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「源氏物語」四十六帖:椎本(しいがもと)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では、四十六帖:椎本(しいがもと)のあらすじ紹介です。

 

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「源氏物語」四十六帖:椎本(しいがもと)あらすじ

薫23歳の春2月から24歳の夏。

2月20日ごろ、薫から宇治の姫君の話を聞いて興味を持った匂宮は、宇治の夕霧の別荘に立ち寄り、薫たちと碁や双六をしたり琴を弾いたりして楽しみます。
宇治川を挟んだ対岸にある八の宮邸にもそのにぎやかな管弦の音が響き、八の宮は昔の宮中での栄華の日々を思い出さずにはいられませんでした。

翌日、八の宮から薫に歌が届きます。
それを見た匂宮が代わりに返歌をします。
匂宮は帰京後も八の宮の屋敷に歌を送るようになり、八の宮はその返歌を中君に書かせるようになりました。

厄年の八の宮は、薫にふたたび姫君たちの後見を托す一方で、姫君たちには軽々しく結婚して宇治を離れてはいけないと戒め、8月20日ころに亡くなりました。

薫や匂宮が弔問に八の宮邸を訪れても、悲しみに沈む姫君たちはなかなか心を開きません。

年の暮れの雪の日。
宇治を訪れた薫は大君と対面し、匂宮と中君の縁談を話題にしつつ、大君を京に迎えたいと申し出ますが、取り合ってはもらえません。

翌年の春、匂宮の中君への思いはますます募ります。
夕霧の六の君との縁談も興味がなく、薫に中君との仲介を頼みます。

夏、宇治を訪れた薫は、喪服姿の姫君たちを垣間見て、大君の美しさにますます惹かれてゆくのでした。

四十五帖 橋姫

四十七帖 総角

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