俳優・橋本環奈さんが主演を務める『おむすび』。
第24週タイトルは
「家族って何なん?」
です。
こちらでは、2024年後期朝ドラ『おむすび』第24週(116〜120話)のあらすじをお伝えします。
ドラマをもっと深く楽しみたい方、ドラマを観る時間のない方、あらすじだけ知りたい方のお役に立てましたら幸いです。
朝ドラ『おむすび』第24週(116〜120話) 「家族って何なん?」放送日
朝ドラ『おむすび』第24週(116〜120話)放送日は
2025年3月17日(月)〜2025年3月21日(金)
です。
朝ドラ『おむすび』第24週(116〜120話) 「家族って何なん?」あらすじ・ネタバレ
花、中学生に
2023年になりました。
結の夫・翔也はすっかり一人前の理容師となりカットの指名も入ります。
結の娘・花(新津ちせ)は中学生。
大人びてきた花を心配する翔也ですが、結はそんな翔也を諌めます。
結は科長補佐となり
結の姉・歩は、配信動画で「ギャルマインドの伝道師」と呼ばれ、人気者になっていました。
栄養失調の詩
結が勤める病院に身元不明の少女(大島美優)が入院してきました。
栄養失調に陥っています。
田原詩というその少女はまったく食事を取ろうとしません。

なんで助けたの?
ほっといてくれたらいいのに

あなたは今生きるために必要なエネルギーや栄養素が足りとらん状況なんよ
このまま何も食べれんかったら本当に動けなくなっちゃうんだよ

別に死んでももいいし

そんなこと言ったら、ご家族が悲しむよ

私そういうの、いないんで
真紀の面影
詩は幼いころに両親を事故で亡くし、児童養護施設で育っていました。
結はチームで話し合います。

中学を卒業して神奈川のスーパーで働いてたんやけど、続かんかったみたい
で、2週間前大阪の先輩を頼ってきたけど、途中でスマホと財布を盗まれたみたい
2週間近くまともに食べてないという詩。

その子、内臓に問題はないんよね
ほな易消化食(胃腸への負担が少ない消化の良い食事)に変更してみるのはどう?

体調が回復したら、神奈川に戻されるんですか?

未成年やし、神奈川 にご家族はおれへんのやったら、
大阪の児童養護施設か、自立援助ホームに行くことになるんちゃうかな
阪神・淡路大震災で亡くなった歩の親友・真紀にそっくりな詩のことが気がかりで、歩に話す結。
愛子の移住計画
そんななか、結の母・愛子から結と歩に相談があると言いました。

まさか離婚!?
故郷の名古屋も、神戸も、糸島も好きだと言っていた愛子ですが、
もう一度糸島に住みたいと考えているのでした。

コロナの時佳代さんと一緒にいたでしょ
コロナが収まって私が神戸に戻る ってなったら、佳代さんすごく寂しそうな顔したの
それがずっと気になって
年が年だし何が起こるかわからないからそばにいたい
ただ、残りの人生を神戸のために尽くそうと考えている聖人には言いづらいと話します。
がんだった聖人と離れて一人で行くこともできないから悩んでいるのです。

ドサクサに紛れて言うしかなくない?
お父さんの機嫌がいい時にサラッと!
とアドバイスする歩。
もちろんそんな簡単にはいかず、聖人は糸島に帰ることを聞き入れません。
自己肯定感の低い詩
病院では、詩が退院したいと言い出します。
病室へ結がプリンを持ってきます。
食べて元気になろうと励ます結に

どうせ私が死んだって悲しむ人なんていないんだし

私は悲しいよ

赤の他人じゃん

他人とか関係ない、悲しいもんは 悲しい
一口だけでも食べて元気になろう
美味しいもの食べたら、悲しいこと、ちょっとは忘れられるけん
その言葉に詩がプリンをひとくち口にします。

食べても悲しいこと忘れられないんだけど…
もういらない…
食べるのをやめてベッドに潜り込む詩。
花の怪我
そこへ翔也から電話がかかります。
花がサッカーで怪我をして結の病院に来ていました。
骨折はしておらず靭帯にも異常はありません。
ホッとする翔也。
花は、人の目を盗み隠れる詩を見かけます。
ふらつく詩を手助けをしようとする花。
花と詩
備品庫に隠れ、詩は夜になったら病院を脱出するつもりだと話します。

これやってる時 めっちゃ楽しいってことある?
花から好きなことを聞かれた詩。

まあ、歌うこと…かな

歌うの好きなん?
じゃあ 将来は歌手やね!

無理だよ

そんなんやってみんとわからんと思うけど

わかるよ
今まで何やってもうまくいかなかったし
私には何もないから、住む場所も、家族も、お金も、何にも
なんなら生きてる意味もない
そう言って立ち上がる詩ですが、その場に倒れてしまいます。
病院の脱出はとても遂行できそうにもありません。
翔也に連絡する花。
詩は処置を受け、病室に戻されます。
家に戻ると翔也には怒られますが、聖人と愛子には

それでこそ米田家の人間や
と褒められます。
詩の手鏡
病室で、結は、詩の手鏡が歩の立ち上げたブランド「キングオブギャル」のものだと気がつきます。
詩は歩のことを知っていました。

動画で見たことある、すごい派手な人
ミラーカバーの飾りが所々剥がれています。

お姉ちゃんに頼んで直してもらおうか?

