朝ドラ『ブラッサム』
第2週(6話、7話、8話、9話、10話)
あらすじ
をご紹介いたします。
予習をして『ブラッサム』をもっと深く楽しみたい方
『ブラッサム』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
朝ドラ『ブラッサム』第2週(6〜10話)放送日

朝ドラ『ブラッサム』第2週(6〜10話)放送日は
2026年10月5日(月)〜2026年10月9日(金)
です。
朝ドラ『ブラッサム』第2週(6〜10話)あらすじネタバレ

同人誌「黎明」
16歳の珠が通うのは、良妻賢母の育成に力を注いでおり、卒業生の大半が良家の妻として家庭に入る山口第二高等女学校。
ですが、珠と仲の良い同級生、森岡稲子、橋本タエ、角田忍は違います。
文芸誌「青鞜」を愛読し、「原始、女性は太陽であった」という平塚らいてうの言葉に心を揺さぶられた文学少女は、忍の発案で同人誌を作ることを決意したのです。
珠は継母リョウをモチーフにした「やさしいアンナ」という小説を執筆し、
4人の熱い想いが詰まった同人誌『黎明』が完成します。
清治と清重
その日、珠が帰宅すると、家の中には不穏な空気が満ちていました。
本家の使いが「これ以上金は出せない」と清治に告げています。もともと生活費の援助は先代の17回忌までという約束であり、その期限が来月に迫っていたのでした。
清治は馬を走らせ葉野の本家に向かいますが、清重から「この極潰しが」と容赦ない言葉を突き返されるだけでした。
警察に捕まる清治
さらに追い打ちをかけるような事件が起こります。
ある日、女学校から帰宅すると、リョウが慌てて身支度をしていました。清治が料理屋で大暴れし、警察に捕まったというのです。
珠は一人で警察に赴き、頭を下げて清治を連れ戻します。
まったく悪びれる様子もない清治を珠が「本家で何かあったんですか」と強い眼差しで睨むと、清治は

度胸もあるし頭もええ。わしに似ちょる。
と笑います。
「黎明」廃刊
「黎明」は、同級生の間で評判になっていました。手応えを感じた珠たちが2冊目をと盛りあがる矢先、突然、校長室に呼び出されます。
「黎明」に書かれた内容は良妻賢母の教育方針から外れていると咎められ、「黎明」は廃刊となりました。
珠の縁談
重い足取りで帰宅した珠を待っていたのは、実母ゆりの妹である木村照子でした。
長男・亨一との縁談を持ち込んできたのです。
清治が勝手に決めてしまった縁談を、珠が断ることなどできるはずもありません。
祝言
嫁入りの日の朝、珠はリョウをモデルに小説を書いたと、そっと打ち明けました。
祝言は木村家で厳かに執り行われましたが、夫となった亨一は終始憮然とした態度で、珠に視線すら向けようとしません。
そればかりか、その夜から亨一は毎晩外出し、朝まで戻ってきませんでした。
所在なく縁側に佇む珠に、亨一の弟・保が真実を告げます。
亨一には、色街に長く深く贔屓にしている女がおり、今回の結婚はその放蕩を憂いた照子たちが仕組んだものだったのです。
出戻る珠
呆然自失のまま部屋に戻った珠は、一度は布団に入ったものの、じっとしてはいられませんでした。
がばりと起き上がり着替えると、木村家から無我夢中で走り逃げ出したのです。
恐る恐る実家の清治の部屋に入り、怒鳴り声を覚悟して頭を下げた珠。
ですが、清治はただ「わかった」とだけ静かに応えるだけでした。
清治の病
ある日、珠と話している最中に、清治が激しく咳き込み、胸を押さえて苦しみ始めました。
慌てて医者に往診してもらうと、清治はかなり前から自身の重い病を隠し続けていたことが判明します。
年の瀬も押し迫る頃には、病状はいよいよ深刻なものになっていきました。
包丁事件
その日、珠が枕元で清治のためにリンゴを向いていると、突然、錯乱した清治が包丁を奪い取りました。
死期を悟った清治の目には、自分自身の幻影が近づいてくる恐ろしい光景が見えていたのです。
粉雪が舞うなか、清治は包丁を振り回しながら家を飛び出し、商店街に狂奔します。

まだじゃ。まだ逝ってたまるか。
店頭の商品を次々と壊して暴れ回る清治。その凄惨な姿をじっと見つめていた珠は、意を決して、狂気あふれる清治の前に毅然と立ちはだかりました。
その瞬間、清治は包丁を手放し珠を抱きしめ、つぶやきました。

死にとうない…
それから間もなく、清治はこの世を去りました。
父の死
葬儀も済んだある日、珠とリョウは清治の部屋で、静かに故人を偲んでいました。

なんでじゃろ、お父様が死んだというのに心がせいせいしよる。
ひどい娘じゃ。
ぽつりと漏らした珠の言葉に、リョウは優しく寄り添います。

それでええんよ。それでええ。
その温かい一言に、珠の目から、ようやく大粒の涙が流れ落ちました。
書きたい気持ち
年が明けました。
珠が弟妹たちに物語を書き読み聞かせをしているところへ、梅が羽子板を持って遊びに来ました。
梅は近く嫁入りが決まったことを、明るく、けれどどこか切なそうに打ち明け、珠にこれからどうするのかと尋ねます。
珠は、まっすぐ前を見据えて答えました。

うちね好きなことをすることにしたんよ。
忍、タエ、稲子のもとへと向かった珠は、学校にバレないように「黎明」を再開しようと提案します。

なんでじゃろう書きたい気持ちが溢れてどうしようもないんよ。
珠の瞳には、もう迷いはありませんでした。
それぞれが自分の好きな一番の格好をして集まった4人は、写真館のカメラの前で、未来を見つめる晴れやかな集合写真を残すのでした。
朝ドラ『ブラッサム』第2週(6〜10話)|あらすじと史実との比較
父の錯乱
58歳でその生涯を閉じた宇野千代の父・俊次さんですが、その死は強烈なインパクトをもって千代さんの脳裏に焼き付きました。
誰もそばにいなかったほんのちょっとの隙に、父は台所にあった出刃庖丁を手に持って、往還さきににじり出たのであった。「寄るな、寄って怪我するな、寄るとどいつもぶった切るぞう」と言って、庖丁を振り廻した。あの病みほうけた父に、どうしてこれほど力があったのか。ぎらぎらした日をうけて、庖丁が光った。見ると、雪の上に、父の裾から汚物が流れているではないか。
(引用『生きて行く私』宇野千代)
この死の直前の狂気は「真っ当にやり直したい」という父の絶叫だったのではないかと宇野千代さんは自伝的小説『生きて行く私』の中で言及しておられます。

