朝ドラ『あんぱん』第24週（116話、117話、118話、119話、120話）
「あんぱんまん誕生」のあらすじをご紹介いたします。
予習をして『あんぱん』をもっと深く楽しみたい方
『あんぱん』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
【週ごとのあらすじ】
『あんぱん』第24週（116話、117話、118話、119話、120話）放送日
朝ドラ『あんぱん』第24週（116~120話）放送日は
2025年9月8日（月）〜2025年9月12日（金）
です。
『あんぱん』第24週（116話）あらすじ
『あんぱん』116話あらすじです。
手嶌治虫映画『千夜一夜物語』
再び”おじさんアンパンマン”を描き始めた嵩。
物語は完成間近…原画を見つめながらのぶは嵩の話に耳を傾けます。
アンパンマンは空腹の人にパンを届けるため、戦場の空を飛び回るんだ。
敵も味方も関係ない。
お腹が空いている人にひたすらパンを届ける。
でも国境を超えたところで戦争している連中に敵と間違われて打ち落とされてしまうんだ。
大丈夫、決して死にはしないから。
世界中のお腹の空いた子供たちのためにアンパンマンは今も飛び続けてる。
手嶌治虫の映画への思い
手嶌治虫の映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインの納期が迫るある日のこと。
作業が一息ついた嵩は、のぶにお茶をたててほしいという手嶌治虫を連れてきました。
手嶌治虫は、映画は観た人の人生観が変わるほど面白いものであるべきだと語り、戦意高揚のための映画など見たくないと話します。
飛べ、あんぱんまん
その日、正義のためには自分が傷つくことを覚悟しなきゃいけないという嵩の言葉を聞いて、のぶは一人”おじさんアンパンマン”の絵に話しかけました。
いつの日か…飛べ
あんぱんまん
『あんぱん』第24週（117話）あらすじ
『あんぱん』117話あらすじです。
ヒットのお礼
それから半年経った
1969年６月。
手嶌治虫の映画『千夜一夜物語』は大ヒット。
手嶌治虫はお礼にあることを申し出ます。
それは、嵩が脚本を書き、監督をする映画を、手嶌のポケットマネーで制作するという提案でした。
誰よりも僕がやないたかし監督の作品を見たいんです。
『アンパンマン』雑誌デビュー
そんな多忙の嵩を、以前アンパンマンのヒーロー像にくいつかなかった編集者・本間詩織が訪ねてきました。
「何でも大歓迎です！」と次回作を依頼する詩織に、のぶは『アンパンマン』を推し、「最後まで読んでみてください」とお願いします。
読了後
この主人公、できれば少し減量できないですか？
と提案する詩織に
できません、個性ですから
のぶは即却下。
『アンパンマン』の評判
こうして２色刷りで雑誌掲載され、ようやく世に出ることになった『アンパンマン』。
メイコや健太郎、周囲の反応は今ひとつ。
登美子にいたっては
ふふふあははは！最悪ね。
マントはボロボロで武器も買えないぐらい貧乏なんでしょ？
おまけにハンサムじゃないし、汗っかきだし、あんまりお風呂にも入ってないみたいだし、、
それまで！
それでも、のぶの思い入れは大きく
一番好きながは、かっこよくないところ。
うちは子供の頃から悪い奴はこらしめないかん、そう思うちょった。
それが正しいことで、正しいことをするのがかっこいいと思うちょった。
でも、あのおんちゃん見たら、そうやがそうやないがやってハッとする。
お母ちゃんが昔うちに言うてくれた言葉思い出すがよ。
「痛めつけた相手に恨みが残るだけ。恨みは恨みしか生まん」って
と語ります。
『あんぱん』第24週（118話）あらすじ
『あんぱん』118話あらすじです。
のぶの読み聞かせ
のぶは八木の会社で『アンパンマン』を子供たちに読み聞かせを始めます。
ただ、子供たちは興味がない様子。
映画『やさしいライオン』公開
翌３月。
嵩が監督を務めた映画『やさしいライオン』が公開されると、映画は人々の心を打ち、好評を博します。
登美子と羽多子も連れ立って映画を観に行きます。
それから３年経った1973年。
八木の「九州コットンセンター」は「キューリオ」に名称を変えていました。
投稿雑誌『詩とメルヘン』を立ち上げ、嵩が編集長を務めます。
多忙な嵩は定年前の健太郎と離婚前のいせたくやに詩を見せています。
「キューリオ」のなかで、のぶはかわらず『アンパンマン』の読み聞かせを続けていました。
『あんぱん』第24週（119話）あらすじ
『あんぱん』119話あらすじです。
東海林との再会
高知新報の先輩・東海林明が柳井家を訪れました。
再会を喜ぶのぶ。
東海林も、嵩の活躍を喜んでくれました。
嵩の悩み
その頃、投稿作品を整理していた嵩は、八木たちの前でアンパンマンの人気が出ないという悩みを打ち明けています。
理由について奇譚のない意見が飛び交います。
