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【ネタバレ】朝ドラ『虎に翼』あらすじ第15週(71〜75話)

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2024年前期のNHK朝の連続ドラマ小説では
『虎に翼』トラつば放映されます。

伊藤沙莉(いとうさいり)さんが演じる大正・昭和を生き抜いたヒロイン寅子(ともこ)の自立した人生と法廷ストーリーが展開されていきます。

こちらのページでは、15週め(71〜75話)のあらすじをご紹介しています。

お楽しみいただければ幸いです。

※ネタバレ含みます。

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朝ドラ『虎に翼(トラつば)』第15週 「女房は山の神百石の位?」(71〜75話)放送日

朝ドラ『虎に翼(トラつば)』第15週「女房は山の神百石の位?」(71〜75話)放送日は

2024年7月8日(月)〜2024年7月12日(金)
です!

 

ではさっそくあらすじをご紹介していきます!

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朝ドラ『虎に翼』第15週71話ネタバレあらすじ 「女房は山の神百石の位?」

では71話あらすじです。

寅子の変化

1951年(昭和26年)終戦から6年。
弟の直明(三山凌輝)は教師になっています。

ハ〜イ!ご無沙汰しております!

佐田寅子(伊藤沙莉)が帰国しました。
アメリカの裁判所を視察し、日本の家庭裁判所に活かしたいというのが目的です。
娘の優未(竹澤咲子)を花江(森田望智)や弟・直明に託して渡米した寅子は、アメリカの家庭裁判所の視察し、大きな影響を受けています。

帰国後、職場に直行した寅子。
アメリカでは調査官の数が多いこと、ただ話し合いで解決しているのは日本の方が多いことなどを多岐川(滝藤賢一)たちに報告します。

ようやく寅子が家に帰ってくると、のんびり過ごしていた子どもたちは素早く勉強するふりをします。
寅子は、花江には美容クリームと英語の料理本、子どもたちにはお菓子と英語の本をお土産に渡します。

どれも面白そうでしょ?
たくさん勉強して世界を広げてちょうだい
わからないところは辞書を引くのよ

微妙な空気が漂いますが、寅子は気づきません。

いつの間にか子どもたちは花江の前ではのびのびと、寅子の前ではお利口にふるまうようになっていました。

取材

そんな中、新聞記者だったフリー記者・竹中次郎(高橋努)から雑誌の特集「新時代の開拓者・佐田寅子」の取材を受けることになりました。

子どもたちの洋服を新調するため出費がかさむと口にする花江に、直明が自分が負担すると話します。
寅子は

お金は私が十分に入れてるんだから

と大黒柱として胸を張っています。

 

週末、家での取材が始まりました。

家のことは家族で分担を?

ええ、みんなで支え合っています!

ですが、竹中はぎこちなくロールキャベツをつくる寅子に思わず聞きました。

普段、しないの?料理。

休日はしてくれてますよ。
トラちゃんのロールキャベツ美味しいから楽しみだわ、ね?

と、すかさず花江がフォローします。

行儀のいい子どもたちや花江が大黒柱の寅子に気を遣い、寅子の顔を立てようとしていることに竹中はやはり違和感を覚えます。

いい面ばかりが取り沙汰されチヤホヤされる寅子。
後輩たちにハッパをかける寅子。

そんな様子を見て梅子も目を丸くしています。

 

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朝ドラ『虎に翼』第15週72話ネタバレあらすじ 「女房は山の神百石の位?」

72話です。

家庭裁判所の母

帰国後、雑誌の取材を受けた寅子は、多岐川とラジオ出演し、その反響の大きさに驚きます。

ふたりは「家庭裁判所の父」「家庭裁判所の母」という通り名までつけられ、ますます世間に広く知られる存在となりました。

家庭裁判所は冷たく厳正な刑罰ではなく、温かく柔軟に更生と立て直しを支援する場所

と家裁の説明をする多岐川に対して、新しい最高裁長官・山本は

だからこそ女性である佐田さんが輝ける。
佐田さんの持つ愛情、
女性本来の持つ特性を遺憾なく発揮できる。
家庭裁判所は、女性裁判官にふさわしい場所と言える。

この一言に寅子が反応します。

はて?
家庭裁判所の裁判官は個々の特性で決められるべきで、男女は関係ないのではないでしょうか?
長官の発言は今、家裁で頑張って働く男性裁判官への配慮にも欠きますし、 家裁は女の場所といった思考はいずれ必ず間違った偏見を生みます。
私は真の女性の社会進出とは「女性用の特別枠があてがわれる」ことではなく「男女平等に同じ機会を与えられる」ことだと思います。
私は裁判所から変えていきたいんです。

さすが佐田さん、素晴らしい意見だ。

ありがとうございます。

そのやりとりをそばで聞いていたフリー記者の竹中はニヤリとし、残り物を食べながら家でラジオを聴いていた花江は、途中でラジオを切ります。

 

男女平等?

