2024年前期のNHK朝の連続ドラマ小説では
『虎に翼』トラつばが放映されます。
伊藤沙莉(いとうさいり)さんが演じる大正・昭和を生き抜いたヒロイン寅子(ともこ)の自立した人生と法廷ストーリーが展開されています。
お見合い結婚をすすめる母を振り切り日本初の女性専門に法律を教える学校に入学し、
当時の枠には収まらず、切磋琢磨しながら自分たちの道を切り拓くべく法律を学び日本で初めての弁護士となります。
世間の注目を浴びこれからという時、日本は戦争に突入。
戦後すべてを失った中で頼れるのは法律だけ。
強い信念を持ち闘ってくヒロインが猪爪寅子です。
こちらでは、朝ドラ『虎に翼』の月ごとのあらすじを随時更新しています。
見逃した方や、見る時間がない方、あらすじだけ知りたい方のお役に立てれば幸いです。
※週ごとのあらすじもお楽しみいただけます⇓
『虎に翼』放送日
全130話
2024年4月1日(月)〜2024年9月27日(金)
の放送日と予想しています。
期間 | 平日 | 土曜 | 日曜 |
2024年4月1日 〜9月27日 |
BS/4K 7:30-7:45
総合 8:00 – 8:15
|
総合 8:00 – 8:15 (振り返り) BS/4K 9:25-0:40 (一挙放送) |
総合 11:00-11:15 (再) |
土曜の再放送時のタイトルは『今週の連続テレビ小説・虎に翼』となります。
朝ドラ『虎に翼』第10週ネタバレあらすじ 「女の知恵は鼻の先?」 46〜50話
2024年前期のNHK朝ドラ『虎に翼』のネタバレあらすじをお伝えしていきます。
寅子、直談判
1947年(昭和22年)3月。
寅子(伊藤沙莉)は意を決して法曹会館へ向かい、 人事課に乗り込みます。
そこにいたのは桂場等一郎(松山ケンイチ)です。
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私を裁判官として採用してください!
桂場が寅子を追い返そうとしていると、久藤頼安(沢村一樹) が入ってきて寅子に名刺を渡します。
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ライアンって呼んでね
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桂場君と同じく裁判官で、司法省に出向中。
役職は、民事局民法調査室 主任 。
新しい憲法に即した法改正の仕事をしてて、オフィスはこの下の2階に
日本は連合国軍最高司令官総司令部(GHQ )の指導のもと、敗戦処理と国家の民主化を進めていました。
寅子は裁判官としては採用されてされませんでしたが、寅子を気に入った久藤が自分の下で働くように提案してくれました。
久藤は旧久藤藩主の家柄であり、日米開戦前にアメリカの裁判所へ視察に行ったアメリカ通。
変わり者で知られていました。
民法調査室には、 大学時代の同級生である小橋(名村辰)がいました 。
寅子は早速、民法 親族編と相続編の法改正の仕事に取り掛かります。
保守派神保
新しい民法案には婚姻や相続においても女性の地位向上が図られていました。
ですが、女性の解放を強く推し進めようとする GHQ と日本の実情には まだギャップがあり、そこを調整するため民法改正審議会が定期的に開かれていたのです。
その中の委員の一人である 神保教授は保守的な考えを持ち 改正案に反対していました。
初めて神保教授と会った寅子は
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民法も変わって、家族のあり方さえ変わってしまったら、どうなると思うか
という神保の言葉に思わず一歩引いてしまいます。
花岡との再会
寅子は、政治団体や労働団体などから民法改正への意見を集めて回っていたある日、偶然 花岡悟(岩田剛典)と再会しました。
花岡は東京地裁に戻り、主に食料管理法違反の事案を担当していました。
寅子は花岡に、一歩下がってしまう自分に悩んでいることを打ち明けます。
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でも前も今も全部君だよ
どうなりたいかは自分で選ぶしかない
本当の自分を忘れないうちに
以前、花岡自身が大庭梅子(平岩紙)に言われた言葉です。
その言葉が寅子に力を与えます。
穂高の言葉
改めて民法改正審議会が開かれました。
集まった委員の中には神保の他に、穂高重親(小林薫)もいました。
女性の権利向上の必要性を解く穂高は、神保の意見と真っ向から対立します。
ですが穂高は、休憩時間になると寅子に
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家庭教師の職を見つけてきた
と言い出しました。
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この道に君を引きずり込み 不幸にしてしまったのは私だ
寅子は思わず穂高に反論します。
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でも私は無理に法律を学び続けたわけじゃない
好きでやってたんです
好きでここにいるんです!
自分の言葉で目覚めた寅子は、再び始まった議論の席で神保を相手に一歩も引かず自分の意見を述べます。
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はて?
では神保先生の息子さんが結婚して妻の氏を名乗ることにされたら、息子さんの神保さんへの愛情は消えるのですか?
