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朝ドラ『虎に翼』ネタバレあらすじ(4月)

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2024年前期のNHK朝の連続ドラマ小説では

『虎に翼』トラつば放映されます。

伊藤沙莉(いとうさいり)さんが演じる大正・昭和を生き抜いたヒロイン寅子(ともこ)の自立した人生と法廷ストーリーが展開されています。

大正3年(1914)五黄(ごおう)の寅年に生まれ、寅子(ともこ)と名付けられた猪爪寅子。
お見合い結婚をすすめる母を振り切り日本初の女性専門に法律を教える学校に入学し、
当時の枠には収まらず、切磋琢磨しながら自分たちの道を切り拓くべく法律を学び日本で初めての弁護士となります。
世間の注目を浴びこれからという時、日本は戦争に突入。
戦後すべてを失った中で頼れるのは法律だけ。
強い信念を持ち闘ってくヒロインが猪爪寅子です。

こちらでは、朝ドラ『虎に翼』のあらすじを随時更新しています。

見逃した方や、見る時間がない方、あらすじだけ知りたい方のお役に立てれば幸いです。

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  1. 『虎に翼』放送日
  2. 『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第1話
    1. 「法の下の平等」
    2. 婚活したくない女・寅子
  3. 『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第2話
    1. 兄と親友の結婚
    2. 誰が無能力者だ
  4. 『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第3話
    1. 女性の法的立場
    2. 寅子、誘われる
    3. 花江の真実
  5. 『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第4話
    1. 怒りのモン・パパ
    2. バレる
  6. 『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第5話
    1. 母の思い
    2. 母の決断
  7. 『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第6話
    1. 入学
    2. ”よね”との出会い
  8. 『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第7話
    1. 苛立つ”よね”
    2. 初めての傍聴
  9. 『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第8話
    1. DV夫に勝利したい
    2. 「法律に正解はない」
  10. 『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第9話
    1. 夫による恥ずかしい保護
  11. 『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第10話
    1. 結審するも、怒る”よね”
  12. 朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 11話
    1. 明律祭に向けて
    2. 毒饅頭事件
    3. 嫁はつらいよ
  13. 朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 12話
    1. 涼子様
    2. みんな本気
    3. 明律祭は大騒ぎ
  14. 朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 13話
    1. 乱闘!股間を蹴り上げる”よね”
    2. よねの生い立ち
  15. 朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 14話
    1. 掛ける言葉
    2. 真実はひとつ
  16. 朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 15話
    1. 弱音を吐こう
    2. 毒舌寅子
  17. 朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第16回ネタバレあらすじ
    1. 地獄の入口
  18. 朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第17回ネタバレあらすじ
    1. ルッキズムと違和感
    2. ハイキング
  19. 朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第18回ネタバレあらすじ
    1. 花岡のホンネ
    2. 梅子の目標
  20. 朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第19回ネタバレあらすじ
    1. 花岡の気持ち
  21. 朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第20回ネタバレあらすじ
    1. 共亜事件
  22. 朝ドラ『虎に翼』タイトルの意味
  23. 朝ドラ『虎に翼(トラつば)』モデル 三淵 嘉子(みぶち よしこ)とは
  24. 朝ドラ『虎に翼(トラつば)』モデル 三淵 嘉子(みぶち よしこ)年表

『虎に翼』放送日

全130話
2024年4月1日(月)〜2024年9月27日(金)
の放送日と予想しています。

期間 平日 土曜 日曜
2024年4月1日
〜9月27日
BS/4K  7:30-7:45

総合  8:00 – 8:15
総合  12:45 – 13:00(再)
総合翌月曜 4:45-5:00(再)

 

総合 8:00 – 8:15
(振り返り)
BS/4K 9:25-0:40
(一挙放送)
総合 11:00-11:15
(再)

土曜の再放送時のタイトルは『今週の連続テレビ小説・虎に翼』となります。

 

ではさっそくあらすじをご紹介していきます!

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『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第1話

『虎に翼(トラつば)』第1週は

「女賢しくて牛売り損なう?」

4月1日〜4月5日放送!

取り巻く家族関係や時代背景、主人公・寅子のキャラクター、法曹の道に進むきっかけなどが描かれています。

「法の下の平等」

ナレーション(尾野真千子)から物語は始まります。

昭和21年、空爆で荒れ果てた戦後の東京。

後に最高裁判所長官となる桂場等一郎(かつらばとういちろう・松山ケンイチ)のもとへ赴くスーツ姿の猪爪寅子(いのつめともこ・伊藤沙莉)。

君か…

あからさまに嫌な顔をする桂場。

 

婚活したくない女・寅子

物語は1931年(昭和6年)初夏に遡ります。

女学校の最終学年で学ぶ 17歳の猪爪寅子(伊藤沙莉)は、とあるレストランでお見合いに臨んでいました。

帝都銀行に勤める寅子の父・直言(なおこと・岡部たかし)が言いました。

この子は五黄の寅の生まれでしてね
だから寅の子と書いて寅子(ともこ)。

母・はる(石田ゆり子)はよそ行きの笑顔を浮かべています。

直言が続けます。

名前の通り、昔から風邪知らずの活発な子でして私たちは ”トラコ”なんて呼んだりすることも。
なあ?

寅子は全く元気がありません。

実は前日の夜中、お見合いをしたくなかった寅子は家出を試みていたのです。
ですが 、12歳年下の弟・直明 がお手洗いに起きていたことで、計画は 失敗。
家中の人々が起きてしまいました。
5歳年上の寅子の 兄・直道(上川周作)は、寅子がお見合いをしたくないのは恋をしているからだと思い込んでいます。

相手は…優三君なんだろう?

寅子と優三(仲野太賀)は思いっきり首を横に振ります。
佐田優三は 5年ほど前から猪爪家に下宿している書生です。

歌劇団を目指して大阪に行くつもりだったと話す寅子ですが、本心は
女学校で2番の成績を誇る自分がなぜ結婚しなければいけないのか 、納得がいかなかったのです。

はて?
女学校は勉学に励む場所でしょ?
そこで得た知識を卒業後に活かしたいと思うのは普通のことでは?

学んだ 知識は良い家庭を築くためにお使いなさい

はて?

寅子は

例えばほら、職業婦人になるとか

と続け、怒り心頭のはるを余計 怒らせます。
そんなやり取りが朝まで続いていたのでした。

そんなわけで 眠かった寅子は見合いの席で居眠りをしてしまい、後日 先方から断りの連絡が入ります。 2回目のお見合い もうまくいかずに終わってしまいます。

 

寅子は女学校の親友・米田花江( 森田望智)に気持ちを打ち明けました。

私は、『女の人の一番の幸せは 結婚』って決めつけられることがどうしても納得できないのかもしれない

えー、トラちゃんってそんなお子ちゃまだったの?

はて?

やりたいことがあるならともかく
ダメよ、そんな親不孝なことばかり言ってちゃ。ダメよ?

