俳優・橋本環奈さんが主演を務める『おむすび』。
第22週タイトルは
「理想と現実って何なん?」
です。
こちらでは、2024年後期朝ドラ『おむすび』第22週(106〜110話)のあらすじをお伝えします。
観る時間がない方やドラマをもっと深く楽しみたい方、ドラマを観る時間のない方、あらすじだけ知りたい方のお役に立てましたら幸いです。
朝ドラ『おむすび』第22週(106〜110話) 「理想と現実って何なん?」放送日
朝ドラ『おむすび』第22週(106〜110話)放送日は
2025年3月3日(月)〜2025年3月7日(金)
です。
朝ドラ『おむすび』第22週(106〜110話) 「理想と現実って何なん?」あらすじ・ネタバレ
高齢者向け健康弁当
2019年 秋。

米田先輩 どうしたんですか?ムムムって顔して

イシダッチ、私って怖い?
今 患者さんに言われた
「我慢できずにチョコ食べちゃいました 、すみません」
「謝らんでいいですよ、お気持ち 分かります」
「でも怒ってますよね…米田さん 顔 怖いもん」
ねえ、怖くないやろ?ねえ、ねええ

その詰め方は若干 怖いですけど…

他の患者さんも言うてたよ
米田さん最近厳しいって

私だって言いたくないですよ
でも厳しくしないと食事療法してくれないですもん

まあ、しゃあないよ
管理栄養士なんて嫌われてなんぼ
病院で栄養指導をしていると「怖い」「厳しい」と患者に言われてしまうこともあり、複雑な気持ちになる結。
そんな話をパン屋の菜摘に愚痴っている結。
大手コンビニチェーン「フォーチュンストア」の商品開発部に7年勤める菜摘も、会社を辞めるか悩んでいます。
スイーツの開発をしていた菜摘は、お弁当部門に異動になり、高齢者向けの新しいお弁当の企画を進めていますが、過去の失敗のせいで上司にボロカスに言われ、何を提案しても却下される、認めてもらえずに苦戦しているのだと話します。
母の佐久間美佐江(キムラ緑子)が元気がないので、どうしても高齢者向けの弁当を作りたい菜摘。
企画したメニューを聞いてみると

鶏ささみの照り焼きがメインで煮物と卵焼きを副菜にしてみたんやけど…

これって健康な高齢者向けよね?
それやったら逆にカロリーは控えめにせんほうがいいと思う
うちの病院にも高齢者ってたくさん来るんやけど、普段から「低栄養にならんように適切なエネルギー量を維持してください」って常に言いようっちゃん
加齢によって心身が衰えた状態を「フレイル」って言うんやけど、フレイルが進むと 一人で外出するのが難しくなったり、要介護状態になったりするんよ
その原因の1つが低栄養
70代でも1食500〜600kg カロリーぐらいを摂ってもらって、要介護にならんように筋肉維持もできるタンパク質も摂取してくださいって言いよう
とアドバイスする結。
菜摘は熱心にメモを取っています。

このお弁当も600kcalぐらいになるようにおかずを増やして、鶏ささみの照り焼きをサワラの塩麹焼きに変えたらどうかな?
サワラはいい油のDHAやEPA があって、骨づくりに大切なビタミン D も含まれる
高齢者の健康維持に役立つと思う
一方、娘の花は女子サッカー 10歳以下の部の大阪代表に選ばれました。
翔也は「なでしこジャパンに入ってオリンピックに出る」と宣言する花のサポートを始めますが…。
歩もガーリーズの上にキングオブギャルの事務所を借り、頑張っています。
実現できない理想は意味がない
そんななか、菜摘から電話があり、高齢者向けの健康弁当を共同開発したいとの打診を受けました。
結は、栄養科長の塚本(濱田マリ)に相談します。
塚本は快く承諾、数日後 早速 打ち合わせが開かれます。
打ち合わせには、コンビニ 会社フォーチュンストアから菜摘と商品開発部長・豊岡、そして製造委託されている会社の管理栄養士・土屋が同席します。
豊岡は結を無視して科長の塚本に挨拶します。
提案されたメニューを見て

彩りが少なすぎる

ご指摘いただいた点を踏まえて改めてメニューを考えてみます
結が資格取ってバリバリ働いている姿を見て、羨ましがる菜摘。
そんな菜摘に最高の弁当を作って部長たちを見返そうと結が励まします。
リベンジを誓った2人は仕事終わりに研究を続け、 「栄養 ・味・見た目」すべて合格点の試作品を作り上げます。
理想の健康弁当を引っさげ、次の打ち合わせ。

副菜にゴマを散らして多様な食材を使うことで、彩りにも工夫を加えています
この上でエネルギーやタンパク質、ビタミン D やカルシウムなど、低栄養の予防に適した栄養バランスを実現しています
自分では意見を言わず、管理栄養士の土屋に意見を求める豊岡部長。

これやと手間暇かかっているから値段も高めにせなあかんと思うし、現実的かどうか…
お弁当の開発にストップがかかってしまいました。
納得のいかない菜摘は、結と土屋を呼び出します。
土屋は2人が思いもよらなかったことを伝えました。

