大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。
こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。
1桐壷 | 2帚木 | 3空蝉 | 4夕顔 | 5若紫 | 6末摘花 |
7紅葉賀 | 8花宴 | 9葵 | 10賢木 | 11花散里 | 12須磨 |
13明石 | 14澪標 | 15蓬生 | 16関屋 | 17絵合 | 18松風 |
19薄雲 | 20朝顔 | 21少女 | 22玉鬘 | 23初音 | 24胡蝶 |
25蛍 | 26常夏 | 27篝火 | 28野分 | 29行幸 | 30藤袴 |
31真木柱 | 32梅枝 | 33藤裏葉 | 34若菜上 | 35若菜下 | 36柏木 |
37横笛 | 38鈴虫 | 39夕霧 | 40御法 | 41幻 | 42匂宮 |
43紅梅 | 44竹河 | 45橋姫 | 46椎本 | 47総角 | 48早蕨 |
49宿木 | 50東屋 | 51浮舟 | 52蜻蛉 | 53手習 | 54夢浮橋 |
『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。
では十七帖:絵合(えあわせ)のあらすじ紹介です。
「源氏物語」十七帖:絵合(えあわせ)あらすじ
光源氏31歳の春。
内大臣・光源氏の後見のもと、斎宮(六条御息所の娘)は入内して梅壺に入り女御となりました。
若い冷泉帝(源氏と藤壺の不義の子)は、はじめ年上の斎宮女御になじめませんでしたが、絵画という共通の趣味をきっかけに寵愛を増してきます。
先に娘を弘徽殿女御として入内させていた権中納言(かつての頭中将)は、これを知り、負けじと一流の絵師に豪華な絵を描かせ、帝の気を引こうと躍起になります。
後宮でも人々が絵を批評しあうのが流行し、3月には藤壺中宮の御前で物語絵合せが行われました。
優劣つけがたく、帝の御前でも「梅壺VS弘徽殿」の絵合わせが華々しく催されました。
昔から今に至るまでのの素晴らしい絵が数多く出された中で、
最後の勝負に源氏が出した「須磨の絵日記」が絵の見事さと感動的な内容で人々の心を打ち、斎宮女御の梅壺方が勝利をおさめました。
絵合わせの後、源氏は藤壺に絵日記を献上し、
一方で、いつか出家する日のことを考え、嵯峨野に御堂の建立を始めるのでした。