女は早く見合い 結婚するのが親孝行だというのが当時の普通の感覚でした。
花江 と話した寅子は愛する両親のために覚悟を決め、 3回目のお見合いに臨みます。

 

今度の相手は 横山太一郎(藤森慎吾)といって帝国大学を卒業し、貿易会社に勤める エリートです。
対等に尊敬し合える人と結婚したいと願う寅子は直言と太一郎の会話に入り、 昨今の社会情勢について意見を語り始めます。
太一郎は最初こそそんな寅子を歓迎していたのですが、その後も寅子が新聞で読んだ知識をもとに話し続けていると態度を変えました。

分をわきまえなさい!
女のくせに生意気な

…はて?

結局、今回も破談となってしまいます。

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『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第2話

では、第2話です!

兄と親友の結婚

やがて猪爪家は直道の結婚に向けて 忙しくなっていきました。

相手は寅子の親友・花江です。

2人は 形式上 お見合い結婚ですが、2年前 猪爪家に遊びに来た花江 に一目惚れした直道が、両親に頼み込んで 花江とのお見合いにこぎつけたのでした。
それは女学校在学中に結婚することを夢見ていた花江にとっても願ってもない縁談でした。

式の打ち合わせで花江の両親と仲人役の直言の上司・高井理事がやってきました。

準備のほとんどをこなしている母親たちは急に控えめになり、「すんっ」と取り澄ましています。

そんな女たちの表情を寅子は複雑な思いで見つめていました。

 

誰が無能力者だ

気弱な性格の優三が猪爪家に来たのは5年ほど前。
両親を亡くした優三を、優三の父親の友人だった直言が 下宿させたのです。

優三は、弁護士だった父親に憧れ 弁護士を目指して勉強していたのですが 、高等試験 (現在の司法試験 )に合格できず、昼間は直言の働く帝都銀行で働き、 夜は夜学で学んでいました。

数日後、香川 丸亀の旅館の娘だったはるが親戚の不幸でしばらく 里帰りすることになりました。
その間、寅子は食事の用意などを任されます。
花江と 米谷家の女中の稲も助っ人に来てくれます。

トラちゃんは結婚したお家で一番になればいいのよ

花江は確かに幸せそうですが 、寅子は自分の結婚が幸せにつながるとはどうしても思えないのでした。

 

その日、優三のお弁当を作りそびれてしまった寅子は、後から優三が通う明律大学にお弁当をお届けに向かいました。

男ばかりの学内で優三がいる教室にたどり着いた寅子は、廊下の窓から中を覗いてみました。
講義をしている桂場等一郎(松山ケンイチ)と学生が

婚姻状態にある女性は無能力者

とやり取りしているのを聞いて寅子は

は?!

と思わず大声を出してしまいます。

優三が慌てて寅子を帰そうとすると、教授の穂高重親(小林薫)が現れて寅子を引き止めました。

言いたい言葉があれば言いたまえ

 

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『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第3話

では、第3話です!

女性の法的立場

穂高に微笑まれた寅子は

女性が無能力者というのは、
女性が無能ということでしょうか?

と尋ねました。

桂場等一郎が答えます。

そうではない。
結婚した女性は準禁治産者と同じように、 責任能力が制限されるということだ。

いいえ、ありますよ 、責任能力。
私の家では、家のことはお金回りから何から何まで全て母が責任を持ってやっておりますが

法律上はそうなんだよ

と説明を試みる優三を制し、桂場が言いました。

財産の利用、負債、 訴訟行為、 贈与、 相続、 身体に羈絆を受くべき契約、つまり雇用契約を結んで働くこと。
これらのことを妻が行うには、夫の許可が必要であるということだ

はて?

寅子は納得がいきません。
寅子は穂高に教室に残るよう勧められ、残りの講義を男子学生たちと一緒に聞きました。

 

寅子、誘われる

講義終了後 、穂高から感想聞かれた寅子は思いのままに気持ちを明かします。

結婚に心躍らないのも、女が損なのも、母が公の場だと「すんっ」てなるのも、漠然と私が嫌だと思っていたこと全てにつながる理由があったと分かりました
理由がわかれば何かできることがあるかもしれない

と ハキハキ 答え続ける寅子に穂高が言います。

その物事の捉え方!探究心に向上心!何より弁が立つ!
君、法律家に向いているよ!

穂高は自分が教授を務める明律大学女子部法科に入るよう寅子に勧めました。

まもなく女性も弁護士になれる時期が来る。
君のような優秀な女子が学ぶにふさわしい場所だ

その言葉に寅子は胸を躍らせます。

家に戻った寅子は女子部への進学を心に決め、早速 直言に事の次第を話しました。

女子部で3年学べば男子学生と同じ法学部に進めるんですって!

直言の反応は予想外のものでした。

そうか〜!
この手があったか!トラ、良い手を思いついたな

直言は、嫌がる寅子を見合いさせることに抵抗があったと明かし、寅子は法学に向いていると言って 賛成しました。
そして、はるのことは自分が説得すると胸を叩きます。

翌日から直言と寅子は「はるが戻る前に既成事実を作ってしまおう」と動き出します。

願書に添える内申書を女学校の先生に依頼すると

大学を出るまでに6年かかります
あまり学をつけすぎると…(お嫁に行けなくなりますよ)

と心配されますが

直言と寅子は明律大学女子部法科に願書を出し終えます。

 

花江の真実

数日後、はるが戻ってきました。

ですが直言は何も言えないまま、寅子から目をそらすばかりです。

それがひと月も過ぎ、12月になりました。
年が明ければ女子部の入学試験があります。

自分ではるに話しに行こうとした寅子を止めたのは 花江でした。

最初に一目惚れしたのは、直道さんではなく、わたしなの
それから少しずつトラちゃんから直道さんのことを聞き出して
お見合いが進むのをひたすら待って、今に至るの。
つまりわたしがなにを言いたいかわかる?

花江ちゃんが”えげつない女”だってこと

違う〜
どうしても欲しいものがあるなら、したたかにいきなさいってこと

結婚式を人生最高の日にしたいと思い、 そのためにははるの機嫌が何より大事だと考える花江は、結婚式が終わるまで黙っていてほしい。寅子のためにも その方がいい、と話しました。

どんな道でも女が好きな道にいくのは大変なのよ

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『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第4話

では第4話です!

怒りのモン・パパ

やるか、したたか。

そう決心した寅子は翌日から大人しく過ごし、はるの機嫌を損なわないように努めます。

 

直道と花江の結婚式当日ー。

披露宴ではもともと歌と踊りが好きだった寅子が、直言に言われ二人のために モン・パパを歌います。

♪うちのパパとうちのママと並んだとき〜
大きくて立派なはママ〜
うちのパパとうちのママがケンカして〜
大きな声で怒鳴るは〜いつもママ〜
イヤな声で謝るのはいつもパパ
うちのパパいつも遅い
うちのママヒステリー♪

寅子は花江の幸せを喜びながらも、「すんっ」としてる女たちを見て内心 悶々としています。

なんだ?したたかって
なんで女だけニコニコ周りの顔色を伺って生きなきゃいけないんだ?

