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「源氏物語」十帖:賢木(さかき)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

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「源氏物語」十帖:賢木(さかき)ポイント

賢木の巻のポイントをご紹介します。

ポイント①:六条御息所の下向

正妻である 葵の上の喪が開けた途端、紫の上と契った源氏。
ますます紫の上を寵愛していきます。

世間では、葵の上が亡くなったことで血筋の良い六条御息所が後妻になると思われていました。

ただ源氏の愛情が他へ移ったことを察した六条御息所は未練を振り切り、都を去りました。

ポイント②:スキャンダル発覚

源氏の父である 桐壺院が崩御し、藤壺は出家。

腹違いの兄・朱雀帝の外戚である右大臣家の力が強くなり、朱雀帝の母である弘徽殿太后に敵愾心を抱かれていた源氏は複雑な立場となりました。

そんな中、源氏は右大臣の娘(弘徽殿の妹)である朧月夜と会い続けていました。
その密会が発覚すると、源氏の運命も大きく変わっていきました。

では十帖:賢木(さかき)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」十帖:賢木(さかき)あらすじ

光源氏23歳秋9月から25歳夏の話。

源氏との結婚を諦めた六条御息所は、娘の斎宮と共に伊勢へ下ることを決意します。
紫の上と契を交わした源氏もさすがに六条御息所を哀れに思い、秋深まる野の宮を訪れて心ゆくまで語り明かし、別れを惜しむのでした。

10月、斎宮下向から程なく桐壺帝が崩御。
すると兄・朱雀帝は、母・弘徽殿の大后の言いなりとなり、源氏は政治的に追いつめられていきました。

里下がりした藤壺への恋慕がますます募った源氏は、忍んで訪ねるものの藤壺に強く拒絶されてしまいます。

事が露見し東宮の身に危機が及ぶことを恐れた藤壺は、源氏にも身内にも知らせず桐壺帝の一周忌の後、突然出家します。

悲嘆に暮れる源氏は、右大臣家の威勢に押されて鬱屈する日々の中、今は尚侍となった朧月夜と密かに逢瀬を重ねるのですが、ある晩、右大臣に現場を押さえられてしまいます。

激怒した右大臣と弘徽殿大后は、これを機に源氏を政界から追放しようと画策するのでした。

 

九帖 葵

十一 花散里

 

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