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「源氏物語」三十八帖:鈴虫(すずむし)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では三十八帖:鈴虫(すずむし)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」三十八帖:鈴虫(すずむし)あらすじ

光源氏50歳の夏から8月中旬まで。

夏、蓮の花の盛りに、女三宮の持仏の開眼供養が紫の上の協力のもと営まれました。

飾りつけもすっかり整った御堂で、源氏は尼姿の女三宮に後に残された悲しみを訴えますが、女三宮はつれなく言葉を返すだけ。
朱雀院(源氏の兄で女三宮の父)は、女三宮に譲った三条宮に移させるよう勧めます。
源氏はまだ若い妻を手放すのが惜しく、首を縦に振りません。

秋には、女三宮の部屋の前庭を野の風情に造りかえて鈴虫などの秋の虫を放してみます。
虫の音の鑑賞を口実に、部屋に来ては未練がましく愛を語る源氏を女三宮は困惑しますが、はっきりと口に出すことはできません。

8月の十五夜の頃。
源氏が女三宮のところで琴を爪弾いていると、蛍の宮(源氏の弟)や夕霧(源氏と葵の上の子)がやって来て、そのまま管弦の宴となりました。
そこへ冷泉院(源氏と藤壺の子)から誘いがあり、馳せ参じた源氏ら一同は明け方まで詩歌管弦に興を尽くします。

翌朝。
秋好中宮を訪れると、亡き母・六条御息所が今も物の怪となり彷徨っていることを嘆き、出家したいと源氏に漏らします。
源氏はこれを諌め、追善供養をなさるようにと勧めるのでした。

三十七帖 横笛

三十九帖:夕霧

 

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