怒りを込めた熱唱は参列者に好評でした。

バレる

披露宴が終わったので、花江は女子部 入学の話をすることを許してくれました。

チャンスを見計らって はるに話をしようと思っていると、 会場に偶然現れたのは法科を勧めてくれた穂高でした。
直言とはるに話しかけています。

いやはや 懐かしいなあ!
あのゼミナール 旅行!
直言君が旅館で働く君に一目惚れしてねえ

穂高は直言の大学時代の恩師で、はるのこともよく知っていたのでした。

寅子に気づいた穂高は

やっぱり君、猪爪くんの娘か

と言い、女子部の願書を受け取ったこと、 一応試験は受けてもらうが 合格だということなどを話してきました。
こうして思わぬ場で受験の件がはるにバレてしまい、固まる寅子。

その後 直言は 穂高と飲みに行ってしまい、 帰宅した寅子は一人ではると対峙していました。

まずはごめんなさい
なかなか話し出せなくて
でもね、やっぱり私…

明日、女学校の帰りに呉服屋さんに寄りましょうかね
さすがに3度も断られた振り袖では、縁起が悪いでしょうしね

やっぱり私お見合いはしたくない
婚姻制度を調べれば調べるほど心がしぼんでいく

穂高先生に何を吹き込まれたか知らないけど…

吹き込まれてなんていない。
先生は私の話を遮らなかった
それだけですごくうれしかった
そんな人が勧めてくれる場所でなら
心の底から自分を誇って笑えるかもって
胸を張って一番になれるかもって
もちろん必死に勉強する
知ってるでしょ?女学校で…

あなたが優秀なことくらいわかってます!

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『虎に翼』ネタバレあらすじ 「女賢しくて牛売り損なう?」 第5話

第5話もお楽しみください!

母の思い

はるは、

だから女学校に行かせた。
お母さんは女学校に行きたくても行けなかった。
本を読んで自分で学んだ。
とにかくわたしは決めたの
自分は子供の幸せを第一に考える母親になろうって。

もし法律家になれなかったら、なれてもうまくいかなかったらどうするの?

と迫りました。

どう進んだって待っているのは地獄じゃない。ね、そうでしょ?
頭のいい女は頭の悪いフリをするしかないんです。
だから結婚するしかないんです、絶対に

そう言って見合いを勧めるはるに、寅子は愛情を感じながらも言いました。

でもね、お母さん。
私にはお母さんが言う幸せも、地獄にしか思えない

私はお母さんみたいな生き方じゃなくって…

お母さんみたいになりたくないってこと?

はるは寅子の言葉に傷つき、泣きながら 寝室へ行ってしまうのでした。

 

母の決断

翌朝、はるは何事もなかったかのように、

振袖を買いに行くので女学校近く御茶ノ水の甘味処 「竹もと」で待ち合わせしようと言ってきました。
寅子は戸惑いながらも 約束します。

放課後寅子が「竹もと」に行くとそこには 桂場がいました 。
寅子が挨拶をし、女子部に進学するつもりだが母親に反対されていると話すと、桂場が言いました。

…私も女子部進学には反対だ
君が女だからだ

はて?

桂場は女子も法律を学ぶべきという穂高の意見は素晴らしいとしながらも、 時期尚早だと述べました。

やってみないと分からない

と 食い下がる寅子に 桂場は続けます。

君のように甘やかされて育ったお嬢さんは土俵に上がるまでもなく、血を見るまでもなく、傷つき泣いて逃げるのがオチだろ

おだまりなさい!

声を上げて立ち上がったのは桂場の後ろに座って寅子を待っていたはるでした 。

何を偉そうに…
そうやって女の可能性の芽をつぶしてきたのはどこの誰?
男たちでしょ!?
無責任に娘の口をふさごうとしないでください!

寅子を連れて店を出ると、呉服店を通り越して書店に入り、 六法全書を寅子に買い与えました。

戸惑う寅子にはるは言います。

寅子、何度でも言う。
今 お見合いをした方がいい。その方が間違いなく幸せになれる。
それでも本気で地獄を見る覚悟はあるの?

…ある!

こうして最後の敵を倒した寅子は、無事 地獄への切符を手に入れたのでした。

 

 

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『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第6話

『虎に翼(トラつば)』第2週は

「女三人寄ればかしましい?」

4月8日〜4月12日放送!

明律大学女子部での学友と寅子の様子が描かれています。

まずは第5話から。

入学

1932年 昭和7年 春 。

寅子(伊藤沙莉)は晴れて明律大学 女子部に入学することになりました。
優三(仲野太賀)は高等試験に落ち、司法浪人生活2年目に突入。
花江(森田望智)は猪爪家に入り、デレデレの直道(上川周作)と二人 幸せな結婚生活を送っています。

入学式 当日 、式場には60人の新入生が集まっていました。
学長の挨拶に続き 新入生代表として登壇したのは、男爵家の令嬢で女子の憧れの的である 桜川涼子(桜井ユキ)でした。

年齢も生い立ちも違う私たちですが 、志は皆同じでございます

華やかな 涼子の姿と英語交じりの熱いスピーチに胸を躍らせる寅子。

式の後、穂高重親(小林薫)と再会した寅子は、以前 「竹もと」ではるが 啖呵を切った相手・桂場(松山ケンイチ)が、普段は 東京地裁で 判事をしていると知ります。
寅子が夜学であった時は、臨時で講義をしていた時だったのです。
桂場に顔を合わせづらかった寅子はひと安心。

その後、寅子は帝都新聞の竹中次郎(高橋努)という記者から穂高と一緒に取材を受け、得意げに対応してみせました。

”よね”との出会い

女子部は本校舎から歩いて5分ほどの離れ にあります 。
そこでは昨年入学した1期生の久保田聡子(小林涼子)や中山千春(安藤輪子)らが 法服を着て新入生を待っていました。
寅子たちは、1期生が80名から7名まで減ってしまったことや、女子部は 法学部の男子学生から「魔女部」「嫁の貰い手がなくなるぞ」などとからかわれていることを知ります。
実際、法学を学び続けたことで婚約を解消されたという中山千春は泣いていました 。
重苦しい 空気を変えようと 寅子は自己紹介を始めます。

好きなものは 歌劇と歌うこと…あ、ここで一曲ご披露

ヘラヘラヘラヘラして鬱陶しい

声を発したのは男装した 新1年生の 山田よね(土居志央梨)でした 近づいてくる よねに圧倒され、 寅子は尻餅をついてしまいます。

何であんたみたいなのが女子部 に?
どうせ 法律が何かも分かってないくせに

その日 家に帰った寅子はよねに言われた言葉が忘れられず 悶々と過ごしました。

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『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第7話

『虎に翼』第7話です。

苛立つ”よね”

入学から1週間が経ちました。

新入生たちは3 クラスに分けられ 、寅子は3組になりました。

新入生代表の桜川涼子(桜井ユキ)、
朝鮮半島からの留学生・崔香淑(ハ・ヨンス)
弁護士の夫を持つ大庭梅子(平岩紙)
の3人と寅子は一緒にお弁当を食べる仲になりました 。
年長で子供がいる 梅子が毎日おにぎりを作ってくれますが 、1人 離れて 読書をしている山田よね(土居志央梨)は 受け取りません。

ある日 帰宅した寅子が腹を立てています。
帝都新聞に女子部の入学式の様子を小馬鹿にした切り取り記事が掲載されているのを知ったからです。

翌日 涼子たちに話しますが、皆どこか諦めムード。

そんな中、 弁護士資格取得を女子にも認める法改正が 今回も通らなかった、という知らせが飛び込んできます。
先輩の久保田と中山は落胆しています。
寅子が

次の議会に期待しましょう!

