こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第31話のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『光る君へ』第31話 あらすじ
道長の依頼
狩衣姿に変装した道長は、『カササギ語り』を読ませてほしいと切り出します。
『枕草子』より面白ければ写して中宮様(藤原彰子)に届けたいと言う道長。
まひろは『カササギ語り』は燃えてしまったことを伝えます。
もう一度思い出して書いてほしいと頼む道長に
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燃えたということは残すほどのものではなかったのだと思いますので
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ならば 中宮様のために新しい物語を書いてくれぬか
帝のお渡りもお召しもなく、寂しく暮らしておられる中宮様をお慰め したいのだ
まひろは役に立ちたいけれどそうやすやすと 新しい物語は書けないと正直に言います。
ですが道長は
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お前には才がある
1度くらい自分の願いを聞いてくれても良いではないか
と熱心に頼み込み帰っていきます。
ちょうどそこに為時と賢子が戻ってきました。
道長をじっと見つめる賢子。
まひろが声をかけると楽しげだった表情が消えていきます。
すれ違い
道長は藤壺にポツンと座っている娘・彰子に語りかけます。
いつものように言葉が少ない彰子ですが、父と母の気持ちがかみ合っていないことを察していました
実際、土御門の屋敷に戻っても道長と倫子はすれちがっています。
道長の嫡男・藤原頼通(田鶴・)は元服の際に正五位の下の位を得ました。
これを知った源明子はまもなく元服する自分の息子たちにも頼通に負けない地位を与えてほしいと道長にねだります。
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わたしは醍醐天皇の孫。北の方様は宇多天皇の御ひ孫。
北の方様とわたしはただの嫡妻と妾とは違うこと、殿とておわかりでございましょう
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倫子の家には世話になった。
土御門殿には財もある
それがどれだけ私を後押ししてくれたかわからぬ
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わたしには血筋以外に何も無いと仰せなのでございますか
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明子が争う様子を見せれば、息子たちもそういう気持ちになってしまう
気をつけよ
倫子ともすれ違い、明子のもとでも安らげなくなった道長は、内裏に泊まる日が多くなっていきました。
F4のメンバーにも変化がありました。
藤原公任(町田啓太)は自分よりも藤原斉信(金田哲)が出世して以来、出仕しなくなっています。
公任は、屋敷を訪ねてきた斉信に和歌や漢詩を学び直し、その道で一番になると話します。
そこへなぜか藤原実資(ロバート秋山)もやってきて、公任に出仕するように言います。ただ、それには別の思惑があるのでした。
『枕草子』を超える!
四条宮での学ぶ会の後、まひろはあらためてあかね(和泉式部)に『枕草子』の感想を聞いてみました。
あかねは、『枕草子』にはなまめかしさがないので惹かれないと答えます。
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気は利いているけれど人肌のぬくもりがないでしょ
だから胸に食い込んでこないのよ
そう言ってあかねは歌を詠んで聞かせました。
まづ掻きやりし人ぞ恋しき
(黒髪の乱れるのも構わずにこうして横たわっていると
この髪を手でかき上げた人が恋しく思われる)
まひろは感心します。
この日、あかねから『枕草子』の写本を借りたまひろ。
ききょうもあかねも自分らしいものを書いている、自分らしいものが書きたいと思い
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『枕草子』を超える!
と、心でつぶやき覚悟を決めました。
道長の真意
道長に文を書き、彰子のための物語を書くにふさわしい良質な紙を手配してほしいと頼みます。
文を受け取った道長は、いつかまひろが歌や物語を書いてみたいと話していた越前の紙をまひろの屋敷まで届けます。
まひろは高価で貴重な紙を届けてくれた道長に礼を言い、面白い物語が書けるよう精一杯努めると約束しました。
数日後、書き上げた物語を読む道長。
時折笑いながら飽きずに楽しく読めたと話します。
ですが、まひろは不満です。
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お笑いくださる道長様を拝見していて、なにか違う気がいたしました
まひろの鋭さにはかないません。
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お前にはかなわぬな
実はこれは帝に献上したいと思っておった
驚くまひろに道長は、枕草子を超える書物を献上することで一条天皇を亡き 藤原定子の呪縛から解き放ちたいのだと明かしました。
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それを申せばお前は、わたしを政の道具にするのか!と怒ったであろう?
故に偽りを申したのだ、すまなかった
ですが、まひろは怒りません。
それどころか、ならば違う物語を書こうと提案します。
そして生身の一条天皇のことを教えてほしいと言います。
恋文の代筆をしていたまひろは、読み手を知ることが重要だと知っていたのでした。
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心がだめだと叫んでいても体は執着してしまう
道長様のご存じないところで帝もお苦しみだったと思います
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それを表に出されないのも人ゆえか
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女も人ですのよ
月がきれいですね
まひろは以前、打毬の後で藤原公任が自分を「地味でつまらない」「身分の低い女はだめだ」と言うのを聞いていたと話します。
今は公任の屋敷で働いているまひろ。
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許すことができぬのも人。
諦めたり許したりできるのも人だからでございましょう
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人とは難しいものだな
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人とは何なのでございましょうか
日が暮れるまで語り続けるうちに、道長は自分の一家の闇についてもまひろに明かしました。
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我が家は下の下だ
あきれたであろう
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人の心は闇を抱えております
私も闇の中で道に迷いながら今日まで生きてまいりました
この日は満月。
夜空を見上げまひろ はつぶやきます。
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人はなぜ月を見るのでしょう
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誰かが今 俺が見ている月を一緒に見ていると願いながら、俺は月を見上げてきた。
みんなそういう思いで月を見上げるのではないかな
溢れ出しそうなまひろへの思いをこらえ、道長は帰っていきました。
『源氏物語』
その日から昼夜を問わず執筆に没頭するまひろ。
書き上げた物語を道長が受け取りに来ました。
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これでだめならこの仕事はここまでにございます
しかし、その物語は一条天皇の機嫌を損なうかもしれない内容でした。
献上された物語をさしたる興味もなく読み始める一条天皇。
物語は女子どもが読むものだと考えていたのです。
読み進めるとそこには、一条天皇と定子を思わせる登場人物が描かれていました。
などと異国の朝廷の例まで持ち出しては人々はひそひそと話をして嘆き合うのでした