仕事が順調な中、寅子はある離婚調停を担当することになりました。

寅子が担当になり「運がいい!」と喜ぶ妻。

内容は、不貞行為をした妻の福田瞳(美山加恋)に対して、夫の福田慶太が離婚を申し立てたものでした。

寅子は瞳が不貞行為に及んだ理由を尋ねます。

あなたも女ならわかるでしょ
どうしようもなく寂しい時があるってこと

さらに

 

一度の浮気くらい許してくれたっていいじゃない
男らしくないわ
ねえ佐田さん

と続けます。

こういうところが嫌なんだよ

男らしいも女らしいもありません。
性別は関係ありませんよ。

諭す寅子ですが、女性のための裁判官だと誤解している瞳は、寅子が担当をすることで自分に有利に働くと考えていたので、怒って帰ってしまいます。

性別に関わらず弱い人の味方でありたいという人間平等の考えの寅子は、そんな瞳に違和感を覚えます。

 

異動

そんなある日、多岐川が最高裁判所に寅子を連れていきます。

「判事として新潟地家裁三条支部勤務を命じる」という寅子の異動について、ラジオでの発言の当てつけ人事はないかと怒っているのです。

辞令を初めて聞いた寅子は驚きます。

家裁の痛手だと憤る多岐川に対し、異動を決めたのは自分だと桂場が言います。

お言葉ですが、問題は職員1人の異動で痛手を追うような組織形態かと。

花江の訴え

家に帰り新潟への転勤を家族に話す寅子。

引っ越し準備をするつもりでいる花江に対し、寅子は娘の優未と二人で行くと話すつもりだと話します。

直明は優未がさみしい思いをすると反対しますが、寅子は娘を置いていくわけにはいかないと反論。

花江は

トラちゃんは何も見えてない、何にもわかってない。
直明ちゃんの言う通り優未は置いていって。
私が責任を持って面倒を見ますから、
どうぞトラちゃんは新潟でお仕事に専念なさってちょうだい

何を怒っているの?言いたいことがあるなら言ってよ!

言ったって仕方がないでしょ!?
そう思わせてきたのはトラちゃんよ
この家の主はトラちゃん なんだから

何?その言い方?!
ひどいじゃない
こっちは家族のために毎日必死で休まず働いてるのに!

そういう態度よ!
そんなふうに家族に目を向けられないくらいまで頑張ってくれなんて、私、頼んでない!
優未はあなたに甘えたくても必死に我慢していい子をがんばってる
あなたに喜んでもらおうといい子のふりをしている
わかる?トラちゃんが見てるのはね、本当の優未じゃないの

花江は思わず泣き出してしまいます。

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朝ドラ『虎に翼』第15週73話ネタバレあらすじ 「女房は山の神百石の位?」

73話です!

優未のテスト

何がダメだったのかしら?

ダメではなかったけど本当に些細な「ん?」みたいなズレは結構あったかな。
でも姉ちゃんいつも頑張ってるから応援したいし、支えたい。
だから些細なズレは受け流さなきゃって、僕もみんなも思っちゃって。
それで気づいた時には、とんでもないおかしなことになってた。

おかしなこと?

