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【ネタバレ】2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』第23話あらすじ「我こそは江戸一の利者なり」

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2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第23話

「我こそは江戸一の利者(ききもの)なり」あらすじ

を紹介いたします。

順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけますと幸いです。

※ネタバレ含みます

第1回 あらすじ
第2回 あらすじ
第3回あらすじ
第4回あらすじ
第5回あらすじ
第6回あらすじ
第7回あらすじ
第8回あらすじ
第9回あらすじ
第10回あらすじ
第11回あらすじ
第12回あらすじ
第13回あらすじ
第14回あらすじ
第15回あらすじ
第16回あらすじ
第17回あらすじ
第18回あらすじ
第19回あらすじ
第20回あらすじ
第21回あらすじ
第22回あらすじ
第23回あらすじ
第24回あらすじ

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大河ドラマ『べらぼう』第23話 あらすじ

抜荷の証拠

田沼意知(宮沢氷魚)から思わぬ計画を打ち明けられ、

兄さんが抜荷の証というものを立てるならどうしんす?

と問うてきた誰袖(福原遥)を思い出した蔦重(横浜流星)。
翌朝、誰袖を訪ねて危険すぎると忠告します。

すると、二代目大黒屋も一枚噛んでいることがわかります。
まるで先代が乗り移ったかのような口調の二代目に

俺ゃ言いましたからね、どうなっても知りませんぜ

と念を押し帰っていきました。

須原屋。
四方赤良こと太田南畝(桐谷健太)の『万載狂歌集』を横流ししてもらった蔦重は、蝦夷地について尋ねます。

蝦夷の絵図を見せながら、

北の果てにある土地で、ここに松前家ってのがあって、この辺りが蝦夷地だな
こっから先はオロシャ(ロシア)、すぐ異国なんだぜ
どんなだか見てみてえよなあ
オロシャの本も入れてみてえし

少年のように瞳を輝かせる須原屋市兵衛(里見浩太朗)ですが、蔦重は絵図の中のある印に気が付きます。

この印ってなんです?

誰にも言うんじゃねえぞ

耳打ちする須原屋。

江戸一の利者

1783年(天明3年)
『万載狂歌集』が大ヒット、四方赤良こと太田南畝がブレイクすると、耕書堂から出した太田南畝の本や北尾政演の錦絵『青楼名君自筆集』も飛ぶように売れました。

蔦重は「江戸一番の目利き」と江戸中の評判です。

「風雲児」と呼ばれる蔦重に、駿河屋の主人(高橋克実)は

吉原におんぶに抱っこで何が風雲児だ

と顔をしかめます。

「酔月楼」での提案

江戸城。
田沼意次(渡辺謙)は、要職を田沼派で揃え、嫡男・意知を特例で奏者番に抜擢するなど盤石の体制を固めています。

長谷川平蔵(中村隼人)が田沼派の勘定奉行・土山宗次郎(栁俊太郎)とお近づきになるため、狂歌をたしなみ、狂歌指導していると、そこへ声をかけたのが佐野政言(矢本悠馬)。

平蔵と佐野たちは、土山宗次郎が牛込細工町に建てた豪邸「酔月楼」に行ってみることにします。

酔月楼では、連日、文化人や富裕層の商人やその妻、妾たちが飲めや食えややの宴会が繰り広げられていました。

平蔵と佐野政言はその光景に度肝を抜かれます。

有名人である土山や太田南畝の傍には人だかりができており、なかなか近づけません。
声をかけられた蔦重は、人混みを避けて上手く土山や太田南畝の傍まで案内します。

如才なく打ち解ける長谷川平蔵に対し、腰が引けている佐野政言は、途中で帰っていきました。

佐野の様子が気になる蔦重に

お前、雲助様の誘いを断ったそうじゃないか
この話の先にはあらゆる儲け話が転がっておる
一枚噛んでおけば、いずれは蝦夷地の本屋商いを取り仕切るなどということもできように