と声をあげるとよねが叫びました。

メソメソへらへらメソへらへら!
全員 鬱陶しい!やめてしまえ!!

出て行ったよねを追わずにはいられませんでした。

 

初めての傍聴

よねの後をつけていくと 、東京地裁にたどり着きました。

初めての裁判所(圧強め)に寅子が オロオロしていると、傍聴マニアの 寿司屋・笹山(田中要次)が寅子を民事裁判の傍聴人控所に連れて行ってくれました。
そこにいたよねは、寅子を見て驚きます。

その日、寅子は初めて法廷を見学しました。

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『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第8話

では8話です!

DV夫に勝利したい

h夫の暴力に耐えかねて実家に戻った 妻 ・峰子が離婚裁判を起こして勝訴しましたが 、夫・東田が嫌がらせのようにすぐに控訴。

そんななか、峰子は嫁入りの際に持参した母親から贈られた色留袖を取り返したくてこの物品返還訴訟を別に起こしたというのです。

東田は態度も悪く、話を聞いていた寅子は峰子を応援したい気持ちでいっぱいになります。

がんばれ(小声)

裁判は来週結審するとして 閉廷となりました 。

自分を鼓舞するために裁判所にきたの?

寅子に話しかけられたよねは

あの裁判をみてどうやって鼓舞できるというのだ
法律上 着物は戻らない

と言い、続けます。

女は常に虐げられて馬鹿にされている。
その怒りを忘れないために 私はここに来ている

 

寅子は帰宅後 、夜学から戻った優三を捕まえて、裁判について意見を求めました 。

雄三は

今の法律では、離婚が確定しない 以上 妻の財産は夫が管理することになる

と寅子に説明します 。

寅子は

結婚しなくてよかった

と心から思うとともに、法律の理不尽さに腹を立て

罠だよ
結婚って罠だよ!

とはるや花江にいいます。

「法律に正解はない」

翌日、寅子は女子部に来た穂高に昨日の裁判の件を話し、

峰子さんが勝つのは難しそうですが、どうしても納得できないのです
本当に無理なのでしょうか?

と質問しました

さあ どうだろう
法廷に正解というものはないからね

穂高は、

依頼人と弁護人。 弁護士の数だけ弁護の形がある
君たちならどう弁護するか考えてくるように

と言いました。

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『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第9話

第9話です!

夫による恥ずかしい保護

寅子・ 涼子・梅子は、気乗りしていないよねも誘って、甘味処「竹もと」で裁判について議論します。
寅子以外は現行の法律では仕方がないと諦めていました。

寅子が

諦めたらそこで終わりじゃないですか

というものの涼子も

参政権もない、家督も基本的には継げない、遺産も相続できない

梅子も

姦通罪も女だけ
夫は何人女を囲おうがお咎めなし

と諦めモードで「すんっ」とします。

無能力者である女性は「夫による恥ずかしい保護」を受けながら暮らしている時代です。

寅子は、判例集や民法の本を読み全力で考え続けましたが、いい案は見つかりません。

1週間が経ち、結審の日がやってきました。

穂高の授業の中で、「原告は 敗訴。着物は取り戻せない」という自分たちの結論を穂高に告げました。
ですが 寅子は続けます。

民事訴訟法第185条にこうあります

それは

「民事訴訟において 裁判所は法律や証拠だけではなく、社会 ・時代 ・人間を理解して自由な心象で判決を下さなければならない

という内容でした 。

それを聞いた穂高は頷いています 。

見に行きませんか?判決を。
裁判官の自由なる心象に希望を託すしかないのではないでしょうか?

寅子の提案で、みんなで裁判を見届けに行くことになりました。

 

裁判所では田中裁判長はため息をつき、裁判に臨みます。
夫側と妻側の弁護士(シソンヌ)の主張を聞き、いよいよ結審です。

主文…

あああ

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『虎に翼』第2週ネタバレあらすじ 「女三人寄ればかしましい?」 第10話

いよいよ第10話!裁判の結果がでます!

結審するも、怒る”よね”

裁判長が言い渡した判決は、
着物を引き渡すよう東田に指示するものでした。

裁判長は、

「民法で夫が妻の財産を管理すると定めているのは 、本来、 夫婦共同生活の平和の維持と妻の財産の保護を目的とするもので今回の件にはあたらない」

と解説したのです。

閉廷後 、穂高は喜ぶ寅子たちに言いました。

人間の権利は法で定めて定められているが、それを乱用・悪用することにがあってはならない 。
新しい視点の見事な判決 だったね

ですが、よねは甘すぎると憤っています。

あの男は彼女への非道な仕打ちの償いをすることもない。
何も反省しない
また他の女性に繰り返すはず
法は無力な女性たちの唯一の武器であるはずなのに…

と涙を浮かべます。

すると声が聞こえてきます。

おい!
あれで俺を負かしたつもりか?
おれは絶対離婚しないからな、一生離さない!
お前だけ幸せになるなんて絶対許さない!

峰子の夫・東田の声です。

私に関わらないでください!

寅子は思わず

ちょーっと待ったーーー!!

と止めに入ります。

殴らせればよかったのに
そうすれば私達が証人になれる
現行犯で逮捕できる

とよねは言います。

よねさん 。
さっき法は悪い人を殴る 武器だと言ったけれど、私はね、法は弱い人を守るもの、盾とか傘とか 温かい毛布とか…そういうものだと思う

分かり合えない

と突き放すよね と諦め顔の涼子たち。

ですが寅子は

はて?
私たち明律大学女子部の学生でしょ?
1個の人格者として認められない女のくせに、法律を学んでいる。
地獄の道のを行く同志よ。
考えが違おうが、ともに学び、ともに戦うの
よねさんのこともっと知りたい
よねさんのことわりと好きよ

と続けます。

 

桂場と穂高が会っています。
裁判には穂高の思惑も絡んでいたようです。

笑顔で帰宅する寅子

お母さん、花江
もしこの先結婚に絶望しても絶対私が助けてあげる
私盾なの。盾みたいな弁護士になるの

 

一方、よねは繁華街の女性が男性に接待する店「燈台」でボーイとして働いています。

また、涼子は母から日に焼けたことを指摘されます。
「自分の価値を落としてはならない」という厳しいブランディング。

さまざまな環境下でみな必死で生きているのでした。

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朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 11話

2024年前期のNHK朝ドラ『虎に翼』のあらすじ11話です!

