮かべて占う「水占みくじ」も人気です。
名称 | 貴船神社 |
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営業時間 | 本宮開門 6:00~20:00(5/1~11/30) 6:00~18:00(12/1~4/30) |
地図 | |
住所 | 〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180 |
アクセス | ■京都駅から車で北へ40分(約18km) ◼名神高速東ICから車で北へ50分(約20km) ◼名神高速南ICから車で北へ50分(約22km) ◼叡山電鉄 貴船口駅から京都市バス33「貴船」下車 |
入場料 | 無料 |
TEL | 0757412016 |
源融河原院址(京都府京都市)
第31回『光る君へ紀行』では、京都府宇治市が紹介されました。
源融河原院跡は1915年に作られました。
光源氏の豪邸「六条院(ろくじょういん)」は、光源氏の実在モデルといわれる源融(みなもとのとおる)の大邸宅『河原院(かわらのいん)』を模したと言われています。
北は五条通,南は正面通,西は柳馬場通,東は鴨川を範囲とする東六条の大邸宅は、8町におよぶ広大な敷地(当時の貴族の邸宅8軒分の広さ)だったと伝えられています。(4町説もあり)
家具・調度品などにも趣向を凝らした憧れのセレブのお宅は、羨望の対象だったと思われます。
苑池を備えた景勝地としても知られ、源融の亡くなった後は宇多上皇(867~931)に献上され御所として「東六条院」と呼ばれた歴史もあり、光源氏の『六条院』と完全に一致。
名称 | 河原院跡(Kawaranoin Stone Monument) |
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営業時間 | 24時間 |
地図 | |
住所 | 京都府京都市下京区木屋町通五条下る |
アクセス | ■名神高速道路「京都東IC」より10分 ■京阪本線「清水五条駅」より徒歩3分 ■地下鉄「五条駅」より徒歩9分 ■市バス「河原町五条」「五条高倉」すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL |
紫式部像(京都府宇治市)
宇治川に架かる宇治橋。
こちらは646年(大化2年)に奈良元興寺の僧道登によって架けられたという古い橋。
「瀬田の唐橋(大津市)」「山崎橋」とともに”日本三古橋”に数えられています。
幾多の合戦や洪水で壊れては架替えられてきました。現在のものは1996年に改修され、ヒノキの高欄に青銅の擬宝珠を冠し、平安時代の趣を感じるデザインです。
紫式部の銅像は橋の西詰、夢浮橋ひろばにあります。
この像は2003年に建立されました。こちらもフォトスポットですね!
また、上流側に張り出した「三ノ間」は、豊臣秀吉がそこから茶の湯に使う水を汲ませたとも言い伝えられています。宇治の茶まつり「名水汲み上げの儀」では、この宇治橋三ノ間で行われます。
宇治橋の周辺には、源氏物語の宇治十帖の各帖それぞれにちなんだ古跡が点在しています。『夢浮橋之古跡』にある筏や舟を水上に浮かべ、その上に板を渡しただけの橋「浮橋」は源氏物語の無常感が感じられるでしょう。十三重の石塔のある浮島からさらに喜撰橋を渡ると宇治川西岸の道に出て、「源氏物語」にまつわる「宿木」の石碑も出てきます。
宇治十帖モニュメント(京都府宇治市)
「源氏物語・宇治十帖」のモニュメント出典:宇治市公式ホームページ
朝霧橋は歴史が浅く1972年に宇治川に架けられた長さ74メートルの橋ですが、朱色が美しく人気があります。
源氏物語の光源氏の息子「匂宮」がヒロイン「浮舟」を抱いて、小舟で漕ぎ出していく場面をモチーフにしてその名前になったそうです。
「宇治十帖」のモニュメントは見ておきたいポイントですし、橋から見る景色も素敵です。朱塗りの橋は宇治の町に華やかさを添えています。
長谷寺(奈良県桜井市)
第32回の『光る君へ紀行』では奈良の長谷寺が紹介されました。
赤染衛門(あかぞめえもん)。 藤原道長の嫡妻・倫子(ともこ)の女房で、当時の貴族社会の様子を描いた『栄花物語』の作者の一人といわれています。
赤染衛門が残した歌集には、奈良県桜井市にある長谷寺(はせでら)に足を運んだことが記されています。
観音信仰の聖地の一つである長谷寺。この地を詣でることを「初瀬詣(はせもうで)」といい、道長や清少納言など多くの貴族がこの地を訪れました。 赤染衛門は長谷寺から持ち帰った紅葉を枯らしてしまった、となげく歌など、初瀬詣にまつわるものをいくつも残しました。
また、長谷寺は『源氏物語』の「玉鬘(たまかずら)」の舞台としても知られています。
紫陽花が有名なお寺です!
