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【ネタバレ】2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』第6話あらすじ

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2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第6話あらすじ

を紹介いたします。

順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけますと幸いです。

※ネタバレ含みます

 

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大河ドラマ『べらぼう』第6話 あらすじ

江戸っ子が読んで楽しい「青本」

東海道筋の本屋で旅姿の商人・柏原屋与左衛門が『新増早引節用集』を手にしています。
武家には置いて置かなければならない辞書である節用集を売りに来たのは武士だといいます。
柏原屋は、奥付に「丸屋源六」の版元印を確認しました。

そのころ吉原では「金々(きんきん)」にキメた若者たちが闊歩しています。
「金々」とは、疫病本多という細い髷、ぞろりとしたマキシ丈の着物の当世風ファッションのこと。
通を気取った客たちにとっては、吉原に行くのもイケてることだったのか、吉原は大いに潤っています。ただ、長い着物の裾を踏んづけて将棋倒しになるなど珍事件も頻発しています。

 

貸本のため松葉屋に来ていた蔦重(横浜流星)は、花の井(小芝風花)に鱗形屋の「改(あらため)」になる話をします。

あまり関心を示さない花の井に貸本に読みたいものがないと言われ、子供向けの「赤本」より少し大人向けの「青本」を勧めますが、

つまんないんだよね〜

と言われてしまいます。

うつせみ(小野花梨)から小田新之助(井之脇 海)宛の文を預かりました。
内容は

「自腹で揚代を払うので会いたい」

というもの。

複雑な気持ちの小田新之助に、蔦重は吉原細見を薄くする細工を頼みます。

鱗形屋のトイレ紙

吉原細見を見やすくしたい蔦重に、鱗形屋は費用を入銀で集め、もっとドカンドカン当たるものがほしいと催促します。

鱗形屋が長男と出かけると鱗形屋の次男・万次郎は

地本は当たってこそ

自分は単価が高く儲かる本を扱う「書物問屋」になると話しています。

蔦重は練習している漢字のお手本の表紙に目を向けます。

そして、練習した紙を切ってトイレ紙に再利用している番頭の藤八(徳井優)から、明和の大火で倉まで焼け、板木、墨、紙まで焼けた鱗形屋は苦しいのだと聞いた蔦重は、やる気を出します。

鱗形屋は、小松松平家江戸屋敷を訪れていました。
枕絵『風流艶色真似ゑもん』を差し出すと、江戸家老の斎藤は、後家の実入りのため「例のあれ=『新増早引節用集』の偽板(海賊版)」を倍持ってくるよう頼んでいます。

ですが鱗形屋が帰ると、家臣が「例のあれ」について報告を持ってきました。

 

蔦屋では唐丸の代わりに留四郎(水沢林太郎)が働いています。

義兄の次郎兵衛にも

「青本」なんてつまらない
絵がたくさんあって面白ければ読む

と言われた蔦重は、あるアイディアがひらめき、過去の「青本」について調べ始めました。

鱗形屋と意気投合

夜更けの鱗形屋では何かが摺られていました。

朝、アイディアを思いつき張り切って出勤した蔦重が手伝おうとすると、慌てて飛び出してきた鱗形屋に止められます。
蔦重は早速「青本」を充実させる案を出しました。
当世風に江戸っ子が楽しめる本にしようというのです。
この提案に鱗形屋もニヤリ。
話すうちに

2人でとびっきり活きのいい話を考えてみようじゃねえか!

と意気投合。
蔦重は吉原でネタ集めを開始します。

 

江戸城御用部屋には老中らが集まり、田沼意次の「重商主義政策」という大胆な策により幕府財政が持ち直したことが報告されていました。

松平武元(石坂浩二)は褒める体で嫌味を言いながら、老中・松平輝高と目配せし、日光社参を実施したいと言い出します。

約20万両という費用がかかる社参などできないと意次は抗うのですが 、9代将軍徳川家重の17回忌で、10代将軍徳川家治(眞島秀和)に家治の息子の徳川家基(奥智哉)が社参を望んでいると言われては反論できません。

田沼屋敷に帰宅した意次は、息子意知(宮沢氷魚)三浦庄司(原田泰造)と話し合います。
大奥とつながっている白眉毛の武元と家基の生母・知保の方(高梨臨)にしてやられたと悔しがる意次。
もともと知保の方は意次が大奥に送り込んだ貧乏旗本の娘だったのですが、将軍家治の御台所・倫子女王亡き後、大奥の主となっていたのです。

 

蔦重は鱗形屋と青本作りで盛り上がります。
悪者がいると話が面白くなるから「源四郎(店の金をくすねる手代の隠語)」という名の悪者も入れよう。タイミングぴったりに二人が地口を言うと、江戸っ子と言えば地口なのでそれも外せないと鱗形屋。

本をつくるのが好きなんですね

鱗形屋は曽祖父など店の歴史や情熱を蔦重に語ります。

鱗形屋の帰り道、須原屋(里見浩太朗)から、上方の版元・柏原屋が節用集の偽板を作った「丸屋源六」を探していると耳にします。

その本を見た蔦重は、鱗形屋の万次郎が手本にしていたものと同じだと気づきました。

江戸城では小松松平家の家老・斎藤が、勘定奉行の松本秀治(吉沢悠)と密談を交わしていました。
表向きは意次に依頼された日光社参の取りやめ嘆願書の用でしたが、斎藤は書状の下に賄賂を忍ばせ、偽板と当家は関わりなしとしてほしいと懇願していました。

