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「源氏物語」九帖:葵(あおい)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では九帖:葵(あおい)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」九帖:葵(あおい)あらすじ

父・桐壺帝が譲位すると、弘徽殿の女御が生んだ源氏の腹違いの兄が朱雀帝として即位しました。

藤壺中宮の若宮が東宮となり、源氏は実の子である東宮の後見人となり、六条御息所と前東宮との娘(後の秋好中宮)が斎宮に定められます。

葵祭(賀茂祭)の日、源氏も供奉のため参列します。

その姿を見ようと身分を隠して見物していた六条御息所の一行は、同じくその当時懐妊して体調が悪く気晴らしに見物に来ていた源氏の正妻・葵の上の一行と、見物の場所をめぐっての車争いを起こします。

葵の上の一行の権勢にまかせた乱暴によって、六条御息所の牛車は破損、見物人であふれる一条大路で恥をかかされてしまうことに。

大臣の娘で元東宮妃である六条御息所にとっては耐え難い屈辱で、彼女は葵の上を深く恨みます。

役目を終え、左大臣邸に行った源氏は、事の一部始終を聞かされ驚きます。
六条御息所の屋敷へ謝罪に向かうものの、門前払いされてしまいます。

勅使の役目を終えた久々の休日。
源氏は紫の君を伴い、葵祭へ。
相変わらずの混雑振りに、惟光は牛車を停める場所を探すのに難儀していたところ、手招きする別の牛車がありました。
場所を譲ってくれた礼を言おうと顔を覗き込むと、車の主は源典侍と知りがっかりする源氏でした。

その後、正妻・葵の上は病に伏してしまいます。
源氏は苦しむ葵の上に付き添っている際に六条の御息所の生霊を目撃し愕然とします。

8月の中ごろに葵の上は難産のすえ男子(夕霧)を出産しますが、数日後の秋の司召の夜に容体が急変し亡くなってしまいます。

その頃、
六条御息所は、いく度髪を洗っても衣を変えても、自身の体に染み付いた魔除けの芥子の香りが消えないことに恐れを抱いています。
そして女房からの知らせで葵の上の訃報を知るのでした。

葵の上の葬儀は8月20日過ぎに行われ、四十九日が済むと源氏は夕霧の養育を左大臣家に託します。

 

喪が明け二条院に戻った源氏は、美しく成長した紫の君と初めてを契を交わしました。紫の上は衝撃を受け、すっかりふさぎこみ、口をきこうともしなくなります。

源氏は紫の上の素性を、紫の上の父親と世間に公表することにしました。

 

八帖 花宴

十帖 賢木

 

 

 

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