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「源氏物語」四十八帖:早蕨(さわらび)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では、四十八帖:早蕨(さわらび)のあらすじ紹介です。

 

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「源氏物語」四十八帖:早蕨(さわらび)あらすじ

薫25歳の春の話。

父・八の宮と姉・大君を亡くした中君がいまだ悲嘆に暮れているなか、宇治の里にまた春が訪れました。

匂宮は、2月上旬に中君を京の二条院に迎えることにし、
後見人の薫は、中君のために上京の準備に心を配ります。

上京の前日、薫は宇治を訪れ、中君とふたりで大君の思い出を夜更けまで語り合いました。
匂宮のもとへ移る中君がいまさらながら惜しく、薫は後悔の念に駆られます。

2月7日。
二条院に迎えられた中君は、匂宮から手厚く扱われます。
六の君と匂宮の婚儀を目論んでいた夕霧は、20日過ぎに末娘六の君の裳着を決行し、薫との縁組を打診してみました。
ですが、薫の対応はそっけなく。

薫に断られた夕霧は

亡くなられた大君といい、生きている中君といい、当代きっての貴公子2人に想われるこの姉妹は…

と、宇治の姉妹に心を奪われて愛娘・六の君に興味を示さない薫と匂宮に不満を抱きます。

 

桜の盛りのころ、薫は二条院を訪れ中君と語り合いました。
中君に親しく近付く薫に、匂宮は警戒の念を抱きます。

そんな薫、匂宮の気持ちを中君は煩わしく感じるのでした。

四十七帖 総角

四十九帖 宿木

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