直明は、1年前に優未が31点のテストを84点に書き換えて寅子に見せた話をします。

その時、ちょっと答案用紙をみればわかることなのに、気付きもせずさらには「次は100点ね」とハッパをかけた寅子。

手のかからないお利口さんを求めてなかった?
新潟にはお姉ちゃん 一人で行くべきだ。

そう直明に言われ、何も言えなくなりました。

 

寅子のうわさ

福田夫妻の離婚調停は、妻欠席のため不成立となりました。
この時代の離婚調停は不成立になると、家裁を離れた案件となります。

寅子は、家族に団子を買うため「竹もと」にいます。
すると、取材の時に寅子がハッパをかけた後輩たちが竹もとにやってきて、寅子に気づかず

わたし家裁には生きたくないわ
家裁に行ったら出世の道は断たれるわけだし

そして寅子の言動は短絡的だ、と噂し始めました。

「竹もと」で働く梅子は、取材時にもそんな空気を感じていたと話し、

これから改めればいいわ
悪気はないのは彼女たちにも伝わってると思うから

と諭します。

 

弱者は誰?

調停を欠席した福田瞳がやってきました。

無断欠席した瞳は、夫に追い出されて転がり込んだ所には電話がなく、連絡できなかったと話します。

いつも女性の味方みたいな顔してさ

私は女性の味方ではありません
もちろん男性の味方でもない。
私は法律のもと、すべての全ての人を平等に見ます。
そして困ってる人に手を差しのべたい

だからわたしは困ってる!!困ってるの!!
どうしていくら言っても信じてもらえないの?

激昂した瞳は刃物を振り回し、捕らえられました。

 

寅子の知らない猪爪家

猪爪家では、和やかに家族と道男がかるたをしています。

「竹もと」で買った団子を手にしたまま、寅子はしばらく家に入ることができず、優三の言葉をまた思い出し涙します。

ようやくある決意を固め家に入ると、かるたを止め寅子を見つめる家族たちが待っていました。

 

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朝ドラ『虎に翼』第15週74話ネタバレあらすじ 「女房は山の神百石の位?」

74話です!

家族会議

帰宅した寅子に道男は

ばあちゃんが死ぬ前のあんたは、もっと普通のおばちゃんだった

今から家族会議を開始いたします

家族が車座になり会議が始まるとすぐ、花江は昨夜言い過ぎたことを謝ります

そして、子どもたちを連れて新潟についていく、優未とももういい子のふりをするのをやめようと話し合ったといいます。

何でもかんでもトラちゃんのせいにしてごめんなさい
これからはもっとわたしが気を配って、みんなが仲良くしていけるように…

もう「すんっ」禁止。
わたしの前で「すんっ」はやめて

「すんっ」とさせてるのトラちゃんだよ

…確かにそうだわ
禁止を押し付けるのも偉そうよね、ごめんなさい

お母さんにお茶頼むときとか起こしてもらったときとか「ありがとう」って言わないのが嫌だ

寅子が素直に謝ります。
甥たちはどんどん意見を口にします。

何でもやらせてくれるのはいいんだけど「その道を極めろ、一番じゃなきゃだめ」って態度をされるとみんなやりたくなくなる

盲点だったわ、ごめんなさい

みんながトラちゃんみたいに頭がいいわけじゃないのに、「努力しないからだ」みたいな顔されるのもいやだ

朝からお酒臭いのもいやだ

次々思っていることを吐き出す甥たち。

そこに直明が挙手。

就職先に悩んでる時、「話をきいてくれる」って言ってたのに結局聞いてくれなかった。
ずっと待ってたのに、いつも忙しそうで声かけにくくて…
僕に興味がないのが悲しい!

結局、笹山のおじさんに相談に行っていたことを、道男から聞かされました。

そんなふうに思わせてしまってごめんなさい

みんなが新潟に行っちゃうのもさびしい!
みんなと離れたくない
戦争の時みたいにあんな思いはやだ!

珍しく本音を話す直明。

だから花江達は新潟には来なくていい
このままここで暮らし続けてください

優未だけ連れてく気?
それは駄目だよ

と直明。
道男も

寅子もわかるだろ。
優未はここにいるのが一番幸せだって

という意見です。

十分すぎるぐらい分かっているわ。
親と一緒にいれば幸せなわけじゃない。
周りに支えてくれる大人がいればいい。
親と縁を切った方がいい時だってある。でも…

よし優未に決めてもらう

トラちゃんじゃなくて 優未が決めるべきだよ

そんな決断、優未にさせないで
この決断の責任はトラちゃんが負うべきよ

ありがとう花江

花江の隣でうつむいている優未。
優未の正面に座り直す寅子。

優未、今までダメな母親でごめんなさい。
お利口さんでいてって 呪いをかけてしまってごめんね。
私はおばあちゃんのようにも花江のようにもなれないと思う。
優未には絶対寂しい思いをさせてしまうと思う。
あなたの思えば花江に預けるのが一番だって分かってる。
でもね、今ここで優未と別れてしまったら、私と優未の間も取り返しのつかないことになるって事もわかるの。
だからこれはお母さんのわがままと勝手でしかないんだけどね。
お母さん頑張るから、生まれ変わるから。
だから一緒に新潟についてきてください。お願いします。

はい!

