こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第7話「おかしきことこそ」のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
大河ドラマ『光る君へ』第7話 あらすじ
悲しみの宮中で
寵愛を一身に受けた藤原忯子(よしこ・井上咲楽)が身ごもったまま亡くなり、涙に暮れる花山天皇(本郷奏多)。
そんななか、盗賊が宮中で奪った宝物を貧しい者たちに与え姿を消すという事件が起こります。
盗賊の一人の左腕を射抜いた道長は、人を射たのは初めてで動揺しますが
同輩には
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盗賊など狩りで狙うイノシシや鳥以下でございます
と言われ、複雑な気持ちになります。
兼家の裏の顔
陰陽師・安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に花山天皇の子を呪詛するよう申し付けた道長の父・右大臣の藤原兼家(段田安則)は、忯子の命まで奪ったことに憤りますが
晴明は
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自分を侮れば 右大臣様ご一族とて危うくなります
と不気味なことを口にします。
ですが、兼家はこの陰陽師が結局は褒美目当てだと見抜いていました。
その場に居合わせた道長に対し、兼家は盗賊を追い詰めたことを褒めつつ
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人の命を奪うな、人の命を 操り奪うのは卑しき者がすることだ
と晴明にも聞こえよがしに言います。
そんな強気の兼家もその夜、妾・寧子(やすこ・財前直見)のもとでは全く違う顔を見せていました。
悪夢から目覚め
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自分は院(円融天皇)や帝(花山天皇)にも、死んだ女御にも呪われている…!
と怯え、寧子に甘えてすがりついてきます。
「怖いよ〜」と言う兼家。
寧子は「大丈夫大丈夫、道綱道綱」と 兼家を励ましながらも、日が当たらない息子の道綱(上地雄輔)を厚遇するよう言い含めます。
おかしきことこそめでたけれ
道長の矢で左腕が傷ついたのは 直秀(毎熊克哉)。
散楽一座の隠れ家を訪れたまひろは
「右大臣家を模した猿たちが、神のふりをするキツネに翻弄される出し物」
を提案します。
まひろは直秀が以前話していた
「おかしきことこそ めでたけれ」
を形にしたかったのです。
その出し物を見た観衆がゲラゲラ笑っているのを見たまひろは、嬉しくなります。
入内と幸せ
忯子が亡くなって2ヶ月。
花山天皇は 政務に身が入らず、叔父の藤原義懐(よしちか・高橋光臣)に言われるまま 兼家を敬遠し始めました。
まひろの父・為時(岸谷五朗)が取りなそうとするも効果はなく、その後、花山天皇は参議のメンバーに義懐を異例の抜擢し、「亡き忯子に皇后の称号を贈りたい」と言い出すなど公御達 を混乱させてしまいます。
藤原実資(さねすけ・秋山竜次)は妻の桐子にこの有様の愚痴を言い続けて「毎日毎日くどいわよ、くどい !」「聞き飽きたから日記に書きなさいよ」と言われる始末。
これ実資の書いた61巻にも及ぶ日記『小右記』(しょうゆうき / おうき)のきっかけでしょうか。
道長の次兄・道兼(玉置玲央)は、兄・道隆(井浦新 )を差し置いて義懐が参議になったことに腹を立て、自分を労ってくれる兄に感謝し涙を流します。
道長、藤原斉信(ただのぶ・金田哲)、藤原公任(きんとう・町田啓太)、藤原行成 (ゆきなり・渡辺大知)らF4も 義懐の専横に不満を募らせていました。
斉信は 妹・忯子を入内させたことを悔やみ、 道長は先帝に憎まれる姉・詮子を痛ましいと言います。
道長は、
「入内は女子を幸せしないと信じておる」
と確信を持っています。
もどかしい二人
まひろ(吉高由里子)は、道長(柄本佑)から恋の歌を贈られますが、燃やしてしまいます。
返歌を贈らないのは拒絶するという意思表示です。
ですが、ある日、辻で散楽一座、観衆、そして藤原の武者たちが乱闘になりまひろも巻き込まれそうになったところを、 道長に助けられます。
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右大臣一家を笑いものにする出し物を書いたのはわたし。
みんなに笑って欲しかっただけなのに…
という まひろに、道長は
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俺も見たかったな
と答えます。
惹かれ合う二人ですが、結局 まひろは従者・乙丸(おとまる・矢部太郎)と帰っていきました。
東三条殿では為時が兼家に申し出ます。
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帝の様子をお知らせするのが苦しくなりました
帝は私のことを心から信じています
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長い間苦労かけたな
もうよい、これまでといたそう
その話を聞いた藤原宣孝(のぶたか・佐々木蔵之介)とまひろはそれぞれの反応をします。
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右大臣様が一度つかんだものを手放すとは思えぬ
右大臣様側にいないでどうするのか?!
東宮が即位するときに官職にいなくていいのか?
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父上の判断は正しいとわたしは思います。
打毬
斉信らいつもの4人が 気晴らしにと企画した打毬の日。
倫子のサロンの姫たちやききょう(清少納言・ファーストサマーウイカ)も招かれます。
見つめ合うききょうと藤原斉信。
道長から目が離せないまひろと倫子。
突然の雨のなか駆け出していく小麻呂を追いかけるまひろは
偶然、貴族の男たちが女性を値踏みする話を聞いてしまいます。
まひろのことを
「あれは地味でつまらぬな」と公任。
「ああ、あれはないな」
とまひろを侮辱し
「今日見たら土御門殿の姫はもったりしてて好みじゃない」
「ききょうも遊び相手としか見てないけどな」
と話す斉信。
「俺達にとって大事なのは恋とか愛とかじゃないんだ。
良いところの姫の婿に入っておなご(娘)をつくり入内させて次の代へ繋ぐ。
女こそ家柄が大事だ。
そうでなければ意味がない。
そうだろ?道長」
と公任に聞かれた道長は
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ん?
と返すだけ。
「いずれにせよ家柄の良いおなごを嫡妻にして好いたおなごのもとに通えばいい」
そんな貴族の男たちの本音を知り、道長が言い返さなかったことにもショックを受けるまひろは、
道長からの
”ちはやふる 神のいがきも越ゆるべし
恋しき人のみまく欲しさに”
(千早ふる=神の枕詞)
越えてはいけない神社の垣根も越えてしまうほど
恋しいおまえに会いたい
という文を燃やします。
大河ドラマ『光る君へ』第7話|『光る君へ紀行』
第7回の『光る君へ紀行』は、打毬の紹介です。
宮内庁以外に打毬が受け継がれ、行われている場所が2箇所あります。
豊烈神社(ほうれつじんじゃ)~山形県山形市~
JR「山形」下車、徒歩10分
長者山新羅神社(ちょうじゃさんしんらじんじゃ)~青森県八戸市~
境内で行われる「加賀美流騎馬打毬」は八戸の夏の風物詩の一つです
八戸の騎馬打毬には、日本在来種の馬たちが出場しています。
かつて名馬の産地として名をはせたこの地域では、騎馬打毬の伝統を残すために今も日本在来種の馬が飼育されているのです。
宮中で花開いた文化が京都から離れた東北の地で大切に守られています。
JR「本八戸」下車、徒歩25分