2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』
第35話「秀長誕生」
あらすじ
をご紹介しています。
お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『豊臣兄弟!』第35話 あらすじ

小牧・長久手の戦い
徳川家康(松下洸平)という強力な後ろ盾を得た織田信雄(山脇辰哉)が、ついに挙兵しました。
羽柴軍には、姉とも(宮澤エマ)の子・万丸こと三好信吉(山田涼介)も加わります。
三河中入り
小牧山城に籠城して隙を見せない徳川軍。
それに対し、池田恒興(堀井新太)が大きな賭けに出ます。

わしが攻めるは岡崎じゃ。
徳川がいつまでも小牧山にこもって動かぬなら、その隙に三河を攻めとってしまえば良いのじゃ。
手薄になった家康の本拠地・岡崎を攻め、敵を城から引きずり出す決死の奇襲策を提案したのです。
この作戦の大将を申し出たのは、秀吉の甥・三好信吉。
天正12年4月6日三好信吉を大将とした羽島軍は進軍を開始しました。
大敗
しかし、家康の鋭い洞察力はその裏を完全に見抜いていました。
どこからともなく現れた榊原康政率いる徳川軍。
背後から容赦なく襲いかかる徳川軍の猛攻に、羽柴軍は大混乱に陥り、壊滅的な大敗を喫してしまいます。
池田恒興・元助親子は井伊直政の手に落ちました。

次からはもっと早く引き際を見極めよ!
報せが届かなかったのは自分のせいではないと、他責思考の三好信吉に対し、徳川が上回ったと説く小一郎。
起死回生の一手
共に広大な支配地と同盟国を持つ羽柴方と織田・徳川方の戦いは小牧・長久手だけにとどまらず、戦火は各地へと広がっていきました。
不満が募る民衆から石を投げられ、怪我を負い、織田家に刃を向ける逆臣として懸賞金が出ていることを知り、撹乱して倒れる秀吉。
戦況が泥沼化し、緊迫した空気が漂うなか、尾張の蟹江城を巡り、小牧・長久手の戦いで織田・徳川方に敗北した滝川一益は、隠居を考えています。

これ以上、戦を長引かせるわけにはいかぬ。
決戦をする決意を固める秀吉。
そんな折、小一郎が耳にしたのは、丹羽長秀(池田鉄洋)の思いがけない一言でした。
それは、信雄から調略されているという事実。
その言葉に息をのんだ小一郎は、この絶望的な停滞を破る、起死回生の一手を見出しました。
徳川家康ではなく、織田信雄と和睦する。
それは勝ちに等しい和睦です。
織田信雄との和睦
さっそく交渉を始める秀吉と小一郎。

皆が欲しているのはわしではなく、織田の名を掲げることで得られる大義じゃ。
ついてないのう!
織田家になど生まれなければ…まあでも父上よりはましか。
寺の中で焼け死ぬなど、みじめの極みじゃ。
わしは、ああはならぬ。
和睦してやるからありがたく思え。
その言葉に

お前と和睦などせぬ!
小一郎がブチギレました。

すまぬ兄者。
しかしわしは今無性にこやつの首をはねたい気分じゃ。
織田家に生まれなければよかったじゃと?
その織田家を支えるために、織田家の誇りを守るために、どれほどの者が命を懸けたと思うておるんじゃ。
お前からは自ら命を懸ける覚悟が感じ取られぬ!
人の上に立つ器をまるで持ち合わせておらぬ。
織田の名にすがりよって、情けない男よ。
信雄の襟首を掴み

上様の死が惨めな極みじゃと?
その死を死んだ者がどれほどいたと思うとるんじゃ!
お前の父は…お前父は天下一の方じゃ!

お前のような奴とは断じて和睦などせぬ。
徳川の元に帰って一生見下されて生きよ!
その場を後にする小一郎。
倒れた信雄の手を取り、弟の非礼を詫びる秀吉。

ありがとうございまする。
これからも末長くわしのために働いてちょ。
和睦が成立し、8ヶ月に及ぶ戦が終わりました。
家康は、悔しさに空を見つめるしかできません。
秀長誕生
丹羽長秀は、小一郎に言いました。

あやつは信長公を超える武将になるかもしれぬ。
なぜかわかるか?お主がおるからじゃ。
お主の力で秀吉を信長公を超えさせろ。
さらに、自分と同じ「長秀」という小一郎の名がややこしいと、小一郎に「秀長」という名を付けます。
これが、小一郎と丹羽長秀の最後の時でした。
そのポイントは2つ
・家康ではなく「信雄」を狙う
この戦いにおいて、徳川家康はあくまで「織田家の当主である織田信雄を助ける」という大義名分で参戦していました。そのため、どれだけ家康と戦っても決着がつきません。
・大義名分を崩す
信雄を脅し、あるいは懐柔して秀吉側と単独で和睦させてしまえば、家康は「総大将を失う」ことになります。戦う理由=大義名分が消えた家康は、撤退せざるを得なくなります。
小一郎はこの長秀の助言を受け、軍事力で押し切るのではなく、「信雄を戦線から離脱させる外交戦術」へと舵を切ることで、長引く戦を終わらせる糸口を掴むことになります。