何かが足りない
と八木。
キャラクターがスマートじゃなくて押し付けがましいと言うか…
と蘭子。
弱すぎませんか？
とアキラ。
ガトリング砲でも持たせたら…
と粕谷。
かっこよくなっても強くなってもいけないんです、アンパンマンは
かっこいい正義の味方はいちばん信用できない…か
八木。
そこへ東海林来訪を告げる電話がかかってきます。
逆転しない正義
『アンパンマン』のことが気になると話す東海林に、のぶはその魅力を力説します。
「逆転しない正義」をようやく見つけたのだな、と東海林。
まさにその通り。のぶも納得です。
そこへ嵩が帰宅しますが、東海林はあんぱんを残し、そのまま帰っていきました。
ほいたらにゃ〜
『あんぱん』第24週（120話）あらすじ
『あんぱん』120話あらすじです。
琴子からの手紙
それから10日ほど経ったある日、
のぶは高知新報の同期・岩清水琴子（旧姓小田）から手紙を受け取ります。
それは、東海林が亡くなったという報せでした。
衝撃を受け、言葉を失うのぶと嵩。
東海林は、のぶと嵩に「逆転しない正義」を見つけたかを確かめるために、病院を抜け出して会いに来ていたのでした。
命を削って、会いに来てくれたんだな…
その夜、嵩はなにかに突き動かされるように鉛筆を走らせます。
アンパンマン誕生
翌朝
できたよ…
そこには、おじさんではない、あんぱんまんが描かれていました。
顔が…あんぱん！こんなヒーロー初めてみた
絵本『あんぱんまん』
1973年10月。
子供向け月間絵本『あんぱんまん』が発刊。
茶道教室で弟子をとるのぶは、弟子たちの前で読み聞かせをします。
弟子の一人、中尾聖子はひそかにこの物語に心を動かされ、目を輝かせています。
『あんぱん』第24週（116話、117話、118話、119話、120話）あらすじの向こう側
手嶌治虫の実在モデル・手塚治虫さんと嵩のモデル・やなせたかしさん。
２人は、アニメーションを通して結びついていきました。
抜擢の理由
映画『千夜一夜物語』には、性的なシーンなどを含む大人の内容が描かれます。
当時、大人向けの漫画を描いていたやなせたかしさんのエロチズムを感じさせる画風を手塚治虫さんが気に入り、白羽の矢が立ちました。
今ではエロチズムとは真逆の印象のやなせたかしさんですが、当時の漫画や詩集、画集の女性は憂いを帯びた大きな瞳で上目遣いをしていたり、ミステリアスな表情をしていたり、色気を感じさせるものが多く見られます。
また、やなせたかしさんの持つ自由な発想や独特なキャラクター造形、そして作品に込められたメッセージ性も評価されていました。
キャラクターデザイン
この『千夜一夜物語』の美術監督を務めるうち、やなせたかしさんはあることに気づきます。
それは、ご自身の「キャラクター造形」の才能です。
（引用：『アンパンマンの遺書』やなせたかし）
シナリオを読むと同時に、キャラクターたちが次々に生まれてきては、いきいきと動き出したそうです。
キャラクターを生み出す力。
描きわける力。
キャラクターの魅力。
キャラクターの魅力は作品の魅力の大きな要素です。
後に『アンパンマン』の大ヒットに繋がるこの才能は、『千夜一夜物語』の経験を経て花開いたといえるようです。
『あんぱん』第24週（116話、117話、118話、119話、120話）キャスト
116話
柳井のぶ｜今田美桜
柳井嵩｜北村匠海
朝田羽多子｜江口のりこ
朝田蘭子｜河合優実
辛島メイコ｜原菜乃華
手嶌治虫｜眞栄田郷敦
北斗
登美子｜松嶋菜々子
117話
柳井のぶ｜今田美桜
柳井嵩｜北村匠海
朝田羽多子｜江口のりこ
朝田蘭子｜河合優実
辛島メイコ｜原菜乃華
辛島健太郎｜高橋文哉
手嶌治虫｜眞栄田郷敦
木月アキラ｜齊藤友暁
本間詩織｜平井珠生
女の子｜静莉子（子役）
男の子｜緑川蓮（子役）
八木信之介｜妻夫木聡
登美子｜松嶋菜々子
118話
柳井のぶ｜今田美桜
柳井嵩｜北村匠海
朝田羽多子｜江口のりこ
朝田蘭子｜河合優実
辛島健太郎｜高橋文哉
いせたくや｜大森元貴
東海林明｜津田健次郎
粕谷将暉｜田中俊介
木月アキラ｜齊藤友暁
カフェの店長｜西村雄正
女の子１｜静莉子（子役）
男の子２｜緑川蓮（子役）
女の子２｜片山茉広（子役）
女の子３｜田宮優姫（子役）
男の子２｜牛山陽太（子役）
八木信之介｜妻夫木聡
登美子｜松嶋菜々子
119話
柳井のぶ｜今田美桜
柳井嵩｜北村匠海
朝田蘭子｜河合優実
東海林明｜津田健次郎
粕谷将暉｜田中俊介
木月アキラ｜齊藤友暁
霧島了（回想）｜野村万蔵
八木信之介｜妻夫木聡
120話
柳井のぶ｜今田美桜
柳井嵩｜北村匠海
朝田羽多子｜江口のりこ
朝田蘭子｜河合優実
辛島メイコ｜原菜乃華
東海林明｜津田健次郎
中尾星子｜古川琴音
岩清水琴子｜鳴海唯
岩清水信司（回想）｜倉悠貴
女の子１｜阿部蓮乃
女の子２｜小林鈴奈
５歳の女の子｜曽根田あすな（子役）
少年｜駿之介
八木信之介｜妻夫木聡