と誘いをかけてくる土山宗次郎は、さらに

買ってやろうか?店
日本橋にでも

と魅力的な提案をしてきます。

帰宅して歌麿にその話をすると

それ間違いなく得するのは土山様だけだよ

さらに

江戸一の利き者が江戸の外れの吉原にいる、それが粋に見えんだよ

と冷静です。

誰袖のワザ

翌日、駿河屋とりつ(安達祐実)に呼び出された蔦重は、吉原の馴染の客の作ってもらいたいグッズ一覧表を見せられます。

多忙を理由に断ろうとする蔦重に駿河屋はうなるような声で話します。

お前、近頃いい気になってやしないか?
前だったらこんな話、間違いなく乗り気んなったろ?
勘違いすんじゃねえぞ、吉原のお陰でお前はここまでんなれてんだ
俺達が手え引いたらその日に潰れんだからな

渋々引き受ける蔦重でした。

 

大文字屋
田沼意知と土山宗次郎が2人だけで酒を酌み交わしていると、隣の座敷から声が聞こえてきます。

松前道廣(えなりかずき)の弟・松前廣年(ひょうろく)の声です。
ふすまを少し開けて覗き見る2人。

揃いの琥珀のかんざしを女郎たちに身につけさせ、流行らせたいと申し出る大文字屋。

主さん、琥珀というものはなにゆえかように高いのでありんすか?

そりゃあ商人が利を乗せるからだな

では商人を通さず直にオロシャから主さんがお買い付けになることはできぬのでありんすか?
そうすれば安く手に入りんしょう?

ならぬ!それでは抜荷になってしまう
異国と勝手に取引をするはご法度
下手をすれば取り潰しじゃ!

けんど、主さんが安く手に入れ親父様に高値で買わせれば、相当な金がお手元に残りんしょう?

差し出口をきくな!女郎ごときが!

涙ぐむ花魁。
「出た」と大文字屋。

わっちはその金があれば、主さんともっとお会いできるかと思いんして…

これ泣くでない、一つ考えてみるゆえ

嬉しいありんす、主さん
ぜひいつの日か身請けを♡

隣の座敷から覗いていた意知は、誰袖から目が離せません。

 

蔦重が吉原の請負仕事を歌麿に任せ、小泉忠五郎(芹澤興人)と細見の打ち合わせをしていると

鶴屋さんの向かいの店、空くって噂だぜ
どうだい、ここらでいっそ吉原出て日本橋に打って出るってなあ
俺達みたいな小店の奴がよ、面白えじゃねえか

と、忠五郎がさらりと言いました。

ですが店が1000両と聞き、蔦重がため息をついたところで呼び出しがかかります。

一流店との違い

駿河屋の2階の座敷には、日本橋と呉服屋の重鎮たちが顔を揃えています。

重鎮たちは西村屋(西村まさ彦)を推すことを表明し、蔦重との因縁の錦絵本『雛形若菜』を吉原あげて力を貸すように、と言ってきました。

納得がいかない蔦重に、西村屋は江戸以外から大口の買付が来て、京や大坂、名古屋、仙台にまで販売できるのだと話す重鎮たち。

見ててくだせえ!
あっという間に日の本じゅうに流れるようにしてみせますから!

そう返した蔦重に怒ったのは駿河屋の主人です。

しゃらくせえ!吉原あっての蔦屋だろうが!!

親父様、近頃は俺に金だしてえって人もいんですぜ

と、そこに和泉屋の訃報が入ってきました。

和泉屋とは土山宗次郎の酔月楼で会ったばかりです。
弔いに誘ってもらった蔦重ですが、駿河屋に

出てる暇なんてねえだろ
蔦屋様は世話んなった馴染みよりてめえの品流す方が大事だろうがよ

と言われ、つい意地を張ってしまいます。

日本橋進出計画

書物問屋須原屋の主人から江戸の外に商品を流通させたいなら日本橋に店を出すしかないと言われる蔦重。

西村屋や鶴屋の品が江戸の外まで流れんのは、突き詰めりゃ日本橋に店があるからよ

地方の商人たちは、日本橋こそが一流店、そこで買った品なら間違いないと考えていると聞いた蔦重ですが、吉原から出るなどと主人たちに言えるわけがありません。

それでも俺ゃ日本橋でてほしいけどね、源内さんのためにも
お前さんはよ、今、江戸で一番面白えもんを作ってるわけだ
それを日の本津々浦々にまで流すことは、この日の本を豊かにすることじゃあねえの?
耕書堂って名にはそういう願いが込められてんじゃなかったかい?