明律祭に向けて

1933年( 昭和8年 )秋 。
寅子(伊藤沙莉)が明律大学 女子部の2年生になり、半年が経ちました。
60人いた同期生は20人にまで減り、クラスも3つから1つになっています。
3年に進級したのは、久保田聡子(小林涼子)と中山千春(安藤輪子)の二人だけ 。
新入生も前年より少なく、女子部は存続が危ぶまれるような状況です。

猪爪家では、雄三(仲野太賀)がまた高等試験(司法試験)に落ち、
生理痛が重く、4日学校を休んでいる寅子。

はる(石田ゆり子)は、寅子が法律家になるのを諦め結婚することを期待しています。

そんな中 、明律祭で女子部の2年と3年が合同で 法廷劇をやることが決まりました。
寅子たちは、女子部存続のための宣伝にもなると考え、真剣に取り組み始めます。
脚本は、学長が実際の判例から考えた筋書きをもとに、桜川涼子(桜井ユキ)がしたためたものでした。

ーそれはこんなあらすじでした。

毒饅頭事件

『毒饅頭殺人事件

7歳年下の医学生だった乙蔵と恋に落ちた女給の甲子。

彼女は「いつか結婚しよう」と約束した乙蔵に資金援助を続けたが、医師になった乙蔵に「結婚はできない」と捨てられてしまう。

甲子は 防虫剤入りの毒饅頭を作り乙蔵 一家殺害を試みるも、

結果的に乙蔵の祖父が死に、甲子は殺人と殺人未遂の罪で懲役8年を言い渡されたー』

嫁はつらいよ

ある日の放課後、法廷劇の衣装作りのため、 大庭梅子(平岩紙)、崔香淑(ハ・ヨンス)、 涼子が寅子の家にやってきました 。

そこで 香淑がお茶を運んできた花江(森田望智)を”女中さん”と言ってしまいます。
寅子が義理の姉だと訂正すると、香淑は慌てて謝ります。

すると

いいんです。私なんて女中 みたいなものですから

と、部屋を出ていく花江。
後を追った寅子が花江を気遣いますが 、花江 は

トラちゃんにはお嫁に来た人の気持ちなんて分からないわよ

と言葉を濁しますが、それをはる(石田ゆり子)に聞かれてしまいます。

 

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朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 12話

12話あらすじです!

涼子様

猪爪家で機嫌の悪い花江と寅子の友達が衣装を作っていると、そこへ涼子の家から使いが来ます。

涼子は帰宅すると

桜川家男爵家の娘として生まれた役目を果たしなさい

と母に言われます。

桜川家男爵家は男子が生まれず婿を取っていました。

みんな本気

ある日、完成した脚本を読んでいた山田よね(土居志央梨)が、書き直すように 言い出します。

劇の最後に
「弁護士にご相談を!」
「損害賠償を請求できます!」
というセリフがあるのですが、実際には甲子が訴訟を起こしても勝てる見込みなどないからです。

これは先生方に選んでもらった筋書きで…

と涼子が言うと

結局男のいいなりか?!

さらによねは、女子部のみんなが 法律を学んでいる動機を

どうせ結婚を逃れるための時間稼ぎや主婦の暇つぶしにすぎない

と吐き捨てました。

私はあんたらと違って本気なんだ
本気で弁護士になって世の中を変えたいんだよ

寅子は、自分も法律を学ぶきっかけが 結婚から逃れるためだったことを認めて言いました。

でも 動機はどうあれ 今ここに残ったみんなは一生懸命勉強して次に進む道を探してる
それだってよねさんと同じ本気ってことじゃないかしら?
本気なんて目に見えないことで、どっちが上とか下とかそれこそくだらないことじゃないかしら

よねは1人で出て行ってしまいます。

明律祭は大騒ぎ

明律祭当日、結局よねも参加しての法廷劇が始まりました。

甲子役の寅子は女子部 存続のために全力で演技に取り組んでいたのですが、女子部を見下している男子学生たちから次々とヤジが飛びます。

見かねたよねが声を上げようとしたとき

寅子が

退廷なさい!
ここは法廷ですよ
慎みなさい!

と鋭く注意します。

すると小橋はさらに追い打ち。

どうせ誰も弁護士なんてなれねえよ

おい!!!!

よねは思わず声を荒げ
寅子も

撤回しなさい!
今の私達にその言葉を投げることがどれだけ残酷かわからないの?

と叫びます。

よねは舞台を降り、小橋に詰め寄ります。

お前の顔、覚えたからな

よねを突き飛ばす小橋。

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朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 13話

13話あらすじです!

乱闘!股間を蹴り上げる”よね”

ちょっとーーーー!!

小橋に襲いかかる寅子。

寅子の爪が間に入った優三にクリーンヒット。

よねは小橋の股間を蹴り上げます。

女子部と男子学生の乱闘により劇は中止となり、新聞にも取り上げられます。

翌日、よねは大学に来ていたものの、前日の乱闘で男子学生の股間を蹴り上げ、 足を怪我していました。

激痛に耐えかねたよねは、仕方なく寅子と香淑に抱きかかえられて帰宅することになり、梅子、 涼子、そして涼子のお付きの玉(羽瀬川なぎ)も 同行。

よねは、上野の繁華街の 「燈台」というカフェの2階を間借りし、放課後はカフェでボーイとして働いていました。

カフェのマスターの増野はよねがどうして働き始めるようになったのかを話そうをします。

それを制した寅子。

よねさんがいないところでよねさんじゃない人から話を聞くのは違うと思うんです

そこでよねは寅子たちに、なぜカフェで働くことになったかを話し始めます。

よねの生い立ち

よねは貧しい農家の5人兄弟の3番目でした。

父親は 飲んだくれで、姉の夏は15で売られて東京で女郎になっていました。

よねも売られそうになり

女、やめる!

だからここにいたい

と短髪にして抵抗しますが受け入れられず、逃げ出したのでした。

東京に来たよねは、姉を頼り増野を紹介してボーイとして働き始めました。

さらに 数年後 、姉の置屋が稼いだお金をごまかしていたことが発覚。

本来なら泣き寝入りの案件でしたが、よねに力を貸すと近づいてきたいかがわしい弁護士の緒方は 置屋を「訴えるぞ」と脅して大金を取り返し、その一部を 報酬として持ち去りました。

置屋を追い出された姉は男を作って消えてしまいましたが、よねの手元には お金が残り、そんな時、明律大学女子部の情報を新聞で目にしたのでした。

私は欲しい。
今の私のまま、なめ腐ったやつらを叩きのめすことができる力が。
だから必死に勉強して女子部に入ったんだ
姉ちゃんの金を使ってな…
私とあんたらは違う。
だからもう関わるな

話を聞いた寅子たちは、自分たちが恵まれていること、そんな自分たちを見てよねが苛立つ気持ちが分かり、言葉を失います。

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朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 14話

はい!14話です!