寅子はかつて自分を取り戻した気がしました。
その後、紆余曲折を経て民法の一部を改正する法律案はその年の12月に成立。
そんなある日、寅子は花岡が餓死したことを知るのでした。
朝ドラ『虎に翼』第11週ネタバレあらすじ 「女子と小人は養い難し?」 第51話〜第55話
2024年前期のNHK朝ドラ『虎に翼』のネタバレあらすじをお伝えしていきます。
正しさとは
花岡悟(岩田剛典)は法を守って闇市のものを一切口にせず、栄養失調で亡くなっていたのでした。
寅子(伊藤沙莉)は花岡とお昼を共にしていた日比谷公園のベンチに腰掛け、涙ぐみながらつぶやきました。
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どうしていくのが正しいのか何もで納得できていないけれど
花岡さんが守ろうとしたもの、私も守っていくから
家庭裁判所設立準備室
1948年(昭和23年)10月。
桂場等一郎(松山ケンイチ)は、初代最高裁人事課長、
久藤頼安(沢村一樹)は初代最高裁秘書課長になっていました。
ある日、桂場に呼ばれた寅子は家庭裁判所設立準備室への異動を申し渡されます。
大正時代から続く行政機関の「少年審判所」と新設されたばかりの司法機関である「家事審判所」を合併させて、翌年1月1日に家庭裁判所を発足させる仕事に就くことになりました。
これはGHQ からのお達しであり、期限は2ヶ月しかありません。
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家庭裁判所設立までこぎつけた暁には、今度こそ私を裁判官にしてください
桂場は呆れつつも
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善処する
と返しました。
前途多難
家庭裁判所設立準備室は法曹会館の屋上のバラック小屋 。
メンバーは、室長の多岐川幸四郎(滝藤賢一)、室長補佐の汐見圭(平埜生成ひらのきなり)、そして明律大学で同級生だった小橋浩之(名村辰)と稲垣雄二(松川尚瑠輝)でした。
ちょび髭の多岐川はまるでやる気が感じられず、寅子は不安を募らせます。
東京少年審判所所長の壇と東京家事審判所 所長の浦野は、どちらも合併に大反対で反目し合っていました。
多岐川は2人を前に
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家庭裁判所はね、愛の裁判所なんだ!
と言ってみんなを困惑させます。
そして戸惑う寅子を久藤のもとへ連れて行きました。
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まず君は、ライアンから我々が目指すものについて勉強なさい!
俺は帰る
久藤はアメリカで視察してきた家庭裁判所の温かな雰囲気について、目を輝かせて語ります。
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居心地が良くて、より健康的な生活に近づける空間で、家庭の問題と少年の問題が同じテーブルで語られている…
それを見て気づかされたんだ
子供たちと家庭の問題は地続きなんだと
寅子は家庭裁判所を作る意義を理解しました。
香淑との再会
ある日、寅子は酔いつぶれた汐見を家まで送っていきました。
汐見は多岐川の家に居候しているのですが、
玄関に出てきた汐見の妻はなんと大学時代の同級生・崔香淑(ハ・ヨンス)でした。
ですが香淑は寅子を見ると奥へ引っ込んでしまいます。
翌日、汐見は自分は多岐川と一緒に朝鮮半島の裁判所にいたこと、
労働争議先導の疑いをかけられた香淑の兄の予審判事が多岐川だったことを明かしました。
それがきっかけで知り合った香淑と汐見は結婚し、一緒に日本に戻って来たというのです。
香淑は、現在は「香子」と名乗っていると言います。
日本人と結婚したことで兄からも冷たくされた香子は、心を閉ざして暮らしていたのでした。
きっかけは直明
寅子たちが壇と浦野を説得できないまま12月に入ったある日、大学生になった弟の直明(三山凌輝)が関わっているボランティア団体「東京少年少女保護連盟」の学生たちが、設立準備室を訪れ活動実績を報告することになりました。
当日は壇と浦野もやってきます。
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僕らも全国の学生が団結することで 支援が広がっています。
お二方の所属する組織が団結すれば、より多くの子供たちを救うことができます!
