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「源氏物語」十三帖:明石(あかし)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では十三帖:明石(あかし)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」十三帖:明石(あかし)あらすじ

連日のように続く、豪風雨。
源氏一行は眠れぬ日々を過ごしています。

ある晩、二条院から紫の上の使いが訪れました。
紫の上からの文を読んだ源氏は、都でもこの豪風雨が発生していることをしります。

この悪天候のため、厄除けの仁王会が開催されることになり、都での政事は中止されていることが使いの口から明らかにされると、源氏たちは都に残してきた家族を心配します。

嵐が鎮まるよう、源氏と供人らは住吉の神に祈るのですが、ついには落雷で屋敷が火事に見舞われてしまいます。

嵐が収まった明け方、源氏の夢に故桐壺帝が現れ、住吉の神の導きに従い須磨を離れるよう告げます。
翌朝、予言どおり明石入道が迎えの舟に乗って現れ、源氏一行は明石へと移ったのでした。

入道は源氏を邸に迎えて手厚くもてなし、かねて都の貴人と娶わせようと考えていた一人娘(明石の御方)を、この機会に源氏に差し出そうとします。

当の娘は身分違いすぎると気が進まない様子ですが、
源氏は娘と文のやり取りを交わすうちにその教養の深さや人柄に惹かれます。

ついに8月13日、みずから明石の君のもとを訪れついに契りを交わした源氏。

この事を源氏は都で留守を預かる紫の上に文で伝え、紫の上は源氏の浮気をなじる内容の文を送ります。

紫の上の怒りがこたえた源氏はその後、明石の御方への通いが間遠になります。想像していたこととはいえ、この冷遇に明石入道一家はやきもきします。

一方、都では先年太政大臣(元右大臣)が亡くなり、弘徽殿大后も病に臥せっています。

夢で亡き父・桐壺帝に叱責され重い眼病を患い、東宮(冷泉帝)への譲位を考えた朱雀帝は、母后である弘徽殿太后の反対を押し切り、異母弟・源氏の召還を決意しました。

年が明け、晴れて許された源氏は都へ戻ることになりましたが、その頃すでに明石の御方は源氏の子を身ごもっていました。

別れを嘆く明石の君にまた心が傾いた源氏は、いつか必ず都へ迎えることを約束するのでした。

2年ぶりに帰京した源氏は、権大納言に昇進。
供人らも元の官位に復帰します。

源氏は朱雀帝や藤壺の宮の元に参内し、親しく語り合いました。

 

十二帖 須磨

十四帖 澪標

 

 

 

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