掛ける言葉

よねの告白に、寅子は何か声をかけたいと思います。

よねにこんな顔をさせたまま帰ることはできない。
でもどんな言葉をかけたらいいのかわからない
なにを言ってもなんだか偉そうになってしまう気がする…

と、どのパターンもなんだか違うような気がしています。

あんたらと違って一日も大学を休んだことがない

というよねに

お月のもの(生理)のときはどうしてるの?
お腹や頭は痛くならないの?

別に…

いいなああ!

真実はひとつ

寅子の提案で、法廷劇を自分たちで再検証することになり 、猪爪家に集まりました。

寅子たちは、はる(石田ゆり子)と花江(森田望智)にも手伝ってもらい 、毒まんじゅうを 実際に作ってみたのです。

思った以上に手間がかかります。

大庭梅子(平岩紙)は言います。

わざわざ手間なものをせっせと作り続けていた
男ってバカなのよ
別れた女はいつもでも自分を好きだと思っている
「自分の好物を玄関に置いてくれた
ういやつめ、ふふふ、ぱくり」ってね

 

ですが実際には 、致死量となる防虫剤は相当な量で、”防虫剤入り毒まんじゅう”で人を殺すのは無理がある、という結論に至りました。

よねは言いました。

毒まんじゅう事件は甲子が無知だったゆえの結果だ
無知だから乙蔵は殺せず、背負う罪は重い…
惨めで愚かな行動に出てしまった
それだけだ

寅子は思わず反論し、力強く言いました

あなたの言う愚かな女性のために何ができるのか考えて考え抜いて寄り添えなきゃ、
あなたがなりたい”世の中を変える 弁護士”にはなれないと思う
法という盾を持ちつつ私達だからこそ甲子さんに寄り添って考えたい

その言葉はよねの心に響きます 。

すると涼子が突然意外な真実を明かすのでした。

実は、この日のために元となった実際の判例を調べ直してみましたの
そうしたら学長が法廷劇用に内容を改めていたことが分かりました

実は甲子は事件を起こす前に婚姻予約不履行を理由に損害賠償を求める民事訴訟を起こしており、乙蔵は敗訴し、公庫に7000円を支払っていました。

また、甲子の職業は女給ではなく医師で、毒は 防虫剤ではなくチフス菌だったのです。

甲子に同情を集めるために話を変え、「かわいそうな無知な女を弁護する優しき女子部」を喧伝しようとしていたのです。

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朝ドラ『虎に翼』第3週ネタバレあらすじ 「女は三界に家なし?」 15話

4月19日放映の15話です。

弱音を吐こう

涼子様は謝ります。

言い出せなくてごめんなさい
どうしても作ってみたかったのお饅頭を
わたくしを特別扱いなさらない皆様と

憤慨するよねが

無駄な時間を過ごしただけ

そう言って帰ろうとすると突然、 はるが

それは違います

と言って 語り出します。

先生方が無意識に「女をナメている」ことがわかったのも
今日があったからでしょ

少なくとも私は娘が あなたたちと学べて良かったと思いました 。
この先 寅子の将来がどうなるにせよ、同じ志を持つ仲間を得られたんだと思いました

すると花江も涙を流しながら訴えます。

皆さんが話をしているのを聞いていると、私はこの輪に入れないと思うの
私は皆さんの言う ”戦わない女”側 なんだなって…
それが辛くて
トラちゃんはもう親友って思ってないのよ
わたしのこと「兄の嫁」って紹介したし…泣

よねは、誰もが辛さを抱えているのを認めつつ、

弱音を吐くのは甘えているからだ

と花江を咎めます。

寅子は言います

はて…?
みんな辛いなら、私はむしろ弱音吐いていくべきだと思う
解決はできない
でも受け入れることはできるでしょ?

寅子の言葉に、
自分の努力が評価されず、全て「華族だから」で片付けられてしまう 涼子 、
姑の小言にうんざりしている梅子、
外国人だから辛い目に遭う香淑、
どんなに頑張ってもはるに褒めてもらえない花江は、
次々と不安と弱音を吐きあいました。

と、突然帰宅した兄の直道(上川周作)が口を挟んできました。

俺は花江ちゃんの味方
花江ちゃんが一番。
だからこの家出ようかな?

はるも

2人の幸せが一番よ

と同意します。

思っていることは口に出していかないとね!

なぜか直道が話をまとめ、結果的に良い雰囲気に。

毒舌寅子

帰りがけ、弱音を吐かなかったよねに 寅子は話しかけます。

よねさんはそのまま嫌な感じでいいから。
思ったの。
怒り続けることも弱音を吐くのと同じくらい大事だって。
だから私たちの前では好きなだけ嫌な感じでいて

よねは困惑していましたが、わずかに寅子に心を開き始めていました。

こうして1年半後の1935年
寅子たちは無事女子部を卒業し、明律大学法学部に進学することになるのです。

法廷劇の記事が乙女たちの心をつかみ、後輩もできました。
こうして女子部は存続することになりました。

いよいよ法学部本科に進学です。

 

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朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第16回ネタバレあらすじ

2024年前期のNHK朝ドラ『虎に翼』のネタバレあらすじをお伝えしていきます。

地獄の入口

1935年(昭和10年)春 。
猪爪家では、寅子の進学祝の宴が開かれています。

前年、兄・直道(上川周作)と花江(森田望智)は近所に引っ越し、息子の直人を授かっていました。
またも試験に落ちた優三(仲野太賀)は、寅子の父・直言(岡部たかし)の援助で夜学に入り直し、働きながら勉強を続けています。

2年前に弁護士法が改正され、女性も 高等試験に合格すれば弁護士資格を取得できる時代にになっていました。

法学部初日、寅子たちは男子学生たちになめられてはいけないと気を引き締めて教室に向かいました。 しかし 待っていたのは、女性に理解を示す花岡悟(岩田剛典)たちでした 。
花岡は寅子たちを「尊敬している」と微笑みました。

だってあなた方はいわば 開拓者 。
法曹界を、いや、男女平等の世を切り開いている

ですが、そんな学生ばかりではありません。

笑止!