源内の名前を聞いた蔦重は、表情が変わります。

雨降りそぼつ夜、和泉屋の葬儀に行った吉原の主人たちは、「吉原もん」と蔑まれ席を移らされて、帰って来ました。
結局、世間の目は変わらない、ということでした。

翌日、駿河屋の2階の座敷で蔦重は口を開きます。

みなさまにお願いがございます
俺に日本橋に店を出させてくだせえ!

てめえの名が上がったらおさらばか!
誰のお陰でここまでなれたと思ってんだ!
忘八にもほどがあんだろが!!

俺ゃ忘八でさ
けど親父様、俺ほどの孝行息子も、また、いませんぜ
江戸の外れの吉原もんが、日本橋のまん真ん中に店はるんですぜ
そこで商いを切り回しゃ、もう誰にも蔑まれたりなんかしねえ
それどこか見上げられまさね
吉原ってなあ親もねえ子を拾ってあそこまでにしてやんだって
てえしたもんだ、吉原の門たあ、丑寅の門たあ、丑寅の門は懐が深えもんだって
俺みてえな奴が成り上がりゃあその証になりますぜ
生まれや育ちなんて人の値打ちとは関わりねえ屁みたいなもんだって、その証にも
そりゃこの町に育ててもらった拾い子の一等でけえ恩返しになりやしませんかね
ひとつ俺に賭けてはもらえませんかね

勝ち目はどこにあんだい?

りつに問われた蔦重は、抱えている作家や絵師が日本一だと答えます。

今、うちに足りねえのは俺の日本橋だけでさ!

 

また、春が巡ってきました。

鶴屋の向かいにある本屋が売りに出されることになりました。
その丸屋の一人娘の元婿が扇屋(山路和弘)の花扇に夢中になり、店の金をくすねたのが原因のようです。

ただ、吉原の者には屋敷を売ってはならないという決まりがありました。

悩む吉原の主人たちですが、そこに扇屋が一人の男を連れてきました。

 

