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「源氏物語」二十二帖:玉鬘(たまかずら)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では二十二帖:玉鬘(たまかずら)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」二十二帖:玉鬘(たまかずら)あらすじ

光源氏35歳の3月から12月。

源氏は夕顔のことが忘れられません。
その夕顔にかつて仕えていた右近は、紫の上の侍女となっていました。

玉鬘(源氏のライバルかつ親友・内大臣と亡き夕顔との娘)は、母の死後、4歳で乳母一家に伴われて筑紫へ下国し、20歳になっていました。

その美貌ゆえ求婚者が多い玉鬘。
乳母は玉鬘を「自分の孫」ということにして、病気で結婚できないと断り続けていました。
ですが、中でも有力者である肥後の豪族大夫監の強引な求婚に困り果て、ついには次男・三男までもが大夫監に味方し、乳母一家は二つに分裂。

乳母と玉鬘、長男の豊後介たちはすべてを捨て、京へ帰ってきました。
しかし京で母・夕顔を探す当てはありません。
神仏に願掛けし、長谷寺の御利益を頼み参詣の旅に出たところ、椿市の宿で偶然、元は夕顔の侍女で今は源氏に仕える右近に再会するのです。

右近から「源氏の大臣が自分の事のように、心配して探している」と知らされ、夕顔が亡くなった時のいきさつを聞いた乳母一家は驚きます。

右近の報告を受け、源氏は玉鬘を自分の娘というふれこみで六条院に迎え、花散里を後見に夏の町の西の対に住まわせました。

田舎育ちにもかかわらず、美しく聡明な玉鬘に源氏は満足。
若干の好き心が首をもたげるものの、とりあえず六条院を訪れる男たちが美しい玉鬘にどう反応するのか見てみようと計画します。

年の暮れ、源氏は女性らに贈る正月の晴れ着を選びます。
玉鬘にかくべつ鮮やかな晴れ着が用意されており、紫の上は複雑な気持ちでその様子を見るのでした。

 

二十一帖 少女

二十三帖 初音

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