佐久間さん、あのお弁当工場で作ること よく考えた?
佐久間さんが開発しても、実際に作るのはうちの会社の人間や
あのお弁当 大量生産するとしたら、どれだけの作業工程がかかるか
そもそも 調理に手間がかかりすぎている
それだけで今のラインやったら間に合わへん
それに 盛り付けもそうや
彩りのためにごまや生姜を乗せたんはわかるけど、あれだけのためにまた人手を増やさなあかん
それだけ人件費がかかってくるのに、あの値段で出すんは不可能や
僕かて管理栄養士や、栄養豊富で美味しい食材をたっぷり使いたいけど、安定して大量調達できへん食材は使うんが難しい
あのレシピ、スイスチャードとか難波ネギとか入ってたやろ?
別に豊岡部長の顔色を伺って反対してるんやない
どれだけ立派な理想があっても、実現できへんのやったら意味ないんや
これには2人とも言葉が出ませんでした。
子どもの夢との距離感
その夕方
花が練習試合でシュートをミスして負けたと悔しがっています。
結は花に寄り添いながらも諭します。

練習試合って練習のための試合やろ?
失敗したことで良くない部分も見えたんやない?
やけん、次頑張ろうよ

ママはそう言ってくれるけど、パパはがっかりするわ
こんなことでつまづいとったら、オリンピック なんか無理やって悲しむわ、絶対

ねえ、花はパパのために サッカーやりようんやなくて、自分のためにやっとんやろ?
やったらパパがどう思うかなんか考える必要ないんやないかな
花は花のために サッカーやったらいいと思う

そんなんわかってる!
でも 花はパパに喜んでもらいたいの
だからサッカーもっと上手くなるためにパパと練習したいの!
夜、結は帰宅した翔也に花の話をします。
2人は子育ての難しさを感じていました。
ハギャレン再集結
一方、歩にも残念な知らせが届きます。
イベント担当プロデューサーからネームバリューが足りず、イベントに出せないという知らせです。

商品は気に入ってくれとんやんね?
やったらネームバリューをあげたらいいんじゃない?
数日後、結の家にギャル雑誌の編集をしている理沙(田村芽実)がやってきました。
歩が結に頼んで来てもらったのです。
歩に会えて喜ぶ理沙に歩は名刺を渡します。

今日はハギャレンの総代ではなく、無名のアパレル会社の代表としてお話しさせてください
歩は自社の商品を見せ、雑誌に掲載してもらいたいと理沙に頼みました。

一旦お預かりさせていただき、社内で検討し、追ってご連絡いたします

何卒よろしくお願いいたします
ハギャレンのメンバーが集結します。
瑠梨(みりちゃむ)はギャルモデルの事務所の専務
珠子(谷藤海咲)は帰国して子どもたちのダンスの先生
鈴音(岡本夏美)は結婚して熊本でみかん農家
それぞれ頑張っている様子。

栄養の問題が原因で病院に来る患者さんを1人もおらんくしたいって本気で思っとんよね
あくまで理想なんやけど(結)

ムスビン、子育ても仕事も理想高すぎなんやない?
うちも子供たちにダンス教える時、自分の理想を押し付けたことあったんやけど、なんかそれっておこがましいなって(珠子)

おこがま〜(瑠梨)

みんなほぼ自分ができることは限られとっちゃけん
とりあえず目の前のことを地道にやるしかなくね?
大丈夫、ムスビンやったらできるって(珠子
)
仕事や子育てに悩みを抱えていた結は、みんなに励まされて元気になりました。
高齢者向け健康弁当に再挑戦
常連たちや結がいるヘアサロンヨネダ
テーラーの高橋要蔵(内場勝則)が具合の悪い妻と介護付き老人ホームに入ると話し、挨拶をします。
要蔵の話では、在宅介護でなく老人ホームを選んだのは、介護も大変だが一番の問題は食事で、自分が作っても妻が食べてくれないとのこと。

かと言ってコンビニやスーパーの弁当は年寄りの口には合わん
その話を聞いた結と菜摘は、高齢者向けの弁当作りに再挑戦します。
結は通常業務の合間を縫い、食材や調理工程を見直したレシピの開発を行うことにしました。
味・栄養素・見た目・食べやすさなどを吟味しながら試作を重ねます。
一方の菜摘は高齢者を対象に市場調査を行い、企画者をさらに練り直します。
病院で試食会を開く結。
塚本、NST のメンバー、蒲田、森下らの意見も取り入れて改良を重ね、新たな試作品を作り上げました。
菜摘はまた企画を提案しますが、豊岡にこのままでは上に上げることができないと言われてしまいます。

どうすれば…
悩む菜摘に結が煮物を試食してもらいます。

まあまあ、とりあえずこれ食べて

大豆の煮物!ごぼうも入っとう

病院で消化器内科の先生にアドバイスもらったんよ
高齢者の方は噛む力が衰えやすいけん、噛み応えのある食材入れたらって
それも 前に言った「フレイル」を防ぐことの一つ
二人で作った和食弁当は、佐久間ベーカリーでも好評です。
菜摘の提案
再度、開かれた試食会の席