男と女が分かり合えるはずがないだろ

轟太一(戸塚純貴)です。

山田よね(土居志央梨)と轟はにらみ合いの一触即発。

小橋はよねに謝ります。

お互い 佐賀の出身で長い付き合いの花岡が轟をいさめ、事なきを得ました。

 

平和な日が続き、花岡の提案でみんなでハイキングに行くことに決まりました。

そんな夜、父の直言が酔っ払って帰宅し、お土産を手渡しながらハイキングの話に言及します。
どうして知っているのかといぶかる寅子。
直言は、はるが日々のことを手帳につけていると話します。

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朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第17回ネタバレあらすじ

17回は女性共感の必至の「もやっ」とするあの感じ。

ルッキズムと違和感

ある日、教授の穂高重親(小林薫)の代わりに、 民事訴訟の専門家で弁護士の大庭徹男が講義を担当することになりましたが、それは寅子のクラスメイト・大庭梅子(平岩紙)の夫です。

梅子は「すんっ」としています。

大庭は

『嫁入り前の美しい娘が、ある家の飼い犬により顔にひどいやけど負わされ、高額な慰謝料が支払われた』

という判例を題材に授業を進めました。

寅子は

結婚前の婦女にとって容姿というものは 何より大事で…

という大庭の言葉に納得できず、意見を述べました。

顔に傷ができるのは辛いことではありますが、容姿が何より大事というのは…

涼子 たちも同意見。
大庭は言いました。

君たちのように利発で、かつ容姿端麗な 素晴らしい ご婦人方には該当しない

ええ、彼女たちは特別です

花岡の言葉に寅子は違和感を覚えます。

 

授業後、大庭は寅子たちの前で、梅子を小馬鹿にする発言を繰り返し、去って行きました。

梅子は「すんっ」からの「むっ」としています。

ごめんなさいね
うちの人 、若い子と話 慣れていないからすぐ私を使うのよ。
話の潤滑油に…うふふふあはは

寅子はどうも 釈然としません。

その後、花岡たちも誘ってハイキングの計画を立てに「竹もと」に行くと
そこに梅子の長男・徹太が来店します。

寅子は徹太に「お世話になっております」という挨拶しますが、
なぜか花岡達男子生徒が「すんっ」としています。
徹太達”帝大生”に、学歴コンプレックスを持っているようです。

ハイキング

当日の日曜朝。
寅子が家を出ようとすると、はると映画に行くはずだった 直言が仕事で出かけると言いました。
寅子は最近の直言の様子がおかしいと 訝ります。
はるも気になっている様子でした。

待ち合わせ場所では男子同士で盛り上がっています。
花岡が恋文の話になると

女っていうのはすぐつけあがるんだ
立場をわきまえさせないと

と発言しているのを寅子は聞いてしまいます。

その不誠実な言葉に怒る轟。

花岡の、女子を尊敬しているという表面上の優しさに違和感を持っていた寅子は、轟を見直します。

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朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第18回ネタバレあらすじ

18回ネタバレあらすじです!

花岡のホンネ

ハイキングには、梅子の三男の光三郎もやってきました。

轟は光三郎や女性たちの荷物を持ってあげます。
「弱いものを助ける」という轟の気概が溢れます。

靴擦れを起こした寅子に優しく接する花岡。

女っていうのはすぐつけあがるんだ
立場をわきまえさせないと

という先程の花岡の言葉を思い出し、また違和感を感じます。

みんなでお昼を取った後、寅子は男子学生2人が梅子の夫・大庭のことを光三郎に話しているのに気がつきます。
それは大庭に妾がいることを匂わせる発言でした。

そんな話 子供に聞かせないで!!

そんなところだけ女ぶるなよ

はて?
わたしがいつ男になりたいと言いましたか?

男の世界に入ってくるなら男の願望を受け入れろ

寅子の声をきっかけに 花岡 が止めにやってきます。

花岡も言ってやれ
ご婦人方に好かれるのも男の格を上げるのに必要だってことだよな

はて?

花岡は、最初こそ男子学生たちを諌めていましたが、寅子と論争を重ねるうちに家族を養っている 大庭に妾がいることを擁護し、

言い放ちます。

家庭円満と思っているのは夫の方だけです
夫の女遊びを知って幸せを感じる妻はいません
生活を盾にしてしぶしぶ我慢しているだけです

憤慨する寅子に花岡は続けます。

梅子のことを

家のことをほったらかしで大学に通わせてもらっている

君たちはどこまで 特別扱いを望むんだ。
男と同様に 勉学に励む君たちを僕たちは最大限 敬い 、尊重している。
特別だと認めているからだろいるだろ!

寅子は思わず花岡を突き飛ばします。

特別だから見下さないでやっている?
自分がどれだけ傲慢か理解できないの?

花岡はバランスを崩して崖下に落ち、怪我をしてしまいます。
寅子たちは花岡は病院に連れて行き、治療が終わるまで待合室にいました 。

寅子たちは花岡の母親がずいぶん前に亡くなっていることを 轟から聞きます。

女に突き飛ばされてよろけるあいつの鍛錬 が足りんのだ
女遊びを正当化するのも気に入らん

轟は顔面蒼白の寅子に言葉をかけ、 飲み物を取りに出て行きました。

光三郎は眠っています。

梅子の目標

梅子は自分のことを語り始めました。

梅子は結婚してすぐに長男を授かりましたが、その頃から大庭は家に帰らなくなりました。

やがて大庭家の跡取りとして姑が育て上げた長男は大庭とそっくりな男に育ち、 梅子を蔑むようになったと言います。

”戦うことから逃げたバチが当たった”と梅子は感じています。

そして梅子は離婚しても「子供の親権がほしい!」と法律を学ぶことに決めたのでした。
梅子が家にいない方が都合がいいと考えた夫や姑は喜んで学費を出したと言います。
ですが、現行の民法877条では親権は父親にあり、梅子の願いは不可能に近いものでした。

今はダメでも糸口を必ず見つけてみせる 。
長男はもう無理かもしれない
でもせめて次男とこの子は絶対に夫のような人間にしたくないの

涙ぐむ梅子を寅子たちは勇気づけました。

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朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第19回ネタバレあらすじ

19回です。

花岡の気持ち

花岡は、足と腰を捻挫。
右腕を骨折、 頭にも怪我をし大事を取って入院しました。

寅子は連日お見舞いに足を運んでいるものの、花岡は女性たちに囲まれており、病室に入ることができません。

花岡にきちんと謝る機会がないまま、3日が過ぎていました。
罪悪感は日に日に増すばかり。

猪爪家では、はるは直言と映画に行けなかったことを根に持っていて、険悪なムードが漂っています。

その後、大学では梅子が小橋たちにも明るく優しく接しています。

本当に素敵なレディーですね、梅子さん

と言う玉に

許すことが美徳と勘違いするなよ

と発言するよね。

 

病院では轟が

あの女性たちは漢だ
俺は日に日にあの人達を好きになった
それに比べお前は上京してから男っぷりが下がった

と花岡を叱っています。

その日、轟に付き添われて退院してきた花岡は、廊下に梅子を呼び出し謝りました。
花岡は正直に自分をさらけ出します。

皆さんを尊敬しているのに無駄に格好をつけたり、将来の数少ない椅子を奪われるようで妬ましくて恐ろしく思ってしまったり…

梅子はそんな花岡を優しく受け止め、

人は持っている顔は一つじゃないから、全部花岡さんだから
でも花岡さんが思う本当の自分があるなら大切にしてね

肩をポンと叩いて元気付けました。

轟と2人、物陰でで話を聞いていた寅子は放課後改めて花岡に謝ります。

花岡はムッとしています。

ただでさえ 崖から落ちた日から 誰といても何をしていても猪爪君が頭に浮かぶのに 。
これじゃあ また君のことばかり考えてしまうだろ

はて?

