6月の『あんぱん』は、戦争が始まり終戦まで、
1940年(昭和15年)〜1946年(昭和21年)の6年間の話です。
初回8歳で登場した主人公たちは、終戦時には27歳前後に成長しています。
嵩や旧友たちの壮絶な体験、戦後にガラッと変わった価値観がどう描かれるのか、という月です。
こちらでは
朝ドラ『あんぱん』
2025年6月放映分(46話〜65話)
のあらすじをご紹介いたします。
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2025年朝ドラ『あんぱん』6月あらすじ
2025年朝ドラ『あんぱん』のあらすじを紹介いたします。
第10週 あらすじ(46話〜50話:6月2日〜6月6日)
釜次は、のぶと羽多子に、草吉の壮絶な戦争体験を話して聞かせました。何人も何十人の死んでいくなかで、苦しみ悶える声、人が腐る臭い。
「でも一番辛いのは腹が減ることさ
俺の隣の仲間もSo hungry to deth.って笑いながらポケットから乾パン出して食ってて…もう一度見たら、そいつの頭が吹っ飛んでた」
乾パンに辛い思い出を持つ草吉。
それでも、羽多子たちは生きるために乾パンを焼き続けます。
1941年(昭和16年)12月8日
日本軍はハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争に突入。
健太郎に続き、嵩にも赤紙が届きます。
のぶの夫・次郎も兵隊や軍需物資を運ぶ船に乗り出港しました。
夫にも嵩にも「お国のために立派なご奉公を」と型通りの挨拶をするのぶ。
そんななか、「死んじゃだめよ!」と嵩を見送るため駆けつけた女性がいました。
嵩の母・登美子です。
「逃げ回っていいから…卑怯だと思われてもいい
何をしてもいいから…生きて…生きて帰ってきなさい!」
止める憲兵にのぶは
「母親なら当然やと思います」
と言い、
「嵩!必ずもんてきい!
お母さんのために、生きてもんてきい!
死んだら承知せんき!」
と初めて本音を叫ぶことができました。
入隊した嵩は、同級生だったコン太こと今野康太と再会し、2人は福岡の小倉連隊に送られました。
第11週 あらすじ(51話〜55話:6月9日〜6月13日)
1942年(昭和17年)
小倉連隊に転属した嵩。
理不尽な暴力の蔓延する軍隊に絶望する嵩ですが、八木信之介上等兵に目をかけられ、幹部候補生となることができました。
軍隊で、学生時代の親友・健太郎と再会します。
1944年(昭和19年)夏
千尋が嵩を訪ねてきます。
京都帝国大学で法律を学んでいたはずの千尋は、海軍少尉になっていました。
駆逐艦に乗り、敵の潜水艦のスクリュー 音を感知して爆雷を投下する任務につくという千尋の話に、愕然とする嵩。
「お前が耳を澄まして聞きたかったのは、敵のスクリュー音じゃないだろ?
弱い人たちの声を聞いて救うために、法科に行ったんだろ?
伯父さんがいつも言ってたじゃないか
”何のために生まれて、何をして生きるのか”
敵の潜水艦をやっつけるためじゃないだろ」
国を守るために戦いたいと答える千尋ですが、最後にのぶへの想いを打ち明けました。
「この戦争さえなかったら…愛する国のために死ぬより、わしは愛するため人のために生きたい」
その1ヶ月後、嵩や健太郎、康太がいる小倉連隊に中国福建省への出動命令が下ります。
そこで、小学校の同級生・田川岩男と再会します。
第12週 あらすじ(56話〜60話:6月16日〜6月20日)
中国へ出征した嵩に、地元民に日本軍への親しみを深めさせ占領に協力させるための紙芝居を作る任務が与えられ、嵩の紙芝居は好評を博します。
ですが、戦況が厳しく嵩が戦闘任務に戻ると、敵の攻撃により食料の供給が断たれて空腹との戦いが始まりました。
ある日、空腹に耐えかねた康太が、警備中に民家に押し入り「食い物をよこせ」と目をギラつかせながらおばあさんを銃で脅します。
おばあさんは最後の食料である卵を6個茹で、嵩や康太たち3人に食べさせました。
湯気の立ちのぼる卵を泣きながら食べる嵩たち。
その帰り、岩男が仲良くなった現地の子ども・リンに殺される事件が起こります。
実はリンにとって岩男は親の仇だったのです。
2週間後、嵩は照りつける太陽の下、倒れてしまいました。
目を開けると亡き父・清が
「生きろ、生きてみんなを喜ばせるものを作るんだ」
と語りかけてきます。
気づくと嵩は駐屯地のベッドにいました。
1945年(昭和20年)7月4日午前2時
高知の町に空襲警報が鳴り響きます。
1月後、日本は負け、ようやく戦争が終わりました。
第13週 あらすじ(61話〜65話:6月22日〜6月27日)
1946年(昭和21年)1月
敗戦により価値観が変わり罪悪感に苛まれるのぶは、教師を辞めていました。
肺病で入院中の夫の次郎に打ち明けると、次郎は大きな夢ができたといい、記号のようなものが書かれた日誌を手にして微笑みました。
次郎が急逝したのは、その数日後のことでした。
嵩が高知に帰ってきました。
千尋の訃報を受け、「逆転しない正義」とは何かを探す決心を固めた嵩は、のぶに会いにいきました。
4年ぶりの再会を果たすのぶと嵩。
打ちひしがれるのぶでしたが
「絶望なんてしていられない、みんなの分も生きるんだ」
と語る嵩の言葉を受け止めます。
のぶが次郎の「僕の最後の夢」と速記で書かれた日記を読み解くと、そこには
「のぶへ
自分の目で見極め、自分の足で立ち、全力で走れ!
絶望に追いつかれない速さで
それが僕の最後の夢や」
と書かれていました。
前を向いたのぶは、闇市で高知新報に勤める東海林明と石清水信司と知り合い、記者になりました。