2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第24話
「げにつれなきは日本橋」あらすじ
を紹介いたします。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけますと幸いです。
※ネタバレ含みます
【月ごとのあらすじ】
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大河ドラマ『べらぼう』第24話 あらすじ
名義貸し作戦
扇屋(山路和弘)の連れてきた男は、吉原にツケが溜まっている茶問屋「亀屋」の若旦那です。
亀屋の若旦那が名義を貸し、亀屋の名前で丸屋を買い取り、表向きは賃借という形で店を始めるというこの作戦に蔦重(横浜流星)は不安を覚えます。
田沼屋敷。
土山宗次郎(栁俊太郎)が上方帰りの平秩東作(木村 了)を連れてきています。
成果がないことに対し、悪びれることなく頭を下げる平秩東作。
苛立つ田沼意次(渡辺謙)は、平秩東作の

蝦夷で廻船問屋をしておる村上という者とは懇意になりましてござります
という言葉をスルー。
田沼意知(宮沢氷魚)は、誰袖(福原遥)から世渡り下手な松前廣年(ひょうろく)を使うことは難しい、と報告を受け、考え込んでいます。
蔦重の予感的中。
亀屋の若旦那と丸屋との契約は破談に終わりました。
店を畳む丸屋の一人娘・てい(橋本愛)は聡く、からくりを見破ってしまったのです。
ていは分厚い眼鏡をかけた真面目女子、蔦屋耕書堂や吉原を嫌っています。
地本問屋の会所では、卑怯な忘八である吉原者の手に渡らないよう早急に買い手を見つけようという話し合いがもたれます。
色仕掛け作戦
さて、駿河屋の2階の座敷では、りつ(安達祐実)がカンカンです。

あの、日本橋には吉原贔屓の馴染みも大勢いるじゃねえですか
そういう方たちに力を貸してもらうってなあねえんですか?
丸屋に「ぜひうちに売りたい」って言わす手ってなねえもんですかね
店との交換条件にこちらが何を差し出せるか、それを思案していると

男?
と、りつがぽつり。

おお!
お前が色仕掛けすりゃいいんじゃねえのか?
確かに、有名人で才能があり、イケメン。
ですが、女性を誘惑して騙すことができるような男ではないことに皆気づきます。

ごめん、やっぱ忘れとくれ

待ってくだせえよ、なんです、その見切り方!

だってあんた見掛け倒しじゃないか
ターゲットは松前道廣
誰袖は、平秩東作を松前廣年に引き合わせます。
戸惑う松前廣年に誰袖は言いました。

知り合いに、琥珀の取引に詳しい方を探してもらいんした
主さんが直取引をするのに役立つネタを教えてくださると
まさかの折はわっちの名をお出しくださんし
わっちにそそのかされたと言えば、兄上様の怒りはわっちに向きましょう
それでも腰が引ける松前廣年。
隣の座敷からその様子を覗き見ていた意知は、臆病な松前廣年ではなく、その兄・松前道廣(えなりかずき)に直取引を仕掛けてみることを考えます。

乗ってくるかどうかは賭けだがな
松前家の江戸屋敷では、恒例の花見の会が催されています。
庭の杭に繋がれた大男が、松前道廣に鉄砲を向けられて失神してしまいました。
悪趣味な座興を楽しむ一橋治済(生田斗真)と島津重豪(田中幸太朗)。
田沼意次のお伴で来ていた三浦庄司(原田泰造)は、弟の松前廣年を見て、打ち合わせ通りに声をあげます。

え!?
気になった兄・松前道廣がわけを問うと三浦庄司が答えます。

お叱りにならないでくださいましよ
それがし、先日あの方を吉原でお見かけし…
次は、弟を庭の杭に繋ぐ兄。

お前、家老の分際で吉原で湯水のごとく金を使っておるのか
自分のことは棚に上げて詰問します。

女、女郎にそそのかされまして!
発砲と同時に気を失う弟。
ていとの出会い
蔦重は色仕掛け以外の手で、丸屋の女将に近づこうと情報を集めています。
なんでも先代の丸屋は娘が漢籍が読めると自慢していたとのこと。
そこで丸屋が檀家だった寺にやってきた蔦重。
覚圓和尚がメガネ女子と話しています。
年は30前、蔦重より3つ4つ年下くらい。
女郎を見慣れた蔦重には、背筋を伸ばして座る姿が新鮮に映ります。
丸屋の手習い本を寺に寄進しているていの言葉からは、本を愛する気持ちがにじみ出ています。

子らに文字や知恵を与え、その一生が豊かで喜びに満ちたものとなれば、本も本望、本屋も本懐というものにございます。
その瞬間「書を以て世を耕すんだ」という源内(安田顕)の言葉を思い出す蔦重。

同じじゃねえかよ…!
父親に恩を返せず店を畳むことに無念をにじませるていの姿が、自分と重なり合い、蔦重はていを見つめ続けます。
耕書堂に戻ると、駿河屋(高橋克実)と扇屋がやってきました。
手には、丸屋の借用書が握られています。
これなら丸屋に明け渡しを迫ることができると意気込む二人に、蔦重は笑顔を返しながら考えを巡らせていました。
突然のプロポーズ
後日、丸屋は鶴屋(風間俊介)が見つけてきた上方の書肆「柏原屋」と売買契約をかわそうとしています。

