2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』
第37話「秀長の国」
あらすじ
をご紹介しています。
お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『豊臣兄弟!』第37話 あらすじ

領地分配
天下人への階段を駆け上がり、ついに公家の最高峰「関白」の座へと上り詰めた豊臣秀吉。
天正13年閏8月、羽柴秀吉は四国・北国の平定を成し遂げ、息つく間もなく畿内近国の領地分配へと乗り出しました。
その内容は、一見すると織田信長以来の将星たちへの「加増」という恩賞に見えました。
高山右近は摂津高槻から播磨明石へ。
筒井定次は大和から伊賀へ。
そして、秀吉の甥である羽柴秀次には、近江国内43万石という莫大な領地が与えられます。
しかし、この差配の裏には織田家ゆかりの古参の将たちを畿内からことごとく遠ざけ、代わりに羽柴の一門衆や懐刀の家臣たちで足場を固める秀吉の本当の狙いがありました。
蜂須賀正勝
そんななか、長年秀吉を支え続けた宿老・蜂須賀正勝は与えられた阿波一国を息子の家政に譲り、隠居を申し出ます。
その夜、正勝を囲んで宴が繰り広げられました。
ともに修羅場をくぐり抜けてきた仲間たちが集い、酒を酌み交わし、全盛期を迎えた羽柴家の未来を語り合う。笑い声と熱気に包まれた、忘れられない一夜となりました。
この宴ののち、張り詰めていた糸が切れたかのように正勝は病に倒れます。そして、わずか半年後。激動の時代を駆け抜けた名将は、静かにこの世を去っていくのでした。
大和郡山城
秀吉の偉業を支え続けた弟・秀長には、大和一国(現在の奈良県)が与えられました。
大和郡山城へと拠点を移し、新たな国づくりに乗り出した秀長。
しかし、そこは興福寺をはじめとする強大な寺社勢力が絶大な権力を握り、独自の利権を独占する地域でした。
興福寺一乗院の磐覚(ばんかく)が秀長に賄賂を贈ります。

お見受けしたところ、興福寺には手に余るほどの所領がおありのようじゃな。
これではすべての年貢が寺へと流れ、一国の仕置きも立ちゆかなくなりまする。
今後はこの羽柴が大和の全土を治め、興福寺にはしえるべき年貢をお渡しする所存。政や商いにおいても、これよりは我らが一切を取り仕切りますゆえ、興福寺をはじめとする諸寺の方々には安んで仏道に専念していただきたく。

そのようなそのような横暴を御仏がお許しになるとお思いか。

御仏のお心は分かりません。
しかし従っていただけなければ、関白殿下がお許しになりませぬ。
磐覚は大和の真の主が誰か百姓は分かっていると言い捨て、去っていきました。
検地
娘の末を追いかけ城下に赴いた秀長は、庄屋石川清兵衛に米作りのアドバイスをするなか、あまりにも高額な年貢に不当に搾取され、日々あえぐ領民たちの悲惨な実情を知ります。
秀長は、立ち上がります。

検地を行う
不当な支配を正すべく、秀長は厳正な「検地」を行い、適正な年貢へと改めようと決意します。
ですが、長年の支配により「検地を受け入れれば仏罰が下る」と深く信じ込んだ清兵衛は言いました。

寺に逆らった者はみんな罰が当たり、命を落としました。
殿様も…どうか…お気をつけくだされ…
仏罰
そのような折、 新たな国造りのため、検地へと赴いていた小堀政次が、何者かによる襲撃を受けたという報せが飛び込んできたのです。
領民の暮らしを豊かにしようと尽力する羽柴秀長。
しかし、その行く手を阻んだのは、まさかの「守るべき民の抵抗」という、思いもよらない苦難。
ですが、襲撃された小堀政次の傍らには、猛将・藤堂高虎らが警護として控えていました。
高虎らは賊を捕らえ、秀長はその背後にいた首謀者・磐覚と対峙します。
高虎らは、寺の灯籠などを城の石垣の資材として堂々と持ち去り、圧倒的な力と覚悟を見せつけました。
民衆の信頼
張り詰めた空気のなか、秀長は再び力強く「検地」を宣言します。
それは単なる力による支配ではなく、不正を正し、真に百姓たちを豊かにするためのもの。
その真意が伝わり、次第に百姓たちも秀長を味方として信頼し始めていきます。
興福寺との和解
この一連の動向を、じっと見つめる人物がいました。
興福寺一乗院の兼深(けんしん)です。
秀長の揺るぎない覚悟と、民を想う大義を看破した兼深は、ついに大和全域に及ぶ大規模な検地を承認することを決断しました。
これに応え、秀長もまた興福寺へ毎年寄進を行うことに。
対立を乗り越え、ついに大和の新たな秩序がここに築かれました。