鱗形屋が丸屋ではないかと疑う蔦重は九郎助稲荷に相談していました。

鱗形屋でトイレを借りると、紙に使われていたのはやはり節用集でした。
そこへ聞こえてきたのは西村屋(西村まさ彦)の声。
『雛形若菜初模様』の評判について話し、鱗形屋のおかげだと口にしています。

甘い汁を吸うため吉原に自前の版元ができないよう蔦重を飼いならしておけ

佐野政言

江戸城には日光社参の取りやめ嘆願書が積まれています。
ですが家治は日光社参を実行すると決定。
すると老中たちが

大名行列の作法を知っているか

と足軽出身である意次を揶揄してきました。
笑顔で応える意次ですが目は笑っていません。

その頃、田沼屋敷では、意知が旗本の佐野政言(矢本悠馬)と面会していました。
家系図を持参した佐野政言が、田沼家の由緒として好きに改ざんしていいので要職につけてほしいと 訪れたのです。
頭に血が上った状態で帰宅した意次は、

由緒などいらぬ

と佐野家の家系図を池に投げ込んでしまいました。

家宅捜索

鱗形屋で2人の話を聞いてしまった蔦重は、版元の座が1つ空くと考えましたが、告げ口は性に合わないので、運を天に任せることにしました。

突然、長谷川平蔵(中村隼人)が鱗形屋を訪ねてきました。
家宅捜索です。

蔦重が密告したと誤解した鱗形屋は、

後悔させてやる!

と捨て台詞を吐きながら連れて行かれました。

ここから蔦重はまた一つ この世の苦さを知ることになります。

 

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大河ドラマ『べらぼう』第6話|登場人物とキャスト

『べらぼう』6話の主な登場人物一覧です。

役名 キャスト 役柄 史実では
語り:
九郎助稲荷(くろすけいなり)
綾瀬はるか 吉原遊廓内にあった稲荷社。
現在は吉原神社に祀られている。
蔦屋重三郎 横浜流星 主人公 江戸の名プロデューサー
蔦屋重三郎は何をした人?
駿河屋 高橋克実 主人公の養父 「蔦屋」茶屋などを営む
ふじ 飯島直子 主人公の養母
次郎兵衛 中村蒼 主人公の義兄
蔦屋の主
大門口の引手茶屋の主。
実家が裕福なので商売に熱心ではない
留四郎 水沢林太郎 五十間道の蔦屋で働く
半次郎 六平直政 つるべ蕎麦店主
松葉屋半左衛門 正名僕蔵 妓楼主 吉原の有名妓楼主
最盛期を築く
いね 水野美紀 松葉屋女将
花の井/五代目瀬川 小芝風花 松葉屋女郎 伝説の悲運の名妓
うつせみ 小野花梨 松葉屋女郎
松の井 久保田紗友 松葉屋女郎
とよしま 珠城りょう 松葉屋番頭新造
朝顔 愛希れいか 松葉屋女郎
きく かたせ梨乃 河岸見世・二文字屋女将
ちどり 中島瑠菜 二文字屋女郎
大文字屋市兵衛 伊藤淳史 妓楼主 2代目大文字屋
初代が小柄でケチで「カボチャ」と呼ばれた。
狂歌界のキーパーソン
扇屋右衛門 山路和弘 妓楼主 蔦重と同じ狂歌グループで吉原の交流で重要な役割を果たす
りつ 安達祐実 大黒屋女将
志津山 東野絢香 玉屋女郎
鱗形屋孫兵衛 片岡愛之助 版元 「鶴鱗堂」『吉原細見』を独占刊行した書店・版元。
武家とトラブルを起こす
鱗形屋長兵衛 三浦獠太 鱗形屋の跡取り息子
藤八 徳井優 鱗形屋の番頭
須原屋市兵衛 里見浩太朗 版元『解体新書』を出版 「申椒堂」平賀源内や杉田玄白の本を刊行
小泉忠五郎 芹澤興人 本屋
徳川家治 眞島秀和 10代将軍 文武両道で将来を嘱望されていたが神経質で長男を亡くし政治に興味を失う。
知保の方 高梨臨 家治の側室・家基の母 子を産むが正室(倫子)の養子に出され抱くことが許されなかった
徳川家基 奥智哉 家治の息子 文武両道。18の時、鷹狩の帰り道に腹痛に見舞われる
清水重好 落合モトキ 家治の弟・御三卿
徳川家斉 11代将軍
一橋治済 生田斗真 家斉の父・家治のいとこ・御三卿 時代のキーマン。画策につぐ画策。
一橋治済|黒幕と呼ばれた男
大崎 映美くらら 家斉の乳母 治済とともに家斉を支持
一橋治済|黒幕と呼ばれた男
田沼意次 渡辺謙 老中 将軍に寵愛され派手に出世したイケメン。大奥でも大人気。
田沼意次|狂乱の時代を作った男
田沼意知 宮沢氷魚 意次の息子 将来を嘱望された優秀な人材
田沼意致 宮尾俊太郎 意次の甥
三浦庄司 原田泰造 意次の側近
平賀源内 安田 顕 作家・発明家 エレキテルなどを発明した万能の奇才。心身を病んで獄中死。
杉田玄白 蘭医『解体新書』 蘭学を切り拓いた
小田新之助 井之脇 海 浪人
松本秀持 吉沢悠 勘定奉行
佐野政言 矢本悠馬 乱心の末の凶行として切腹も「世直し大明神」と称えられた
長谷川平蔵 中村隼人 鬼平・定信に登用される 『鬼平犯科帳』のモデル

 

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