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「源氏物語」十八帖:松風(まつかぜ)あらすじ

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大河ドラマ『光る君へ』のなかで、ついにまひろが源氏物語をしたため始めます。

こちらでは、まひろの描いた「源氏物語」の内容・あらすじを一帖ずつご紹介します。

 

桐壷きりつぼ 帚木ははきぎ 空蝉うつせみ 夕顔ゆうがお 若紫わかむらさき 末摘花すえつむはな
紅葉賀もみじのが 花宴はなのえん あおい 10賢木さかき 11花散里はなちるさと 12須磨すま
13明石あかし 14澪標みおつくし 15蓬生よもぎう 16関屋せきや 17絵合えあわせ 18松風まつかぜ
19薄雲うすぐも 20朝顔あさがお 21少女おとめ 22玉鬘たまかずら 23初音はつね 24胡蝶こちょう
25ほたる 26常夏とこなつ 27篝火かがりび 28野分のわけ 29行幸みゆき 30藤袴ふじばかま
31真木柱まきばしら 32梅枝うめがえ 33藤裏葉ふじのうらば 34若菜上わかなじょう 35若菜下わかなげ 36柏木かしわぎ
37横笛よこぶえ 38鈴虫すずむし 39夕霧ゆうぎり 40御法みのり 41まぼろし 42匂宮におうみや
43紅梅こうばい 44竹河たけかわ 45橋姫はしひめ 46椎本しいがもと 47総角あげまき 48早蕨さわらび
49宿木やどりぎ 50東屋あずまや 51浮舟うきふね 52蜻蛉かげろう 53手習てならい 54夢浮橋ゆめのうきはし

『光る君へ』を深く理解するためのご参考に、また、「源氏物語」の古文を読まれる際にもお役立ていただけましたら幸いです。

では十八帖:松風(まつかぜ)のあらすじ紹介です。

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「源氏物語」十八帖:松風(まつかぜ)あらすじ

光源氏31歳の秋。

かねてより造営していた二条東院が完成し、源氏は西の対に花散里を移らせました。

源氏は東の対に明石の御方を迎えるつもりでしたが、
父・明石入道は文で「娘・明石の御方も住みなれたここを離れて、上洛することには不安を抱えています」
と伝えてきます。

そして、大堰川近くの山荘(母方の祖父・中務宮の別荘)を修理して娘をそこへ住まわせることに決めたとのこと。

ちょうど源氏が建てた嵯峨野の御堂も近くにあり、
明石の御方は父の入道を一人明石に残して、姫君や母尼君と一緒に上京します。
ですが源氏はなかなか大堰を訪れることはなく、明石の御方は琴を爪弾き無聊を紛らわせていました。

源氏は紫の上に気を遣いながらも、新しく建てた御堂の様子を見に行くという口実でようやく大堰を来訪します。

明石の御方と3年ぶりの再会を喜びあい、また、初めて見る娘の愛らしさに感嘆しました。
姫を将来の后にと考える源氏は、その出自の低さを補うためにも、一日も早く姫君を都へ迎えたいと考えます。

源氏から姫君を養女として育ててほしいと相談された紫の上。
もともと子ども好きなこともあり、快く承諾します。

ただ、姫君と引き離される明石の御方の心を思いやり悩む源氏でした。

 

十七帖 絵合

十九帖 薄雲

 

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