サワラの塩麹焼きを中心に置いて、メインが何かを分かりやすくしました
そして無理なくエネルギーやタンパク質が取れ、彩りもよく、食欲をそそる工夫をした6種類の副菜を添えました
どれも西丸食品さんでよく使用されている食材を使っています(結)
豊岡はまた管理栄養士の土屋に意見を求めます。

食材も作業工程もこちらのことを考えてご提案いただいてると思いますし、今まで出た問題はクリアしていると思います

ただ、これだけやったらこの弁当を上にあげることはできへん
そこで、菜摘は健康弁当の販売に合わせて結から教わった「フレイル予防の大切さ」を知ってもらうキャンペーンの提案を始めます。

そこで こんな案を考えてきました
部長は フレイルという言葉をご存知でしょうか?
フレイルとは、高齢者の方の「健康な状態と要介護状態の中間の段階」を指します
心身の活力が低下しており、これがさらに進行すると生活機能障害や要介護状態になり、死亡リスクが上がると言われています
健康で長生きするためにも、いち早くその予防に取り込むことが大切です
しかし、まだその重要性が広く伝わっていないと思います
そこで今回の健康弁当と連動し、フレイル予防の大切さを知ってもらうためのキャンペーンを行ってみてはどうでしょうか?
これから日本は超高齢社会がさらに進みます
低栄養を防ぎ、しっかりご飯を食べる大切さを伝えることや、 栄養の知識のアップデートを促すことは、食を取り扱う企業としてとても意義があることではないでしょうか?

私も賛成です!
と結。

私は病院に患者さんが1人も来ないことが理想だと思います。
ただ、それが現実的じゃないことも分かっています
でも全員は無理でも、徐々に入院される方を減らしていくことはできるんじゃないかと
その第一歩の予防が、食事なんです

…ええやないか
これはやる意義がある試みや
うちの会社だけではなく行政も巻き込んだら、大きいプロジェクトになるかもしれへん
よう自分できいついたなあ、佐久間

な〜んや 豊岡部長、部下思いの方やったんですね
それやったらもうちょっと優しいしてあげたらいいのに

彼女は 見どころがあるので厳しく教えてきたつもりだ やったんですけど

いやいや、今、令和ですよ
教え方も時代と一緒に変わってきてんちゃいます?

そうかもしれませんね
米田先生、お忙しいなかうちの佐久間に何度も付き合っていただきありがとうございました
ついに健康弁当にGOサインがでました。
理沙のギャル雑誌サイトにキングオブギャルの記事が掲載され、歩のブランドがバズり始めました。
花のサクセスロードマップ
その夜
結、翔也、花は話し合います。

まずママ謝るね
花がパパを喜ばせようって思う気持ちを理解しようとせんで、「自分がやりたいようにやりい」って決めつけるような言い方して、本当にごめん

いや、悪いのはパパだ
パパ 張り切りすぎてパパの気持ち花に押し付けてた
本当 ごめんな、もうこれからは厳しく口出ししたりしねえ

もう、2人とも全然わかってないな
花は押し入れの奥で見つけた『四ツ木翔也のサクセスロードマップ』を見せながら言いました。

難しい字 多いから読まれへんとこもあったけど、パパがどんだけ 一生懸命 野球やってきたか分かった
だからこれからパパの夢の続きは花が叶えたい
どこまでできるかわからへんけど、もっとサッカー上手くなって、オリンピックに出て、プロになりたい
だからパパ、これからも練習 付き合ってください
どんだけ厳しくても、花 ついて行くから
それとママ、花の体がもっと強くなるような栄養のあるご飯いっぱい作ってください
お願いします

分かった
だったら3人で一緒に頑張んべ!

うん、家族 みんなで一緒に頑張ろう
ただし花は絶対無理せんこと
パパも花の体調とかペースを見ながら練習付き合ってあげりいね
と翔也と結。
両親にサクセスロードマップ を書くように勧められ、ノートに「18歳 代表入り」と書き記す花でした。
結、スカウトされる
歩はブランドの展示会を成功させました。
春には有名ファッションイベントへの参加も決まり、順風満帆です。
結は「フォーチュン ストア」から専属の管理栄養士にならないかとスカウトされ、愛子は聖人に理容師の競技大会の参加を勧めています。
そんな2020年(令和2年)2月
横浜港に停泊中のクルーズ船で、新型コロナウイルスの感染が確認されました。
朝ドラ『おむすび』各週あらすじ一覧
第6週「うち、ギャル、やめるけん」あらすじ
第7週「おむすび、恋をする」あらすじ
第8週「さよなら糸島 ただいま神戸」あらすじ
第9週「お姉ちゃん、ふたたび」あらすじ
第10週「人それぞれでよか」あらすじ
第11週「就職って何なん?」あらすじ
第22週「理想と現実って何なん?」あらすじ