こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第33話のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『光る君へ』第33話 あらすじ
出仕
1005年(寛弘2年)12月29日。
出仕したまひろ(吉高由里子)は、藤壺で中宮・彰子(見上愛)に仕える女房たちに挨拶をします。
女房といっても、源倫子(黒木華)の姪、藤原道綱(上地雄輔)の娘、源明子(瀧内公美)の姪など高貴な姫たちを含め、そうそうたる顔ぶれ。
まひろは「藤式部」の名を授かり、藤原道長(柄本佑)と倫子のはからいで藤壺の中に小部屋を与えられます。
身分が低いまひろが一条天皇(塩野瑛久)のための物語を書く特別な職に就くことに、女房たちは反感を抱きます。
さっそく物語に取り掛かるまひろ。
「桐壷」の続きを書こうとしますが、騒がしく慌ただしいため集中できません。
そこへ藤原公任(町田啓太)と藤原斉信(金田哲)がやってきます。
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女房たちは育ちが良すぎて頼りにならない
などという2人の言葉に、まひろはかつて公任から「地味でつまらん」と陰口を言われたことを思い出し、
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わたしのような地味でつまらぬ女は、自分の才を頼みとするしかございませぬ
と チクリ。
夜遅くまで執筆して、女房たちの寝所ではよく眠れませんでした。
翌朝、寝起きが悪く赤染衛門(凰稀かなめ)に注意を受け、女房たちからも「誰かの足を揉みにいったのでは?」と言われます。
「足を揉む」とは夜伽(よとぎ)のこと。
その日は「中宮大饗」という行事がありました。
まひろは慣れないながらも手伝い、夜は疲れ果ててとても物語は書けません。
また、ある日は、青い布で彰子が顔を拭こうとしたところ女房に「好みの色ではない」と別の布に変えられたり、嫌いと言われたあんずをこっそり敦康親王に差し上げて 2人で楽しんでいる場を目撃します。
本来の彰子
そんな日が続いたため、まひろは実家に帰って執筆したいと道長へ文を出しました。
すると道長はまひろを呼び出して言います。
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帰ることは許さぬ。
お前は最後の一手だ
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帝は続きができたらお前に会いたいと仰せだ
お気持ちが変わらぬ前に続きが欲しい
お前の才で帝を藤壺に…頼む
道長は一条天皇の心が藤原伊周(三浦翔平)に傾いていることを危惧していたのです。
伊周の復位は敦康親王の後見を見据えてのことと思われ、彰子がこのまま皇子を産まなければ伊周が権力を握る可能性があります。
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わたしが書くものに誠にそのような力があるのでございましょうか?
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わからぬ
されど今の俺にはそれしかない。賭けなのだ
まひろは以前一条天皇に献上した原稿に手を入れ、続きも書き足していました。さらにその先の展開も構想しており、必ず実家で続きを書いて届けに来ると約束します。
道長はそれをしぶしぶ受け入れました。
藤壺を去る前、まひろは彰子に挨拶に行きました。
ちょうど周りに女房たちがおらず、まひろと彰子の2人だけで言葉を交わします。
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お寒くございませんか?
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私は冬が好き
彰子が自分の意思を示すのをまひろは初めて目にしました。
この日も彰子は桃色の着物を着ていました。
女房たちは彰子は桃色が好きだと言っていましたが、実は空のような青色が好きなのだと言います。
長く話すことはできませんでしたが、去り際、彰子は物言いたげにまひろの方を見つめていました。
こうしてわずか8日でまひろは屋敷に帰っていきました。
除目
翌年の1月。
1月といえば除目。
道長は、武力を使う争いの多い平維衡を伊勢守にすることに異を唱え、その官位は空欄とします。
藤原実資(ロバート秋山)は帝の言葉に流されない道長を評価しますが、伊周の弟・藤原隆家(竜星涼)は帝は武力を必要としているのでは、と口にして皆を驚かせます。
いつのまにか官位には平維衡の名が記されていました。
道長はすぐに交代させるよう帝に伝えます。
武力で争うようにしてはならないと正論を解く道長の言い分を、帝はしぶしぶ認めました。
光る君
屋敷に帰り、第二帖「帚木」を執筆中のまひろは
弟の藤原惟規(高杉真宙)に
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中宮はうつけなの?
と聞かれ
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奥ゆかしいだけ!
と怒ります。
1006年(寛弘3年)5月。
まひろは物語の続きを届けに再び藤壺を訪れました。
まずは彰子に挨拶に行くと彰子も物語を読みたがりました。
そこでまひろは手短かに話の設定を語って聞かせました。
ある天皇の御代、深い寵愛を受けた更衣が皇子を生みました。
皇子が3歳の時、更衣は他の女房たちの嫌がらせで病み、亡くなります。
天皇は忘れ形見の皇子を宮中に呼び寄せました。
美しく賢く、笛の名手であるその皇子が物語の主人公です。
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帝みたい
その皇子の名前は?
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光る君でございます
まひろは、道長を介して物語の続きを 一条天皇に献上しました。
するとその後一条天皇 はまひろに会いに藤壺に来ました
彰子と道長も同席し、まひろは一条天皇との再会を果たします。
一条天皇は「光る君」の物語に心をとらえられた、と言い、
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なぜなのだろうか?
とまひろに尋ねます。
まひろは
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かな文字で書かれた物語だからでしょう
漢文は事の理や志を表しますが、心を伝える歌にはかなを用います
やまとびとの心を映すには、かなこそがふさわしいのだとわたしは考えます
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皆に読ませたい
後日、道長はまひろへの褒美にと扇を贈ります。
そこにはかつてまひろと”三郎”が川べりで出会った際の様子が描かれていました
事実上の国主・興福寺
7月。
土御門邸には興福寺の別当・定澄が訪ねてきました。
定澄は道長 に 興福寺の僧兵3000人が小幡山に集まっていると告げ、自分たちの訴えを聞き入れるようにと迫りました。
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それが成らねば、この屋敷を取り囲み、焼き払いたてまつります
道長はひるむことなく定澄を見据えました。
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やれるものならやってみよ