2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
第31話「我が名は天」あらすじ
を紹介いたします。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけますと幸いです。
※ネタバレ含みます
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大河ドラマ『べらぼう』第31話 あらすじ
利根川決壊
1786年(天明6年)7月
折からの大雨により利根川が決壊、江戸の町にも水が押し寄せました。

時が…来た
一橋邸では一橋治済がにやり。
永代橋や新大橋は流され、本所や下谷では人や家屋が流されていると報告を受けた田沼意次。
救助船を出し、お救い小屋の設置を命じます。

こういう時に嬉々として市中に向かいそうな者はおらぬのか!
そこへ長谷川平蔵が、意気込んでやってきます。
ふくと新之助
日本橋蔦屋耕書堂では、本や板木、米俵などを2階に運び難を逃れますが、水が引くと通りには瓦礫の山ができています。
蔦重は、深川に住む小田新之助とふくに、米やとよ坊(赤ちゃん)の着物などを届けに行き、筆耕の仕事を依頼しました。
ふくは、我が子だけでなく流民の子にも乳を与えています。

くたびれねえんですかね、あっちこっちに乳やって

「うちは蔦重のおかげで少しばかりいい目を見させてもらっておるから」と言っておった。
「私は人に身を差し出すのには慣れているから」とも。
貸金会所令への反発
幕府に米がないのでお救い米も出ず、人々が災害に苦しむなか、意次肝いりの「貸金会所令(かしきんかいしょれい)」による金銭の徴収が始まります。
町民たちはこれに反発。
江戸城では松平定信と反田沼派の大名たちが実施の取りやめを求めました。
民が飢饉と水害で疲弊している今、負担を負わせるべきでないと定信。
判断するのは上様だと意次。
「月次御礼(つきなみおんれい)」での将軍家治の判断に委ねることとなりました。
一橋家の屋敷では、定信に

さようなことをせずとも、天は見ておられようぞ、正しき者は誰か。
と余裕を見せる一橋治済。
盛られた毒
治済の言葉どおり「月次御礼」に家治は姿を見せませんでした。
10代将軍・徳川家治は体調を崩していたのです。
風邪を引いたところに菓子で腹痛を起こしていました。
知保の方が大崎のアドバイスで贈った見舞いの品「醍醐(チーズのような乳製品)」。
毒見したはずの家治の醍醐にだけ毒を盛られていたようです。
我が名は天
一橋治済を疑う家治と意次。

私にはあの者の考えていることがわかりませぬ。

あやつは「天」になりたいのだ。
「将軍の控え」とされたあの者なりの復讐でもあるかもしれぬ。
大崎と知保の方
数日後、家治の病状を耳にした知保の方は、

まさか私が食べられるのものをお贈りしたゆえではあるまいな?
醍醐がお体に合わなかったなど、とは。

お方様、今のお言葉決して口になさいますな!
もしもさようなことがあれば、醍醐作りに関わったもの何人の首が飛ぶか分かりませぬ。
大事のうございます…私がお守りしますゆえ。
大崎の言葉で、ことの重大さに気づきます。
意次黒幕説
家治の病状は医師を変えると一時的に回復したものの、その後悪化の一途をたどり、意次が毒を仕込んだ黒幕ではないかという噂が立ちました。
意次が医師を変えたせいで病状が重くなったという書状が、大奥から老中あてに届きます。
これにより意次は家治との面会を禁じられ、老中・松平康福から老中首座の辞職を求められ、結局「貸金会所令」は中止、田沼意次は辞職に追い込まれます。
家治、死す
いよいよ重篤となった家治。
次期将軍・徳川家斉に、意次のような正直な者を重用せよと言い残します。

正直な者は世のありのままを口にする。
それがたとえ我らに取り不都合なことでも…。
政においてそれはひどく大事なことだ。
分かったか。
長生き一つできぬ不甲斐ない父ですまぬな…。
そして、亡き家基を思い出した家治は、最後の力を振り絞り床から這い出ると、一橋治済ににじり寄って言いました。

よいか、天は見ておるぞ!
天は天の名を騙る驕りを許さぬ。
これからは余も天の一部となる。
余が見ておることをゆめゆめ忘れるな!
家治は、この言葉を最後に息を引き取りました。
これは世の節目となる大きな死でした。
ふく、死す
一方、市中で起きた小さな死に、蔦重は言葉を失っていました。
長屋では新之助が呆然としています。
米を盗みに入った下手人と争って、母子ともに手にかけられたというのです。
米は蔦重が差し入れたもの。
下手人は、新之助と同じ流民で、妻子を連れています。
ふくが乳をわけてやっていた赤子の家族でした。

この者は俺ではないか。
俺は…俺はどこの何に向かって怒ればよいのだ!
蔦重には、新之助に掛ける言葉がみつかりません。
大河ドラマ『べらぼう』第31話キャスト
8/17「我が名は天」
語り(九郎助稲荷)|綾瀬はるか
蔦屋重三郎|横浜流星
喜多川歌麿|染谷将太
てい|橋本愛
長谷川平蔵|中村隼人
知保の方|高梨臨
小田新之助|井之脇海
ふく|小野花梨
みの吉|中川翼
水野忠友|小松和重
清水重好|落合モトキ
唐来三和|山口森広
長七|甲斐翔真
磯八|山口祥行
仙太|岩男海史
村田屋治郎兵衛|松田洋治
松村屋弥兵衛|高木渉
ナベ|中村映里子
米次|䋝田圭壱NEW!
長屋の女|雪見みと
稲葉正明|木全隆浩
徳川家斉|長尾翼
つよ|高岡早紀
北尾政演|古川雄大
鶴屋喜右衛門|風間俊介
大崎|映美くらら
松平定信|井上祐貴
松本秀持|吉沢悠
松平康福|相島一之
徳川家治|眞島秀和
一橋治済|生田斗真
三浦庄司|原田泰造
田沼意次|渡辺謙