別にいい
もういらないから捨てて
結がミラーを開くと、プリクラのシールがいっぱいです

捨てられないよ
これ詩ちゃんと友達の大事なものやろ?
直してもいい?
背を向けたまま 小さく頷く詩。

あの子に謝っといて、「変なことに巻き込んでごめん」って
その晩、結は真紀に似た詩のプリを見せ、歩に修理を頼みました。
さらに結は、詩のために栄養計画を立て、少しでも口から栄養を確保できるよう向き合い続けました。
ですが詩は食事に手をつけようとしません。
愛子、糸島へ
糸島から芥屋かぶが送られてきて美佐江におすそわけをする愛子。
美佐江から佳代が糸島にこだわるわけはなぜかと問われた愛子は考えこみ、聖人に無断でお試し移住を始めます。
聖人から連絡があり、ヘアサロンヨネダに集まる結、翔也、歩、美佐江、菜摘、福田。

愛子がな、「2人で糸島に移住しよう」って どさくさに紛れて言うてきて…

どさくさ…!

「好き嫌いで残りの人生 決められるか、この話は終わりや」って

話を聞かずに断ち切ったってことですか?

断ち切ったって…そんな大層なことやない

まさちゃん、それあかんわ

ほんま
お母ちゃんのせいちゃうわ
立ち上がる美佐江と菜摘と福田。

まさちゃん、あんた 時々こういうことすんな
3人は帰っていきました。
佳代の気持ち
一人暮らししている佳代と糸島で暮らす愛子は、一緒に畑仕事をしながら、なぜ佳代が糸島に住み続けたいのか、本当の気持ちを聞いてみます。

みんなと一緒に暮らしたいし、何より安心やもん
ばってん、どうしても糸島におりたいんよ
作物ば育てよったらね、毎日新しい発見があって、やればやるほどやりたいことが出てくるっちゃんね
育てたことのない作物ば育ててみとうなったり、作ったことのない料理ば作ってみとうなったり、 もうやりたいことがどんどん
やけん糸島におりたいんよ

やっぱりすごいよ、佳代さんは
佳代に「私の大事な大事な娘」と呼ばれた愛子は涙ぐみました。
孝雄の夢
その頃、客がいないヘアサロンヨネダでは、聖人が一人。
神戸にこだわってきた自分の過去を振り返りながら、糸島への移住について考えています。
そこに孝雄が現れ、髪を切る聖人。
世界中を飛び回って仕事をしていると話す孝雄。

俺、ガキの頃な、神戸の港から出るでっかい船見て羨ましくてな
海の向こうは自分の知らん世界が広がっとんやろうなって、いつも思っとった
とっくの昔に諦めとってんけど、この歳になってその夢叶ったわ
それに俺ら職人は道具さえあったらどこでも仕事できる
今は世界中が俺の仕事場 や
同じく職人である聖人にはこの言葉が刺さります。
愛子の故郷
その夜、愛子が戻ってきました。
翌日、家族を集めた愛子。
佳代の気持ちを尊重したいと愛子は語ります。

私は18歳で家出して家族との縁を切られた時、本当に孤独だった
もうどうなってもいいって思った
でも、お父さんが…その時は聖人さんだったけど、すごく優しくて、何も聞かないで私のこと受け入れてくれた
家族の温かみを知らない私に、みんなが家族の大切さを教えてくれてた
だから本当に感謝してる
私は今まで歩と結には自由に生きてほしいってずっと思ってきた
ギャルでも栄養士でも、やりたいことを思いっきり自由にやって欲しいなって思ってた
でも自由にやるのって意外としんどくなかった?
何でも自分で決めなきゃいけないし、いろんな責任も伴うし、それでも2人ともやりたいことを貫いて…
私はあなたたちに誇りを思ってる
で、自分はどうだったんだろうって考えたんだよね
私は自由にやってきたかなあって
神戸でお父さんと 床屋さんやって、糸島では農業やって、私はどっちも好きだし全然自由だった
不満なんて1回も思ったことない
ただお父さん、今回は私のわがままを聞いてほしい
これは自由じゃなくて自分勝手なことかもしれないけど、許してほしい
聖人さん、私と一緒に 糸島に住んでください
私は、佳代さんと聖人さんと私の3人で、あの場所で暮らしたいの
糸島は私の故郷
糸島には私の母親がいる
そんな大切な場所で、大切なあなたと一緒に暮らしたい
だからお願いします

分かった
行こう
一緒に故郷に戻ろう
詩の退院
修理の終わった詩のミラーを花に預ける歩は、住む場所も家族もお金もない自分には歌という夢は追いかけられないと話した詩の言葉を聞きました。
風見先輩が書道系インフルエンサーとして活躍する動画を見た結は、ミラーは歩から渡してほしいと頼みます。
歩の顔を見た詩の顔が変わります。
綺麗にもとに戻ったミラーを見て微笑みます。
歩は、自社ブランドの服を詩にプレゼントします。

すみません

こういう時は「すみません」じゃなくて「ありがとう」って言うよ
結は詩の故郷の藤沢の名産のぶどうを詩に出しました。
結が妊娠中に唯一食べられた凍ったぶどうです。
ゆっくりぶどうを口に運んだ詩。
涙が込み上げます。

美味しい、すごく美味しい
その後、歩も何度かお見舞いに訪れるようになり、詩は回復していきます。
クリスマス、退院の日が来ました。
大阪市児童相談センターの職員が迎えに来ます。
歩は

困ったことがあったらいつでもおいで
と名刺を渡し、見送りました。
朝ドラ『おむすび』各週あらすじ一覧
第6週「うち、ギャル、やめるけん」あらすじ
第7週「おむすび、恋をする」あらすじ
第8週「さよなら糸島 ただいま神戸」あらすじ
第9週「お姉ちゃん、ふたたび」あらすじ
第10週「人それぞれでよか」あらすじ
第11週「就職って何なん?」あらすじ
第24週「家族って何なん?」あらすじ