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「源氏物語」二十三帖:初音(はつね)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では二十三帖:初音(はつね)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」二十三帖:初音(はつね)あらすじ

光源氏36歳の新春。

新春を迎えた源氏の豪邸・六条院は、この世の極楽浄土の如く麗らかで素晴らしく栄華に満ちていました。

源氏は春の町で紫の上と歌を詠み交わし、新年を寿きます。
紫の上のもとで養育されている明石の姫君に生母・明石の御方から贈り物と和歌

年月を松にひかれて経る人に今日鴬の初音聞かせよ
(長い年月、あなたにひかれて過ごして参りました。
新年の今日、うぐいすの初音(初便り)をお聞かせくださいまし)

が届き、源氏は娘との対面も叶わぬ御方を哀れに感じます。

夕暮れ時、源氏は贈った晴れ着を纏う女君たちの様子を見に花散里と玉鬘、さらに明石の御方を訪ねます。

明石の御方は、明石の姫君からの文を読み、思い乱れてしまいます。

その夜、源氏はそのまま明石の御方の元で朝を迎えます。
これが、紫の上の不興を買うことに…。

翌日二日は、源氏のもとに大勢の公達が挨拶に訪れます。
特に若者たちは噂の玉鬘の美貌に気もそぞろ。

その後、源氏は二条東院の末摘花や空蝉を訪問し、女君たちの身の回りに気を配ります。

儀式が一段落すると今年は男踏歌が催されます。
六条院に回り来る際、玉鬘は紫の上や明石の姫君と対面、共に見物しました。

これを機に女楽を開催することを源氏は考えます。

 

二十二帖 玉鬘

二十四帖 胡蝶

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