前回のあらすじ

次回のあらすじ

あらすじ一覧

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大河ドラマ『べらぼう』第23話 主なキャスト

では、大河ドラマ『べらぼう』23話の主なキャストを一覧でご紹介いたします。

役名 キャスト 役柄 史実では
九郎助稲荷(くろすけいなり) 綾瀬はるか 語り 吉原遊廓内にあった稲荷社。
現在は吉原神社に祀られている。
蔦屋重三郎 横浜流星 主人公 江戸の名プロデューサー
蔦屋重三郎は何をした人?
駿河屋 高橋克実 主人公の養父 「蔦屋」茶屋などを営む
ふじ 飯島直子 主人公の養母
次郎兵衛 中村蒼 主人公の義兄
蔦屋の主
大門口の引手茶屋の主。
実家が裕福なので商売に熱心ではない
留四郎 水沢林太郎 五十間道の蔦屋で働く 徳三郎
大門口の店を継いだ手代
半次郎 六平直政 つるべ蕎麦店主
松葉屋半左衛門 正名僕蔵 妓楼主 吉原の有名妓楼主
最盛期を築く
いね 水野美紀 松葉屋女将
花の井/五代目瀬川 小芝風花 松葉屋女郎 伝説の悲運の名妓
松の井 久保田紗友 松葉屋女郎
とよしま 珠城りょう 松葉屋番頭新造
きく かたせ梨乃 河岸見世・二文字屋女将
ちどり 中島瑠菜 二文字屋女郎
二代目大文字屋市兵衛 妓楼主 2代目大文字屋
初代が小柄でケチで「カボチャ」と呼ばれた。
狂歌界のキーパーソン
誰袖(たがそで) 福原遥 大文字屋女郎 狂歌を詠んだ悲劇の遊女
志げ 山村紅葉 誰袖のお目付け役
扇屋右衛門 山路和弘 妓楼主 蔦重と同じ狂歌グループで吉原の交流で重要な役割を果たす
りつ 安達祐実 見番・吉原の町役
志津山 東野絢香 玉屋女郎
土山宗次郎
(孝之)
栁俊太郎 幕臣 誰袖を身請けした幕府役人。狂歌師達のパトロン。
喜多川歌麿 染谷将太 絵師 美人画の巨匠
喜多川歌麿&東洲斎写楽
山東京伝
(北尾政演)
古川雄大 作家・絵師 江戸を代表する天才洒落本作家
平沢常富
(朋誠堂喜三二)
尾美としのり 作家・絵師(武士) 戯作者で、蔦重を支えた
自称”宝暦の色男”
平賀源内(回想) 安田 顕 作家・発明家 エレキテルなどを発明した万能の奇才。心身を病んで獄中死。
平秩東作 木村 了 作家・狂歌師
倉橋格/恋川春町
岡山天音 作家 黄表紙の隆盛を築いたが松平定信に目をつけられ自殺
太田南畝 桐谷健太 狂歌師(武士) 江戸時代を代表する狂歌師。土山宗次郎がパトロン
唐来三和 山口森広 作家(元武士) 娼家に入り婿し大ヒット
朱楽菅江(あけらかんこう) 浜中文一 狂歌師 天明狂歌の重鎮
元木網(もとのもくあみ) ジェームス小野田 狂歌師 銭湯の主人
智恵内子(ちえのないし) 水樹奈々 女性狂歌師 元木網の妻
鶴屋喜右衛門 風間俊介 地本問屋 京都本店の大書店「仙鶴堂」。通油町に店を構える。蔦重&京伝と3人で日光に旅行にも。
西村屋与八 西村まさ彦 版元「永寿堂」 「永寿堂」絵師鳥居清長を擁した蔦重のライバル
須原屋市兵衛 里見浩太朗 版元『解体新書』を出版 「申椒堂」平賀源内や杉田玄白の本を刊行
小泉忠五郎 芹澤興人 本屋
みの吉 中川翼 地本問屋の手代
徳川家治 眞島秀和 10代将軍 文武両道で将来を嘱望されていたが神経質で長男を亡くし政治に興味を失う。
清水重好 落合モトキ 家治の弟・御三卿 清水家初代当主
徳川家斉 11代将軍
一橋治済 生田斗真 家斉の父・家治のいとこ・御三卿 時代のキーマン。画策につぐ画策。
一橋治済|黒幕と呼ばれた男
大崎 映美くらら 家斉の乳母 治済とともに家斉を支持
一橋治済|黒幕と呼ばれた男
田沼意次 渡辺謙 老中 将軍に寵愛され派手に出世したイケメン。大奥でも大人気。
田沼意次|狂乱の時代を作った男
田沼意知 宮沢氷魚 意次の息子 将来を嘱望された優秀な人材
田沼意致 宮尾俊太郎 意次の甥
三浦庄司 原田泰造 意次の側近 意次失脚の原因を作ったとして解雇される
松本秀持 吉沢悠 田沼派の勘定奉行
佐野政言 矢本悠馬 意知殺し 乱心の末の凶行として切腹も「世直し大明神」と称えられた
松平康福 相島一之 田沼の外戚
田安賢丸
(松平定信)
寺田心 老中・御三卿 あと一歩で将軍だった
「寛政の改革」
松平定信/田安賢丸|将軍になりそこねた男
長谷川平蔵 中村隼人 鬼平・定信に登用される 『鬼平犯科帳』のモデル
高岳 冨永愛 大奥総取締
松前道廣 えなりかずき 松前家当主
松前廣年 ひょうろく 松前家家老
道廣の弟
徳川治貞 高橋英樹 紀州藩主
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