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「源氏物語」二十帖:朝顔(あさがお)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では二十帖:朝顔(あさがお)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」二十帖:朝顔(あさがお)あらすじ

光源氏32歳の秋から冬。

藤壺が亡くなった同じ頃、源氏の叔父である桃園式部卿宮も亡くなったため、源氏の従姉妹にあたる娘・朝顔は賀茂斎院を退き桃園邸にこもって暮らしていました。

若い頃から朝顔に執着していた源氏は、朝顔と同居する叔母女五の宮の見舞いにかこつけ頻繁に桃園邸を訪ねます。

見しおりのつゆわすられぬ朝顔の花のさかりは過ぎやしぬらん
(昔拝見したあなたがどうしても忘れられません、その朝顔の花は盛りを過ぎてしまったのでしょうか)

 

「秋はてて霧のまがきにむすぼほれあるかなきかにうつる朝顔
(秋は終わって霧の立ち込める垣根にしぼんで、今にも枯れそうな朝顔の花です)

 

それを聞いた紫の上。
後見もない自分の身と前斎宮である姫君・朝顔を比べては不安になります。

朝顔は源氏に好意を抱いていたものの、源氏と深い仲になれば六条御息所と同じように不幸になってしまうだろうと怖くなり、源氏を拒み勤行に勤しみます。

朝顔への思いを諦めた源氏は、雪の夜、紫の上をなぐさめつつ、これまでの女性を振り返り、女性論を語り合います。

その夜、亡き藤壺が源氏の夢枕に立ちました。
そして「罪が知られ苦しんでいる」と恨みごとを言います。
翌日、源氏は藤壺のために密かに供養を行い、来世では共にと願ったのでした。

 

十九帖 薄雲

二十一帖 少女

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