名称 | 長谷寺(Hase temple) |
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営業時間 | 8:30〜17:00(4月〜9月) 9:00〜17:00(10月〜11月・3月) 9:00〜16:30(12月〜2月) |
地図 | |
住所 | 〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731−1 |
アクセス | ■西名阪自動車道を天理ICから国道169号線を桜井方面へ ■名阪国道を針ICから国道369号線を榛原・桜井方面へ ■近鉄大阪線 長谷寺駅から徒歩15分 ■奈良交通バス 長谷寺参道口から徒歩10分 |
入場料 | 大人:500円 中・高校生:500円 小学生:250円 |
TEL |
小倉百人一首の歌碑(京都府京都市)
第33回の『光る君へ紀行』では京都の小倉百人一首の歌碑が紹介されました。
紫式部が記した『源氏物語』。その原本は、今は残されていません。 現存する最古の写本は、鎌倉時代に藤原定家が残したものであるといわれています。
藤原定家は、小倉百人一首を編纂した人物としても知られています。 小倉山の麓で選定を行ったことにちなみ、その周辺には100基の歌碑が築かれました。
小倉百人一首編纂の地
〒616-8397 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町6−1
JR嵯峨嵐山から徒歩20分
平城京左京三条二坊 宮跡庭園(奈良県奈良市)
第34回の『光る君へ紀行』では平城京左京三条二坊 宮跡庭園(みやあとていえん)が紹介されました。
特別史跡と特別名勝の両方に指定された古代の庭園は、平城宮東院庭園(特別史跡「平城宮跡」に含まれる)と岩手県の毛越寺庭園(特別史跡「毛越寺境内附鎮守社跡」に含まれる)の2ヶ所しかなく、日本屈指の貴重な庭園です。
出典:奈良市公式サイト
曲水(ごくすい)の宴。
杯を浮かべ、水の流れに合わせて歌を詠む行事です。 大陸から伝わったこの宴は、奈良時代から宮中で行われていました。
平城京跡には、曲水の宴が行われたと考えられる庭園の遺跡が昭和50年の発掘調査により発見されました。
やがて貴族の邸宅でも行われるようになり、藤原道長の日記には土御門殿で開かれたことが記されています。
名称 | 平城京左京三条二坊 宮跡庭園 |
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営業時間 | 9:00〜17:00(入園は16:30まで) |
地図 | |
住所 | 〒630-8013 奈良県奈良市三条大路1丁目5−38 |
アクセス | ■近鉄新大宮駅から西へ約1km ■近鉄奈良駅または新大宮駅からバスで「宮跡庭園」下車すぐ |
入場料 | 無料 |
TEL |
毛越寺(岩手県平泉町)
第34回の『光る君へ紀行』で紹介されたのは、岩手県平泉町の毛越寺です。
平安時代末期に奥州藤原氏によって建てられた毛越寺(もうつうじ)。 浄土庭園は道長の孫・橘俊綱(たちばなのとしつな)が記した『作庭記』を基に造られたとされ、京文化の面影を色濃く残しています。
庭園の一角には曲水の宴が行われる遣水(やりみず)があり、現在も新緑の頃に風流なさまが再現されています。
名称 | 毛越寺(Motsuji Temple) |
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営業時間 | 8:30〜17:00 (11月5日~3月4日は16:30まで) |
地図 | |
住所 | 〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58 |
アクセス | ■一関ICから約15分 ■平泉・前沢ICから約10分 ■JR東北本線 平泉駅から徒歩7分、車3分(0.7km) |
入場料 | 大人:700円 高校生:400円 小中学生:200円 |
TEL | 0191462331 |
金峯山寺(奈良県吉野町)
第35回の『光る君へ紀行』で紹介されたのは、奈良吉野の金峯山寺です。
桜の名所・吉野山。
平安時代、現在の吉野山から山上ヶ岳にかけての一帯は「金峯山(きんぷせん)」と呼ばれ、ここを詣でる御嶽詣が盛んに行われました。