思いの外浮かれる寅子が帰宅すると、家の前に人だかりができていました。

大勢の検察官たちを前にして、いつも気丈なはるがおびえています。

帝都銀行経理第一課長・猪爪直言を贈賄の容疑で勾留した 。
家宅捜査の令状だ

 

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朝ドラ『虎に翼』第4週ネタバレあらすじ 「屈み女に反り男?」 第20回ネタバレあらすじ

20回は事件です!

共亜事件

少しだけ待ってください
急に こんなことを言われて戸惑うのは当たり前…

寅子が訴えますが 、警察官に怒鳴られ恐怖で何も言えなくなります。

そこに帰ってきた優三はいつになく凛々しく…

僕はこの家の書生です
僕が家の中をご案内しますので

令状が出ている以上 、捜査を拒めないと優三は分かっていたのでした。

土足で家に上がろうとする検察・日和田を制する優三。

寅子は警察が書類などを押収して帰っていくのを優三と2人 黙って見ているほかありませんでした。

はるはこの事実を手帳に記録しています。

 

夜になり、寅子とはる、やってきた直道と花江の前で、優三が説明を始めます。

今分かっているのは、お父さんが贈賄の容疑で逮捕されたということだけです

兄・直道の仲人でもある高井理事が連行され、行内が騒然としたあと直言も連行されたのです。

心配しなくていい

と言いながら笑っていたと言います。

話を聞いた 直道は言いました。

無実の人間はすぐ釈放される
朝になったら申し訳なさそうにして帰ってくるさ

 

ですが、事件を 大汚職事件、通称「共亜事件」に発展しました。

共亜紡績の株価は高騰すると分かって不正に得た利益が政財界にばらまかれたとして、共亜紡績などの重役、大蔵省の官僚、現役大臣 などの16人が逮捕されました。

帝都銀行が株の取引実務を行い、直言は銀行の高井理事らと共謀し賄賂を贈ったとされたのです。

猪爪家には記者が集まり、 寅子たちは家から出られなくなってしまいました。

世間からは、「私腹を肥やすブルジョア層」「国民の敵」と見なされ、弁護を引き受けてくれる人も見つけられませんでした。

 

 

5月あらすじ

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朝ドラ『虎に翼』タイトルの意味

「虎に翼」というのは元々中国の法家・韓非子の言葉で

”ただでさえ強いものにさらに強い力が加わる”

つまり「鬼に金棒」と同意ですが、語感がいいですね。
強さと自由を感じます。

これは主人公のモデルとなった三淵嘉子さんが寅年生まれで
”トラママ”🐯
と呼ばれていたことに由来しています。

主人公の名前は寅子(ともこ)で、あだ名は“トラコ”です。
法律という翼を得て力強く羽ばたいていく寅子が、その強大な力にとまどい時には悩みながら、弱き人々のために自らの翼を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していく姿をイメージしています。(引用:NHK公式ホームページ)

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朝ドラ『虎に翼(トラつば)』モデル 三淵 嘉子(みぶち よしこ)とは

簡単にプロフィールをご紹介すると

三淵 嘉子(みぶち よしこ)
1914年〈大正3年〉11月13日 – 1984年〈昭和59年〉5月28日
日本初の女性弁護士の1人であり、初の女性判事及び家庭裁判所長を務める。
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朝ドラ『虎に翼(トラつば)』モデル 三淵 嘉子(みぶち よしこ)年表

主人公・猪爪寅子のモデルである三淵嘉子さんは、どのような人生を歩まれた方だったのでしょうか?

1914年(0歳) シンガポール 台湾銀行に勤務する父と専業主婦の母のもと、シンガポールで生まれます。
5人兄弟の長女でした。
旧姓は武藤。シンガポールの漢字表記に用いられた「嘉」から「嘉子」と名付けられました。
(現在でもシンガポールに住む4分の3が華人であり、シンガポールにおいて漢字の使用は盛んに行われています)
1916年(2歳) 丸亀 母の実家である香川県丸亀市に住みます
1920年(6歳) 東京 父親の転勤に伴い渋谷区で暮らすことになり、東京府青山師範学校附属小学校に入学
1927年(13歳) 東京 東京女子高等師範学校附属高等女学校、現在のお茶の水女子大学付属に入学
1932年(18歳) 東京 明治大学専門部女子部法科に入学
1935年(21歳) 東京 明治大学法学部に編入
1938年(24歳) 東京 同校同学部を卒業し、同年の高等文官試験司法科試験に合格
1940年(26歳) 東京 第二東京弁護士会に弁護士登録して
弁護士として活動を始めます。
明治大学同窓生の中田正子さん、久米愛さんと共に日本初の女性弁護士の誕生です。
1941年(27歳) 東京 明治大学卒の和田芳夫さんと結婚
戦時中・戦後 福島へ疎開 疎開中に最初の夫である和田芳夫が戦地で発病し亡くなり、戦後、両親も相次いで亡くなってしまいます。

そのため弟や子供を養うこととなります。
後に「私の人間としての本当の出発は、敗戦に始まります」と語っておられます。

1947年(33歳) 裁判官採用願いを司法省に提出。司法省民事部勤務

「男女平等が宣言された以上、女性を裁判官に採用しないはずはない」と考えた三淵嘉子さん。
女性という理由で裁判官に採用しないことは憲法違反になるからです。

すぐには裁判官になれませんでしたが、司法省民事局局付を経て最高裁判所発足に伴い最高裁民事局局付、家庭局創設に伴い初代の家庭局局付に就任し、新しい民法や家庭審判法といった法整備を手伝うとともに、家庭裁判所の創設にも尽力し、女性の権利を仕組みづくりに参加しています。

1949年(35歳) 東京 東京地裁民事部の判事補(地方裁判所や家庭裁判所に配置される裁判官)として日本初の女性裁判官に就任。
1952年(38歳 名古屋 名古屋地方裁判所で日本初の女性判事に就任
転勤も経験してキャリアを積んでいきます。
東京 東京地方裁判所
1956年(42歳) 裁判官の三淵乾太郎さん(初代最高裁長官だった三淵忠彦さんの子)と再婚
1972年(58歳) 新潟 新潟家庭裁判所で日本初の女性家庭裁判所長に就任

主に少年事件を担当されます

1973年(59歳) 浦和 浦和家庭裁判所長に就任
1978年(64歳) 横浜 横浜家庭裁判所長に就任
1979年(65歳) 東京 裁判官を退官し、弁護士に戻ります。

16年もの間、家庭裁判所に関わった三淵嘉子さんは

家庭裁判所の「育ての母」と呼ばれることもあります。

1984年(69歳) 1984年5月28日午後8時15分
骨癌のため69歳で亡くなられました。

 

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