「すんっ」とした顔の優未。

ありがとう

見つめる寅子。目をそらす優未。

土台をつくる

桂場さん、私今分かりました
私思い上がっていました。
一度は逃げた法曹界…今度こそは壁を登り切った、後は理想を追求するだけだとすっかり天狗になって…
桂場さんはそんな私に失望して、鼻をへし折るために異動を決めてくださったんですよね?

桂場等一郎(松山ケンイチ)は寅子の眼の前に歩み寄り、言い切ります。

まったく違う!
君はまったくわかっていない、自分の立場を。
腹立たしいが、君は有能だ。
そして俺たちに好かれてしまっている。それが問題なんだ。
キャリアを重ね、俺たちという後ろ盾がある。
君はもう昔の弱い者じゃない。
今の君の「はて?」は非常に重い。
周りを動かす力がある。
今のままでは君の土台はいずれ崩れる。
君は裁判官として正しく成長する道筋を飛び越え、一躍時の人となってしまった。
それに甘んじている君に家裁は、いや、どんな役職も任せられん。
だから地盤を作るんだ。

本来の裁判官たちが積む経験を支部でして来いってこと?

と久藤頼安(沢村一樹)。

桂場、それはお前、とびきりの愛じゃないか!!

と多岐川幸四郎(滝藤賢一)。

桂場くんは穂高先生直系の理想主義者かつ潔癖なまでの正論主義者なんだから

と久藤。

この話を聞いて、多岐川はこころよく送り出すことを決意します。

みなさん、ありがとうございます。
新潟で一から自分を見つめ直してきます。
土台をしっかり固めてきます。

頭を下げ、キラキラと話す寅子。

愛されてるなあ佐田さんは

と汐見圭(平埜生成)。

小橋(名村辰)は

羨ましい…

小橋と稲垣(松川尚瑠輝)みんなで抱き合うのでした。

 

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朝ドラ『虎に翼』第15週75話ネタバレあらすじ 「女房は山の神百石の位?」

75話です!

異動準備

寅子は、家族の自分への評価を書いた紙を、記者の竹中に手渡し

面白おかしく記事にしてほしいんです

と頼みます。

あんたの家族のお利口ちゃんが胡散臭いってのはわかっていたけどさ、
そうやってあんたになにか得があるの?

これをしないと、家族との土台を作り直せないから
絶対にまた土台からきちんと積み直してみせます
信頼とか、経験とか、絆とか…
それをまた記事にしたら面白いですよ

早めに頼むぜ

 

寅子の壮行会が、多岐川の家で開かれることになりました。
汐見香子(=崔香淑)は温かく迎え入れてくれました。

会いたくないよね?みんなに

ううん、すっごく会いたい
でもね、崔香淑は捨てたの、娘のために
わたし、ちゃんと幸せなの

そして寅子にエールを送ります。

「崔香淑=香子」だと知らない小橋は、汐見の妻・香子に会いたがっています。

 

よねにしか救えない人々

次に寅子は、轟、よね、梅子の3人がいる轟法律事務所に挨拶にいきました。

何度も来てごめんなさいと謝る寅子に対して

お前の鬱陶しさには慣れた

とよね。

怒られそうだけど鬱陶しいついでに言っちゃおうかな?
よねさん、そろそろ自分の道に戻るのはどう?
司法試験、受けてみるのはどうかしら?

この意見に轟も梅子も賛成ですが、よねは頑なです。

わたし、確信してるのよ。
弁護士になったよねさんにしか救えない人たちがたくさんいるって

横をむいたまま一点を見つめるよね。

寅子は帰っていきました。

優未の「すんっ」

1952年(昭和27年)春。
寅子と優未は手を繋いで新潟に発ちました。
新潟県三篠市でも優未の被った「すんっ」の仮面はなかなかとれません。

もくもくと食事をとる二人でした。

 

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