壇と浦野は直明の純粋さに心を打たれ、合併はようやく進み始めました。
家庭裁判所、誕生
12月30日。
法曹会館の4階の宴会場を家庭裁判所事務所として借りられることが決まります。
大晦日の朝から猪爪家の人々や東京少年少女保護連盟の学生たちも総出で事務所設立の準備が進められました。
作業が完了したのは除夜の鍵が鳴る直前でした。
夜中、多岐川は寝ていましたが寅子たちは汐見から多岐川の過去を聞きます。
かつては凶悪事件を担当した多岐川でしたが、朝鮮半島から引き上げてきた時に街中の戦災孤児を見て、彼らのために残りの人生を捧げると誓ったと言います。
こうして寅子は、多岐川たちと共に家庭裁判所が誕生した初めての朝を迎えたのでした。
朝ドラ『虎に翼』ネタバレあらすじ 第12週 「家に女房なきは火のない炉のごとし?」 56〜60話
2024年前期のNHK朝ドラ『虎に翼』12週のネタバレあらすじをお伝えしていきます。
寅子、ついに裁判官になる
1949年 昭和24年1月。
家庭裁判所開所記念の式典が行われる日がやってきました。
その日寅子(伊藤沙莉)は式典に訪れていた最高裁判所長官の星朋彦から東京家庭裁判所判事補に任じられ、ついに裁判官となりました。
ただし、今まで通り家庭局の仕事も兼務しなければなりません。
ある日、寅子は上野の路上でスリの少年たちと出くわします。
当時は戦災孤児が町に溢れ、社会問題になっていました。
彼らを追って行った寅子はカフェ「燈台」にたどり着きます。
そこではかつての同級生・轟太一(戸塚純貴)と山田よね(土居志央梨)が「轟法律事務所」を開いていました。
2人は孤児たちの相談にも乗っています。
轟は寅子との再会を喜びますが、妊娠を機に仕事を辞めてしまった寅子を信じられなくなっているよねは
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もうここには来ないでくれ
と突き放します。
はるの最期
数日後、警察により孤児の一斉補導が行われ、大勢の孤児たちが家庭裁判所に送られてきました。
処分を待つ子供たちの収容施設が足りない中、上野で出会った少年の1人である道男を見つけた寅子は、しばらく猪爪家で預かることを決めました。
寅子が道男を連れて帰ると花江(森田望智)も子供たちも態度の悪い道男を警戒するのですが、はる(石田ゆり子)だけは違いました。
道男もそんなはるになついていきます。
ですが、道男の花江に対するある行動が誤解を生み、はるが一瞬 道男に疑いの目を向けたことで道男は出て行ってしまいました。
ずっと道男のことを気にしていたはるは、数日後 心臓発作で倒れてしまいます。
寅子は道男を探し出し、はるの元へ連れて行きました。
はるは何とか体を起こし、道男を抱きしめた後に言います。
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見極めるの。
手を差し伸べてくれる人を…全てを突っぱねてちゃだめよ
この夜、はるの最期が近づいていました。
寅子は子供のように泣きじゃくっています。
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ずっとそばにいてよ!
お母さんがいなかったら私
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何を子供みたいに
「地獄だ、やめろ」と言ってもいつも好き勝手飛び回っていたのはあなたじゃない
はるは微笑み、安らかに旅立ちました。
はるの葬儀の後、素直になった道男を花江も子供達も温かく受け入れました。
寅子は自分が道男を引き取るべきではないかと悩み、よねのもとへ押しかけて相談するのですが、よねは寅子に心を開いてはくれません。
後日、道男は田舎から戻って再び寿司店を開くことにした「笹山」の店で住み込みで働くことになりました。
そして試験観察を経て、道男の不処分が決まったのでした。
朝ドラ『虎に翼(トラつば)』 第13週(61〜65話) 「女房は掃きだめから拾え?」 ネタバレあらすじ
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梅子、戦う
1949年(昭和24年)4月。
寅子(伊藤沙莉)は特例判事補として家事部の審判も担当することになっていました。
ある日家庭裁判所で相談を受けていた寅子は大庭梅子(平岩紙)と再会します。
夫に離婚届を突きつけられ、高等試験直前に諦め三男の光三郎と家を出た過去のある梅子。
梅子は光三郎とともに大庭家に連れ戻され、病気で倒れた夫・大庭徹男の世話を10年以上続けていたと言います。
その夫が亡くなり、梅子、姑、3人の子供たち、夫の妾・元山すみれが財産の相続で揉めているとのこと。
「元山すみれに全財産を遺贈する」
妾から見せられた遺言書です。
寅子は梅子を山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)の元へ連れて行きます。
捏造されたものであることが発覚し、
財産の1/3は梅子
財産の2/3を息子たち3人で等分する(1人あたり2/9)
となるはずでした。
しかし、父親そっくりに育った長男が主張します。
梅子は相続放棄するべき
次男・徹次は酒浸りなので資格なし
三男・光三郎は学生なので資格なし
裁判は泥沼化していきます。
調停が進むなか、光三郎が裏で妾と繋がっていたことが判明。
梅子は全てを放棄し家を出る決断をしました。
愛のコンサート
同じ頃、寅子は多岐川の指示で家庭裁判所の広報活動の一環として 「愛のコンサート」の企画を進めていました。
出演してくれることになった人気歌手”福来スズ子(趣里)”と会話した寅子は「自分の仕事が好きだ」と語ります。
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全ての人間を平等に幸せにできる
困った人の手伝いができる最高の仕事なんです
コンサート 大成功に終わり、寅子は充足感を味わっていました。