朝ドラ『あんぱん』第23週(111話、112話、113話、114話、115話)
「ぼくらは無力だけれど」のあらすじをご紹介いたします。
予習をして『あんぱん』をもっと深く楽しみたい方
『あんぱん』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
【週ごとのあらすじ】
『あんぱん』第23週(111話、112話、113話、114話、115話)放送日

朝ドラ『あんぱん』第23週(111~115話)放送日は
2025年9月1日(月)〜2025年9月5日(金)
です。
『あんぱん』第23週(111話)あらすじ

『あんぱん』111話あらすじです。
登美子を招くのぶと羽多子
ラジオで放送した「やさしいライオン」は反響を呼びました。
三星百貨店を退職し

もう僕らの人生には立ち入らないでくれ
と言って以来、疎遠になっていた嵩と登美子を会わせようと考えたのぶ。
羽多子と登美子
登美子を家に招くものの、羽多子も巻き込んだ言い争いに発展してしまいます。
「嵩には代表作がない」と言う登美子に羽多子は

久しぶりに会うた息子にそんなことしか言えんがですか?

私はあなたに無理やり連れてこられただけで、嵩に会いに来たわけじゃありません。

あてはこんまい頃から嵩さんを見てきました。
こんなに優しい息子はどこ探いてもおらんがですよ。

どこが優しいのかしら?
私の期待を裏切ってばっかりだわ。

昔から息子に優しい言葉かけちゃらんで。
まず母親のあんたから「許してくれ」と頭を下げて謝るべきがやないがですか?

私は謝らなきゃならないようなことは一切しておりません。

たまるかーー!
嵩さんはあての娘が選んだ大事な婿や。
今日という今日は言わせてもらうき。
あんたは自分の都合で、嵩さんの気持ちを踏みにじってきたがやろ。
ええ学校に行って医者になれとか、大人になってからも三星百貨店は辞めるなとか。
自分の見栄と体裁だけやないですか!

嵩の将来を案じてのことです。
子供たちを残して夫に先立たれた苦労は、羽多子さんだってお分かりでしょ?

そりゃこじゃんと分かりますけんど。

だったら黙っててください。

羽多子さんは愛情を持ってのぶちゃんたちを育ててきたんだよ。
母さんとは…違うよ。

やっぱり来るんじゃなかったわ。

登美子さん!意地はるがもええかげんにせんかい。

意地などはっておりません!

はっちゅうがや!
嵩さんがあんなに美しい話をあんたのために書いたがやのに、ぶち壊すようなことばっかり言うて。
あんたはムクムクやのうて、ムカムカじゃ!

よくもそこまでおっしゃったわね!

誰ちゃあ言わんき、あてが言わせてもらいました!

それまで!

ふふふ

ふふふ
同居の話を断わり、登美子は少し嬉しそうに帰っていきました。
『あんぱん』第23週(112話)あらすじ
『あんぱん』112話あらすじです。
ネガティブ嵩
いせたくやの発案で「0歳から99歳までの童謡コンサート」を企画することになりますが、
健太郎から自分以外の独創漫画派のメンバーが世界旅行に出かけていると聞き、落ち込む嵩。

僕はみんなから軽く見られてるんだよ…
蘭子と八木と雨
蘭子が、のぶのマンションの下の階に引っ越します。
引っ越し前日、部屋を訪ねてきたのは八木でした。
八木は豪の袢纏を一瞥。
雷が鳴り、雨が降り出します。
帰る八木を追いかけ、傘を手渡す蘭子。
手を重ねる八木。

今度はいつ会社に?

私、もう八木さんの会社には、行きません

なぜ…そんなこと言わないでくれ
見つめ合う2人。
一つの傘の中で…。
いごっそう
のぶは、落ち込む嵩を外へ連れ出し、階段を駆け上ります。
父から夢が見つかったら駆けだせと言われた話をし、「いごっそう」になれと励まします。
曽我部 瑛(そかべ えい・旧姓池田)
1920年〜2003年
瑛さんは小松暢さんより2歳年下の妹。
小松暢さんと同じ大阪の阿倍野高等女学校を卒業し
高知の南国市後免町の男性教員だった曽我部鹿一さんと結婚。
満州に渡り、2男1女の子宝に恵まれたそうです。その後、愛媛県今治市に戻りますが、夫が戦死したため次男を養子に出し、高知に戻られました。
瑛さんはしっかりした女性で、暢さんに呼ばれて東京で経理業務などを任されます。
(暢さん、瑛さんには、圀(くに)さんという妹さんもおられました。)
『あんぱん』第23週(113話)あらすじ
『あんぱん』113話あらすじです。
漫画コンクール
ある週刊誌の漫画コンクールの募集を目にした嵩は、のぶに勧められて挑戦することにしました。

もっと楽しんで描いてみたら?
結果よりも嵩さんが描きたい漫画を描くことに意味があると思う。
というのぶに

こんな僕にでも一応プライドがあるんだ。
と何日も仕事部屋に引きこもる嵩。
蘭子の背中を押す家族
蘭子がマンションに引っ越してきました。
のぶが、いつもと違う蘭子の様子を見て声を掛けています。

