朝ドラ『ブラッサム』
第3週(11話、12話、13話、14話、15話)
あらすじ
をご紹介いたします。
予習をして『ブラッサム』をもっと深く楽しみたい方
『ブラッサム』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
朝ドラ『ブラッサム』第3週(11〜15話)放送日

朝ドラ『ブラッサム』第3週(11〜15話)放送日は
2026年10月12日(月)〜2026年10月16日(金)
です。
朝ドラ『ブラッサム』第3週(11〜15話)あらすじネタバレ

1914年(大正3年)4月。
高等女学校を卒業した17歳の珠は岩国第三尋常小学校の代用教員として教壇に立つことになりました。
言い渡されたのは2年2組の担任。
この学校では、勉強ができる子どもたちが1組、苦手な子どもたちが2組と振り分けられており、1組の担任はあからさまに2組の生徒たちを見くびっていました。
子どもたちも「どうせ2組じゃもん」と自嘲気味につぶやいています。珠は、優しく語りかけました。

どうせなんて自分でゆうちゃんいけん。
お勉強が苦手ならゆっくりやりゃあええ。
でんでん虫もゆっくり進むじゃろ?一緒じゃあ
珠の温かい指導のもと、勉強が苦手だった次郎も簡単な計算ができるようになり、子どもたちは次第に珠を深く慕うようになっていきます。
初めての給料日、珠は手に入れた給料袋をそのまま愛するリョウへと差し出しました。
珠が教科書の漢字にふりがなを打ってやり、少しずつやる気を見せていた次郎でしたが、7月に入るとパタリと学校へ来なくなってしまいます。
心配した珠は家庭訪問を申し出ますが、学校側からは放っておくようにと突き放されてしまいました。
一学期が終わると、親友の忍が珠を訪ねてきます。
同級生たちが次々と嫁いでいくなか、忍は縁談を拒否し、婦人記者になるため上京する決意を固めていました。

逃げるんとは違う。『挑む』んじゃ
――その力強い言葉とともに、忍は珠に「小説を書き続けるように」と言い残して去っていきます。
忍の言葉を噛み締めながら、珠はふと考えました。
少しでも立派な教師に見えるよう、化粧をしてみてはどうか。
リョウに手伝ってもらいながら初めて唇に紅を施すと、鏡の中にはまるで別人のような自分が佇んでいました。
新任教師・島村辰彦
新学期、珠が化粧をして登校すると、案の定、教頭から「浮かれている」と厳しく非難されてしまいます。
そこへ、新しく赴任してきた一人の青年教師がやってきました。

初めまして。島村辰彦と申します。広島の高等師範学校を出まして3年ほど向こうで教えちょったんですが、この夏、山口に戻ってきました。
教頭がなおも珠の化粧を責め立てていると、島村は

広島じゃあ当たり前でしたよ、お化粧
と、さりげなく珠をかばってくれたのです。
珠の初恋
そんななか、久しぶりに次郎が登校してきました。
腰を痛めた父親の代わりに、ずっと畑仕事をしていたのだと言います。
国語の授業中、次郎は教科書をすらすらと読んでみせ、教室中を驚かせました。
「先生がふりがなを打ってくれたので、毎晩練習した」と明かす次郎。
その話を聞いた島村は、かつて自分も劣等生だったのだと珠に打ち明け、次郎の気持ちが分かると微笑みます。
その優しさに触れ、珠の心は次第に島村へと惹かれていきました。
好きバレ
溢れる恋心を日記のように書き留め、教科書に挟んでいた珠でしたが、ひょんなことから、その文章が島村の目に留まってしまいます。
慌てふためく珠に対し、島村も答えます。

なんか胸に来るもんがありました。
2人の距離
ある日、発熱で島村が学校を休んだと知り、一人暮らしの島村を心配した珠は、たまらず家を訪ねます。
部屋を綺麗に片付け、台所で温かい雑炊を作る珠。
子どもたちの成績も上がり、島村との距離も日に日に縮まっていく日々に、珠はこれまでにない充実感を覚えていました。
一夜をともに
ある休日、珠は調理道具を抱えて再び島村の家へ向かいます。
食事の後、時が経つのも忘れて話し込んでいた珠は、引き止められ、とうとう島村と一夜を明かしてしまうのでした。
しかし翌朝、早朝に島村の家から出てくる珠の姿を、見つめる近所の農婦がいました。
豹変する島村
数週間後、授業を終えた珠が職員室に戻ると、張り詰めた空気が漂っています。
島村は、珠と目を合わせようともしません。
若い女教師が男の家に夜な夜な通っているという噂が、すでに町中に広がっていたのです。
校長室に呼び出された珠は、「今後のことは追って伝える」とだけ言い渡され、そのまま家に帰されてしまいました。
珠、職を解かれる
それからひと月が経ち、2学期の終業式の日。
処分を待ちわびていた珠が学校へ向かうと、そこには残酷な現実が待っていました。
2組の教室では、すでに別の教師が教壇に立っていたのです。
駆け寄ってくる子どもたちの声を背に、珠は教頭の手によって学校から追い出されます。珠は、クビになっていたのです。
しかしその一方で、島村は何の咎めも受けず、変わらず担任を続けていました。
その晩、絶望の淵に立たされた珠は、リョウの傍らでぽつりとつぶやきます。

どこで間違えたんじゃろ。うち、人を好きになっただけじゃ
絶縁状
どうしても諦めきれない珠は、島村に「もう一度だけ会って話がしたい」と想いを手紙に綴りました。
しかし、島村から返ってきたのは、
「これ以上あなたに言うことはありません。この手紙が私たちの最後です」
という、拒絶の文面でした。
包丁と失恋
たまらなくなった珠は、島村のもとへ会いに行きます。

先生、本当のことを言うてください。

あれが本当の気持ちです。
悪い評判が立てば自分の教師生命は終わる――保身に走る島村は珠を激しく拒み、かつて珠が持ち込んだ調理道具を乱暴に押し付け、「帰れ!」と叫びました。
衝撃のあまり地面に転がり落ちた道具を、珠は呆然と拾い集めます。
しかし立ち尽くす珠の手には、いつの間にか一本の包丁が握られていました。
その光景を見た島村は、恐怖に顔を歪めながら叫びます。

何をする気じゃ、正気じゃないわ!
激しく燃え上がった珠の初恋は、あまりにも無残に、そして切なく幕を閉じるのでした。
朝ドラ『ブラッサム』第3週(11〜15話)あらすじと史実
恋文事件
宇野千代さんは、代用教員時代、一人暮らしの佐伯正夫さんの家に手づくりのお惣菜(切り昆布の煮物)や手縫いの座布団を持って訪ねます。
座布団を持っていく前の授業中
「今夜お宅へ好いものを持ってお伺いします。それは好いものです」
と手紙を書き、生徒に届けさせるという、当時としては(現代でも)考えられない行動に出たことなどで、噂は生徒たちにも広がっていきます。
後年開かれた同窓会で、当時の教え子が「私は先生の郵便屋でした」と発言するほど誰もが知る、有名な出来事でした。
絶縁状
宇野千代さんが佐伯正夫さんから絶縁状を受け取ったのは、佐伯正夫さんを噂から守るために逃げた京城でのことでした。
「私もまた、罰をうけたのです」
というその手紙は、佐伯さん自身も左遷となったこと、絶対に手紙を出さないでほしいという保身の内容でした。
その手紙を受け取った宇野千代さんは、佐伯正夫さんに会うため帰国し、引っ越し先を突き止めました。

