朝ドラ『風、薫る』
第17週(81話、82話、83話、84話、85話)
「脈動」
あらすじをご紹介いたします。
予習をして『風、薫る』をもっと深く楽しみたい方
『風、薫る』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
朝ドラ『風、薫る』第17週(81話、82話、83話、84話、85話)放送日

朝ドラ『風、薫る』第17週(81~85話)放送日は
2026年7月20日(月)〜2026年7月24日(金)
です。
朝ドラ『風、薫る』第17週(81話)あらすじ

髪飾りの柄
ふと目にした、文の手元にある髪飾り。
それは、直美がこれまでずっと大切に握りしめてきた、自分自身のお守りとまったく同じ柄だったのです。
「まさか、文さんが私の……?」
胸を突いたのは、文が実の母親なのではないかという、疑念でした。
激しく揺れ動き始める直美の心。
文は家族がいないと断言し、故郷が「海の見えるところ」だと話します。
卯三郎の知る文
真実を確かめずにはいられない直美は、卯三郎のもとへ文の過去を尋ねに向かいます。明治元年、詐欺に遭いそうになったのが出会いだと話す卯三郎。

私が知る文さんは賢い働き者ですかね
卯三郎は、文が今を目一杯生きていると直美に伝えます。
寛太への依頼
直美は団子屋で寛太にも調査を頼み込みます。

神社で売っているのは、中のお札だけだよね。

この袋は母親の手製だろうな

その人明治元年に横浜にいて、港の辺りで詐欺みたいなことをしてたらしい。風邪の時ミルク粥をアメリカ人のおばさんに食べさせてもらったって話してたから、しばらくは住んでたはず。
日本橋の瑞穂屋って店で働いてる柳川文って人なんだけど。
文の答え

私の母親ですか?
「錦栄楼」にいた夕凪。
故郷は伊豆。違いますか?
率直に問う直美。
目をそらす文。

そんな風に見えます?
私、名前もつけずに赤ん坊を捨てるような女に見えるってことですよね?そんなひどいこと…。

すみません、私…そんなわけないですよね?

違います。
朝ドラ『風、薫る』第17週(82話)あらすじ
寛太の報せ
美津が文を見舞い、梅干しと三つ葉のお吸い物を作っているころ、団子屋では、寛太から報告を受ける直美。

熱海の神社で直美さんが無事生まれるよう安産祈願した後で、夕凪は横浜に男と引っ越したらしい。
ミルク粥を作るアメリカ人のおばさんの話をしたら、覚えてる人がちらほら。その人、外国人居留地で有名な世話焼きおばさんで、女郎上がりの妊婦の面倒を見てたって。ちょうど直美さんが生まれる頃の話だ。
その夕凪が柳川文。
あんたの母親で間違いないだろう。
その後も直美は文を問い詰めることなく看病を続けました。
その手を取って脈の測り方を教えながら

生きてる証ですね。
と励まします。
直美の本音と吉井の言葉
そんなある日、直美のもとへ吉江がやってきます。
吉江も、寛太からすべてを聞かされたようでした。
文が名乗り出ない限り看護婦と患者という立場に甘んじるつもりだと話す直美に

ほんとにそれでいいんですか?
と吉江。すると直美は、本当は許したわけじゃない、恨み言を言いたかった、

謝って抱きしめてほしかった。
おっかさんって呼んでみたかった。
とぽろぽろ涙をこぼします。

さっきぼーっと寝坊してきた直美さんを見て、安心しました。
この家にすっかり受け入れられているのだと。
直美さんは頑張って看護婦になって、友を見つけて、家族になって、今の直美さんが自分で幸せになったんですよ。
もっともっと、いくらでも幸せになってほしい。
吉井の言葉が優しく直美を包み込みます。
朝ドラ『風、薫る』第17週(83話)あらすじ
文のことをもっと知りたいと考えはじめた直美。
りんは直美からの手紙で事情を知りました。
診察を受ける文
一方、募る不安の中で、直美は文の体調の異変に気づきます。
居ても立ってもいられなくなった直美は、医師の藤田に往診を頼み、文の診察をしてもらいました。
ひどい胃炎だとして文に入院を勧める藤田ですが、直美と2人になると、文は胃癌で、全身に転移しており、手術が難しい状態だと説明しました。

医者は、治療法がない人にできることはほとんどない。
痛み止めの薬を与えるくらい。
でも治らない患者にも、病院に来られない患者にも、日々看護は必要だから。
頑張って。
僕の祖母も長煩いをして家で寝込んでいたから。
環の手紙
その裏で、りんのもとへ一通の手紙が届こうとしていました。
元気をなくし、一人で思い悩む直美の姿を、環は見ていたのです。
環は、遠く新潟の地にいる母・りんへと、手紙を書き綴ります。
りん、帰京
手紙を読んだりんは、すぐさま新潟から駆けつけました。
看護婦としてではなく、文の子どもとして直美のしたいようにすればいいと、
優しく、しかし力強く直美の背中をそっと押すのでした。
朝ドラ『風、薫る』第17週(84話)あらすじ
告知
ついに意を決した直美は、文に

今日は看護婦としてではなく大家直美としてきました。
静かに病状を告げ、震える声で尋ねます。

何か、望みはありませんか?
文、直美、りん、環と双六を楽しみ、「ぶどう酒」を飲みたいと話す文。
文の事情
文についての報告を寛太から聞く直美。

直美さんの母親は、一緒に逃げていた男と一緒に船に乗って、外国へ行くつもりだったらしい。
だが男の方は身重の女を置いて1人船に乗ってドロン。
女郎屋から逃げた身重の体で働くこともできず、自分一人生きていくこともままならねえ。
せめて子供だけはって教会に置いていった。
文の願い
卯三郎は文のチョコレートを持参し見舞いにやってきました。

よく…がんばってきましたね
卯三郎が文を褒めたのは三度目。
文はあることを卯三郎に頼みました。
並んで眠る文と直美。
目覚めた文は、直美のお守りを手に取り言いました。

直美さん、一つだけしたいことがあります。
朝ドラ『風、薫る』第17週(85話)あらすじ
浦崎八幡神社
文の願いを叶えるため、直美は力強く一歩を踏み出します。
寛太の支えを借り、万感の思いを胸に二人が向かった先は――目の前に海が広がる、厳かな神社でした。

ここに来た頃が一番幸せだった
と手を合わせる文はさらに

これまでずいぶん努力なさったんですね。
横浜の教会に捨てられていた子が、こんなに立派な看護婦さんになって。
私のような者とはまるで違う。
あなたならきっと大丈大丈夫。
と直美に話し、最期の時間を過ごします。
美津と直美
文が亡くなりました。
環の寝顔を見る直美。
美津は自分は直美の2人目の母だと話し、続けます。

一人目の母上様はもっとだったと思いますよ。
寝顔を見て、大きくなった姿を見て。
それはもう何もいらないほどに。
よくやりました。よく頑張りました。
泣き崩れる直美を抱きしめる美津。
文の遺産
文は直美のために、瑞穂屋で働いたお金を遺していました。
受け取ろうとしない直美に卯三郎は言いました。

柳川文という名は、この店へ来た時、彼女が自分でつけたものです。
自分で名をつけると愛着が湧くと、娘に名をつけなかったのは、拾った人に愛され、育ててもらいたかったからでは?
直美さん、あの狭い部屋で2人きり、あなたの名を呼び過ごした時間は、文さんにとってこれ以上ない人生のご褒美だったかと。
堂々と受け取ってください、親が遺した遺産ですから。
直美は、亡き母の愛に見守られながら、次なる一歩を踏み出すのでした。