もし蘭子に好きな人がおるがやったら、臆病にならんといてほしいと、うちは思うちゅう。
羽多子も

豪ちゃんをあんたが本気で愛したき、今の蘭子がおる。
自分の気持に正直に生きなさい。
と励まし、結太郎の帽子を蘭子に被せます。
『ボオ氏』
嵩は心配するのぶと羽多子に

これがダメだったら漫画家を辞める。
と宣言します。
数日後、結太郎の「帽子」を被って掃除機をかけるのぶ。
それを目にした嵩は、正体のわからない「某氏」を主人公にした漫画『ボオ氏』を思いつきます。
一心不乱に描き続けるなか、手嶌治虫の名で一本の電話がかかってきました。

突然すみません。
あなたに仕事をお願いしたくて。

君、こういうことはもうやめたまえ。

切られた…
いたずらだと思った嵩は取り合いません。
『あんぱん』第23週(114話)あらすじ
『あんぱん』114話あらすじです。
大賞
1967年6月。
見事『ボオ氏』が大賞を受賞し、嵩はのぶに感謝を伝えます。
後日、八木の会社で受賞祝いが催され、楽しいひと時を過ごします。
そこで蘭子に傘を返す八木の様子を見て、羽多子も察します。
手蔦治虫『千夜一夜物語』
のぶは登美子を招いて、自宅で茶道を習い始めました。
お稽古中に訪ねてきたのは、なんと手嶌治虫です。
映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインを嵩に依頼するためでした。
驚き喜ぶ嵩。
どれだけ手蔦作品を愛しているかを熱弁します。

いちばん衝撃だったのは『ロストワールド』です
代表作が一つもないと話す嵩に手嶌は

必ずやないたかしさんはすごい作品を描きます
と太鼓判を押してくれました。
『あんぱん』第23週(115話)あらすじ
『あんぱん』115話あらすじです。
草吉との再会
八木の会社で草吉を見かけ、驚く蘭子。
草吉は、八木が孤児院に届けるためのパンを届けに来ていたのでした。
蘭子は再会した草吉を柳井家に連れていきます。

ようチビ!

たまるかーー!

たまーーーー!!
メイコもやってきて、三姉妹が集まります。

あれだな、お前ら全員老けたな

鏡みます?

人間は平等に年をとるがです

ごめんなさい、ごめんなさい…ごめんなさい
のぶを心配していた草吉は、嵩との再婚に驚きながらも喜んでくれました。

絶望の隣は、まんざら捨てたもんじゃなかったってことか
さらに草吉は自分の話を聞かせます。

俺は自分の名前も何もかも捨てたんだよ
パンの修行に行ったカナダで戦争に行くはめになって
なんとか命拾いして日本に戻ってきた時、決めたんだ
国だの戦争だのって、そんなもんに二度と振り回されるもんかって
そっからずっと根無し草さ
その頃、手嶌治虫の仕事場にいた嵩は、映画の主人公について考えながら、草吉のことを思い出していました。
帰宅した嵩は、のぶから草吉の話を聞き、驚きます。

あんなに思いやりのある人はおらんのに、ヤムおんちゃんの心にはまだトゲが刺さっちゅうがや
終戦記念日
一ヶ月が経ちました。
8月15日終戦記念日。

僕らは無力だ
でも、何かせずにはいられない気持ちなんだ

どこの国の人でもどんなことが起きてもひっくり返らん確かなこと、みんなが喜ぶことって何ながやろうか

僕は描くことしかできないけど

嵩さん、描いて
嵩は、あんぱんを配るおじさんの話の続きを描き始めます。
『あんぱん』第23週(111話、112話、113話、114話、115話)キャスト
111話
柳井のぶ|今田美桜
柳井嵩|北村匠海
朝田羽多子|江口のりこ
本間詩織|平井珠生
カフェの店長|西村雄正
パン屋のバイト1|徳留洸稀
パン屋のバイト2|水津広俊
屋村草吉|阿部サダヲ
登美子|松嶋菜々子
112話
柳井のぶ|今田美桜
柳井嵩|北村匠海
朝田羽多子|江口のりこ
朝田蘭子|河合優実
辛島メイコ|原菜乃華
辛島健太郎|高橋文哉
いせたくや|大森元貴
カフェの店長|西村雄正
八木信之介|妻夫木聡
113話
柳井のぶ|今田美桜
柳井嵩|北村匠海
朝田羽多子|江口のりこ
朝田蘭子|河合優実
手嶌治虫|眞栄田郷敦
114話
柳井のぶ|今田美桜
柳井嵩|北村匠海
朝田羽多子|江口のりこ
朝田蘭子|河合優実
辛島メイコ|原菜乃華
辛島健太郎|高橋文哉
いせたくや|大森元貴
手嶌治虫|眞栄田郷敦
粕谷将暉|田中俊介
木月アキラ|齊藤友暁
八木信之介|妻夫木聡
登美子|松嶋菜々子
115話
柳井のぶ|今田美桜
柳井嵩|北村匠海
朝田羽多子|江口のりこ
朝田蘭子|河合優実
辛島メイコ|原菜乃華
手嶌治虫|眞栄田郷敦
柳井千尋(回想)|中沢元紀
柳井清(回想)|二宮和也
八木信之介|妻夫木聡
屋村草吉|阿部サダヲ
登美子|松嶋菜々子