金峯山寺は、藤原道長が訪れたほか、後醍醐天皇がこの地に南朝を開き、豊臣秀吉が花見を催すなど、長きにわたり歴史の舞台となりました。
ドラマ35話では道長が山の頂上にあたる山上本堂の地に自ら丁寧に写した経典を納めた映像が描かれました。
名称 | 金峯山寺(Kimpusen Temple) |
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営業時間 | 8:30〜16:00 |
地図 | |
住所 | 〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山2498 |
アクセス | ■近鉄吉野線吉野駅「吉野大峯ケーブル自動車」ロープウェイ山上駅から徒歩10分 ■路線バス 吉野山奥千本ライン「金峯山寺前」すぐ |
入場料 | 大人:800円 中高生:600円 小学生:400円 |
TEL | 0746328371 |
土御門第跡(京都府京都市)
第36回の『光る君へ紀行』で紹介されたのは、源倫子と藤原道長が暮らしていた土御門第の跡です。
京都御苑の公園内の一角には、藤原道長と源倫子の屋敷・土御門殿(つちみかどどの)の跡地があります。
紫式部は、出産のために里帰りをした彰子に従い、この地を訪れました。紫式部の日記には、安産祈願の儀式の様子や道長が孫を慈しむ姿など、土御門殿での出来事が細かく記されています。
敦成(あつひら)親王の「五十日(いか)の儀(ぎ)」もこの地で行われました。 藤原公任が「この辺りに若紫はおいでですか?」と紫式部に尋ねたというエピソードは、『源氏物語』について記された最も古い記録であると考えられています。
今は穏やかな時が流れるこの地を中心に藤原氏は栄華を極めたのです。
右大臣、左大臣の位に就き、3代にわたる天皇のもとに娘を入内させるなど天皇家の外戚として権力を思いのままにふるった藤原道長。
栄華を極めた時に詠んだ
”この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば”
という歌はあまりにも有名です。
この歌が詠まれたのは、寛仁2年(1018年)10月16日。
土御門邸で催された月見の宴でのことでした。
長女彰子は一条天皇の中宮、次女妍子は三条天皇の中宮。そしてこの日は道長の三女威子が後一条天皇の中宮になった日です。
3人の娘を天皇に嫁がせた道長にとって、すべてを手に入れた万感の思いがあったのでしょう。
このあたりは当時いわゆる高級住宅街で、さぞ華やかな宴が開かれていたと思われますが、現在の土御門邸は、現在の京都御苑の界隈に駒札が立っているだけです。
京都御苑の中、仙洞・大宮御所の北側にあり、まひろ(紫式部)の家のあった廬山寺ととても近いことがおわかりいただけるかと思います。
住所:〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑
松尾大社(京都府京都市)
幼くして即位した一条天皇。
在位中は、外戚である藤原氏が実権を握る「摂関政治」の隆盛期となりました。
即位直後から、たびたび行われた神社行幸。 松尾大社(まつのおたいしゃ)もそのひとつです。
平安遷都以前より鎮座し、京の守り神として、「猛霊」と呼ばれ、あがめられてきた松尾大社。藤原道長の時代から、行幸が始まりました。
一条天皇の神社行幸は、藤原氏の権威を示す側面もあったといいます。 枯れ山水で有名な、室町時代の古刹・龍安寺。父・円融院の御所、圓融寺があった場所です。
寺の裏山には、父親の火葬塚があり、一条天皇は、その近くに埋葬されました。
名称 | 松尾大社 (MATSUOO TAISHA) |
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営業時間 | 平日・土曜 9:00~16:00 日曜・祝日 9:00~16:30 |
地図 | |
住所 | 〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3 |
アクセス | ■阪急電車 松尾大社■JR「京都」からバス40分「松尾大社前」下車すぐ |
入場料 | 大人 500円 学生 400円 子供 300円 |
TEL | 075-871-5016 |