ちょいと待ったあ!
ていが振り向くと、吉原の主人たち。

これはこれは遠路はるばるようこそお越しくださいました
鶴屋は落ち着いています。

おう、年取んねえな、赤子づら
駿河屋が応えます。
借用書を手に契約を止めようとしますが、自分たちも借用書を持っている、と反論する鶴屋。

けど、うちは丸屋さんの暖簾は残しますよ
改めまして、お初徳兵衛、蔦屋重三郎と申します
改めて考えたんですが、いっそ丸屋さんとうちで一つの店にしちまえばいいんじゃねえかって
たとえば「丸屋耕書堂」ってしちまって
どうです、女将さん、この際一緒に本屋をやりませんか?
女将さんは本当は店続けてえんじゃねえですか?

お受けしかねます

そうですか、じゃあいっそ俺と一緒になるってなあどうです!?

…男やもめにウジが湧き、女やもめに花が咲くと申します
花の咲かぬ女やもめは、縁組をちらつかせれば食いつくとでも?
どれだけ落ちぶれようと、吉原者といっしょになるなどありえません!
結局、丸屋は柏原屋が買い取ることになりました。
落ち込む蔦重に、りつが丸屋の事情を話します。

芸者衆から聞いた噂なんだけどさ、前の旦那ってのは女将さんにそりゃ熱心に言い寄ったらしいよ
行き遅れだった女将さんはその話に飛びついたんだって
このままじゃ体裁も悪いし、親も安堵させたいし
ところが旦那は三月もしないうちに吉原通い始めて…

ろくでもねえ男だな

あんたはそのろくでもねえ男と同じに見えたんじゃないかねえ

俺、べらぼうもべらぼうじゃねえですか!
意知の策略
大文字屋で意知が誰袖から進捗を聞いていると、志げ(山村紅葉)が松前兄弟の来店を告げました。
兄・松前道廣から琥珀の直取引のことを追及される大文字屋と誰袖。

物知らずの女郎がしでかしましたこと、今後かようなことがなきよう、きつく言って聞かせますので、どうかお許しを!

いや、いっそそれをわしとお前でやらぬか?
松前家と吉原でひとつ琥珀で大儲けせぬかという話だ
勝負あり。
ふすまの向こうから微笑む誰袖に、意知は初めて笑みを返しました。
天変地異
夏、日本橋進出の話はなくなり、かわらず五十間道で商いを続ける蔦重。
蔦重が蕎麦を食べ終えた時、地響きが鳴り、地面が揺れました。

浅間山が火ぃ噴いとるらしいんですわ
その関西弁は、柏原屋の声。

蔦屋さん、うちからあの店買いませへんか?
大河ドラマ『べらぼう』てい(橋本 愛)|蔦重の妻
ドラマでは橋本愛さんが演じられる「てい」。
実際の名前はわかっていません。
蔦重の妻についてわずかに残っている情報によると、
「人のいふ事も聞きもしねへで、そんならどうとも好きにしたがいひ」
と吉原帰りの蔦重を咎めたという話です。
また、蔦重臨終の際、「妻女と決別」とあるので、娘もいたようです。
蔦重が亡くなり刊行された書籍には、蔦の模様の着物を着た女性が蔦重の右横に描かれており、これが妻だと推測されています。
大河ドラマ『べらぼう』第24話 主なキャスト
では、大河ドラマ『べらぼう』24話の主なキャストをご紹介いたします。
語り(九郎助稲荷)|綾瀬はるか
蔦屋重三郎|横浜流星
喜多川歌麿|染谷将太
てい|橋本愛
誰袖|福原遥
田沼意知|宮沢氷魚
平秩東作|木村了
土山宗次郎|柳俊太郎
みの吉|中川翼
島津重豪|田中幸太朗
松前廣年|ひょうろく
タケ|ベッキー
ウメ|福田麻貴
夫|新名基浩
豪商|林家三平
丁子屋長十郎|島英臣
柏原屋|川畑泰史
村田屋治郎兵衛|松田洋治
松村屋弥兵衛|高木渉
丸屋小兵衛|たかお鷹
釘屋四郎兵衛|木津誠之
長崎屋小平治|千葉清次郎
桐屋伊助|キンタカオ
伊勢屋九平治|会田泰弘
玉屋庄兵衛|岡山和之
万字屋半四郎|岡けんじ
泉屋与市|車邦秀
井筒屋孫兵衛|佐藤政之
山口巴屋半助|真木仁
平賀源内(回想)|安田顕
覚圓|マキタスポーツ
マツ|伊藤かずえ
次郎兵衛|中村蒼
若木屋与八|本宮泰風
松葉屋半左衛門|正名僕蔵
大文字屋市兵衛|伊藤淳史
扇屋宇右衛門|山路和弘
半次郎|六平直政
りつ|安達祐実
志げ|山村紅葉
北尾重政|橋本淳
鶴屋喜右衛門|風間俊介
松前道廣|えなりかずき
佐野政言|矢本悠馬
佐野政豊|吉見一豊
一橋治済|生田斗真
三浦庄司|原田泰造
駿河屋市右衛門|高橋克実
田沼意次|渡辺謙