2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
第35話「間違凧文武二道」まちがいだこぶんぶにどう
を紹介いたします。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけますと幸いです。
※ネタバレ含みます
【話ごとのあらすじ】
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大河ドラマ『べらぼう』第35話 あらすじ
はりきる定信
年が明け、朋誠堂喜三二の黄表紙『文武二道万石通』を読む松平定信。
鎌倉時代、源頼朝に請われ、
忠臣・畠山重忠が鎌倉武士を、「文に長けた者」、「武に長けた者」、どちらでもない「ぬらくら」に選り分けるという内容です。
忠臣・重忠の絵には松平家の家紋(梅鉢)が入り、「ぬらくら」は土山宗次郎ら田沼派をモデルにしているようで、定信は感激します。

蔦重大明神がそれがしを励ましてくれているということ!
大明神は私がぬらくら武士どもを鍛え直し、田沼病に冒された世を見事立て直すことをお望みだ!
はりきる定信は、朱子学者・柴野栗山をブレーンに加え、徳川家斉に紹介します。
栗山は、家斉の隣りにいる一橋治済から邪悪な気を感じていました。
外れた思惑
『文武二道万石通』は大ヒット。
ただし、思惑は外れます。
皮肉が伝わらず「田沼派=ぬらくら」と捉えられてしまい、歌麿の『画本虫撰』にいたっては、良品にしては安く作られ、金持ち達が定信に感謝する始末。
定信は、将軍が成人するまで代わりに政を行う「将軍補佐」となり、ますますヒーロー扱いされていきます。
歌麿、きよと再会
この頃の蔦重は、何でもていに相談しています。
歌麿が寂しさを感じながら帰路についていると、突然の雨。
雨宿りをしていると、一人の女性が境内の空き地で洗濯物を取り込んでいる様子が目に飛び込んできます。
歌麿は絵の具を軒下に置き、手伝います。
それは、かつてこの廃寺で真っ黒に塗りつぶした絵を拾い集めてくれた女性でした。

俺のことを覚えてます?
女性は自分の耳を塞ぎ、首を横に振りました。
名前はきよ。
耳が不自由な様子です。
自分を買うのだと勘違いしているきよに、歌麿は真っ黒に塗りつぶした絵と風呂敷の絵を描いて伝えます。
歌麿のことを思い出したきよをモデルに絵を描く歌麿。
雨が上がります。
伝わらない真意
蔦重は作戦会議を開いています。
恋川春町は、12月に出した黄表紙のうち自分の本が一番売れていないといじけています。
春町の主君は、定信の改革について

志は立派だが、はたしてしかと伝わるものなのか、とは思うかのう
と危ぶんでいます。
主君の読み通り、耕書堂の黄表紙同様に定信の真意は伝わっていませんでした。
文武に励む侍も飽きてしまい、威張り散らしたり、知ったかぶりをしたり。
意次、死す
そこへ大田南畝がやってきました。

田沼様が…田沼様がお亡くなりになったらしい…
1788年(天明8年)7月24日
田沼意次は、蟄居のまま江戸で息を引き取りました。
享年70歳。
松平定信は田沼意次の葬列への「投石を許せ」と命じます。
曇天に、人の声に似た雷鳴が響きわたるその頃、鳥山石燕は庭に羽織を着た男を目にしていました。
徳川家斉の女癖
数日後、将軍・徳川家斉が大奥の女中と子供を作っていたことが、定信の耳に入ります。

余は子作りに秀でておるし、そなたは学問や政に秀でておる。
それぞれ努めればそれで良いではないか。
と、反省しない家斉。
将軍の父・一橋治済もまた、政は誰にでもできる、跡継ぎを作ることは将軍にしかできないと開き直ります。
定信は、治済の豪華な能装束についても苦言を呈しますが、ひらりとかわされてしまいます。
『鸚鵡言』
栗山は、定信に心得を作るようアドバイスし、みずから漢文の講釈まで施すと話します。
定信の書『鸚鵡言』も武士の教本として写し読まれるようになりました。
その中の「政のこと」という段にある
「紙鳶を上ぐるに外ならぬ、治国の術はもとあるを知るべし」
というひと節。
政は「時」と「勢い」と「位」の3つをはかるのが肝要で、それを凧(紙鳶)をあげるさまに例えているのですが、
「凧をあげれば国が治まる」
と武家の子息には伝わっていました。
この間違いを愉快に思った蔦重は、パロディ本を出そうと思いつきます。
歌麿、結婚へ
そこへ歌麿がきよを連れてやって来ました。
歌麿は、鳥山石燕の訃報を伝え、遺作を見せました。
平賀源内を思わせる「雷をあやつるあやかし」が描かれています。
そして、

蔦重、俺、世帯を持とうと思って。
蔦重は驚きますが、歌麿は幸せそうです。

俺、ちゃんとしたいんだ。
ちゃんと名を上げて、金も稼いで、おきよにいいもん着させて、いいもん食わせて、ちゃんと幸せにしてえんだ。
そして、以前は描けなかった春画を披露し、忌まわしい過去を乗り越えられたのはきよのおかげだと話します。
蔦重はきよに感謝し、耳の不自由なきよにお礼の言葉を捲し立てました。
『鸚鵡返文武二道おうむがえしぶんぶのふたみち』
『鸚鵡言』のパロディ・春町の『鸚鵡返文武二道』が完成しました。
リスクを案じるていですが、定信が大の黄表紙好きだという情報が入り、出版に至ります。
その頃、定信は心得をしたため、各位に渡しています。
1989年(寛政元年)
どこかで凧の糸が切れる元日の空。