大堰川(京都府京都市)公任ゆかりの地
桂川の「嵐山渡月橋付近から桂橋まで」の部分を大堰川(おおいがわ)と呼びます。
その名は京都遷都より前に大きな堰が作られたことに由来したと言われています。
舟遊びでも有名な大堰川。和歌、漢詩、管弦の三つの舟を浮かべ、その道を得意とする人を、それぞれの舟に乗せるのですが、何でも得意な公任は、道長にどの舟に乗るか選んでもらいました。
すると、公任は和歌の舟を選び、美しい紅葉を歌にしたといいます。
「小倉山 あらしの風の 寒ければ 紅葉の錦 着ぬ人ぞなき
(小倉山や嵐山から吹きおろす風が寒いので、落ちてきた紅葉の葉を、誰もが錦の衣のようにまとっていることだよ)」
と詠み称えられたそうです。
漢詩・和歌・管弦に堪能な才のことを「三舟(さんしゅう)の才」と呼びますが、まさに公任のことですね。
ちなみに「漢詩の舟に乗ればよかった。同じくらいの出来の漢詩を作れば、もっと名声が上がっただろう」と悔しがったと『大鏡』に記されています。
【アクセス】JR「嵯峨嵐山」下車、徒歩11分
岩倉長谷朗詠谷の碑(京都府京都市)公任ゆかりの地
出家後の公任は、現在の岩倉長谷(いわくらながたに)で余生を静かに暮らしました。
最終話あらすじの中でも書いた通り、出家後も藤原斉信などさまざまな人が訪れ、慕われていたようです。
(近くには、狩野派の絵で有名な実相院もあります。)
【アクセス】叡山電鉄「岩倉」からバス「上長谷」下車、徒歩10分
平等院(京都府宇治市)
出典:宇治市観光協会
10円玉に描かれている平等院鳳凰堂は、「光る君へ」の主人公の一人、藤原道長の別邸「宇治殿」を息子・藤原頼通が受け継ぎ、仏寺として1052年に創建しました。
末法思想の流行により極楽浄土を再現したと言われています。
平等院には阿弥陀堂である鳳凰堂が池に映るように建てられ、阿弥陀如来坐像が安置されています。当時の華やかさをうかがい知ることできる素晴らしい建築物です。
鳳凰堂と10円玉と一緒に自撮りするのが流行っているそうです!
宇治を訪れるならぜひ立ち寄りたい場所ですね。
外観と内部で一時間位滞在される方が多いようです。
名称 | 平等院鳳凰堂 |
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営業時間 | 8:30~17:30(受付終了17:15) 内部拝観 9:30-16:10(受付9:00~先着順) |
地図 | |
住所 | 京都府宇治市宇治蓮華116 |
アクセス | ■名神高速道路「大山崎JTC」から京滋バイパス「宇治西IC」 ■名神高速道路「瀬田東JTC」から京滋バイパス「宇治東IC」 ■JR奈良線「宇治駅」より徒歩10分 ■京阪宇治線「京阪宇治駅」より徒歩10分 |
入場料 | 大人600円、中高生400円、小学生300円(内部拝観+300円) |
TEL | 0774-21-2861 |
比叡山延暦寺(滋賀県大津市)
平安京の鬼門を守る霊場、比叡山・延暦寺。
山全体を境内とするこの地は、朝廷との結び付きも深く、多くの貴族が参詣しました。
藤原実資の『小右記』によれば、目や耳の病気に苦しんでいたという三条天皇も、譲位後、都から比叡山へと続くきらら坂を輿に乗り、半日かけて延暦寺の総本堂である根本中堂で病気の回復を祈願したといいます。延暦寺は、『源氏物語』の中にも登場します。
終盤の重要人物・横川の僧都は、紫式部と同じ時代を生きた僧侶・源信がモデルともいわれています。
名称 | 天台宗総本山 比叡山延暦寺(Hieizan Enryakuji) |
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営業時間 | 9:00~16:00 |
地図 | |
住所 | 〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220 |
アクセス | ■比叡山ドライブウェイ田の谷ゲートから
■叡山電車 出町柳駅→八瀬比叡山口駅から徒歩3分→ケーブル 八瀬駅→ケーブル比叡駅から徒歩1分→ロープウェイ 比叡駅→比叡山頂駅から徒歩6分→バス停 比叡山頂からシャトルバス |
入場料 | 大人1,000円、中高生600、小学生300円 国宝殿:大人500円、中高生300円、小学生100円 |
TEL |