こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第34話のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『光る君へ』第34話 あらすじ
興福寺
藤原道長(柄本佑)の屋敷は3000人もの武装した僧たちに囲まれました。
先頭に立つ興福寺別当の定澄は
大和守・源頼親が乱暴を働いている、争う自分たちの訴えを直ちに陣定にかけなければ屋敷を焼き払う
と迫ります。
すでに興福寺の僧は1人死亡しており、報復として興福寺サイドは頼親の家来の屋敷と田畑を焼き払っています。
道長はこれほどの暴挙は許しがたいとしながらも、審議はすると約束。
帝にキュン
翌朝、話を聞いた藤原隆家(竜星涼)は検非違使を使って追い払えというのですが、道長 も 藤原実資(ロバート秋山)も武力で排除することには反対でした。
もちろんそれでは収まらず、僧たちは大極殿の前に押し寄せてきました。
藤原斉信(金田哲)は藤壺の女房たちに中宮・藤原彰子(見上愛)を守るように命じます。
ですが、貴族のお姫様である女房たちはうろたえるばかり。
まひろは、一条天皇(塩野瑛久)のいる清涼殿に移ることを提案します
清涼殿で一条天皇に
父である左大臣が対応するから安心していろ
こういう時こそ中宮として胸を張っていろ
と言われた彰子は、態度には出しませんが、凛々しい帝にひたすらときめいていました。
道長の憂い
なんとか僧たちを追い払ったものの、定澄は土御門邸までやってきて訴えを繰り返します。
寺との争いは今後も尾を引きそうだと道長の心はが沈みます。
道長のもう一つの気がかりは彰子のことでした。
まひろから
帝と物語の話はするのですが、手も触れられません
と聞いた道長は気をもみます。
何とかならないか
焦らない方がいいと存じます
内裏では、道長とまひろが親しそうだと噂になっています。
そんな折、斉信の屋敷が全焼します。
道長は、帝から
欠けている蔵人に、藤原伊周(三浦翔平)の嫡男・道雅を入れよう
と言われます。
道雅は関白の孫ですがまだ16歳と若いので、道長はすかさずまひろの弟・藤原惟規(高杉真宙)も入れることを認めさせました。
伊周は
帝が我が家を引き立てようとしている
この機を生かせ
と喜びます。
ですが道雅は、父の復讐の道具にならないと反発しています。
物語の力
まひろは蔵人として内裏に上がった惟規に
この出世は左大臣様のおかげなのだからお顔をつぶさないように
と言い含めます。
そこに彰子がやってきました。
人払いをした彰子は
物語のどこが面白いのかわからない
帝がどこに惹かれているのか教えて欲しい
と頼みます。
物語が彰子を動かし始めたのです。
物語は、公卿や女房たちの間で広く読まれるようになりました。
ある日、帝がまひろの局(小部屋)に現れると
なぜそなたはあの物語を書こうと思ったのか
と尋ねます。
まひろはもともとは左大臣に頼まれたこと、一条天皇の話を聞いたことを打ち明けます。
私は帝のお悲しみを肌で感じるようになりました
次第に皇后様をお亡くしになったお悲しみからどうか立ち直っていただきたいと願いながら書くようになりました
そなたの物語は朕にまっすぐ語りかけてくる
また会いに来て良いか?
そう言う帝にまひろは、心の中で
中宮様に会いに来てくださいませ!
と叫んでいました。
雨の夜の
土御門邸では曲水の宴が開かれています。
優雅に宴が進むうち、雨が降り始め、公卿たちも自由に語り始めました。
光る君は自分だ
などと笑い合う公任や斉信、そして父・道長の心からの笑顔に、彰子は御簾の中で目を丸くしていました。
まひろは彰子に
殿御は可愛いもの、帝も人の子
と語ります。
帝との距離を縮めようと娘を柔らかく導くまひろの姿に、道長はときめきます。
御嶽詣で
斉信邸に続き道綱(上地雄輔)の屋敷も焼け、さらに敦康親王も病になってしまうという不吉な出来事が続く中、道長は生涯最初で最後の御嶽詣でに出かけることを決意します。
吉野の金峯山で世の安寧と彰子の懐妊を祈願し、8月、源俊賢(本田大輔)と嫡男・藤原頼通を伴い出立したのでした。