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「源氏物語」二十八帖:野分(のわけ)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では二十八帖:野分(のわけ)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」二十八帖:野分(のわけ)あらすじ

光源氏36歳の秋。

8月のある日、激しい野分(台風)が都を吹き荒れました。

六条院の庭の草花も倒れ、そこへ訪れた源氏の息子・夕霧は混乱の中で偶然父の妻・紫の上の姿を垣間見てその美貌に衝撃を受けてしまいます。

その後、祖母大宮の元へ見舞いに参上してからも、爛漫の桜のような紫の上の艶姿は夕霧の脳裏に焼きついて消えませんでした。

野分の去った翌日、源氏は夕霧をお供に連れて、宿下がり中の秋好中宮(故六条御息所の娘)を始めとする女君たちの見舞いに回ります。

玉鬘(実は内大臣と故夕顔の娘)の元を訪れた時、こっそりと覗き見た夕霧は玉鬘の美しさに見とれると共に、親子とは思えないほどむつみ合う源氏に驚き、不審に思います。

夕霧はとりどりに花のように美しい女性たちを思って心乱れつつ、明石の姫君を訪ねたあと、恋人の雲居の雁(内大臣の娘)へ文を送りました。

夕方になり夕霧が三条宮に帰ると、内大臣も来ていました。
雲居の雁に会うことができない寂しさを語る大宮に、近々、大宮もとに雲居の雁を伺わせると話します。
内大臣は娘など持つものではないと話しています。

 

二十七帖 篝火

二十九帖 行幸

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